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第4回

  • H3O+ + H2O → H2O + H3O+ は「化学反応」ですか。高校化学の参考書で「H3O+」は「オキソニウムイオン」という言い方は不適切だ、「ヒドロニウムイオン」と呼んだ方がよい、と書いてありました。どちらの呼び方が適切ですか。
    定義によるが、水の中で通常起きている現象で、物質が水以外に変わったわけではない。理化学辞典によるとヒドロニウムイオンは旧称、とある。
  • 磁場かけて曲がるとありましたが、どんなものが曲がって、また曲がらないものもあるのでしょうか。MRIは水素分子を回転させて像をとるのでもしかして磁場をかけて何も変化がないものはないのでしょうか。
    質量分析の場合、イオン化されたクラスターが磁場に飛び込むとローレンツ力を受けて曲がります。MRIは水素分子を回転させているわけではないです。強い磁場をかける→水素原子の核スピンのエネルギー準位がゼーマン分裂(もともとエネルギー準位が1つに見えていたものが2つに分かれる)、低エネルギーのものと高エネルギーのものが熱平衡状態で特定分布をとる→エネルギー差に相当するラジオ波をかけると高エネルギーのものが増える(共鳴)→ラジオ波を切ると元の状態に戻る時に核スピンがラジオ波を出しながら戻る、ということが起きます。画像にするために磁場勾配をかけて共鳴周波数をずらしたりしてたんじゃなかったかな。ちょっと込み入った話です。
  • メタンハイドレートを用いると、世界の資源不足への対処となり得るのですか?
    埋蔵量にもよりますが、ある程度の対策にはなるかと。
  • 日焼け止めを塗ると日焼けは防げるのですか
    防げる。
  • ふと不思議に思ったのですが、CO2は無色なのにドライアイスは固体の状態でも気体になった状態でも白色なのでしょうか。あと、道徳の話についてですが、私も道徳の教科書の話に少し違和感を感じることがあったような気がします。合理的に考えることを忘れないようにしたいと思いました。
    気体は無色。白っぽく見えるのは水蒸気のせい。
  • 飛行機雲は過冷却状態の水が存在する大気に、飛行機が刺激を与えることで生じると聞きました。飛行機雲は水ですか?氷ですか?水だったら、水蒸気から水になる時の過冷却はだいたい何度くらいですか?
    http://www.jal.co.jp/entertainment/knowledge/agora54.html 燃焼時に生じる水分が冷やされて氷るものと、空気の渦で大気中の水分が冷やされてできるものがある。
  • 最近、日本でメタンハイドレートの研究が進んでいるとニュースで見ました。石油のかわりにメタンハイドレートが注目されていますが、メタンハイドレートは有害な物質を出すことはないのでしょうか。今まで、道徳の授業を受けてきて、ハッピーエンドやうまく解決するという話ばかりで、子供の情緒を考えてるものはほとんどなかったように思います。それよりも、今日の講義のように科学的立場から教えてもらった方がためになると思いました。
    メタンだけなら燃やせば二酸化炭素と水なので、有害物質が出るかどうかはメタン以外に何があるかによる。
  • 僕の手持ちポケモンのクレイシアがダイヤモンドダストを起こせるそうなのでダイヤモンドダストについて質問です。ダイヤモンドダストの起こる条件として、氷点下10℃以下の気温、無風、晴れ・快晴、という条件があるそうなのですが、これは氷の結晶の形や構造になにか関係がああるのでしょうか。
    結晶構造はIh。雪結晶としての構造は湿度によって中谷ダイヤグラム通りのものができそう。
  • 水はH2O分子とH3O+分子が集まって結晶ができているということですが、H3O+も水というのですか?あと、植物にティッシュペーパーは巻かないようにしたいと思った。
    それだとHとOの数が合わない。H3O+ができたらOH-もできて全体としてはH2O。
  • メタンハイドレートについては名前だけ知っていたが、メタンの他にもいろいろな物質が水分子のかごの中に入ることとその種類の多さにおどろいた。希ガス類が水分子のかごの中にはいるとどういう性質を示すのでしょうか?心のノート 小学校で使いました。たしかに、たまに解答にこまるような問いがあった気がします。1,2回くらいしか実際には使いませんでしたが……。
    カゴの中でそれなりに動けるようです。
  • メタンハイドレートはよく見ますが、他の炭化水素の物質では温度や気圧の関係で資源には使えないのでしょうか。
    性質だけではなく埋蔵量がコスト的に見合うかという問題もある。
  • 食卓の安全学などを見ていると自分のもとに正しい情報がはいってくるのはごくわずかに感じた。その中から正しい情報をみつけるのはとても難しいことのように感じました。メタンハイドレートに二酸化炭素をとじこめる話がありましたがそんなことは本当に可能ですか?
    二酸化炭素のクラスレートを作ることはできます。
  • 毎回、丁寧な回答ありがとうございます。缶コーヒーを開けた時に出る”白いもや”がコーヒーの香りだという宣伝を見ましたが、嘘ですよね?また、香りが見える、なんてことがあるのですか。先生が道徳の授業に怒りを感じているのがよくわかりました…。
    目に見えるもや=ミクロンサイズの粒、ですから、香りの分子よりはるかに大きいです。ただ、開けた直後の空気の流れが可視化されているのだと考えると、最初はもやと大体同じ感じで香りの分子も動いているのでは。
  • 貧血になると氷が食べたくなるそうです(チョークなどの人もいるようですが)どうしてなのでしょうか。また、エントロピーを高校生にも分かるように説明しろという課題がどこかの学部で課されたそうです(工学部かな?)。先生だったらどのように答えるのかを教えて頂きたいです。最後に、少し前の授業に戻りますが、絶対温度-273.15℃より低い温度はないと先生はおっしゃっていましたが、高校の化学の先生が東北大学かどこかで絶対温度より低い温度の世界を創り出したと話していました。僕の聞き間違いでしょうか。もし本当ならそのとき物質はどのような状態なのでしょうか。長文すみませんでした。
    貧血については医学部の先生にきいてください(質問者は医学部の人)。エントロピーの説明は「ある系の熱平衡状態に対応して1つだけ決まる値で、ミクロに見ると取り得る状態の数(乱雑さのもとになる)の指標」ですかね。絶対零度以下の温度については、今でも絶対零度にいかに近づくかを実験で競ってる状態なので、何かの間違いでしょう。絶対零度で熱容量がゼロに近づく(熱力学第三法則の帰結として)ので、低温になるほどわずかの熱でも温度が上がってしまうので低温を作るのが難しい。
  • テレビやネットの科学的根拠のない情報にふり回されていると気づきました。先生は買い物をするとき科学的根拠のあるものだけを買うのですか?
    いわゆる健康食品、健康グッズとダイエット関連は最初から見てません。逆に、普通に売ってる野菜や果物に「酵素が…」という謳い文句が付いたりしますが、そんなのとは関係なく食材を買ってます。
  • 森などでいう空気がおいしいというのはなにがおいしいんですか。
    味覚でないことは確かですよね。街中の排気ガスの臭いが少ないといったことでは。
  • 水に良い言葉を言うときれいな結晶になるという話を、私も小学校の時に道徳で聞きました。確かその時「人の体の半分以上が水分だから〜」という事に関連づけて話されていたのですが当時は素直に信じていました。
    それなら他人を罵ることで物理的実体を伴う攻撃ができる、つまり魔術による物理攻撃が可能なわけで、一体何のアニメかゲームの話かと。
  • 今考えると、小学校などでやっていた道徳の授業におかしさというのが存在していたと思えた。子供にものを教える大人が自分の教えたいことを勘違いor間違っているなんて悲しいと思ったし無駄が多いと思った。一番大事なことだからしっかり考えて欲しいと思った。ほかにも学校教育におかしいことはありますか。
    たとえば、かけ算の順序問題(小学校で文章題を解く時に掛ける数と掛けられる数を逆にすると減点されるという問題。数学的には積は可換で順番を変えても結果が変わらないのが重要な性質。数学の構造に教師の教え方や採点基準が反しているケース)。
  • 部活で飲み物やアイシングのために氷を持参しますが、氷を溶けにくくする方法はありますか。
    断熱、大きな氷の塊を使う。
  • 雨にぬれるとはげるって本当ですか。けっこう気にしている人がまわりにいるんですが……。
    雨とハゲは無関係。しかしこの話は私が幼児の頃に、大気圏内核実験のせいで雨の放射能が上がった時に言われた俗説なんだが、なぜ今頃になって息を吹き返しているのだ?
  • 合理的、科学的思考も大切だとは思うが、小学生の児童にそれを強要する必要はないと思う。まずは動植物をいたわる情緒を持つことが必要であると思うし、そこから少しずつ科学的知識を増やし、合理的判断ができるようになればいいと思う。
    現状では情緒過剰で弊害があるだろうというのが問題提起。
  • 質問の返事の仕方、森博嗣を意識しているように感じられたのですが、当たっていますでしょうか?
    森さんの本はずいぶん前に1冊か2冊読んだ記憶がある程度なので、意識のしようがないです。
  • ゲスト分子の例にアルコールがありましたが、このアルコールは多価アルコールですか?(ゲスト分子は疎水性とあったので)。最近メタンハイドレートが日本の周辺で見つかったと聞きますが、なぜ日本の回りにできたのですか?火山があることに関係しているのでしょうか。「ごんぎつね」とかも情緒云々で考え得ろとよくわからなくなるなと思いました(一時期道徳の授業でききましたけど)。
    イソアミルアルコールやヒドロキノンなど。
  • 食器洗いがめんどくさくて3日くらいためてから洗っているのですが、ふつうに洗うだけで大丈夫なんでしょうか?因みにキュキュットを洗剤として使ってます。
    洗えば問題無いが、一人暮しなら食器の数が多すぎることが本当の問題では?
  • 今回の講義で取りあげられていた「水に言葉をかけ続けると…」という質問についてですが「言葉をかける」というのを水が言語を解するという方向ではなく水に声をかける、すなわち振動を与えると解釈するとどうでしょうか?すると、言葉によってできる結晶が変わるというのは声(=振動)の大きさや周波数の違いによるものだと解釈できますが、こういった要因でできる結晶に違いが出るのですか?音楽を聴かせることは無関係とありましたが、与える振動次第で結晶構造が変わるのかなと少し気になりました。
    水からの伝言に限っていえば、水に単語を見せる→その水をシャーレに移し替えて静かに凍結させる、なので、解釈の余地はありません。仮に音声で声をかけたとしても、再結晶の間が静かなら意味がありません。雪結晶が出来つつあるときに外から振動を与えた実験は見たことがないです。半導体の結晶成長を超音波存在下で調べた実験はあって、より均一な結晶をつくるのに役立つようです。
  • 「水からの伝言」は教科書に訳の分からない実験(?)が載ってしまった事自体も問題だが、その背後にもっと根が深い問題があると知った。特に、科学に情緒を入り込ませてしまう事は、昔の科学と宗教のような関係を連想させるような危ういものであると思う。
    教科書に載ったわけではなく、教員が自主的に準備した教材だった。さらに、参観や研究授業など、「自慢の内容」として登場した。
  • 水ではなく炊いたご飯に「いい言葉」と「わるい言葉」をかけて観察するという実験をしました。「いい言葉」をかけたご飯より「悪い言葉」をかけたご飯の方がカビの生え方がひどかったのですが、この結果はたまたまだったのでしょうか。
    たまたま。カビの生え具合は最初にどんな胞子がくっつくかによるので、その条件も合わせないと実験したことにならない。
  • 水に「ありがとう」や「大好き」などと言うときれいな結晶になる、という話は私も小学校のとき習いました。あれが嘘というのがすごくショックです。当時、花でも「キレイだね」といって育てられてた花はキレイな色の花を咲かせるという話をきいたのですが、それも道徳の問題なんですかね。ショックです。
    花の方は、しょっちゅう「キレイだね」と声をかけるような人が育てた場合、声をかけること以外に面倒を見る結果いい花を咲かせる可能性があります。良く見てこまめに世話をするといい、という当たり前の話。
  • クラシック音楽を聞かせて育てた花はキレイになると思っていました。
    クラシック音楽(モーツァルト)を聞かせて熟成させるといい酒が出来ると主張していた酒造会社は倒産しました。
  • 先生の講義とても面白いです。個人的に番外の方に興味が引かれました。話は変わりますが、血液型で性格がわかるといったものが流行っていますが「あなたは□型だから○○なひとなのね」などと言っているのを見るととても腹が立ちます。どう考えてもエセ科学なのに信じている人が居ることが考えられません。どうにかならないんですかね?
    どうにもなりません。テレビが後押しする場合もあり、クレームを入れてもまた同じことの繰り返しです。その場で潰していくしか無いです。深刻なのは、就職の時に血液型による差別が行われる場合があることです。
  • ぼくが愛用しているシャンプーの「メリット」があまり頭皮に良くないと聞いた。どうなんでしょうか。
    使って不具合がなければ気にする必要が無いのでは。「聞いた」レベルの根拠のあやふやな話は忘れ去っても何も困らない。
  • 水と氷の動径分布関数でこんなにもグラフの形が変わるのかと思った。水と氷、液体と固体では全ての物質で同様になるのか。また気体では均される距離が短くなるのか等、考えるのが楽しくなってくる。氷の構造が数多くあるのはO原子間にあるH原子が存在しうる位置が複数あり、様々な配置が可能だからということがわかった。水の電気伝導の仕組みが図を見ることでよく理解することができた。小学校や中学校のに確かに道徳のときに似たような話を聞いていたが、当時は何も疑問を持たなかった。今考えると何ともバカらしい。
    補足しておくと、水素原子に乱れがあるのはIhだけで、これは残余エントロピーの原因で、結晶多型の原因ではない。水素の位置が違ってもぜんぶIh。
  • 僕の友人がおしりの穴から水を吸収していきおいよく吹き出すことができます。なのでその友人はいつでもおしりから水を放射できるように学校に行く前にはお風呂でおしりに水を貯めて学校に行くのですが、それって汚くないですか?菌が直接こうもんを通るのは少し危険な気がします。ちなみにその友人は怒るとおしりを出して水を吹きかけてきます。ほんと汚いのでやめさせる1言を教えて下さい。
    水生昆虫のような生態。それはともかく水を吹き出すためにはおしり丸出しでないとムリでしょうし、人前でおしり丸出しは公然わいせつ罪くらいいきそう。軽犯罪法に「二十  公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者」があるので、携帯で証拠写真→警察に通報、で良いかと。
  • 最近、毎日筋肉痛です。筋肉痛が起こるということは筋肉がついているということですか?
    体積が増えるか単位断面積あたり出せる力が増えるかまではよく知りませんが、しっかり使って鍛えれば出せる力は増えますよね。
  • 使っているコンタクトレンズに「両性イオン」と誇らしげに書いてあるのですが、高校で習った双性イオンと両性イオンはどう違いますか?ファイテンのチタンネックレスを科学的に考察した本の中に、プラセボ効果だって効果だという開き直り表現がありました。正論だと思います。プラセボ効果が期待できるなら「エセ科学=インチキ、悪」と断定してしまう方がよっぽど非科学的で危険なのではないでしょうか?エビデンスがないから安い商品は市場原理の見方に立てば存在意義はあると思います(安いので)。
    両性イオンと双性イオンは同じ意味(理化学辞典)。プラセボ効果も効果だというのは正論だが、それなら、エビデンスが無い製品は「プラセボ効果だけ期待できます」と明記して売ればいいだけの話(消費者は普通はプラセボ以外の効果を期待している)。これなら誰もニセ科学とは言わない。プラセボ効果でない効果が期待できるような宣伝をすると嘘をついたことになる。なお、エビデンスが無いというのは、効果が期待できないだけではなく「何が起きるかわからない」も同時に意味する。「効果」が利益だけという都合の良い話は自然現象には期待できない。被害発生もあり得るし賠償されないのはまずいので、市場原理的にOKにするには、エビデンス無しの商品を売る業者だけで組合をつくって被害発生時の賠償金の積み立てをするか保険をかけるかして売るべき(但し価格に転嫁されて安くはならないだろうけど)。
  • シャワーの水にマイナスイオン粒子が入っている場合、髪や頭皮に付着している汚れ(のうちプラスの電荷を帯びたコロイドとなっているもの)をマイナスイオン粒子が引き寄せ、洗浄効果が高まるということは考えられますか?先日そのようなシャワーでいつもよりすっきりした気がしたので理由を考えてみたのえすが、マイナスイオンドライヤーと同じようなうさんくささも感じられてしまいます。
    この講義で水の物性の表をプリントに入れておいた。室温での水の誘電率が約80だったのを覚えているだろうか。誘電率は、溶媒の中で正の電荷と負の電荷が引き合う力をどれだけ弱くできるかの指標である。身近な溶媒の中でこの値は大きい方である。水の場合は水分子の酸素側が正の電荷を取り囲み水素側が負の電荷を取り囲むことで、電気的な力を弱めてしまう。このため、水無しでは強く引っ張り合っている塩素イオンとナトリウムイオンは水の中ではばらばらになる。つまり食塩は水に良く溶ける。アルコールやアセトン(誘電率が20から40くらい)にも食塩は溶ける。誘電率が2とか3の溶媒(ベンゼンなど)には食塩はほとんど溶けない。シャワーの水の中に「マイナスイオン粒子」が入っていたとすると、水分子に取り囲まれることで、イオンが他の何かに及ぼす電気的な力はかなり弱められるだろう。洗浄効果は水のものを溶かす効果が効いてくるから、あまり関係なさそう。
  • 僕は片眼だけ視力が低く視力検査にひっかかってしまいます。しかし日常生活に支障はなく、視力検査のためだけに、しかも片眼用の眼鏡を買うのは癪です。なんとかならないでしょうか。
    その状態で長期間放置した場合にどんな不具合がおきるかについては、私は眼科医ではないので答えられない。かかりつけの眼科医に相談してほしい。
  • これから道徳の教科書はそのような合理的に考えなければいけない所で情緒をいれてしまうところはなくなっていくのでしょうか。
    道徳を教科にするという話が出ているので、どんな教科書が出てくるかによる。
  • 道徳がこのような有様になって本当に失望した。いい言葉などという表現なども言いだした人達が「いいと思った言葉」という個人の主観が入っている。この話の間違いを子供に指摘させるのが目的なのかさえ思った。
  • 水の結晶と道徳に関する話が心に残りました。小学校の道徳の授業は、正直に言って、あまり有意義なものではないと前から感じていましたが、人間と自然との共存という問題に情緒を持ち込むなんてひどいと思いました。
  • 道徳の話をもっと聞きたい。とても興味深かった。
    例えば、ある特定の民族や人種の能力が劣っていることが科学的に示されたとして、その人達を差別してかまわないか、という問いを考えてみればわかる。道徳の根拠を科学に求めるなら差別は合理的でOKが結論になるが、科学とは別に人はどうあるべきかという価値判断の枠組みによるなら、今なら、人は等しくその権利を尊重されるべき、が結論になるだろう。道徳と科学は「混ぜるな危険」。
  • 科学と道徳の話で非常に面白かった。自分の思考はだいぶ情緒に毒されている気がする。
  • 大人(教師)がはたして善意でやっていたのか…。もとからミスリードをねらっていた気が自分にはする。
  • 水の結晶の話を小学校の頃は本気で信じていたので今思うとはずかしいです。
  • 幸い、道徳の授業で「水からの伝言」は扱われなかったのでよかったです。
  • 情緒とかを教育の現場にもち込むのは日本人らしいなと思いました。合理的というのは社会に出ていってからもっと必要になると思うので、私自身気を付けていきたいです。
  • 「ヨイココロ」を机上で同時に作り出す点で、僕は道徳が昔から嫌いだったが、今日の話を聞いて本当にそう思った。人がもつ情緒を利用するのはやめてほしい。
  • 情緒と自然科学の関係性って難しいですね…自分の守備範囲はムリに超えるべきではないということでしょうか…小学校や中学校で教えられてきたことを新たに疑い直す視点も必要だと思いました。
  • 今日の内容は私にとっては難しかったが、プリントをもう一度みてがんばってついていきたいと思う。
  • 最初の方はけっこう難しくてよく分からなかった部分もありましたが、最後の科学と道徳につては興味深かったです。今度から日常的に意識して考えたいです。
  • 小、中の道徳の授業は回りくどくて苦手でした。アモルファスの氷を見てみたいと思った。
  • これかで聞いたことのない内容がほとんどで良い刺激になりました。
  • 部活をした後の水は本当においしいです。どんなに飲んでも飲みたりません。ポカリスウェットとか飲みたいけど、太りそうだし、余計のどが乾くので、水とかお茶をのみます。
  • 水に良い言葉や音楽を聞かせると化粧が綺麗にできるということは何度も聞いていましたが、疑っていたので本当のことが知れて良かったです。私は庄内出身ですが、酒田は白鳥飛来数日本一で数年前まではえさやったり、市全体で保護してました。今は鳥インフルもあってえさやり禁止です。共存は難しい。
  • 小学生の頃「心のノート」にいろいろ書きました。水の結晶と道徳の話で水に「ありがとう」とか言うと美味しい水になるということをずっと信じてました。恥ずかしいですね…。
  • 科学ではないのですが、道徳の内容で意味のわからないことが沢山あり、心の美徳を感じる作品もありますが、明らかに利己的な内容のものや押しつけがましい親切心をのせた作品も多かったことを思い出しました。もっと現実的なことをのせてほしいと思っていました。
  • 後半の内容は何かと考えさせられる内容でした。自分でも少し考えてみようと思いました。
  • 面白い話が聞けて楽しかったです。
  • 自然科学を扱う人は中途半端な知識を使ってはいけないですね。逆に恥をかきます。
  • 道徳に関する話は、当時は特に深く考えなかったが、科学的に考えるとおかしい所が出てくる事を知ると興味が出て来る(科学的な意味で)。
  • エントロピーについて名前は知っていたが、内容についてはイマイチ理解できてなかったので今日の講義を受けて良かった。
  • 「水の結晶と道徳」のエピソードに思わずにやけてしまった。確かに義務教育にこの話を組み入れるのはどうかと思う。天羽先生の言う通りだと感じる。道徳を人に教えるのはとても難しいのではないかと思う。
  • 内容がむずかしすぎて…
  • 詳しい科学の知識をもっていない人たちは科学の言葉を巧みに使われてしまうと惑わされてしまうと思う。この問題が教育の現場にまで生じているということに驚いた。
  • 小学校の道徳で「水からの伝言」の話を聞いた。当時も疑わしいと思い、先生に「音はただの空気の振動ではないのか」と質問したら怒られた記憶がある。道徳の授業でも嘘を教えてはいけないと思う。動径分布関数は初めて知ったがおもしろい考え方だと思った。
  • 動径分布関数っていかついなあと思ったら、意外と内容はわかりやすかったです。道徳の授業はあまりやった覚えがないです。
  • 根拠のないことでも人は簡単に信じてしまうんですね…。
  • アモルファス氷っておもしろい。水と氷の両者の性質をもっている(分子感距離から)ということは両社の中間物質であり、化学的性質にも興味がわく。
  • テレビや宣伝のニセ科学を信じて実践する人はむしろ疑いの心がなくて凄いと思います。やはりそういう人は一生疑問に思わないのでしょうか。
    何かのきっかけがあれば気づくかも。その前に次々と怪しいものを売りつけられて財布にダメージの可能性が高い。
  • ハンドアウトを頂けるのはありがたいのですが、ねむくなるので板書の量をふやしてほしいです。出来れば、バンバン板書をして頂きたいです。
    教室が大きいので、後ろの方の人が見えないこと、後ろまで見える大きさで書くと伝えられる情報量が減ることからこの形式にしています。実はこの講義、一番最初は板書でやってましたが、今より小さい教室でやっていたけど板書が多いことについて評判が悪かったです。
  • テストは何月何日ですか?教えて下さい
    シラバスを読むべき。
  • 先生の名字がとても素敵で気になってしまいます。由来というか、ご自身の名字についてご存知のことがあれば簡単に教えていただけませんか?
    由来は気にした事が無いので知らない。同じ字で「あもう」読みは瀬戸内、「あまは」読みは千葉方面に居るということくらいしか知らない。それはそうと昔は不自由だった。まだ病院内に薬局があって、ふりがなを付けるのが一般的で無かった頃、診察が終わって薬待ちで呼び出しを待っている時、何と呼ばれるか予想がつかないので、呼ばれて気づかないことがよくあった。
  • 興味深かった。
  • Amazing!
  • Good job!(3名)