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第3回
- 雪の結晶は一つとして同じ形がないと聞きましたが、資料の図にあるようにa〜fの基準となる形があったんですね。この理解が正しいのか分かりませんが……
→細かいところまで比べれば同じ形はまず無いでしょうが、大体の格好で分類が可能なのだと考えてください。
- イオン交換カラムの仕組み?をもう少し知りたいです。
→たとえばこんな解説。http://www.asahi-net.or.jp/~dn8t-ootk/mizu/resin.html カルシウムやマグネシウムなどの2価のイオンをつかまえて、NaやHを放出するイオン交換樹脂という材料があって、これを細かくして筒状の容器につめて水を流して使う。
- チンダル像のチンダルさんはコロイドのチンダル現象のチンダルさんですか?
→活躍した時期と研究分野を見る限り同一人物らしいが……(論文をあたればわかるのだろうけど、1800年代の原著論文を引っ張り出せなかった)。
- 氷と一口にいっても形が様々あるのがおもしろかった。雪にもサラサラしてたりとか積もりやすい雪だったりとか色々ありますが、結晶の形の違いによるものなのですか?
- ダイヤモンドダストはどのようにしてできるのですか。同じ雪でも天気や気温によって感触が違うのは結晶の形などに関係があるのでしょうか。
→気象庁によるとダイヤモンドダストは「大気中の水蒸気が昇華し、ゆっくりと降下する微細な氷の結晶。」雪の感触については、天候によって結晶の粒の大きさや雪に含まれれる水分の量に違いがあることによる。
- 火山岩はゆっくり冷えれば結晶は大きく急に冷やすと結晶は小さくなるが、氷の結晶も同じことが起こるのか?
→氷だけではなく他の結晶も同じことが起きる。
- 冬に車の窓をみて雪の結晶があるのに喜んでいました。しかし、まだAの結晶しかみたことがありません。雪の結晶って自分で作れるのですか?自然状態でできた結晶で最大のものはどれくらいなのですか?
→条件を変えるのは難しいが、「平松式人工雪発生装置」http://www1.ocn.ne.jp/~kojihk/kazupage/pet.htm。小学校理科レベル。最大についてはわからないけど大きく重くなったら落ちてくるのでサイズに限界はありそう。
- 中谷さんの実験はどうしてウサギの毛を使って行ったのですか。他の動物の毛とウサギの毛に大きな違いがあるのですか?
→私が聞いた話では、当時中谷先生が使っていた防寒着のフードと袖口のところにウサギの毛が使われてたためそれを抜いてつかったというものだった。細いものなら何でも使えるはず。
- 単に雪といっても気温によって結晶の形が変わるというのはおもしろいと思ったし、温度で形が決まるのはとても不思議だった。氷の結晶構造の違いで何か性質とか違うんですか。
→誘電率とか屈折率などの物性は違うはずだが、どれだけ測定されているかわからない。
- 山形市や山なのに水がおいしくありません何故なんでしょうか。
→温度を下げてレモンでも一切れ入れて飲んでみては。
- 私は米沢市出身です。なぜ山形市より南にある米沢の方が寒いのでしょうか?
→私にもよくわかりません。山の位置や地形の影響、シベリア方面からの風の流れ込みといったものが影響しているのだろうとは思うのですが……。
- 氷がこんなにも多くの結晶構造をとるのに驚きました。このような性質は氷に特有なのですか?
→結晶多型は他の物質にも普通に見られます。氷は状態図が複雑ですが。
- 雪の結晶の形が温度によって決まるというのは初めて知りました。雪結晶の成長中に温度が変わるとどうなるんでしょうか?
→プリントの鼓型の例のように、最初は六角柱で後から六角板、のように違う形に成長したものが混じってくる。
- H2Oの形について質問です。VII、VIIIといった圧力が大きい条件でできるものは、地球上で自然に存在しますか?
→多分無い。南極の氷を掘ってもIhのままらしい。地底深くだと温度が高すぎる。
- 湿度の高低によってどのように雪の結晶は変わりますか?数時間前に降った雪、今降っている雪の結晶から数時間後降ってくる雪のことを予測することはできますか?
→結晶の形の違いについてはプリントのダイヤグラム参照のこと。予測は難しいだろう。
- 本当にマイナスイオンがあったとしてそれがリラックス効果を与えるというのは事実なのか?それならどのような仕組みなのか?そもそも全てが適当なことなのか?
→全てが根拠のあやふやな話でしかない。物質特定しない限り仕組みの話は不可能。
- 水のHとOのなす角が104.5°とどのようにして分かったのですか。またたまに103°の水とかはないのですか。
→結晶構造の解析と、水蒸気の回転準位のスペクトルから。103°はきいたことがない……。
- 純水の純度が高くなるほど水の味はどうなるのですか?
→人間の舌で違いがわからなくなれば変わらない。味がしないわけではない(∵体液組成とは異なるから)。
- T=1012、G=109、n=10-9、p=10-12という具合に接頭語は決められていますが何故Åが考えられたのかが疑問です。cmはあった方が便利なのは分りますが、Åもあった方が便利だったのでしょうか。
→Å単位だと、原子や分子の大きさが、10の何乗、といった数を掛けずに表せて便利だった。
- 電子レンジは物体の水分子を振動させて熱を発生させると聞いたのですが、電子レンジで温める時、木の素材の容器が水分子をまだ含んでいそうなので変形しそうなのですが、なぜ変形しないんですか?プリント③の水の状態図について何で100℃を超えても液体になっているんですか?100℃を超えたら気体になるのでは。
→正確に言うと、バルクの水(水のかたまり、コップに水を入れたら大部分はこれ)に電磁波のエネルギーを吸収させて加熱している。水分子は、電子レンジの加熱周波数に近いところでまとまってわさわさ動いているので、うまく加熱できる。木に含まれている水は、木を作っている分子(セルロースとか?)と結合して動きが遅くなっているので、加熱のためのマイクロ波の影響を全く受けない。 水が100℃で気体になるのは1気圧の時で、加圧容器に入れて加熱すると100℃以上でも液体のまま。さらにもっと加熱していくと、水面が消えて均一な液体(超臨界状態という)になる。
- なんで身近なインチキ(雑誌とかチラシとか)は、てきはつされないのですか?
→バイブル本(特定の商品を売るための本)は健康増進法で取り締まり可能になったが、言論と表現の自由があるのでなかなか難しい。
- 氷には様々な結晶があるというのは知らなかった。
- 私にとって雪はありふれたものですが、雪の結晶には様々な形あって、さらには未だによくわかっていないことがあると思うと不思議に思います。
- 氷の結晶は1種のみだと思っていた。実際は複雑でよく分からなかった。
- 今日の話もとても興味深かったです。今後もグラフや表が出てきた時には黒板で詳しく教えてほしいです。
- 水の体積膨張には気を付けようと思った。
- 高校で習っていた化学よりも詳しい内容の授業なのでとても興味深いです。
- 冬になるとよく雪の結晶を見るんですが、雪の結晶にも色々な形があるんですね〜
- 雪の結晶と科学の関係がわかっておもしろかったです。
- 雪の結晶は樹状六花の形をよく見かけるが、気象条件によって結晶構造が変化するということがとても興味深かったです。
- 条件によって氷の結晶の形が違うというのが面白かった。
- 一口に氷と言っても、様々な結晶構造があることに驚いた。
- 一言で結晶といってもいろんな形があるんだということがわかりました。
- 氷の結晶構造にも色々な形があることが分かって勉強になりました。
- 氷に多くの種類があるのは初めて知りました。
- 長年雪をいやという程見てきましたが、雪の結晶に色々な形があるとは知りませんでした。驚きです。「なぜこのような形に成長するのか」という事を解明するのが難しい、と聞きましたが、もし解明されたらその原理について詳しく知りたいです。
- 光についての解説ありがとうございました。雪の結晶がきれいな形をしているのが不思議でした。
- 怪しい学説、すごく気になります。もっと知りたいです!あと、マイナスイオンの件、解説ありがとうございます。わかりやすくて科学が苦手な私でも理解できました。マイナスイオンは雨上がりに増えるということなので、止んだ後に換気をしっかりします。そしてイオン送風のヘアドライヤーも使い続けていきます(笑)。
- 難しかった。
- 生徒一人一人に対しての質問の対応がとても親切だと思いました。
→突っ込むようですが、皆さんは生徒ではなく学生です。
- 申し訳ないんですけど、プリントの字をもう少しだけ大きくしてほしいです。
→印刷前の原稿で1ポイント増やしてみた。
- 犬派ですか?僕派ですか?
→質問の意味がわからない。
- ありがとうございました。
→どういたしまして。
- 先生はどこでどうやって学んできたんですか?
→千葉大学理学部物理学科→お茶の水女子大学大学院理学研究科物理学専攻→東京大学大学院医学系研究科第一基礎医学専攻。大学院のころのアルバイト仕事で医療画像データベース関連のプログラム製作。プログラム仕事は学部の頃からで、医学部の先生から仕事をもらってた。学位取った後は一時期放医研でネットワークエンジニア。その後都立航空高専で航空機の高度計の実験やら航空電子工学を教えたり。2つ目の学位を取った後は阪大→広島大→山形大。
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