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<title><![CDATA[「事象の地平線」過去ログ倉庫]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ww-gl/</link>
<description><![CDATA[過去ログなので閲覧のみです。コメントとトラックバックの投稿はできません。徐々に整理して、Geeklogに移す予定です。]]></description>
<language>ja-jp</language>
<lastBuildDate>Fri, 22 May 2009 21:49:28 +0900</lastBuildDate>
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<copyright>Copyright (c) 2009 「事象の地平線」過去ログ倉庫</copyright>

<item>
<title><![CDATA[こんな疑似科学は嫌だ]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9929</link>
<description>
<![CDATA[ 
　幻影随想さんのところの「<a href="http://blackshadow.seesaa.net/article/97860456.html" target="_blank">ホッテントリメーカーによる疑似科学ネタタイトル候補100選</a>」より。<br />
　類似（？）の内容が、既に、mixiのコミュにあったかと。確か、こんな超常現象はイヤだ、といったものだった。<br />
<br />
　kikulogあたりを見ながらちょっとだけ考えてみた。<br />
<br />
○テルミンを波動測定器と言い張る<br />
○波動測定器の数値表示として、大まじめに疑似乱数が実装されている<br />
○血液型性格診断で、現在医学の方でわかっている血液型全てをとりいれて組み合わせ爆発<br />
○常温核融合は新体系物理学（量子力学を否定してるヤツね）で説明できる<br />
<br />
　とか？<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9929#comments</comments>
<pubDate>Wed, 04 Jun 2008 23:42:10 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9929</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[実は水伝はニセ科学以外の部分が多いのではないか]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9600</link>
<description>
<![CDATA[ 
　「<a href="http://shibuken.seesaa.net/article/95943014.html" target="_blank">本当に「なぜいつまでも水伝？」なんです</a>」を読んで。<br />
　水伝（とりあえず代表としてこれを選んでみる）は、ニセ科学として批判しなければならない部分はごく一部でしかなくて、それよりもニセ科学を利用して人の間の意思疎通を阻害するという効果が甚だ大きいことが問題だという部分が、他のニセ科学とは異なっている。だから、ニセ科学の代表例として水伝を選ぶのはあまり適切ではないかもしれない。<br />
　他のニセ科学の例としては、「アガリクスでガンが治る」「○○水でアトピーが治る」といった悪徳商法系のものや、古くからある「相対性理論は間違っている」（←こう主張する人の理解力が足りないだけ）といったものがある。これらのニセ科学が効果を及ぼす射程範囲は、自然現象に限られる。ガンやアトピーが治るという現象は、人の体に起きるだけで、自然現象の一つに過ぎない。相対性理論が間違っているといって別の理論を主張しても、その中身はやっぱり自然現象を記述するという範囲に留まっている。自然現象のみを射程とするニセ科学は、信じている人を説得するのは困難かもしれないが、別のものを提案するという形での対話であれば可能である。「アガリクスよりももっと効く××を試してはどうか」という話は、それが間違っているか正しいかは別として、相手の土俵での対話のために出すことは可能である。<br />
　しかし、水からの伝言をいい話だと思う人というのは、「アガリクスでガンが治る」を信じる人とは根本的に違っている。水結晶が言葉に影響されるとか、それが実験操作により顕微鏡写真で見える、といったあたりについては、科学を装うが科学ではないので明白にニセ科学である。問題は、「水に言葉の使い方（や音楽の良さなど）を教えてもらってそれで良しとする」態度の方にある。<br />
　もし、水からの伝言をいい話だと思う人が、「面倒な人付き合いなんかもううんざりだ。人に対して何を言うかを決めるのに、いちいち相手のことなんかかまっていられないし気にするつもりもない。水が教えてくれるなら楽だし面倒もないから、私はこれからあなたたちに対して発する言葉にについては全部水に訊くことにする」と主張し、各自が自分の手持ちの水に向かってひたすら語り続け、自分以外の他人の方は一切頓着しないという、コミュニケーション不在の荒野をひたすら作り続けるというのであれば、事の善し悪しはともかく筋は通っている。<br />
　ところが、水伝をいい話だと思う人達に限って、「他人にどういう言葉を使うか私は気にしているのだ」と思い込んでいる。これは凄まじい自己欺瞞である。その上、この欺瞞性についてその本人はまるで無頓着であるという特徴がある。他人の方を全く見ないで水に向かってせっせと話しかけておいて、「私はあなたとお話ししていますよ」と主張するような人とは、普通に考えればコミュニケーションは不可能である。「いや、あなたが話しかけてるそれ、人じゃなくてただの水だし」としか言いようがない。<br />
　ニセ科学の中でも、効果の射程が自然現象に留まる種類のものは、人のコミュニケーションそのものまで破壊はしない。効果の射程が「他人を正面から見ない」ものである場合は、人と人との関わりそのものを破壊することになる。<br />
<br />
　このような見方をするならば、「アガリクスでガンが治る」「○○水でアトピーが治る」という主張と、「ありがとうと叫べば琵琶湖がきれいになる」という主張は、規模が違うだけで同種のものであるといえる。いずれも間違っているしそもそも科学ではないし、まともな医学の手柄を横取りするとか、計画を立てて湖の浄化に努力した住民の手柄を横取りするといった弊害はあるが、言及の範囲は自然現象に限られているからである。<br />
　「道徳のあり方を水に決めてもらう」と「血液型性格診断（A型の人はこんな性格、と分類しようとする）」は、他人をきちんと見ないようにし向けるという点で、同種のものになる。ニセ科学を手段として使い、その結論が他人と正面から向き合うことを避けるものになっている言説は、むしろカルトが使用する言説に近い。人間関係に何らかのフィクションや妄想を導入するからである。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9600#comments</comments>
<pubDate>Fri, 16 May 2008 01:39:23 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9600</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[【ご案内】明日のジャパンスケプティクスの講演会]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9144</link>
<description>
<![CDATA[ 
　rika2やらお茶大の掲示板には書きましたが、こちらを主に見ておられる方もいらっしゃると思いますので。<br />
<br />
　明日、ジャパンスケプティクスの総会＆講演会が開催されます。総会は会員のみですが、<span style="color:#FF0000; ">講演会と懇談会は会員でなくても、どなたでも参加できます</span>。<br />
　小内先生のお話は、怪しい健康情報に振り回されないためにも、ぜひ多くの方に聞いていただきたいです。都内ですので、地理的に参加可能な方はそれなりにいらっしゃるかと……。<br />
<br />
=================<br />
２００８年４月２９日１３時〜　科学技術館６階第３会議室<br />
プログラム<br />
１３時〜１３時半　ジャパンスケプティクス総会<br />
１３時半〜１５時　講演「メディアの作り出す健康神話−−ダイエットそしてアンチ<br />
エイジング」<br />
講師　小内亨（おない内科クリニック院長）<br />
１５時〜１７時　パネルディスカッション「インチキ健康情報」<br />
パネリスト　小内亨（おない内科クリニック院長）<br />
平岡厚（杏林大学准教授）<br />
松田卓也（神戸大学名誉教授）<br />
司会 高橋昌一郎（國學院大学教授）<br />
１７時〜１９時懇親会　（会費３０００円、当日受付）<br />
=================<br />
<br />
　私はちょっと風邪気味なので不参加、明日は静養していますorz。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9144#comments</comments>
<pubDate>Mon, 28 Apr 2008 12:55:13 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9144</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[一部ではもはや本質とは関係なくなった「水伝」]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9027</link>
<description>
<![CDATA[ 
　以前に、「水からの伝言」関連のエントリーについて。トラックバックをくださった、「たんぽぽのなみだ〜運営日誌」のたんぽぽさんのところで、<a href="http://taraxacum.seesaa.net/article/93834636.html" target="_blank">まだ水伝の話題が続いている</a>ようだが、どうも、ニセ科学とももとの水伝とも様子が違っている。<a href="http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/4fb1e9846b89e08efee584b28e02aa14" target="_blank">一連のまとめは玄倉川さんのところにある</a>。<br />
　事の発端は、水伝を信じてる人にツッコミを入れたら受け入れられず、ちょこっとだけ揉めたというだけの話なんだけど、それが今に至るまで、初期の頃を除いては、水伝の中身にまったく踏み込まない形で続いている模様。<br />
<br />
　で、ちょこちょこ議論を見ているのだけど、どうも普段とは様子が違う。言葉の使い方からして違う。何が変かというと、言葉を書いている人の意図と書かれた言葉がいろんな所でずれまくってるように見える。ついているコメントを読んでもやっぱりそう思う。<br />
　この様子を見ていたら、What scientists really meanというジョークを思い出した。このキーワードで調べると主に海外のサイトが引っ掛かるが、例えばtypical results are shownとあったら、それは、the best results are shownの意味だといった類の読替リストである。<br />
　ということで、ざっと玄倉川さんのリストなどを見ながら、言葉の読み替え表を作ってみた。これはあくまでも私の主観であり、この読み替え表に従って読めば、人々が議論している真の問題や理由がはっきりすることがあるかもしれないというリストである。特に右寄りとか左寄りといった政治的立場は前提にしていない。政治的立場によって意味が異なるものについてはその都度注意書きを入れた。読替表の内容は、いわゆる政治系blogで見かけることが多く、ここまで内容と字面が乖離していたら一体どうやって意思疎通するのかと心配になってくるが、元々の政治が「善処します」＝「何もしません」、「記憶にございません」＝「都合が悪いので言いたくありません」のような読替を多用する世界であることを考えると、大した問題ではないのかもしれない。<br />
　なお、このような読替表が存在する場合に水の結晶がどうなるかについての報告は存在しない。<br />
<br />
免責条項：この読替表を使って、余計に理解が困難になったり、コーヒーを吹いたりしても、私は一切責任を負いません。<br />
<br />
（書いてある言葉）多用な価値観を尊重すべき<br />
　　（本当の意味）価値観が客観的に間違っている場合でも指摘したりせず尊重すべき<br />
（書いてある言葉）おもいやり<br />
　　（本当の意味）主観的に気に入ったものだけにおもいやり<br />
（書いてある言葉）共感性を重んじる<br />
　　（本当の意味）感じることが大事なので頭は使いません<br />
（書いてある言葉）賛否両論ある<br />
　　（本当の意味）私の意見と異なるお前の意見には大した意味はない<br />
（書いてある言葉）感性を養う<br />
　　（本当の意味）大間違いでも気にしない大雑把な態度を養う<br />
（書いてある言葉）心が大切です<br />
　　（本当の意味）自分の心が大切です<br />
（書いてある言葉）人と人のつながり<br />
　　（本当の意味）主義主張を異にする人は除外されているので安心です<br />
（書いてある言葉）裏切らない人<br />
　　（本当の意味）客観的な正しさよりも仲間を優先する人<br />
（書いてある言葉）ゆるい共闘<br />
　　（本当の意味）相互の批判を遠回しかつ遠慮がちにする共闘<br />
（書いてある言葉）共闘する<br />
　　（本当の意味）自分の判断は一切放棄して誰かの言うことに同調する。馴れ合い。連帯。<br />
（書いてある言葉）左翼<br />
　　（本当の意味）（自称右や自称リベラルから語られる場合）主観的に気に入らない人全て。類義語：極左、左派系<br />
（書いてある言葉）解同<br />
　　（本当の意味）（ある立場から見て）主観的に気に入らない人全て。類義語：日共、連合赤軍<br />
（書いてある言葉）分裂<br />
　　（本当の意味）実は元々ちっとも同じじゃなかったことが見えた<br />
（書いてある言葉）論争を止める<br />
　　（本当の意味）客観的な正しさに到達するのを途中であきらめる<br />
（書いてある言葉）思考の共通性を求める<br />
　　（本当の意味）思考無しに共通性だけを求める<br />
（書いてある言葉）盲目的<br />
　　（本当の意味）（誰かに向かって言う場合）隙を見つけて反論するだけの知恵が自分にはないので、相手が何かすごいものを鵜呑みにしていることにしたい<br />
（書いてある言葉）態度の問題<br />
　　（本当の意味）気分を害した！謝れ！<br />
（書いてある言葉）正義のため<br />
　　（本当の意味）主観的に気に入った何かのため<br />
（書いてある言葉）寛容であれ<br />
　　（本当の意味）有害なものでも感性に合えば目をつぶれ<br />
（書いてある言葉）論争<br />
　　（本当の意味）仲間内の馴れ合い会話<br />
（書いてある言葉）科学的に証明されていない<br />
　　（本当の意味）インチキっぽいものを信じたい<br />
（書いてある言葉）科学が全てではない<br />
　　（本当の意味）私は科学をよく知らないしこの先勉強する気もないし、無知なままでわかることだけ信じたい<br />
（書いてある言葉）どうでもいい<br />
　　（本当の意味）実はすごくこだわっている。類義語：手の届かないところにあるブドウは酸っぱい<br />
（書いてある言葉）水掛け論<br />
　　（本当の意味）証明の放棄<br />
（書いてある言葉）共鳴する<br />
　　（本当の意味）言葉も論理も要りません<br />
（書いてある言葉）水に流す<br />
　　（本当の意味）教訓を学ばない、経験から学ばない<br />
（書いてある言葉）陰口<br />
　　（本当の意味）メールやトラックバックで連絡せず、全世界のどこからでも誰でも見られるblogや２ちゃんねる等に書く<br />
（書いてある言葉）信者<br />
　　（本当の意味）主観的に気に入らない人と同意見の人、あるいは気に入らない主義主張を支持する人全て<br />
（書いてある言葉）論理（理屈）と感情は別<br />
　　（本当の意味）私は理屈は無視し、感情を優先する<br />
（書いてある言葉）物は言いよう<br />
　　（本当の意味）私が気に入るような言い方をしろ<br />
（書いてある言葉）謝罪する<br />
　　（本当の意味）負ける<br />
（書いてある言葉）仲間、味方<br />
　　（本当の意味）気に障ることを言わない人全て<br />
（書いてある言葉）伏せ字にする<br />
　　（本当の意味）検索を避けることで隠れ、万が一見つかった時は「あなたのことではありません」と言い訳する準備をする。<br />
（書いてある言葉）本質<br />
　　（本当の意味）おれがいいたい<br />
（書いてある言葉）世間<br />
　　（本当の意味）おれ、おれの周り<br />
（書いてある言葉）常識<br />
　　（本当の意味）おれの意見<br />
（書いてある言葉）不適切<br />
　　（本当の意味）おれが気に入らない<br />
<br />
<br />
【追記】トラックバックのコメントを見てちょっとだけ追加。<br />
【追記】コメントをいただいて追加。<br />
<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9027#comments</comments>
<pubDate>Sat, 26 Apr 2008 04:15:28 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9027</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[呪術は人には効く]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9025</link>
<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://schutsengel.blog.so-net.ne.jp/2008-04-25" target="_blank">このへん</a>に関係しそうな話。最初に見かけたのは<a href="http://kuronekotei.way-nifty.com/nichijou/" target="_blank">黒猫亭さんのとこ</a>ろだったと思うのだけど、今探したら上手く見つけられない。<br />
　確か、呪術は物には効かないが人には効く、といった話だったかと。次のような内容だと思ったんだけど……。<br />
<br />
　「水からの伝言」を使った道徳の授業で、いい言葉＝きれいな結晶：悪い言葉＝汚い結晶、と結びつけて、人間の身体の多くは水だから、きれいなことばを使いましょう、とやったとする。すると、悪い言葉をぶつけて相手の体の水を悪くする、といういじめが成立する。「水からの伝言」を共有していない人にとっては、単に悪口を言われただけなんだけど、「水からの伝言」を信じている人同士では、体に効果を及ぼすいじめになる。<br />
　言葉と結晶が結びつく部分は、呪術が物に影響するかどうかという話で、呪術は物には影響を及ぼさないし、勿論科学的にも間違い。<br />
　ただ、「水からの伝言」という物語を共有している人の間では、呪術が効果を発揮する。体の水が悪くなったと思うと、おそらくは暗示の効果で本当に体調がわるくなったりすることがある。<br />
<br />
【追記】<br />
場所がわかったので追記。<a href="http://kuronekotei.way-nifty.com/nichijou/2008/01/post_a933.html" target="_blank">黒猫亭さんのエントリーはこちら</a>。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9025#comments</comments>
<pubDate>Sat, 26 Apr 2008 01:44:52 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=9025</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[講演とか]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8956</link>
<description>
<![CDATA[ 
　午前中は、都内で、日本トリムの取締役副社長の須長氏と話をした。以前、九州大白畑教授の活性水素説を宣伝で広めまくった日本トリムだが、須長氏が着任してから、全社的にコンプライアンスの徹底を目指す方向で指導し、もう活性水素の話は宣伝では使っていないということだった。これからは怪しい活水器とは一線を画して売っていきたいということだった。まあ、これまでがアレだったといえばアレなんだが^^;)、この先ニセ科学に走らずに商売してくれるなら良いので、当分見守りたい。<br />
　午後は、毛髪科学技術者協会で講演。水関連の話。この団体は、美容室で使う器具やパーマ液、化粧水等の製造販売をしている業者さんの団体で、科学技術に基づいた商品開発や宣伝をすることを目指している。水関係はいろいろ持ち込まれるらしいので、「水ではなく水溶液であると考え、水以外の物質の組成と存在量の分だけは効果を期待しても良いが、それ以上のことは期待できない」といった基本的な話をした。とにかく、物質に立ち戻ることが基本だと強調し、今やっておられる活動を応援する方向で話をしてきた。<br />
　大学では講義が始まっているので、抜けるのもどうかと思い、講演依頼があったときにかなり悩んだのだけど、仲間の先生に無理を言って抜けさせてもらった。美容業界は、美容師さんが怪しい水にはまったりすることが多いので、まっとうな業者さんを応援しておいた方が良いと考えた。<br />
　まともな商品開発や宣伝をしている業者さんがマーケットシェアをとれるようでないと、消費者だって困ってしまう。懇親会で乾杯の音頭まで頼まれたので、インチキ業者がうまいことを言って商売しているのに遭遇して悔しい思いをすることもあるでしょうが、どうか負けないで、ということを言ってみた。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8956#comments</comments>
<pubDate>Wed, 23 Apr 2008 23:25:31 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8956</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[一言だけ]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8905</link>
<description>
<![CDATA[ 
　専門家の言うことに従うのが「権威主義」だといって、素人の判断の方が正しいという根拠にするのは、ただ単に「<strike>馬鹿</strike>無知のままでいたい」という主張に他ならない。<br />
<br />
※<strike>馬鹿</strike>無知のままでいる自由は誰にでもある。<br />
<br />
<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8905#comments</comments>
<pubDate>Mon, 21 Apr 2008 23:06:20 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8905</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[フジテレビが今さら水伝をやっちゃった件]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8893</link>
<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://www.fujitv.co.jp/shin-appare/bn_22.html" target="_blank">あっぱれさんま新教授のオフィシャルサイト</a>より。<blockquote>→水にはうるさいと言う長谷川さん。<br />
→自分の山荘の水も井戸水だそうです。<br />
→水には結晶があって、話しかけることで結晶が変化し、水自体が美味しくなるそうです。<br />
→そこで、日本の名水と呼ばれる水と普通の水道水での結晶の違いと音楽を聴かせる事で結晶が変化するのか実験してみました！<br />
→まずは、名水百選に選ばれている山梨県忍野村の「忍野八海の水」と奈良県天川村の「ごろごろ水」を取りに行ってきました！<br />
→「忍野八海の水」は富士山の雪どけ水が８０年の歳月をかけてろ過された水だそうです。<br />
→「ごろごろ水」は鍾乳洞（しょうにゅうどう）の中を水が流れてごろごろ鳴る事から「ごろごろ水」と名付けられたそうです。<br />
→案内してくれたのは洞川財産区の増谷さん。<br />
→早速、この２つの水と水道水を結晶の専門家の方に実験して頂きました！<br />
→実験をしてくれたのはOFFICE MASARU EMOTOの研究所の江本さん。<br />
→やり方は採取してきた水を器に入れ、マイナス２５℃の冷蔵庫に入れて３時間待つそうです。<br />
→それから、その器を顕微鏡にのせて光を当てると結晶が観察できるそうです。<br />
→「忍野八海の水」「ごろごろ水」のきれいな結晶を見て、一同ビックリ！！<br />
→やはり水道水は他の２つに比べるとやっぱり結晶ができませんでした。<br />
→そこで、水道水に音楽を聴かせてみる事に！<br />
→まずはジョン・レノンの「イマジン」を聴かせてみると、見事にキレイな結晶ができたんです！<br />
→続いて、さんま教授の大ヒット曲「しあわせって何だっけ」を聴かせてみると、半分だけキレイな結晶ができました！<br />
→そして、「忍野八海の水」「ごろごろ水」「しあわせって何だっけを聴かせた水道水」を飲み比べてもらいました。<br />
→「自分は水にうるさい」と言っていた長谷川さんは利き水に挑戦！<br />
→ところが３つとも間違えてしまい、長谷川さん残念！</blockquote>　今さら「水からの伝言」を肯定的に取り上げている点と、水道水が悪いかのような誤解を広める内容であることが問題。江本氏の結晶製作は、江本氏自身が著書で述べている通り、たくさん作ってその水に合うものを江本氏が選ぶ（どれがどの水であるかは当然あらかじめ江本氏は知っている）、というものであるから、「やはり水道水は他の２つに比べるとやっぱり結晶ができませんでした。」は江本氏の恣意的な選別の結果に過ぎず、客観的なものではない。それを事実であるかのように見せたことも問題。そもそも、江本氏を「結晶の専門家」扱いしている時点でダメダメでしょう。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8893#comments</comments>
<pubDate>Mon, 21 Apr 2008 10:22:45 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8893</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[ニセ科学批判の到達範囲]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8858</link>
<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://d.hatena.ne.jp/pollyanna/20080412" target="_blank">2008-04-12 - 理系兼業主婦日記：科学、ニセ科学、グレーゾーンについて</a>について。コメントは残してきたのだが、少しまとめておく。<br />
<blockquote>そもそも人は、信じたいと思ったことを信じるもので、それが一見「科学的に見える」から信じるわけではないでしょう。<br />
科学のような装いの下に、自分の信じたい情緒や信条を見て、それを信じているはずです。<br />
だからこそ、「それは科学ではない」という批判が、ニセ科学に“だまされる”人たちの耳に届かないわけです。</blockquote>　この部分には異論がある。騙される側もさまざまなので、ひとくくりにはできない。「科学であるとわかれば信じるが、そうでなければ信じるつもりはない。ただ、知識の不足により、目の前にある情報が科学なのかどうかが判断できない」という人は一定数存在する。そういう人は、科学について丁寧に説明すれば、騙されずに済むことが多い。また、まだ「信じる」状態に至っていない人に、「それは怪しい」という情報を与えれば、不用意に信じることの歯止めにはなる。<br />
　しかし、信じたいから信じる、という人に言葉を届けるのは至難の業だろう。<br />
　現状のニセ科学批判の表現力が足りないとか不親切であるが故に情報が伝わらないという批判をされるのであれば、それは真摯に受け止めるつもりだが、最大限懇切丁寧にやったとしても、信じたいことを信じる人には、おそらく言葉は届かない。これは、科学だからとかニセ科学だからという話ではない。悪徳商法や霊感商法の被害者をゼロにはできないというのと同じ理由で無理である。<br />
　情緒や信条とも科学とも無関係に、人は容易に説得不能な状態に陥る。例えば、悪質なマルチ商法のメンバーに勧誘され、儲かるという話を信じ込まされてしまうと、説得して止めさせるのはほとんど不可能である。一旦信じ込んでしまった相手を引き戻すには、洗脳を解くのと同程度の困難があるので、友人知人に情報を流して被害の発生を防いだ上で、本人が損をして騙されたと気付くまで待つしかない。<br />
　目下のニセ科学の定義は、科学を装うが科学でないもの、である。「装う」の部分には、故意過失を問わず、自分又は他人を騙すということが含まれている。世の中には「騙す行為」というのはいくらでもあるわけで、そのごく一部分である「科学を騙る」というものについて、ニセ科学と呼んでいるに過ぎない。<br />
　ニセ科学批判をしても、ニセ科学の方を信じたいから信じるという人に対して無力なことは、最初からわかりきっている。科学ではない別の学問分野の成果を使って解決できる種類の問題ならば、ニセ科学の被害者よりも先に悪徳商法や霊感商法の被害者が激減しているはずである。現実には、新手のパターンに騙される被害者が後を絶たない。<br />
　信じたいものを信じる人にまで「ニセ科学を信じるな」を効果的に伝える方法があるとしたら、それはおそらく洗脳の一種になる。手法としてやってはいけないことである。<br />
　<a href="http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1207487014" target="_blank">kikulogで議論されているグレーゾーン問題</a>というのは、今何をどこまでやれば騙したことになるのか、という判定に関わってくる。その判定をするための基準を決めようとしても、そもそも科学の側にまだはっきりしない部分があるから、一般論として線は引けない、という話である。しかし、個別の例を見た場合、相当黒なものがたくさんあって、実際の批判はどう見ても黒なものに対して行われている。<br />
　「科学を装う」の判定の基準として、私は以前、「通常人の基準で見て」といった表現をした。これだって抽象的な基準だから曖昧さは残るが、「ほとんどの専門家が一致した見解を示している」といった約束事に従うのが通常人だということにすれば、一種の社会的制度として、それなりの精度で基準を立てられるだろうと考えている。具体的に想定しているのは、このblogでも既に書いたが、景表法や特商法の優良誤認の判定のガイドラインのようなものである。<br />
<br />
【追記】<br />
　一般的に考えると、ニセ科学に限らず、人を欺すやり方は世の中にいくらでもある。だからこそ、刑法には詐欺罪があるし、民法でも詐欺による意思表示は無効、などと定めている。しかし、何をどこまでやったら詐欺か、という部分については、法律を見たって書いてない。これは、予め一般論として「何が詐欺か」を定義することが不可能だからである。従って、個別の事例ごとに態様を見て、通常人の基準なら信じるよね、という判定をやって詐欺かどうかを決めることになる。当然、判断に困るようなものだって出てくるが、だからといって、グレーゾーン問題がことさらに取り上げられることはない。<br />
　ニセ科学が、科学を騙って人を欺すものである以上、欺しているかどうかの判定は一般の詐欺の判定ど同様に行うことになるので、欺す態様を評価する時にグレーゾーンが出てくることは避けられない。ニセ科学の場合に、特にグレーゾーンについて問題にしている、あるいはする必要があるのは、態様から判断する部分にグレーがあることが良く認識されていないことに加えて、「科学自体が白黒はっきりしたもの」という誤解が世の中に存在するからである。「科学は白黒をはっきりつける」という誤解によって、本来グレーな部分を伴う「欺しているかどうか」の判定の部分まで「ニセ科学の場合にははっきり判定できる」と誤解する人が居るためである。つまり、何故か、ニセ科学の場合に限っては、他の詐欺とは違って、一般論として何をどこまでやれば詐欺かを予め定義できる、という前提にたって議論する人が存在しているのである。<br />

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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Fri, 18 Apr 2008 02:51:08 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[「レッテル貼り」と「水からの伝言」]]></title>
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<description>
<![CDATA[ 
　議論というよりまだ雑感の状態なのだけど。<br />
　主義主張思想の内容を問わず、他人に自らの信じるところを伝えようと思ったら、言葉を尽くす以外に方法はない。<br />
　「水からの伝言」は、ニセ科学（というかむしろオカルト、迷信の類）であると同時に、言葉を蔑ろにする話である。文脈から単語を切り離してその善し悪しを水に判定させるという代物だからである。<br />
　世の中でしばしば行われている「レッテル貼り」では、言葉を使って人にレッテルを貼る。「科学原理主義者」「右翼」「左翼」など、いろんなレッテルが存在するが、全て言葉によるものである。ところが、「水からの伝言」は、水結晶という自然現象を使って言葉に「良い」「悪い」のレッテルを貼るという話である。このような話は、言葉と思考が分かちがたいという認識を持っている人には、受け入れられるものではないはずである。言葉を伴わない思考は無いし、言葉は思考の道具であり武器でもある。<br />
　言葉で相手を記述するつもりならば、レッテルを貼るという方には行かないし、言葉そのものにレッテルを貼ることの無意味さにも同時に気付くのではないだろうか。<br />
<br />
　「水からの伝言」を「いい話」だと思う人と、他人に平気でレッテルを貼る人が、かぶってるんじゃないかと思ったりしたもので、メモ代わりに置いておく。<br />

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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Wed, 16 Apr 2008 20:19:09 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[【ネタ】犯罪防止のために禁止にすべきものリスト]]></title>
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<description>
<![CDATA[ 
　別エントリーとして立てる。<br />
<br />
　インチキ「ゲーム脳」理論レベルの考察で話を進めると、結論がどれほどひどいことになるかを考えてみる。<br />
<br />
【ルール】<br />
・現実の殺人事件等の容疑者が、時間と手間をかけてやっていたことをリストアップし、禁止リストを作る。<br />
・因果関係の立証は必要としない（ゲーム脳の立証レベル及びゲーム脳を信じる人達のリテラシーレベルに準拠することが重要、そういう設定の話なので）<br />
・「○○脳」を自由に定義して構わない。<br />
・関係性の立証らしき理屈付けは「ニセ科学」に基づいて行うものとする。<br />
<br />
【例】<br />
■テレビゲームを禁止（元祖）、ゲーム脳<br />
■ビデオの収集を禁止（さらに元祖、参考：宮崎勤事件）、ビデオ脳<br />
■無職ひきこもりは禁止<br />
■弓道を禁止（金川容疑者のもう一つの特技）、弓道部脳<br />
■ラグビーを禁止すべき（大麻と集団レイプ）、ラグビー脳<br />
■他人を応援する行為の禁止（集団リンチは応援団の仕業だったな……）、応援団脳<br />
■社交的なサークル活動の禁止（スーフリ事件）、サークル脳<br />
■学校内放送の禁止（岡山突き落とし事件）、放送部脳<br />
■アメフト、サッカー禁止（レイプ事件）、アメフト脳とかサッカー脳とか<br />
■高校生の野球の禁止（飲酒喫煙が記事になるとたいてい野球部）、野球部脳<br />
<br />
　項目追加と、ゲーム脳あるいはマスコミのバッシングレベルのお粗末な説明を追加するのも有りかと。<br />
皆様の秀逸なアイデアを募集します。<br />

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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Thu, 27 Mar 2008 00:26:07 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[薬学会シンポジウムとか]]></title>
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<description>
<![CDATA[ 
　薬学会のシンポジウムで、水関連のニセ科学について話をしてきた。<br />
発表直前に、「ニセ科学とは何か」の説明を頼まれたので、急遽スライドを並べ替えた。普通の会場だと、自分のパソコンを持っていって繋いで手元でスライドを変えながら話すのだけど、今回の会場は、パソコンを別の機器につないで、USB経由でマウスやキーボードを動かす方式だった。パソコンを受け付けてもらって繋ぐと、担当の人がマウスを振ると操作していてもポインタが動いてしまう。その状態でスライド追加をやって、余分なものを消したりしたから、１枚目のはずのスライドをうっかり消してしまっていた（オペレータ側でマウスを動かしたりしているチェック処理と私の操作が干渉したっぽい）。その上、Macだからか、演台の別のパソコンにスライドは出ているのに、そのパソコンから切り替えができない。合図して切り替えてもらうことになったが、元々かなり早くしゃべらないと終わらない量だったので、とても最後までたどり着けそうになく、磁気水の話をカットした。そのかわり、対策としてどうするかということを少しだけ入れた。<br />
　なぜ研究者が正しい情報を出さないのか、具体的に何をしているのか、とか、一部の研究者が怪しいモノに手を貸すことをどうにかできないのかといった質問が出た。また、情報を出して大丈夫なのかという質問もあった。<br />
　大学発で懐疑的な情報を出すことのやりにくさというのは、所属組織が訴えられる可能性があるという部分なので、研究者の情報発信について組織を免責する仕組みが必要である、と簡単に答えた。また、学問の自由との関連で、組織が法的責任を負うのは、むしろしてはいけないことだろうとも付け加えた。具体的な対策としては、教育面では、健康情報を評価するフローチャートなどを教えて実際に出回っている健康情報を当てはめて判断する練習をしてもらうといったことを一般向けにやっていると説明した。<br />
　全体が終わってから、共同通信社の人に、訴訟について訊かれたので、大学が訴えられたけど私は弘中絵里弁護士を代理人にして訴訟参加、冨永教授も壇弁護士を代理人にして訴訟参加、で、悪徳商法じゃないかと求釈明が連発され、訴えた原告は３人からあれこれ言われる事態になってます、と答えた。山形の方は削除要求に対する債務不存在確認訴訟で本人がやってる上、勤務先にも不作為を要求し、東京のは２年分の名誉毀損の責任追及だと……。「まあ、手間はかかるが代理人が仕事してくてるのでかなり楽、費用と時間はそれなりにかかりますが……訴訟はまあ普通にやるもんでしょう」と言ったのだけど、どうも向こうは「訴訟でとんでもなく大変なことになっている」というコメントが欲しかったんじゃないかと^^;)。でもなぁ、私の方は、弁護士＆裁判所御用達の訴訟資料専用ファイルってすごく便利、と思ってたりするわけで、気にするところがずれているような。<br />
<br />
　再来年の集中講義の予定が入ってみたり。今度は水の物理化学で測定法込みで、という話で、やっと専門に近いことを話させてもらえることになった。<br />

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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8565#comments</comments>
<pubDate>Wed, 26 Mar 2008 23:54:20 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[むしろ躾（？）の問題というか……]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8461</link>
<description>
<![CDATA[ 
　幻影随想さんのところの「<a href="http://blackshadow.seesaa.net/article/90491867.html" target="_blank">疑似科学と「空気」の研究</a>」より。<blockquote>疑似科学のビリーバーが彼らだけの虚構の世界に暮らしているというのは、疑似科学をウォッチしていると誰しもすぐに気づくことだろう。なぜなら疑似科学ウォッチャーは彼らの虚構を共有していないし、彼らの虚構は大抵現実とはうまく折り合いをつけることができないからだ。しかしビリーバー達は、通常その世界が虚構であることに気が付いていないし、気が付きたくもないと思っている。なぜなら往々にしてその虚構は彼らの心の拠りどころであるからだ。ゆえに彼らは、その虚構を壊そうとするものに対しては、激しい拒絶を示すし、どれだけ事実を突き付けられたところで、決して態度を変えることはない。それを認めてしまえばそれまで自分が安住してきた虚構の世界が崩壊してしまうからだ。そして、それを認めず目を背けさえすれば、とりあえず彼らの虚構は保たれるのである。彼らの虚構はもともと彼らの心の中にしかない、現実に根ざさないものだから。</blockquote>　このことについて、去年の夏頃から、ニセ科学関連の講演の最後にこんなスライドを見せることにしている：<br />
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br />
<u>科学の役割</u><br />
<br />
技術は人に利益をもたらすが、科学の役割の１つは人に真実を認識させることである。たとえ、都合が悪くても……<br />
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br />
　これを見せて、科学技術と一言で呼ぶことが多いが科学と技術は本来別物あることを指摘し、「科学の知識を学んだり、科学の方法論やロジックを学んだりしても、都合の悪いことを受け入れたくないという心でいる限り、科学は身に付かないよ。楽しくないこと、不都合なことでも受け入れる心の強さが、知識の習得以前にまず最初に必要なんだよ」と話をしている。こうなると、心構えの問題というかむしろ躾の問題になってしまうのだけど。こういうことを教えるとしたら、割と早い内に教育の一部として訓練しないといけないだろうということで、主に学校から講演を頼まれたときには、意識してこの内容を出すようにしている。<br />
　人に都合の良いことを意識的に目指すのが技術、人の都合はどうでもよくて身も蓋もない真実をはっきりさせるのが科学ということになる。<br />
<br />
<br />
【余談：別の種類の妄想、以下ヨタ話につき注意】<br />
　ところで、幻影随想さんのところのエントリーで取り上げられた、山本七平氏の『「空気」の研究』だが、もしかしたら、この「空気」を打ち破る一つの方向とは、「ヲタク」に徹し「萌え」を追求することではないかと思ってしまった。エントリーを読んでいて、アニミズムのところでふと連想してしまったのが「<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4757212623/" target="_blank">擬人化たん白書</a>」。blog主の黒影さんがまとめておられるところにいくつか当てはめていくと、「ヲタク」のやり方で進んだ場合は次のようになりそうである。<blockquote>・「空気」や疑似科学の根とは、「モノに何かを見出す心の働き（アニミズム）」である。</blockquote>　は、モノを萌えキャラ化した上で萌えキャラの方に何かを見出す心の働きになるから、ナマのアニミズムを切り離してしまっている。<blockquote>・「空気」とは人々の間の「お約束」によって成り立つ社会的な虚構である。</blockquote>　萌えを共有できるという部分は虚構だが、そもそも萌えキャラ化の段階で虚構であることを明確に意識することになる。<blockquote>・「空気」に引きずられることなく理性を保つためには、空気とは何かを理解し、その特性と影響を把握して、自身と社会を相対化できる必要がある。</blockquote>　自分自身と萌えキャラの区別がつかなくなるヲタクは、普通は居ないんじゃないか。基本的にヲタクは唯物論者である（by山口貴士弁護士）。<br />
　私の想像（というか妄想）がもし合っていれば、ヲタクのこのような性質は山本氏が指摘した「空気」と真っ向から対立するものになりそうで、するとなぜヲタクバッシングが時折起きるかの説明がつくかもしれないなぁ、と思ったり。非ヲタが真実として消費したがっている（が客観的真実ではない）ものが、ヲタクにかかると虚構として消費されてしまう、とも言えそうだし……。<br />
　いや、何でこんなことを連想したのかは自分でもよくわからないのだけど。<br />

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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8461#comments</comments>
<pubDate>Tue, 25 Mar 2008 18:01:56 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[日経サイエンス４月号、の議論の続き]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8181</link>
<description>
<![CDATA[ 
　元エントリーは「<a href="http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=8067" target="_blank">日経サイエンス４月号</a>」。期待していた議論が、くだらない理系文系ルサンチマン論争でどこかにすっ飛んだので、仕切り直しをする。<br />
　最初にコメントをくださったkaeyさんが、次のようなメールをくださった。メールを題材にしてエントリーを上げることを快諾してくださったので、以下に引用する。<blockquote>　4月号の『似非科学と非寛容』を一読して心に浮かんだのは、ニセ科学が跋扈するのはなぜかという疑問です。<br />
　これについて記録を調べたり、具体的な事例を集積したり、きちんと調査研究したわけではないので、概論的なことを評論的に述べるしかありません。<br />
　理由はひとつではないでしょう。怪しげな摩訶不思議やニセ科学跋扈の原因として沢山考えられる中で先ず私に思い浮かぶのは、科学が人類に害悪を及ぼしたり、被害を受けた人々が追及したその原因が科学技術であった事実ではないかということです。<br />
　例えば、広島や長崎に投下された原子爆弾や近代戦争に使われた最新兵器・工場排水によって引き起こされた水俣病やイタイイタイ病・シックハウス症候群・ シアン化カリウムやアジ化ナトリウムによる毒物中毒事件・茨城で起きたICOの臨界事故・アスベスト問題などなど。人々に甚大な被害が出て大事件になり、 人々によく知られるようになった出来事では、人体に危害を加えた直接のものが化学反応や物理反応になっています。このような事件を引き起こした主体は人 （人為というやつです）ですが、一般人々は「科学」が凶器になって人に襲いかかったという印象を持ちます。実は科学そのものではなく、科学に基いた技術が 生み出したものがそうなっているのですが。「科学」とひとくくりにされがちです。<br />
　その印象からさらに「科学」&asymp;「生命を脅かす凶器になることもある」&asymp;「生命を脅かす凶器になる」&asymp;「凶器」という風に印象が進んでしまうと、科学が悪いものになってしまいます。　科学は人間が自然界を理解したり役立つものを得るため方法だったりする、中立的なものなのに、「悪いもの」という風に修飾されてしまいます。科学の本質をあまり理解していない人は、このような印象に流される場合もあるでしょう。<br />
　そうするとその極端な反動として、非科学的がものが「善いもの」という価値観も生まれて来るでしょう。宗教団体が作るパンフレットなんかによくある絵 は、いろいろな動物や人が田園風景の中で仲良く暮らしているというもの（私には胡散臭い）で、そこに科学技術を象徴するような事物は出てきません。科学と 離れたところに理想の楽園があるかのような印象を与えます。<br />
　以上のように、科学が人類にもたらしたいい面を忘れ、悪い面だけがことさら記憶に残った結果、科学を毛嫌いする風潮が生まれ、それが怪しげな摩訶不思議を受け入れる素地になっているのではないかと思います。しかしながら、多くの人がそのような考えに陥っているという訳ではありません。飽くまでそのような 風潮があるというだけの話です。<br />
　そして、人々が「こうあって欲しい」という希望をかなえるのに、摩訶不思議だけでは十分ではないときにニセ科学が使われるのではないでしょうか。つまり、都合のいいところだけ科学的検証の方法論を利用するのです。科学をよく理解できない人には、科学的であることとそうでないことの区別が明瞭ではありません。また、いくら科学は怖いと思っても、現代の日々の生活で科学技術の恩恵を受けていない人はないのですから、自分に都合のいいところでは科学を受け入 れます。<br />
　私は、科学や技術から生まれてきたよい点と悪い点をきちんと捉え、それに関わった人間活動を踏まえてきちんと分析し、それを啓蒙することが、このような 風潮を消すために大切ではないかと考えています。</blockquote>　やっと本筋の議論に戻ったという感じです。まずは、メールを紹介させていただきます。意見交換はコメントの方で……。<br />

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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8181#comments</comments>
<pubDate>Thu, 06 Mar 2008 17:17:31 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[江原啓之が大学で講義する件]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8087</link>
<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://www.j-cast.com/2008/02/26017112.html" target="_blank">J-CASTニュース</a>より。<blockquote>江原啓之「大学教授」就任　スピリチュアルではなく「生命倫理」教える<br />
2008/2/26 <br />
   スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さん（43）が2008年4月から大学の「客員教授」として学生の前で講義する。お得意のスピリチュアル・カウンセリングの講義ではなく、科目名は「生命倫理」もしくは「コミュニティ福祉」あたりらしい。<br />
<br />
客員教授として、90分の講義を年間2〜3回する<br />
<br />
   江原さんが講義するのは、08年4月に新設される、旭川大学（北海道・旭川市）の保健福祉学部。同大によれば、江原さんは客員教授として、90分の講義を年間2〜3回する予定。科目名は「生命倫理」もしくは「コミュニティ福祉への招待」になる予定で、具体的な講義内容などについてはまだ決まってないという。<br />
<br />
   しかし、なぜスピリチュアル・カウンセリングの江原さんが大学で講義するのか。<br />
   同大入試広報課の担当者は次のように説明する。<br />
<br />
「大学側からお願いしたのではなく、江原さんサイドからお話があったようです。江原さんは旭川に縁があるようで、山内（同大山内亮史学長）が共通の知人を通じて、07年7月にお会いしました。江原さんは、看護士からの相談が多く、終末期の患者さんとの接し方などについて相談も多くあるようです。そこで、保健福祉学部が新設されることもあり、『機会があればどうでしょうか』という話になりました」<br />
   講義では「スピリチュアル・カウンセリング」について直接扱うのではなく、あくまで「看護婦や看護士の実態や対処の仕方」が主なテーマになるようで、大学側も「スピリチュアル」を扱った講義として広報することはないという。<br />
<br />
市民からの反応は賛否両論<br />
<br />
   江原さんといえば、最近は何かと物議を醸している。<br />
<br />
   2007年7月28、29日に放送された「FNS27時間テレビ」では、江原さんが、秋田県の美容院経営の女性に対し、亡き父親からのメッセージを伝えてカウンセリングしたところ、内容に不満を持った女性から抗議され、放送倫理・番組向上機構（BPO）が08年1月21日に「人間の尊厳を傷つけかねない」と同番組を批判する事態にまで発展。さらに江原さんも自身の公式サイトで、「フジテレビの番組制作のありかたを遺憾に思います」「私自身はテレビにもしがみついているわけでもありません」と発言していた。<br />
<br />
   また、週刊文春08年1月24日号では、テレビ朝日系番組「オーラの泉」で、女優の壇れいさんを前に壇さんの父親を霊視したが、壇さんの地元では「父親は生きている」と疑問の声が上がっているとも報じられてもいる。<br />
<br />
   テレビ番組で人気がある一方、江原さんについては問題情報も取りざたされる中で、地元でも受け止め方は様々なようだ。<br />
<br />
「市民の方から興味があるというお問い合わせもありますが、賛否両論といったところです」<br />
と入試広報課は話している。</blockquote>　例えば、芸術系大学の芸能学科のようなところなら、実際に売れているタレントの江原氏を招くのも有りだと思うが、保健福祉学部はどう見ても違うだろう。単に看護士からの相談が多いからという理由でもって、インチキスピリチュアルを売り物にしていた人物に講義をさせるというのは、受けた人生相談が多いからという理由で占い師を連れてきて倫理学の講義をさせるというのと大差ないし、スピリチュアルの蔓延と間違った権威付けに大学が荷担することにもなる。江原氏については、その芸能活動の欺瞞性が既に批判の対象となりつつあるわけで、この状況で「大学で講義しました」などという実績を与えることは、霊感商法の被害者を間接的に増やす効果しかない。<br />
　江原氏の講義を単位の一部に勘定するというのは、ディプロマミルよりも悪質ではないか。<br />
　また、江原氏が看護士からの相談をきちんと体系的に集めて整理し分析しているという話は全く無いわけで、江原氏が講義したところで、体験談の羅列以上のものにはならないだろう。一方、看護士のような医療系の現場で働く人には、体験談の羅列を受け入れるような考えを持ってもらっては大変に困る。インチキ健康食品や何とか療法を水際で食い止めてもらわないとまずいわけで、その意味からいっても、江原氏に講義をさせるというのは間違っている。<br />
<br />

]]>
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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8087#comments</comments>
<pubDate>Thu, 28 Feb 2008 11:40:38 +0900</pubDate>
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</item>

<item>
<title><![CDATA[試験問題に使われた]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8053</link>
<description>
<![CDATA[ 
　日本著作権教育研究会から書類が来たので、一体何事かと思ったら、「化学」2007年4月号に掲載された「水を取り巻く事象を考える」の一部を、倉敷芸術科学大学の生命科学部生命科学科推薦入試の問題で使ったので、ネットでも試験問題を公開したいという、二次利用の許諾の問い合わせだった。「水からの伝言」が蔓延しているということに対する批判を書いた部分が使われ、文章を読んで議論せよという問題になっていた。<br />
　もちろん許諾しますと返事したが、初めてのことなので、ちょっと驚いた。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8053#comments</comments>
<pubDate>Mon, 25 Feb 2008 17:53:53 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8053</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[レッテルはちゃんと貼れ]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8044</link>
<description>
<![CDATA[ 
　digitalひえたろうさんの「<a href="http://taizo3.net/hietaro/2008/02/post_179.php" target="_blank">「レッテル貼り」というレッテル貼り</a>」より。<blockquote>つまり「レッテルを貼ること」が問題なのではなく、レッテルがその内容をどう反映しているかが問題なのだ。</blockquote>　<br />
　比喩的な意味だけではなく、現実には、レッテルがいい加減だとえらいことになる。大学院生の頃、試薬廃棄処理の作業をしていたら、何やら怪しげな瓶に透明な液体が入っていて、レッテルに曰く「濃硫酸らしい」……orz。その「らしい」って何だよ一体。どうするんだこれ、って散々議論になったのを覚えている。「濃硫酸」と断言しておいて違うものが入っているのと、どっちがマシかというと、捨てる前に確認すべしという注意が喚起されるだけ「らしい」の方がマシではあるが。まあ、「レッテル貼るならきちんと貼れバカヤロー」とその場にいたほぼ全員が思っていたわけで。<br />
　レッテルを貼ること自体は問題無いが、間違って貼るとか、曖昧なものを貼ると被害が発生するので、貼るならちゃんと貼れと。比喩的な意味の場合でも多分これは同じかと。<br />
<br />
　ところで、どうして「レッテル貼り」がネガティブイメージを伴う言葉になったのかと考えてみた。思い当たるものとしては、「中身をよく見もしないで間違って貼る」「貼ったが最後訂正しない」「事情により中身が違ってきているのに、貼ってある"レッテルについて"の議論しかしない（わら人形論法の一形態？）」などがある。正しく貼った上で取り扱いも妥当であったならば、「レッテル貼り」にネガティブイメージなど伴いようが無いわけで。<br />
　「貼り方」が妥当かどうかをを問題にしないで「レッテル貼り」などと他人を一律に非難するのはそもそも間違いであるばまりか、間違ってレッテルを貼ったりしたために「レッテル貼り」という言葉がよろしくない意味になってしまったということを、再生産する行為であるということになる。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8044#comments</comments>
<pubDate>Sat, 23 Feb 2008 23:04:14 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8044</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[相談された]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=8034</link>
<description>
<![CDATA[ 
　午後の会議が終わって部屋に戻ったら、総務から電話が転送されてきた。またクレームかと思ったら（爆）、会社の方からの相談電話だった。<br />
　山野井昇氏について私がウェブに批判を書いていたので問い合わせたということだった。<br />
　以下、相談の内容。会＝会社の方。<br />
会「山野井昇氏は東大の先生なのか」<br />
私「教務職員だったはず。研究室は持っていない。医用生体工学講座でも、メンバーのやっているような研究はしていなかったはず。今の身分は事務に確認すると正確にわかる」<br />
会「今は助手になっている。電話もある。しかしいくら掛けても出ない」<br />
私「電話があるかどうかと、教員かどうかは必ずしも関係ない。准教授以上は大抵電話付きオフィスがあるが、学生居室が電話付きのところもあるし、助手の部屋に電話が無い場合もある」<br />
会「サトルエネルギー研究会で山野井氏が活動していて、本もたくさんある」<br />
私「その研究会はニューサイエンスかニューエイジ系の集まり。少なくとも科学ではない。また、言論と出版は自由なので、本はどんな内容でも出せる」<br />
会「微量元素と電子栄養学、などと言われると、科学と区別がつかない」<br />
私「論文の有無で判断しないといけない。ただ、お手盛りの怪しい学術誌モドキもあるから、医学なら医学分野の専門家に、掲載雑誌がまともな学術雑誌かどうかは訊いた方がよい。継続的にどんな学会発表をしているかも参考にはなるが、どんな内容でも発表は可能なので、それだけでは信用できない。本と論文が違うところは、論文には査読があるというところ」<br />
私「ところで、このような問い合わせということは、山野井氏の主張に乗った製品でも作って売るつもりなのか」<br />
会「大々的に宣伝しようかと思っていた」<br />
私「止めた方がよいと思う。特に、マイナスイオンは、根拠がないという批判が既になされているので、今からやるのはちょっと……」<br />
会「マイナスイオンはニセだという批判があることは知っている」<br />
私「それだけではなく、むしろ御社にとってリスクが大きい。もし、理屈がわからないが効果がある、という宣伝をしていたら、何かあって製造物責任を問われた時に、製品は関係ないという立証ができなくて裁判で負ける。科学的なメカニズムがある程度わかっていたら、何か被害が起きても、製品に関係無いという立証ができる。まだ起きていないケースだが、目端の利くクレーマーなら、科学でない製品の宣伝をねらい打ちにするだろう。とにかく気を付けて、変なものを信じないようにしてください」<br />
<br />
　科学っぽい嘘を判別するのは、事業者にとっても難しいことがあるようだ。サトルエネルギーであれば、普通に自然科学の素養のある人なら変だと思うはずだが、そういう人が社内に居ないのだとすると、人材の分布も偏っているのかもしれない。<br />

]]>
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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Wed, 20 Feb 2008 23:34:14 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[誇大広告等の規制（経済産業省）]]></title>
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<![CDATA[ 
　以前、<a href="http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=7363 "target="_blank">不実証広告規制</a>というエントリで、景品表示法4条2項適用のガイドラインについて紹介した。これは、公正取引委員会によるものであった（<a href="http://www.jftc.go.jp/keihyo/files/3/4jou.html "target="_blank">運用指針</a>、<a href="http://www.jftc.go.jp/keihyo/files/3/part3.html "target="_blank">合理的な根拠</a>）。<br />
　同様のガイドラインが、経済産業省によっても出されている。「<a href="http://www.meti.go.jp/policy/consumer/press/0005731/index.html "target="_blank">「特定商取引に関する法律第６条の２等の運用指針−不実勧誘・誇大広告等の規制に関する指針−」の公表について</a>」<br />
(<a href="http://www.meti.go.jp/policy/consumer/press/0005731/0/041025torihiki.pdf "target="_blank">pdfファイル</a>）<br />
　pdf版を読めばわかるが、具体的な内容は景表法の指針とほぼ同じである。<br />
　「合理的な根拠」が満たすべき要件は、<blockquote>1　提出資料が客観的に実証された内容のものであること<br />
2　勧誘に際して告げられた、又は広告において表示された性能、効果、利益等と提出資料によって実証された内容が適切に対応していること</blockquote>　「客観的に実証されたもの」とは<blockquote>1　試験・調査によって得られた結果<br />
2　専門家、専門家団体若しくは専門機関の見解又は学術文献</blockquote>となっている。さらに、<blockquote>(1)試験・調査によって得られた結果<br />
1　試験・調査によって得られた結果を勧誘に際して告げられた内容又は広告において表示された内容の裏付けとなる根拠として提出する場合、当該試験・調査の方法は、勧誘に際して告げられた、又は広告において表示された商品の性能、役務の効果、取引により得られる利益等に関連する学術界又は産業界において一般的に認められた方法又は関連分野の専門家多数が認める方法によって実施する必要がある。<br />
<br />
<例><br />
・日用雑貨品の抗菌効果試験について、JIS(日本工業規格)に規定する試験方法によって実施したもの。<br />
・自動車の燃費効率試験の実施方法について、10・15モード法によって実施したもの。<br />
・繊維製品の防炎性能試験について、消防法に基づき指定を受けた検査機関によって実施したもの。<br />
<br />
2　学術界又は産業界において一般的に認められた方法又は関連分野の専門家多数が認める方法が存在しない場合には、当該試験・調査は、社会通念上及び経験則上妥当と認められる方法で実施する必要がある。<br />
社会通念上及び経験則上妥当と認められる方法が具体的にどのようなものかについては、勧誘に際して告げられた内容又は広告において表示された内容、商品・役務の特性、関連分野の専門家が妥当と判断するか否か等を総合的に勘案して判断する。<br />
<br />
3　試験・調査を行った機関が商品の性能、役務の効果、取引により得られる利益等に関する勧誘・広告を行った販売業者等とは関係のない第三者(例えば、国公立の試験研究機関等の公的機関、中立的な立場で調査・研究を行う民間機関等)である場合には、一般的に、その試験・調査は、客観的なものであると考えられるが、上記1又は2の方法で実施されている限り、当該販売業者等(その関係機関を含む。)が行った試験・調査であっても、当該勧誘に際して告げられた内容又は広告において表示された内容の裏付けとなる根拠として提出することは可能である。<br />
<br />
4　なお、一部の商品の性能、役務の効果、取引により得られる利益等に関する勧誘・広告には、消費者等の体験談やモニターの意見等を勧誘に際して告げられた内容又は広告において表示された内容の裏付けとなる根拠にしているとみられるものもあるが、これら消費者等の体験談やモニターの意見等の実例を収集した調査結果を勧誘に際して告げられた内容又は広告において表示された内容の裏付けとなる根拠として提出する場合には、無作為抽出法で相当数のサンプルを選定し、作為が生じないように考慮して行うなど、統計的に客観性が十分に確保されている必要がある。<br />
</blockquote>　専門家の意見については、<blockquote>(2)専門家、専門家団体若しくは専門機関の見解又は学術文献<br />
1　当該商品・役務又は勧誘に際して告げられた、若しくは広告において表示された性能、効果、利益等に関連する分野を専門として実務、研究、調査等を行う専門家、専門家団体若しくは専門機関(以下「専門家等」という。)による見解又は学術文献を勧誘に際して告げられた内容又は広告において表示された内容の裏付けとなる根拠として提出する場合、その見解又は学術文献は、次のいずれかであれば、客観的に実証されたものと認められる。<br />
<br />
i.　専門家等が、専門的知見に基づいて当該商品・役務の勧誘において告げられた、又は広告において表示された性能、効果、利益等について客観的に評価した見解又は学術文献であって、当該専門分野において一般的に認められているもの<br />
ii.　専門家等が、当該商品・役務とは関わりなく、勧誘に際して告げられた、又は広告において表示された性能、効果、利益等について客観的に評価した見解又は学術文献であって、当該専門分野において一般的に認められているもの<br />
<br />
2　特定の専門家等による特異な見解である場合、又は画期的な性能、効果、利益等、新しい分野であって専門家等が存在しない場合等当該商品・役務又は勧誘に際して告げられた、若しくは広告において表示された性能、効果、利益等に関連する専門分野において一般的には認められていない場合には、その専門家等の見解又は学術文献は客観的に実証されたものとは認められない。<br />
この場合、販売業者等は前記(1)の試験・調査によって、勧誘に際して告げられた、又は広告において表示された性能、効果、利益等を客観的に実証する必要がある。<br />
<br />
3　生薬の効果など、試験・調査によっては勧誘に際して告げられた、又は広告において表示された性能、効果等を客観的に実証することは困難であるが、古来からの言い伝え等、長期に亘る多数の人々の経験則によって性能、効果等の存在が一般的に認められているものがあるが、このような経験則を勧誘に際して告げられた内容又は広告において表示された内容の裏付けとなる根拠として提出する場合においても、専門家等の見解又は学術文献によってその存在が確認されている必要がある。</blockquote>　幻影随想さんのところで、少し前に「<a href="http://blackshadow.seesaa.net/article/80989429.html" target="_blank">科学というモノサシ</a>」というエントリーが上がった。<blockquote>そして疑似科学批判は、彼らにとって、<br />
・よく分からんモノサシを問答無用で押しつけられた揚句<br />
・そのモノサシによって自分の信じたものを否定され、<br />
・さらには自分のモノサシ（価値判断基準）まで否定された<br />
に等しい暴挙なのである。<br />
だからこそ彼らは、疑似科学批判者が「科学という絶対的モノサシ」を押し付けてくると感じるのである。</blockquote><blockquote>「疑似科学批判批判」とは、<br />
突如「科学のモノサシ」を押しつけられ、自らのモノサシが否定されたと感じた彼らの、<br />
<br />
「比較対象間違ってませんか！？あなたの物差しはそれですか！？」<br />
「絶望した！科学のモノサシに絶望した！」<br />
という彼らなりの異議申し立てであり、悲鳴なのである。</blockquote>　「消費者」で有り続けるのならば、科学というモノサシを拒絶するという選択肢は有りだろう。それは個人の自由である。<br />
　しかし、「事業者」になった場合は、「科学のモノサシ」を受け入れないという態度を取り続ければ、景表法4条2項にひっかかるし、さらに特定商取引法で規制される販売形態をとっていた場合は同時に特定商取引法6条の2にひっかかることになる。<br />
　特定商取引法では連鎖販売取引（いわゆるMLM、マルチ商法）も規制されており、マルチのメンバーは事業者として扱われる。ところが、メンバー勧誘の時に「事業者である」ことが必ずしもきちんと説明されるとは限らない。「友人知人に勧めてあげて」「使いながら知り合いにも使ってもらいましょう」などと、事業者であることを意図的に隠すことで、参加のハードルを下げる形で勧誘が行われることがある。これで商品宣伝にニセ科学が含まれていたら、法規制にひっかかかる可能性が跳ね上がる。<br />
　ニセ科学のうちの一部である「製品宣伝に登場するニセ科学」について、「科学のモノサシ」を拒絶した場合の実際の効果が、消費者と事業者では大きく異なるということは、共通認識として持っておいた方がよい。<br />

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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Sun, 10 Feb 2008 22:33:16 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[「トンデモ」を人格否定に使わないで]]></title>
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<![CDATA[ 
　ちょっとネットでもリアルでもばたばたしていたらコメントするのに出遅れてしまった。「<a href="http://plaisir.genxx.com/?p=179" target="_blank">擬似科学を批判する人は謙虚であれ</a>」を読んで。<blockquote>　それでも、自分はときどき、疑似科学批判を得意げにおこなう人たちに気持ち悪さを感じる。たとえば、疑似科学を信じている人たちを、「トンデモさん」と呼ぶ人がいる。こりゃ、あかんやろ。「トンデモさん」というとき、疑似科学批判者は、批判対象の全人格を否定してしまっている。つまり、「科学のモノサシ」に則ってあくまで事実認識をたしなめるだけではなく、彼の生き様そのものを批判してしまっている。そこには、「知的で優秀な俺様が無知なおまえを啓蒙してやるぜ」という態度が見え透いている。</blockquote>　擬似科学批判の問題として扱うようりも、むしろ、単に「トンデモさん」の使い方を間違えているということを言わなければならない。<br />
　「トンデモ」は鑑賞し愛でる対象であって批判する対象ではない。だから、批判しなきゃいけないときに「トンデモ」と表現してはいけない。<br />
　擬似科学やニセ科学の全てが「トンデモ」ではない。擬似科学やニセ科学の一部が「トンデモ」になることはある。逆に「トンデモ」の対象は別に科学とは限らないし、そもそも学問と関連するという制限すらない。フィクションであるマンガや小説でも、表現内容があまりにぶっ飛んでいて、作者の意図を越えて別の意味で楽しめればトンデモ本と呼ぶ。「トンデモ」と呼ぶ時には、（間違っているけど）人間の想像力・空想力・妄想力は無限だなぁ、とか、「その発想は無かった」という、むしろある種の人間の奥深さのようなものを見ているように思う。<br />
　具体的に言うと、活水器のニセ科学説明は普通はニセ科学であってトンデモではない。ところが最近、セールストークにＳＤＩ計画が登場するものが見つかり、これはニセ科学批判の対象ではなくトンデモだろうと判断することになった。<br />
<br />
　ことさらに人格を否定するような擬似科学批判のあり方はまずいだろうという主張には同意する。ただ、「トンデモ」を擬似科学批判の文脈で使う人が居るのであれば、「トンデモ」の使用法を間違えるなということを指摘しておきたい。<br />
<br />
【追記】<br />
　素直に読めばわかるように、このエントリーの内容は、「ニセ科学批判批判」である。つまり「ニセ科学批判」を行うにあたって、「トンデモ」という用語を本来の意味で使ってくださいという内容なので。<br />

]]>
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<category><![CDATA[疑似科学・ニセ科学]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/?logid=7921#comments</comments>
<pubDate>Sat, 09 Feb 2008 23:46:00 +0900</pubDate>
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