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<title><![CDATA[「事象の地平線」過去ログ倉庫]]></title>
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<description><![CDATA[過去ログなので閲覧のみです。コメントとトラックバックの投稿はできません。徐々に整理して、Geeklogに移す予定です。]]></description>
<language>ja-jp</language>
<lastBuildDate>Fri, 22 May 2009 21:32:17 +0900</lastBuildDate>
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<copyright>Copyright (c) 2009 「事象の地平線」過去ログ倉庫</copyright>

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<title><![CDATA[理科実験（？）ネタ本]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/12119316789834.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
　海外版のアリエナイ理科の教科書のような本。<br />
・<a href="http://www.amazon.com/gp/product/1556525206" target="_blank">GONZO GIZMOS PROJECTS & DEVICES</a><br />
・<a href="http://www.amazon.com/gp/product/1556526105" target="_blank">RETURN OF GONZO GIZMOS MORE PROJECTS & DEVICES</a><br />
・<a href="http://www.amazon.com/gp/product/0740738593" target="_blank">SNEAKY USES for everyday things</a><br />
・<a href="http://www.amazon.com/gp/product/B0013L6E96" target="_blank">SNEAKIER USES for everyday things</a><br />
・<a href="http://www.amazon.com/gp/product/0740768743" target="_blank">SNEAKIEST USES for everyday things</a><br />
<br />
<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/12119316789834.html#comments</comments>
<pubDate>Tue, 27 May 2008 23:41:18 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[日本語の問題というよりは……]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/12105264059555.html</link>
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<![CDATA[ 
　高校世界史未履修続出の効果もあるではないかと思うのだけれど。ところで中学校の社会科では現代史をどこまでやっているのだろう？時間の順番に歴史を教えると、現代史にさしかかる頃には時間が足りなかったりで駆け足で進んでしまうので記憶に残りづらいとか？<br />
　<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080510-00000931-san-ent" target="_blank">Yahooニュースより</a>。<blockquote>「ナチスって何？」…字幕読めない若者増加に映画業界困った！<br />
5月10日18時52分配信 産経新聞<br />
<br />
　若者の活字離れが進む中、映画会社が洋画の字幕づくりに苦慮（くりょ）している。文字数を減らすだけでなく、漢字の使用を最小限にし、極力ふりがなをふる気の遣いよう。「読み」だけでなく、中学生レベルの歴史的事実すら知らないというケースも。こうした事情を反映し、アニメだけでなく、実写映画でも吹き替え版が急増。映画業界では「若者の知的レベルがこれほど下がっているとは…」と驚いている。（岡田敏一）<br />
<br />
　日本初の字幕映画は昭和６（１９３１）年公開の米作品「モロッコ」。吹き替え作業の設備などが不十分で字幕という苦肉の策をとったが、この作品の大ヒットで字幕が定着した。<br />
<br />
　映画各社によると、戦前の字幕はスクリーンの右端にひとつのせりふで最大縦１３字で３行だったが、戦後は１０字２行とやや少なめに。人間が１秒に読めるのは４文字程度というのが理由だった。文字数が再び増えるのが１９８０年代半ば。ビデオレンタルが普及するにつれ、テレビでも見やすいように、とスクリーンの中央下に最大横１３字で２行の形式が定着した。<br />
<br />
　しかし、ここ数年、１３字の字幕を読み切れないという若者が増加。映画離れを食い止めようと、製作、配給会社では苦肉の対応を余儀なくされている。字幕づくりの現場では、１０字前後で区切って行数を増やしたり、漢字を省いたり…。さらに、字幕を必要としない吹き替え版へシフトする動きもある。<br />
<br />
　東宝東和では８月から１０月の３カ月間で計３本のハリウッド大作を公開するが「吹き替え版を過去最大級の手厚さで用意する」と話す。ワーナー・ブラザーズ映画も「ハリー・ポッターシリーズの場合、吹き替えが６割で字幕版を上回っている。その他の作品でも吹き替えの比率は年々高まっている」と説明する。<br />
<br />
　字幕以前の問題も。ある映画会社の製作担当者は「スパイ系作品の試写会後『ソ連って何ですか？』、『ナチスって何ですか？』との感想が寄せられ、本当に驚いた」と打ち明ける。<br />
<br />
　「スパイダーマン」シリーズなど計約１０００本の映画の字幕づくりを担当したこの道約３０年のベテラン、菊池浩司さん（６０）は「知っていて当然の日本語を知らない若者が増えているようだ」と話している。</blockquote><br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/12105264059555.html#comments</comments>
<pubDate>Sun, 11 May 2008 17:20:05 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[本日の学生実験]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/12083743448819.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
学生「先生、緩和時間の値が負になりました」<br />
私「哲学的ではあるが、科学的ではないねぇ……」<br />

]]>
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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/12083743448819.html#comments</comments>
<pubDate>Wed, 16 Apr 2008 19:32:24 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[逆だった（？）わけだが……]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/12054513498279.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080312-OYT1T00842.htm?from=main5" target="_blank">YOMIURI ONLINEの記事</a>より。<blockquote>横浜市大の論文審査、教授ら十数人にも院生から現金<br />
<br />
　横浜市立大医学部（横浜市金沢区）の嶋田紘(ひろし)医学部長（６４）の研究室で、学位取得の謝礼として現金の授受が行われていた問題で、嶋田学部長のほかに教授ら十数人が大学院生らから現金を受け取っていたことが１２日、関係者の話で分かった<br />
<br />
　同大の調査検討委員会も同様の事実を把握し、医学部全教員を対象に調べている。文部科学省は同日、事実関係の調査・報告を速やかに行い、再発防止策を講じるよう同大を指導した。<br />
<br />
　関係者によると、学位取得を巡る現金の授受は嶋田学部長が消化器病態外科（第２外科）の教授になった１９９２年ごろから始まったとみられているが、２０００年から０５年ごろにかけて、少なくとも研究室の大学院生らの論文審査で主査や副査を務めた教授ら十数人が、現金を受け取っていた。額は１０万円のケースが多く、一部だけを受け取るケースもあったという。<br />
<br />
　横浜市大は０５年に、理事長名で贈答の授受や饗応(きょうおう)接待を受けることを禁じる通知を教職員に出している。嶋田学部長はその後も謝礼の受け取りを続けていた。嶋田学部長は「謝礼を受け取り、預かったが、研究報告会や学位取得の記念品などのために、医局で積み立てて使い、個人として受け取っていない。しかし、金品の授受は誤解を受けるものと考え、医局長と相談の上、返還している」とのコメントを出した。<br />
<br />
　一方、文科省はこの日、横浜市大の事務局長を呼んで指導するとともに事態の説明を求めた。同省大学振興課は「現金のやりとりは論外。なぜこのようなことが起き、どう立て直すのか、しっかり対応してほしい」と話している。<br />
（2008年3月13日03時00分  読売新聞）</blockquote>　医学臨床系の特殊事情だろうか。理学系、特に物理では、博士号を得るのに、教授に謝礼を渡すというのは聞いたことがない。<br />
　私が最初の学位を得た時は、審査にパスした後で主査の先生が、研究室主催のお花見＆食事会に誘って下さり、その研究室で無事学位を取った人に交じってお祝いをしてもらった。<br />
　論文博士の審査に通った時は、審査の後、世話人になってくれた教授夫妻（＝お茶大の冨永教授）が「お祝い」だといって大学前のレストランでお昼をごちそうしてくださった。<br />
　もちろん、正規の授業料や大学の事務を通して納める審査料以外のものは支払っていない。<br />
　両方とも、どっちかというと、記事とは話が逆なんですが……。<br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/12054513498279.html#comments</comments>
<pubDate>Thu, 13 Mar 2008 23:35:49 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[法との付き合い方を教えてはどうか]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/12049332338204.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
「<a href="http://blog.goo.ne.jp/kkhrpen/e/d82ec8c8ba984072c342dbe2eadccf43" target="_blank">法律と教育は、実は相容れない</a>」を読んで。<blockquote>　だから、生徒が「校則違反してるわけでないのに、なんで叱られなければならないのだ」と言い出してその主張が通ったり、先生が「きっちりと指導したいから、誰の目にもはっきりする基準を儲けてくれ。スカート丈は、何センチと決めた方が、だれにも公平で指導がしやすい」と言い始めたら、その学校は、教育機関でなくなってしまう。校則にしろ、スカート丈にしろ、「線引き」に判断をゆだねているからだ。</blockquote>　「線引き」することが合理的で妥当かどうかの検証を怠たりさえしなければ、線引きしたってまったく構わないはずだ。基準を設けることがいけないのではなく、理由が説明できない状態で基準を運用することがまずいということだろう。どうも、問題提起がずれてしまっているように見える。ここは、線引きの意味を見失うな、と言わなければならないところではないか。<br />
　また、「校則違反してるわけでないのに、なんで叱られなければならないのだ」と言われたときに、きちんと説明することが出来ないのなら、叱った方が多分何かを間違えている。<br />
<blockquote>　共同体の維持は、明文化されない「不文律」が「常識」や「モラル」として遵守されているからできるのだ。判断基準の全てを法律や校則による共同体は、相当に住み心地の悪い社会になるだろう。なぜなら、構成員には、常識もモラルもないということだからだ。それで、人間が共同体のメンバーとして生きる上での常識やモラルの育成の役割を担っているのが公教育であったり、家庭教育だったり、地域社会だったりする。</blockquote>　構成員に常識やモラルが欠けていても、全てを法律や規則で判断することにすれば、それなりに居心地のよい社会が出来そうに思うのだが……。それだけの緻密で多量のルールを決めて運用するという部分に、ノウハウが必要になるだろうけど。<br />
<blockquote>　「それを学校でやっても良いことかどうかの判断」は容易い。「それ」を全てのメンバーが行ったときでも学校が機能するかどうか、である。</blockquote>　全員が守らなくても学校が機能するような校則、つまり余計なものを定めていないかどうかの検証の方が先だろう。<br />
　どうも、社会には、定めてあっても守る人が少なかったり、守らせる気もない規則が多すぎるように思う。車の制限速度は法律で決め、駅前に自転車を無闇に置くなというのは、条例あたりで定めているのだろうが、守られる率が少ないものである。つまり、規則を無視することが一種の文化になってしまっている。<br />
　モラル、というかやった方が良いことの集まりがまずあって、その中で最低限これだけは強制力を持たせましょうというのが法で、その中間くらいにあるのがローカルな規則ということになるのだろう。生徒を共同体の一員として訓練するというのであれば、規則に頼らずモラルを教えよう、というのではなくて、規則をどう定め、どう適用し、どう改正するかというプロセスを教えないとまずいのではないか。<blockquote>　法律も校則も、その共同体の成員が「最低限に守るべき事項」を明文化したものである。だから、「法律（校則）にさえ触れなければいいさ」「抜け穴を探せ」などということを全てのメンバーが言い出したら、その社会は共同体としての機能を失う。</blockquote>　わざわざ、抜け穴を探すなどという面倒なことをしなければならないのだとしたら、規則が本当に必要かどうか、何故必要だったのか、変更してより良いものにできないかを考えてみた方がよい。それで、少々不便だけど守る利益がある、ということになれば、それでもかまわない。<br />
　私が何故この話題にこだわっているかというと、中学校の時の制服について定めた規則について、未だに納得していないからである。女子の制服は、セーラー服で、スカート丈は大体決まっていて、スカーフはそのまま結ばず下に垂らせ、靴下は三つ折りにしろ、といったものであった。ところがこれが甚だ不合理なのである。制服の方は入学時の体格と入学後の成長分を見越して入学時に大きめのものを買うのだが、スカーフのサイズは１種類。身長にもよるが、結ばないと長すぎて、食事の時には汚すことが多かった。靴下の三つ折りも、夏場はそれでもいいのだが、冬の寒いときには延ばす方が合理的、というか気温に応じて調整するのが服の本来の役割の筈である。でもって、これを強制する教師の理屈が「中学生らしく」「服装の乱れから生活の乱れが始まる」といったものであった。ついでに言うと、いわゆる「不良がかった」生徒は、そのような規則は当然破りまくりである。<br />
　常識的に考えて、女子生徒全員が靴下の三つ折りを止めたために学校として機能しなくなる、などということはあり得ない。スカーフを結ぶな、について、見てくれ以外の合理的理由をつけられるとしたら、後ろからスカーフを引っ張って首を絞められた時に危険だから（結ばず上衣のループに通しているだけなら引っ張れば抜けるから安全）というものだろう。<br />
　このことから経験的に学べるとことがあるとしたら、次のようなことだろう。<br />
・規則の根拠に合理性はない。<br />
・規則とは誰かが勝手に決めるものである。<br />
・作った側が真面目に守らせる気のない規則がそのままにされる。<br />
・規則を守らなくても、実は大したことにならない。<br />
　これでは、共同体の一員をつくる教育としては、逆効果でしかない。<br />
モラルに頼って、規則の作り方や運用の仕方の教育をおろそかにしてはいけない。<br />
<br />
<blockquote>生徒の中には、「オレだけだから良いだろ」ということが多い。じゃあ、「なぜ、「オレ」だけがしなくて（或いは、皆もしたいのに我慢していることをすることが）許されるのか」ということである。他の人の存在はどうなるのか。これは、公平や平等から外れる考え方である。</blockquote>　「ルールがタコだから」と答えなければならない場合もある。あるいは、リスクを背負うのもオレだから、と答える場合もあるだろう。<blockquote>しかるに最初から「外れること」を是認していたら、「外れる人」の割合がもの凄く増えてしまうだろう。ヒトは、もともと、個性、個性と連呼しなくても、したいことやしたくないことは個体によって大きく異なるものなのだ。</blockquote>　そうであるなら、他の人の存在は考えることに、常に意味があるとはいえない。その「オレ」が何かをしたとして、他の人がやりたいことはそれとは別の何かになるはずだからである。<br />
　どうも、前の方に書かれていることとうまくつながらない。具体例が無いので、非常にわかりにくい。<br />
<br />
　どんな社会を作りたいかというところから、絶対にしなければいけないこと（法定される）と、した方が良いことと、しない方が良いことが出てくる。余裕があるときに、このつながりに立ち戻ることさえできれば、普段は線引きで判断のコストを下げるというのも有りだろう。<br />
　法と教育が相容れないとは私は考えない。むしろ、線を引いたり引かれたりという経験をすることで、法やルールとの付き合い方を学んだ方が有益である。<br />
<br />
【追記】<br />
　石田さんのトラックバックを参考にして、大事だと思うチェックポイントを１つ。<br />
　<span style="color:#FF0000; ">改正手続きが明示されていない規則は欠陥品であり、規則と呼べる代物ではない。</span><br />
　構成員にわかりやすく手続きが示されていれば、その条文内に全てが書かれていなくてもよい。「規則制定改廃の手続き○条による」とか何とか書いてあればＯＫ。もちろん、手続きの中身が民主的であることは必要条件である。<br />
<br />
<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/12049332338204.html#comments</comments>
<pubDate>Fri, 07 Mar 2008 23:40:33 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/12049332338204.html</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[中学校で話をします]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/12047412728155.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
　3月12日に東山中学校で話をする予定。この春卒業する生徒達に、世の中いろいろ危ないモノがあるという話をしてほしいということで、酔うぞさん経由で依頼が来たので引き受けた。午前中に、私と酔うぞさんで話をする。<br />
　ダイエット法やマイナスイオンが怪しいとか、テレビを疑えといったことを易しく言ってみる予定。後は、人生は予定通りにも予想通りにもいかないとか、勉強はずっと続くとか、そういう話も盛り込んでおこうかと。<br />
　高校生相手は去年やったけど、中学生は初めてなので、どうしたものかと思案中。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/12047412728155.html#comments</comments>
<pubDate>Wed, 05 Mar 2008 18:21:12 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/12047412728155.html</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[レポートに縛りを入れてみた]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/12033788048008.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
　共通教育の科学リテラシー（化学Ａ）のレポート。いつもは、自由課題に近い形で「身の回りの科学っぽい間違いを１つ見つけて、何がおかしいか議論せよ」のような出題をしているのだが、やってほしいことを箇条書きにして課題として出してもなかなか「何をすべきか」が伝わらず、書き方がまずいレポートが出てきていた。そこで、今回はちょっと工夫して、型にはめる方向で出してみた。<br />
　まず、テキストに指定した「食卓の安全学」の２章と３章を、節ごとに要約したものを作る課題を出し、次に、「身の回りの科学っぽい間違いを１つ見つけて、「食卓の安全学」で示された判断基準をあてはめて判定せよ」とした。さらに、レポート製作例をプリントで配布した。ここまでやると、何を書けばいいかがきちんと伝わったらしく、指示したことができているレポートの割合が一気に増えて、平均点も上がった。<br />
　それでも、本を要約する場所が全く違う（課題の説明聞いとったんかい！）とか、間違いの例をレポートに添付したはいいが議論するのを忘れているとか（課題が半分しかできてないんじゃ単位は出せないわな）という人がわずかながら居たりするんだけど。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/12033788048008.html#comments</comments>
<pubDate>Mon, 18 Feb 2008 23:53:24 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/12033788048008.html</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[ツッコミどころ多すぎ]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/12000130707390.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
　 <a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080109-00000082-sph-soci" target="_blank">Yahoo経由、スポーツ報知の記事より</a>。<br />
<blockquote>「地図の上は北で下は南」？？あきれた教師、分限免職<br />
1月9日8時1分配信&#160;スポーツ報知<br />
<br />
　大阪市教育委員会は８日、特別支援学校の男性教諭（４３）を教員として指導力不足で適格性に問題があるとして分限免職処分とした。この男性教師は、２０年の勤務実績を持つベテランだが「三角形は一つの曲線と二つの曲線に囲まれる」「地図の上は北で下は南」、経線を「かけせん」と読んだりと、仰天授業を展開。１年間の校外研修を行ったが、改善が見られず、今回の処分が下った。<br />
<br />
　中学校で社会科を約６年担当し、特別支援学校で１４年勤務してきたベテラン教師が、トンデモ授業を行っていたことが、大阪市教育委員会の調査で判明した。<br />
<br />
　調査によると、４３歳の男性教師は、地図の読み方を説明する際、生徒に「上は北で、下は南」と見たままの？謎解説。山陰地方の「陰」の字も誤字で板書。指摘があって教科書を見ても、書けず、そのまま放置して先に進んでしまった。<br />
<br />
　数学の授業では「三角形は一つの曲線と二つの曲線に囲まれる」と説明。経線を「かけせん」と読んだり、パソコンの授業では、的確な指示ができなかったことも。新学年になった時に、発注する教科書を前年度と全く同じものを頼んでしまう凡ミスもあった。<br />
<br />
　特別支援学校では科目ごとの専任を置かず、幅広い分野を指導することが求められているというが、かなりの問題授業が常態化していたようだ。<br />
<br />
　生徒や保護者からの訴えが続いたことで、事態を重く見た教育委員会では、昨年１月から１年間、模擬授業を行うなどの校外研修を行った。が、ここでも、助言や指導に対し「言い過ぎだ」「中傷だ」と声を荒らげ、逆ギレ。途中で席を立ったこともあったという。<br />
<br />
　教育評論家の尾木直樹氏は今回の処分に関し「妥当でしょう。分限免職処分は認定が非常に難しく、裁判になることもあるが、これだけの証拠を集めたのは珍しいのでは？」と話す。<br />
<br />
　「アルコール依存症、ヘビースモーカーで授業が手につかなかったりはよくある話。計算ミスを繰り返す、お経を唱えているような授業をする、というのもよく聞きます」。同氏によると、全国的に健常者の学校で問題が発生した場合、特別支援学校に異動させる人事が行われる傾向にあるという。<br />
<br />
　分限免職処分は、地方公務員法第２８条第１項第３号で定められており、懲戒免職とは異なり、退職金の受け取りが可能。大阪市では０４年に３人の分限免職の処分者を出して以降、今回で４人目の処分となる。</blockquote>　義務教育で非ユークリッド幾何は、幅広過ぎではあるわなぁ。地図については微妙な気が。矢印みたいな記号でどっちが北か示すことになっているが、大抵は上が北の地図が多いから、そういうのを指さして「地図の上は北で下は南」って私でも言いそうな……。<br />
　しかし、その日本語能力でどうやって大学に合格したのかとか、どうやって単位を全部取って卒業できたのかとか、どうやって教員採用試験に合格したのかということの方が不思議だ。<br />
<br />
<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/12000130707390.html#comments</comments>
<pubDate>Fri, 11 Jan 2008 00:57:50 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/12000130707390.html</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[対策方法が違うのでは？]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/11996236307329.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://www.j-cast.com/2008/01/05015222.html" target="_blank">J-CASTニュース</a>より。<blockquote>私大生2割「日本語力中学生以下」　学力底上げにeラーニング導入<br />
2008/1/ 5  <br />
　「ゆとり教育」に端を発する学力低下が叫ばれるなか、「私大学生の2割の学生の日本語力が中学生以下」という驚きの調査結果が明らかになった。この調査を行った教育機関では、「大学でのeラーニング導入を推進しないと、今の大学は生き残れない」と提言している。<br />
<br />
66%が「中学生以下」と判定された大学もある<br />
<br />
　大学生の基礎学力の低下を受け、独立行政法人・メディア教育開発センター(NIME)では、日本語・英語・数学の基礎学力を測定するための「プレースメントテスト」を開発し、各大学で提供している。調査は1998年から00年、04年から07年にかけて行われたが、「日本語力が中学生レベル以下」と判定される大学生の割合が非常に多いのだ。まとまったデータが残っている04年時点(24大学・7353人が受験)で、「中学生以下」なのは、国立大学で6%だったのに対し、私立大学では20%で、短大では実に35%。06年の調査では、66%が「中学生以下」と判定された大学もあった。<br />
　このプレースメントテストを開発したNIMEの小野博教授によると、大学での授業を理解するためには、高校生レベルの日本語力が必要だといい、この調査結果からすると、授業の内容さえ理解できない大学生がかなりの数にのぼる、ということになる。<br />
　小野教授は、<br />
「大学の数を増やしてしまったことで、(1科目受験のみで合格できる制度が登場するなど)入試制度が変化しており、入試で受験生を選別できなくなっています。そこで、プレースメントテストを行って『学力別クラス編成』をする大学も多いです」<br />
と嘆息する。<br />
　教育方法学が専門の藤川大祐・千葉大学准教授も、<br />
「(自身が勤務する)国立大の学生を見ていても、ちょっとした漢字を書くのでさえいい加減だったり、簡単な数学が出来ない、という例が目立ちます。そう考えると、調査結果にあるような『私立大学で日本語力が中学生レベルの学生が多い』という話も、驚きには値しないと思います」<br />
と話し、学力低下を実感している様子だ。<br />
<br />
全国107大学がeラーニング参加を表明<br />
<br />
　これを受けて、2007年11月1日には、eラーニングを使って学力底上げを目指す「オンライン学習・大学ネットワーク」がNIMEを事務局として立ち上がり、全国107大学が参加を表明。08年4月からは、補講用の数学、物理、英語などの教材を配信する予定だ。<br />
　前出の小野教授は<br />
「現状では、コンテンツが足らなさすぎます。まずは大学の先生たちが授業をやりたがらない分野を充実させたいです」<br />
と話す。なお、「授業をやりたがらない分野」とは、「中高生の勉強をやり直すような内容」や、「SPI（企業の採用選考で使われる、マーク方式の能力・性格検査）対策などの就職準備」などだそうだ。<br />
　一方、藤川准教授は<br />
「何かやれば学力は上がるものなので、eラーニングもひとつの方法だとは思います。ただし、(学力低下が指摘されている)これまで勉強してこなかった学生に、対面でない状況で教えたとして、どれだけ効果が上がるのかは未知数だと思います」<br />
と、やや懐疑的な様子だ。</blockquote>　中学生レベルの国語力を身に付けていないのに大学に入れるということが根本的におかしいのっであって、それを大学でどうにかしようというのは本末転倒ではないか。「大学でのeラーニング導入を推進しないと、今の大学は生き残れない」という、まず大学を残すことありきな話ではなく、せめて高校の内容をそれなりに身に付けている学生だけが大学に入れる状態になるまで、大学の数を減らすことだろう。<br />
　高校で科目選択などでやってこなかったとか、高校で学んだ当時にあんまり必要だと思わなかったので学生が忘れてしまっているといった内容については大学でフォローするのが適切だが、中学校の内容をフォローするというのはどう考えても違うのではないか。もし、中学校の内容をフォローするとしたら、それは高等学校の役目だろう。<br />
　小学校の内容を身に付けていないのに中学に進める、中学の内容を身に付けていないのに高校に入れる、という、粉飾決算のようなことを繰り返した挙げ句に発生した事態なのだから、根本的な対策としては、大学の数を減らして浮いたリソースを小中高に振り向けて、各段階での学習内容が身に付くまで留年も有りにして、人手と時間と予算をかけてケアするしかないのでは。<br />
　先日の同窓会で、中学で教師をしている人がぼやいていたのは、分数がわからない中学生が３分の２居る、ということだった。ちょっと詳しく聞いてみたら、数や量の概念を全く分かっていないといいうことで、それでも「中学校数学の公式に当てはめて方程式を解く」ことは一応できるらしい。これは、中学受験などでほとんど選別せず、学区制でほとんどの人が公立小→公立中、と進んでいる状態での話である。中学受験で優秀な人の大部分が私立に行った後に残ったグループでの話ではない。普通に公教育をやって、小学校で身に付ける内容を身に付けないまま中学校に進んでいる人の割合の方が多いというのではどうにもならないだろう。だからといって教育内容を削減するようなゆとりにしたって問題は解決しない。超多忙な先生方にゆとりを持たせて、小中高それぞれで身に付けるべき内容を教育することに十分な手間と時間をかけられるようにするしかないのではないか。<br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Sun, 06 Jan 2008 12:47:10 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[レポートの書き方ガイダンスに時間をとってみた]]></title>
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<![CDATA[ 
　共通教育の科学リテラシーの話。今期の課題は、<br />
・指定したテキストを読んで、箇条書きした項目がどのように書かれているか要約する。<br />
・ニセ科学の例を自分で一つ見つけ出して、何がどうおかしいか議論する。議論の際に、テキストを要約したリストを、判断の基準として具体的にあてはめを行って書く。<br />
という形にしてみた。普段は例を見つけて議論するだけだが、何に沿ってやるか定まらないらしいので、前半の課題で判断基準をリストアップしてまとめるという作業をしてもらうことにした。<br />
　例を見つけて議論の方は、毎回似たような感じでやっているが、課題を出しただけでは何を要求しているかが見えにくいらしく、力を入れるポイントがずれたレポートが出てくることがあるので、今回は、１コマ使って教科書を読んでまとめる作業の説明や、ガイドラインについて詳しい解説をしてみた。レポート見本が欲しいという要望もあったので、実際に、ネットから拾ってきた某宣伝内容を添付し、簡単な議論と本の内容のあてはめをやった例も作って配ってみた。<br />
　さらに、採点基準（これは前期のものと大体同じ）も印刷して配った。これは、単に私と趣味が合わないために点が下がった、などということが起きないようにするための（私に対する）縛りである。正解か誤りかがはっきり分かれるわけではないので、あらかじめ基準を作って示しておかないと、採点時に判断がブレてしまって良くない。<br />
　まあこれで、何をどうすれば得点に結びつくか、ということが、そこそこ提示できたのではないかと思う。<br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/11981870257190.html#comments</comments>
<pubDate>Thu, 20 Dec 2007 21:43:45 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[クリティカルシンキングを教える方法は？]]></title>
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<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/bbs02/list.php" target="_blank">TOSSヲチ板</a>の方に久しぶりに投稿があったりしたわけだが（[947]）。どうもこういうのを見ていると、学校の先生に知っておいてもらわないと困るのは、怪しい話にいきなり飛びつかないようにすこと、つまりクリティカルシンキングの方法ではないかと思った。<br />
　私は、TOSSそのものに反対の立場ではないのだが、TOSSが実践例から怪しいネタを排除するしくみを持っていないことは確かなようで……。<br />
　とても忙しい（必ずしも科学に詳しいわけではない、むしろ文系だったりする）先生方に、わかりやすさ重視で、変な話に対して「一寸待て」と言えるような考え方を身に付けてもらうにはどうすればいいのか、と思ったり。<br />
　先生と言ったが、実はお役所の人についても同様だったりする。産業振興の企画に怪しいものが持ち込まれることも頻繁に起きているようで。<br />
　多分、考え方を身に付けるには、各論だけではなくてもうちょっとシステマティックにやらないといけないので、「ニセ科学批判」だけでは、題材の一部にはなってもまだ足りない気がする。<br />
　何かいいクリティカルシンキングの講義・実践例ってないかなぁ……。本は２冊ばかり買って目を通したのだけど、ちょっとどう実践したものか困っている。この辺がクリアできると、役立つ講義の持ちネタが確実に１つ増えるんだが。TOSSの方にはネタがたくさんありそうだから、問題有りそうな実践例を選んで批判的に見るとか副作用を考えるといったのが、とっかかりになるのだろうか。そのものズバリを使うと問題があるようなら、実践例で使われている資料そのものを題材にするとか……。<br />
　まあ、「一見いい話」を否定したり、情緒的であるべき場合とそうでない場合を峻別したりといったことになるので、知っておいて欲しいと思う人にはなかなか声が届かなさそうなんだけど。<br />
<br />
【追記】<br />
　まだ確定していないが、来年度、集中講義で教育学部の学生を教える可能性が出てきた。それで、環境教育に怪しい燃費向上グッズを持ち込むとか、癒しなんちゃらを取り入れるような情緒と合理的判断をごちゃ混ぜにするようなことについて、もう少し敏感になって「ちょっと待てよ」と考えられるような基礎を教えるにはどうしたらいいか、ということを、今、かなり真面目に考えている。教師がみんな「素直な人」（by船井幸雄）では困るということだ。<br />
　多分、理科が得意だという人の割合は少ないだろうと思う。これまでと違ったやり方を考えないと、言葉が届かないんじゃないかと思案している。<br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/11980220267164.html#comments</comments>
<pubDate>Tue, 18 Dec 2007 23:53:46 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[テレビや小説だけかと思ったら……]]></title>
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<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071205-00000181-mai-soci" target="_blank">Yahoo経由毎日新聞の記事</a>より。<blockquote>＜収賄容疑＞学位取得に便宜…名古屋経済大教授を逮捕<br />
12月5日23時32分配信 毎日新聞<br />
<br />
　名古屋市立大（同市瑞穂区）の大学院医学研究科教授当時、医学博士の学位取得に便宜を図った見返りに学位申請者から現金を受け取ったとして、愛知県警捜査２課などは５日、名古屋市瑞穂区春山町、名古屋経済大教授、伊藤誠容疑者（６８）を収賄容疑で逮捕した。伊藤容疑者は審査の口頭試問の内容を事前に漏らした疑いがあり、県警は特別捜査本部を設置した。また謝礼が同研究科で恒常化していた可能性もあるとみて、全容解明を図る方針だ。<br />
<br />
　調べによると、伊藤容疑者は同研究科臨床機能内科学教授だった０５年３月下旬、教授室内で、同２５日に授与された博士学位論文審査で有利な取り計らいをした謝礼として、審査を申請した５人から５回にわたって１人当たり２０万〜３０万円の計百数十万円を受け取った疑い。伊藤容疑者は「現金は受け取ったが、有利な取り計らいはしていない」などと容疑を否認しているという。<br />
<br />
　県警は贈賄側の５人については（１）容疑を認めている（２）既に医者として勤務している−−などの理由から逮捕を見送り、容疑が固まり次第、贈賄容疑で書類送検する方針。県警は５日、伊藤容疑者の自宅を家宅捜索、６日には名市大を捜索する。<br />
<br />
　名市大によると、学位取得に必要な論文などの審査は３人の教官が担当。申請分野を専攻する教授が「主査」、他の２人が「副査」を務める。「主査」は申請者を受け持つ主任教授が就任することが多く、副査は互選による。３教官が審査会を開き、申請者の口頭試問などを経て約４０人の教授で構成する教授会に諮り、可否を決める。<br />
<br />
　伊藤容疑者は０２年４月から同大学院教授として勤務し、審査委員会の主査を務め０５年３月に退官。名古屋経済大のホームページによると、現在は同大教授として臨床医学などを教えている。<br />
<br />
　◇複数の医師が「謝礼渡した」証言<br />
<br />
　愛知県内の複数の医師が５日、毎日新聞の取材に対し「自分も学位取得の際に指導教官に謝礼を渡した」と証言、事件の背景にはこうした慣例があった疑いが強まった。また伊藤容疑者については「お金に執着がある」「親分肌」との評があり、謝礼の見返りに口頭試問の内容を漏らした疑いがあることが逮捕につながった。<br />
<br />
　名古屋市立大で博士号を取得した医師は「学位取得の謝礼を指導教官に渡すのは一般的で、自分も数万円を持っていった。伊藤さんは見えっ張りでお金に執着がある人だったので、謝礼を拒むことはなかったのではないか」と話す。同大を８０年代に卒業し、別の私大で博士号を取得した医師も「先輩から博士号を取得した後に指導教官に謝礼２０万円を渡すよう教えられた。全国の医学部で定着している慣例で、礼儀として当たり前と思った」と言う。<br />
<br />
　一方、別の医師によると、伊藤容疑者は「親分肌で酒好き」。有能な弟子を海外の大学に送って英語論文を書かせ、自分も共同執筆者に名を連ねることで力を発揮したという。この医師は「努力家の一面がある一方、逆らう人は完全に排除するタイプで、遠い病院に飛ばしたりもした。伊藤容疑者が教授になった時の教授選挙で、伊藤容疑者に反発した医師が団結して引きずり降ろそうとしたこともあった」と話した。<br />
<br />
最終更新:12月5日23時49分</blockquote>　えーと、医学部じゃ博士号取るのに謝金が……ってな噂があったけど、まさか本当だったとは。私は博士（医学）と博士（理学）の学位２つ持ちだが、どっちも謝礼なんか要求されなかったし払わなかったし、払うのが慣例だという話も無かったぞ。逆に、審査の時に委員長先生の計らいで審査委員全員と私がなぜかイチゴショートケーキをもらってしまったり（つまりケーキを食べながら学位論文審査だった）、論博の時は大学の事務に納める審査料は払ったが、無事に通ったら世話人の先生がお祝いに一食御馳走してくれた……なんか逆だぞ^^;)。<br />
<br />

]]>
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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/11968992077114.html#comments</comments>
<pubDate>Thu, 06 Dec 2007 00:00:07 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[演示実験ではわからない]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/11962949207055.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
　直前のエントリ<a href="http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=7034" target="_blank">知識の絶対量も問題では</a>で、「考えるといっても、それには経験が必要では。知識が少ない状態で考えても、トンデモに突っ込んで玉砕するだけのような気がするが……。」と簡単にコメントした。これについて、<a href="http://shibuken.seesaa.net/article/69800893.html" target="_blank">亀＠渋研Xさんのところ</a>や、<a href="http://youzo.cocolog-nifty.com/data/2007/11/post_b278.html" target="_blank">酔うぞさんのところ</a>でいろいろコメントが出ている。私がコメントを書いた時は、報道中の「考える力が身に付いていない」という論評について、考える力がないのではなく考える基礎になる知識や経験がない可能性もあるだろう、そもそも知識や経験が少なすぎて身動きが取れないという可能性を除外すべきでもないよなぁ、と思い、でも昨日はいろいろ忙しかったので、簡単なコメントにしてしまった。今日は少し考えてみる。<br />
<br />
　もともと、小中学校でやる「実験」は、既にわかっている自然現象を見せるための演示実験で、未知のことがらを確定させるための方法論はほとんど学ばない。教科書で先に正しい知識を学び、それが本当であることを確認しましょう、という形で実験が示され、やってみて、確かに教科書に書かれていることを裏付ける結果をだして終わる。結果が教科書通りにならないと、実験を失敗したという結論になるだけである。実験セットも最初から決まっているから、失敗はめったに起きないし（初心者でも大抵が成功するように演示実験は作られている）、考察する余地も少ない。「予想してから実験しましょう。実験が終わったら考察しましょう」とあるが、予想は教科書に出ているし、考察は「教科書通りでした」で終わってしまう。優秀な理科の先生にかかれば、意外な結果になる実験をしたり、深い考察にまで生徒を導けるかもしれないが、そういう先生が多いとは思えない。<br />
　さらに、その演示実験は試験の材料になる。試験対策としては、その演示実験でありがちな間違いを覚えておけば良いということになる。<br />
　こんなことをしているものだから、大学では、学生実験で教科書通りの結果が出ないと「自然現象が間違っています」と平気で言う学生が出てきたりする。<br />
<br />
　本来は、これまでの知識の積み重ねがあり、一方に分からないことがあって、手持ちの知識を使ってわからないことをわかるようにするにはどうするか、ということからやるべき実験を決める。その後、試行錯誤することになるのだが、実験での試行錯誤の仕方を実際に学ぶのは、大抵の場合、理系の大学に入って卒業研究をする頃になる。なお、大学の学生実験では、教科書通りにやったってそんなにキレイなデータは出ないんだということや、ちょっと操作が複雑になると人間のミスは無視できない要素だ、ということを体験し、レポートの書き方を学ぶ。レポートのどんな目的でどういう実験をしたかという部分は、最初から決まっているので、テキストの丸写しになったりする。<br />
　実験の結果を考察するというのは、実は結構大変で、実験のデザインが悪いと結果が出ても考察のしようがなかったりする。実験のデザインを決めるには、蓄積された知識が必要である。<br />
<br />
　演示実験では、知らないことをどうやって確定させるかということはやらない。そもそもそういう目的のものではない。その代わり、既にわかっていることをどうやって確かめるかということをやる。「観察や実験が好き」「どちらかと言えば好き」の「実験」とは、演示実験のことだろう。演示実験を科学の実験だと思ってトレーニングを続ければ、「考えが正しいか調べるため、観察や実験の方法を自分で考える」「予想と異なった時に原因を調べようとする」余地が少ないことを経験で学ぶから、中学生の方がそのように考えないのはある意味当たり前である。「やってみた」「こうなりました」で終わってしまう。演示実験は、わかりやすい分、そこから考察をたくさんするというのは難しいのではないか。<br />
<br />
　思考力が先か知識が先かという問いは無意味で、両方必要だということについては、渋研Xさんの意見に同じである。<br />

]]>
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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/11962949207055.html#comments</comments>
<pubDate>Thu, 29 Nov 2007 00:08:40 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[知識の絶対量も問題では]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/11962012717034.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
　<a href="http://www.asahi.com/science/update/1127/TKY200711270366.html" target="_blank">asahi.comの記事</a>より。<blockquote>小中学生理科、考える力身につかず　国立教育研究所調査<br />
2007年11月27日21時03分<br />
<br />
　理科の実験で、結果が予想と違った場合、原因を調べようという子どもは、小学校より中学校の方が少ない――こんな傾向が、国立教育政策研究所が２７日にまとめた理科の授業の課題調査で分かった。８割以上の子どもが「実験や観察が好き」と答えたが、研究所は、実験結果から考察したり活用したりする力はあまり定着していない、と分析している。<br />
<br />
　調査は０６年１〜２月、全国の小中学校２１１校の小５生３２８４人と中２生３１９６人を対象に行われた。<br />
<br />
　小５の９０％、中２の８２％が「観察や実験が好き」「どちらかと言えば好き」と答えた。一方、「考えが正しいか調べるため、観察や実験の方法を自分で考える」は小５の６１％に対し、中２は２９％。「予想と異なった時に原因を調べようとする」は小５が５９％で、中２は４８％だった。同研究所は「学年が進むと内容が高度になるという面はあるものの、課題がある」としている。<br />
<br />
　考える力が身についていないことは、具体的な問題の正答率にも表れている。調査では、実験や観察の様子をビデオで見せて出題した。<br />
<br />
　小５では、「インゲン豆の発芽には肥料が必要である」という予想の当否を実験で確かめる問題が出された。必要な実験を選ぶ段階では８７％が正解したが、「予想は間違っていた」という結論まで到達できたのは３９％。電球からフィラメントを取り出して通電させる中２の問題では、外気中ではすぐに切れる理由は５６％が正解したが、長く輝かせる方法まで答えられたのは４０％だった。</blockquote>　考えるといっても、それには経験が必要では。知識が少ない状態で考えても、トンデモに突っ込んで玉砕するだけのような気がするが……。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/11962012717034.html#comments</comments>
<pubDate>Tue, 27 Nov 2007 22:07:51 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[政策変更した方が良いのでは]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/11958703707003.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
<a href="http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071123k0000m040157000c.html" target="_blank">毎日jpの記事</a>より。<blockquote>研究開発人材：５年で質量とも低下　文科省調査<br />
　国内の研究開発人材が、この５年で質量ともに低下していると、第一線の研究者が感じていることが、文部科学省科学技術政策研究所の意識調査で分かった。国は９６年から５年ごとに科学技術基本計画を立て、１０年間で科学技術分野に約３８兆７０００億円を重点配分してきたが、人材育成に関しては期待したほど成果が上がっていないようだ。<br />
　調査は昨年１１〜１２月、大学の学長や研究所の管理職、基本計画で重点の置かれた生命科学や材料科学、エネルギーなど８分野の一線の研究者ら約１４００人に実施。研究資金や人材、産学連携などの現状を質問し、約１２００人からの回答を分野ごとにまとめた。<br />
　研究者の数や質を５年前と比較する設問では、「質が上がった」という分野は皆無。情報通信やものづくり、エネルギーなど５分野では「やや低くなった」と評価された。研究者の数もほとんどが「横ばい」か「やや減った」とされた。<br />
　自由記述では、「ポストの減少で数も質も劣化」（環境）▽「博士号取得者は増えたが、全体として質は低下」（ナノ・材料）▽「分野内の領域ごとに偏りがある」（生命科学）−−などの回答があった。<br />
　同研究所の桑原輝雄・総務研究官は「現場の実感では、政策の効果が十分に表れていないと受け取れる。今後、聞き取り調査などで理由を探りたい」と話している。<br />
　現在必要な取り組みとしては、各分野とも「人材育成と確保」がトップ。特に、基礎研究を担う人材育成が急務とされた。また、若手育成では、博士やポスドク（任期付き博士研究員）の就職支援を求める声が多かった。【西川拓】<br />
毎日新聞　2007年11月23日　2時30分</blockquote>　むしろ、政策の効果が十分現れたから低下したんじゃないかと思うんですが。<br />
　まず、大学院重点化で博士の数を増やす政策をとったから、数が増えて、平均が下がった。増えた博士を、研究人材の流動化の名目で短期雇用に振り向けたから、就職難が知れ渡って、まともな人なら研究者を目指したいなどと思わないであろう状況が生じた。一方で、モラトリアムしたい人は定員増と定員を充足せよという政策誘導によって昔よりも進学しやすくなった。<br />
　競争的研究資金を増やしたため、研究・教育をやる時間と手間が、書類書きに費やされることになった。法人化による中期目標・中期計画についても、研究・教育をやるはずの人手が振り分けられて、大学本来の仕事を妨げる方向に働いた。<br />
　任期制になると、次の職のためにはまずは論文数が必要になるから、先が見えていて確実に論文が出る研究に向かう人が増える。<br />
　昔は校費の額がそれなりにあったから、先が見えないことをやって失敗してもダメージがそれほど無かったけど、今は校費が減らされてしまっているので、ある程度結果が確実なテーマで研究費の申請書類を書くことになる。<br />
　なお、大学について言えば、これからはポストが減ることはあっても増えることはなさそうだし、斜陽産業に人が集まらないのは大学に限らずどこの業界でも同じだったと思うのだけど。<br />
　１つや２つなら何とかカバーできても、これだけ一度に重なったら、そりゃ影響も出るんじゃないか。<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/11958703707003.html#comments</comments>
<pubDate>Sat, 24 Nov 2007 02:12:50 +0900</pubDate>
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<item>
<title><![CDATA[教育関係の報道２件]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/11955070976938.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
<a href="http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071119it09.htm" target="_blank">YOMIURI ONLINEの記事</a>より。<blockquote>大学進学に資格テスト、教育再生会議が検討<br />
<br />
　政府の教育再生会議（野依良治座長）は２０日の合同分科会で、大学進学希望者に「高卒学力テスト」（仮称）を実施し、合格者に大学受験の資格を与える制度の検討に着手する。<br />
<br />
　受験生の負担増につながるとして、一部委員からは慎重意見も根強く、年末の第３次報告に向けて大きな議論を呼びそうだ。<br />
<br />
　「高卒学力テスト」は、高校生の学力低下の問題や昨年に全国各地で相次いだ高校の必修科目の未履修問題などを受け、生徒の学力水準や履修状況をチェックするのが狙いだ。<br />
<br />
　制度設計の素案によれば〈１〉国公私立や選抜方法を問わず、大学進学を希望する人は必ず受験〈２〉受験科目は、必修科目から保健体育、芸術などを除いた国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語〈３〉全科目の合格者に大学進学資格を付与――などが主な柱。難易度は「高等学校卒業程度認定試験」（旧・大学入学資格検定）を想定しているという。<br />
<br />
　だが、大学入試センター試験も引き続き実施するため、受験生の負担増を懸念する声が根強い。そのため、センター試験で一定の点数を取れば、その科目を免除する案も検討する。また、「高等学校卒業程度認定試験」を廃止して、「高卒学力テスト」に合格した人に高校卒業の資格を与える一本化についても今後、議論となりそうだ。<br />
<br />
（2007年11月19日15時57分  読売新聞）</blockquote>　高校の履修状況がそもそも信用できないことが未履修問題ではっきりしたのだから、高校の出す成績評価を信用しろという方が無理なわけで、それならば、高卒時の学力を試験で一律にチェックするしかないという当たり前の話。高校に進学しても最終試験に受からないと学歴が得られないということになれば、そもそもやる気の無い人は時間と金のムダだから最初から進学しなくなるだろうし、高校卒の資格が欲しい人は本気で勉強するだろう。教育再生会議にしては珍しくまともな案ではないか。高校教育の実質化（できれば小中学校の教育の実質化も）をさっさとやってもらいたい。もちろん、ここでの実質化の意味は、お情けで卒業させたりせず、学ぶべきことをきちんと身につけた人だけ卒業させる、という意味での実質化ね。<br />
　次は<a href="http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071119STXKA010018112007.html" target="_blank">NIKKEI NETの記事</a>。<blockquote>全部授業で教えて・大学生４人に３人回答<br />
　大学生の4人に3人は「自分で勉強するより、必要なことはすべて授業で扱ってほしい」と考え、授業内容では「最先端の研究」よりも「学問の基礎」を重視している学生の方が多いことが18日、東大研究グループによる調査で分かった。<br />
　授業と直接関係のないことを、独自に学ぶのは少数派であることも判明。高度な専門知識を自ら習得するという学生のイメージからは程遠く、受け身の傾向の強い現在の学生像が浮かび上がった。<br />
　調査は今年、全国の国公私立127大学の協力を得て実施。約4万5000人の学生が回答した。<br />
　調査結果によると、意味があったと思う授業は「教養・共通教育」が44％、「専門教育」は59％。その内容については複数回答で「学問の基礎を教えてくれた」がトップの55％、「実践的な知識や技能」が50％で「最先端の研究成果」は14％だけだった。〔共同〕(15:41)</blockquote>　まあ、学部では基礎を身につけるしかないわなぁ。研究のことが多少でも分かり始めるのは卒研になってからだし、分野によっては修士まで行っても研究なんか無理、ってのもあるし。ただ、自習する気がないのは困る。例えば、教科書を選んで説明したとして、家に帰って教科書のその章の演習問題を自分でせっせとやる、といった自助努力は必要なわけで。<br />
　<br />

]]>
</description>
<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

<comments>http://www.cml-office.org/ehold/11955070976938.html#comments</comments>
<pubDate>Mon, 19 Nov 2007 21:18:17 +0900</pubDate>
<guid>http://www.cml-office.org/ehold/11955070976938.html</guid>
</item>

<item>
<title><![CDATA[白河高校また未履修]]></title>
<link>http://www.cml-office.org/ehold/11952567876909.html</link>
<description>
<![CDATA[ 
 <a href="http://www.asahi.com/life/update/1116/TKY200711160329.html" target="_blank">asahi.comの記事</a>より。<blockquote>未履修問題、発覚後も継続　福島・白河の県立高校<br />
2007年11月16日21時01分<br />
<br />
　家庭科の未履修が昨秋発覚した福島県立白河高校で、３年生が卒業するまで日本史の授業で世界史を教え続けていたことが１６日、県教育委員会の調べで分かった。今年度も３年生の情報Ａで他教科への振り替えが行われていた。県教委は今年度分に関して「授業時間が不足する可能性もある」として是正を命じた。<br />
<br />
　記者会見した遠藤教之校長は「受験を控えた生徒のためを思って続けていた。再発防止に努めたい」と話している。<br />
<br />
　県教委によると、昨年度の３年生の日本史Ｂ（４単位）の授業で、問題発覚以降も１０９人に世界史を教えていた。担任や教科担当など多くは未履修と知っていたが、遠藤校長は「知らなかった」と話している。<br />
<br />
　９月２５日に「家庭科以外にも未履修がある」との手紙が県教委に届いて発覚した。県教委は家庭科の問題が判明後に調査に入ったが、「時間割りや教育計画が偽装されていたために見抜けなかった」という。</blockquote>　PTAの労働争議で、訴状を受け取り拒否して差置送達になるは、裁判には出てこないは、裁判逃れでPTAを解散するという偽装倒産まがいのことまでやらかしてくれた福島県立白河高校が、またやってくれていた件。日本国の法律を堂々と無視する教員とPTAが居る高校にふさわしいカリキュラム編成かも。ってか、裁判を無視するような学校はそりゃ偽装もするという、ある意味わかりやすい振る舞いではあるが、そういう態度を続けるのなら、法治国家である日本から出て行ってもらいたい。<br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Fri, 16 Nov 2007 23:46:27 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[高校生向け活動]]></title>
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<![CDATA[ 
　第一学習社の「改訂スクエア最新図説化学」の特集記事に、「ニセ科学に惑わされない！」を書いた。見開き２ページ。今日、宣伝用の見本が送られてきた。どうやってチェックするかというだけではなく、ニセ科学が蔓延すると、社会にどういう悪影響があるかというところまで言及した。<br />
<br />
　明後日、水戸二高のSSH（スーパーサイエンスハイスクール）の企画に協力し、高校生に、ニセ科学の話をする予定。今、スライドを作っている。言葉の説明を丁寧にやればとっつきやすいものになるかな、と思いつつ編集中。<br />
　講演後に懇談をすることになっていて、多分今の仕事に就くまでについていろいろ訊かれるんじゃないかと思う。しかし悲しいことに、若い人達に向かって、同じ道を歩んで欲しいと言える状態ではない。博士やポスドクの就職難がひどすぎる。<br />
　月刊THEMIS11月号にも、『「大衆化」の成れの果て　「博士」の就職難・大学院の失敗は当然だ』という記事が出た。博士課程で企業向けの人材養成をするべきだろうというのが趣旨だが、理工系は何とかなったとしても文系は難しいだろう。<br />
　政策的に大失敗をやらかした影響で、当分どうにもならないから、その時になったら就職率やら生涯賃金をよく考えて進路を選ぶように、という現実的なアドバイスをするしかないだろうなぁ。本当は、若い人に向かって希望を語れる職種であってほしかったのだが＞研究職やら大学教員やら。<br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Tue, 06 Nov 2007 15:23:43 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[特に問題があるとは思えないが……]]></title>
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<![CDATA[ 
　<a href="http://www.asahi.com/science/update/1027/TKY200710270129.html" target="_blank">朝日新聞の記事</a>より。<blockquote>大卒研究職社員の資質「期待上回る」は１％　文科省調査<br />
2007年10月27日12時33分<br />
<br />
　研究職として採用した大卒・大学院卒社員の資質が「期待を上回る」と答えた企業はわずか１〜２％台――文部科学省の「民間企業の研究活動に関する調査」で、こんな実態が明らかになった。「期待を下回る」は学士で約３１％など、企業側は、基礎教育の不十分さや、独創性の不足に頭を痛めている。<br />
<br />
　研究開発をしている資本金１０億円以上の企業１７９１社を対象に今年２〜３月に調査し、８９６社（５０％）から有効回答を得た。<br />
<br />
　研究者の資質を学歴別に尋ねたところ、「期待を上回る」は、学士が１．０％、修士課程修了者で１．４％、博士が２．６％、ポストドクター（任期付きの研究職などに就いている博士）が２．２％にとどまった。<br />
<br />
　いずれも「ほぼ期待どおり」は６０％前後。「期待を下回る」とした割合は、学歴・年齢が高いほど低く、修士では約２６％、博士約１５％、ポスドク約８％だった。<br />
<br />
　期待を下回る理由は、学士では「基礎教育の内容・方法が不十分」が最も多く、修士や博士は「企業ニーズに無関心など企業研究者としての自覚に欠ける」が最多だった。ほかに「教科書や既成理論への偏重教育で独創性が育っていない」「隣接分野の教育が不十分」を挙げた企業も多かった。</blockquote>　60%がほぼ期待通りだというなら、そう悪い数字とも思えない。期待を下回る、が学士で31%、修士で26%というのが多い気もするが、学士は研究向けに選別がかかってないから研究職向けの人材の割合が元々そんなに多くないだろう。<br />
　修士で期待を下回るケースがそれほど減らないのは、いわゆる学歴ロンダリングに騙されているのではないだろうか。修士課程の定員が旧帝大系で増えたせいで、外部から入学する人が増えている。特に、大きな大学だと学内の付属研究施設のようなところが、対応する学部無しに大学院生を受け入れていることがある。内部進学する院生はどうしても学部から続けて同じところに所属したがるので、付属研究機関は希望者が少なくなりがちであるから、定員を満たすために、入試の難易度を下げていることが多い。例えば、私や私の先輩が修士課程に入学する頃は、学力試験として、英語・第二外国語・物理（専攻分野の試験で学部必修科目全域が範囲）・数学（これは大学院によるが旧帝系は必須）といった具合だった。今は、第二外国語は無いし、専攻分野の試験も選択あるいは小論文のようなもので無いに等しかったりするし、数学を課さないところも多い。昔なら、修士課程に入ろうという人は、その学年の学力上位層で、しかも試験の準備のためにさらに勉強していた。ところが今はそうではない。いろんな大学院の募集要項を見ればわかるように、十分な学力試験を行っていない専攻が有名大学でもたくさんある。<br />
すると、難易度低めの大学で単位はとったが、もしまともな入試をされたら（やった内容が十分定着していないために）落ちる人達が、旧帝大系や大規模な大学の付属研究機関の大学院には入れる場合が出てくる（実際、私のところの専攻は専攻の専門分野の試験をまんべんなく行っているから、学力試験でウチを落ちた人が東北大に通るといったことが実際に起きている）。そういうところは研究室も大所帯だから、きめ細かい指導が行き届くとは限らない。結果として、最終学歴が規模の大きな大学の博士前期卒、学力の方は疑問符が付くという人材が出てくる場合がある。もちろん、自分で勉強して、力をつけてくる人もいる。しかし、博士前期課程の最終試験は、どこの大学でも、修士論文をまとめて口頭発表するというもので、学力試験を課すわけではないから、学力不足の人でもチェックをすり抜けて修了することができてしまう。<br />
　採用時に最終学歴だけ見るのではなく、本人の学力をきちんと見ないと、採用したはいいが期待はずれということが起きても不思議ではない。簡単な専門知識のチェックとしては、例えば国家I種の公務員試験のそれぞれの専門分野の過去問のうち基礎的な問題を何問か解かせてみるというのはどうだろう。新規に問題を作る必要はないから社内で簡単にできるし、ヒントを与えながら面接して考え方を見るという形でもよい。分野が多少ずれていても、解決のためのストーリーの立て方を見れば、多分判定はできるのではないか。<br />
　とりあえず、会社の人事の方には、採用の時には学部の学歴も併せて考慮するように注意を促したい。実はこんなのは今に始まったことではなく、私が博士課程を過ごした時期（つまり今から１０年ちょっと前）の東大軽部研でもその兆候は既にあった（ただし博士課程の方でだが）。<br />
<br />
　気になったのが「教科書や既成理論への偏重教育で独創性が育っていない」だが、「研究開発をしている資本金１０億円以上の企業」ならまあまともな基準でモノを言っていると思ってよいのだろうか。独創性とトンデモを取り違えている企業は世の中にたくさんあるので、独創性＝社長がブチ上げた夢のようなエネルギー、既成理論＝熱力学の３つの法則、だったりしたら笑うしかないのだが。<br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Sun, 28 Oct 2007 05:00:34 +0900</pubDate>
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<title><![CDATA[学生の質問に答えるために……]]></title>
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<![CDATA[ 
　マッカーリ＆サイモンの「物理化学」の25.3節を見ていたら、<blockquote>溶液の凝固点においては、固体の溶質と溶媒とが平衡状態にある。</blockquote>と書いてあって何だか意味不明。原書の方を見たら、<blockquote>At the freezing point of a solution, solid solvent is in equilibrium with the solvent in solution.</blockquote>と書いてあった。つまり、「固体となった溶媒と、溶液中の（まだ液体の状態の）溶媒とが平衡状態にある」というのを間違って訳していた。<br />
　沸点上昇も凝固点降下も、溶媒の方は異なった相の間で平衡状態になれるけど溶質は液体相にしか存在できない、という状態でのchemical potentialの釣り合いの式を書いて説明するから、訳の説明では何だかわからなくなる。<br />

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<category><![CDATA[教育関係]]></category>
<author><![CDATA[apj]]></author>

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<pubDate>Fri, 26 Oct 2007 00:53:02 +0900</pubDate>
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