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第4回
- 喫茶店とかに行って飲み物たのむと、グラスの中の氷に穴があいているのですが、あれはなにか意味があるのですか?
→あの形状で思いつくのは、不純物の多い部分を捨てていることと、表面積が増えて冷やす効率が上がっているということくらいだが、狙ってやっているかどうかは知らない。
- XYLITOLは本当に効果があるのでしょうか。
→何の?
- 飲料水としてはあつかえないようなどろが混ざった水を何時間もあるいてくみに行くという映像をテレビで見ました。大きな装置や高価な機械をつかわなくても水をきれいにすることは可能でしょうか。
→気温にもよるが、太陽光で蒸発させて集める方法は使えるかも。
- クラスレートのゲスト分子が水に親和性の低いものである理由は、親和性が高いとクラスレートの形が崩れてしまうからなのでしょうか?反発し合う(引き合わない)方が安定ということ?
→理由を統一的に説明できるかはよくわかりません。気体は水に溶けないけれど、有機溶媒は水と任意の濃度で混じるものもクラスレートのゲストになっているので、傾向としては親和性が無いもの、という程度の話ではないかと。
- 前の人も同じような質問をしていたのですが、「アルカリイオン水」というのは一体何ですか。
→水を少しだけ電気分解してできる弱アルカリ性の水。
- メタンハイドレートは高校のときに習ったので、知っていた。しかしクラスレートやガスなど他の種類があることに驚いた。水を膨張破裂させるとイオン化することや、「ハイドレート」の意味、「D2O」とは何かが分からなかった。番外については、科学的な目線からみると確かに理解し難いなと感じた。
→質量分析では水を破裂膨張させた後、イオン源を使ってイオン化させています。破裂膨張のみでイオンになるわけではありません。D2Oは重水です。陽子と中性子1個からなる原子核を持つ水素と酸素が結合した水です。
- 科学とおもっても、科学ではないものがあふれているということが分かった。水道水と売っている水は何かちがうんですか同じなんですか。
→水分子以外の成分がわずかに違う。
- 学校で習うものの中にも間違った科学があるというのにはとても驚きました。教科書には正しいことだけを載せてほしいと思いました。
→水からの伝言で道徳を教えることは、教科書に出ていたわけではなく、教師の自発的な創意工夫から出て来たものです。
- 鍋にカビが生えたんですが良い殺菌方法はありますか?また、捨てた方が良いんでしょうか…。もったいないのでなるべく避けたいのですが…(講義に関係なくてすみません)ハイドレートとか高校で習ってないので少し難しかったですが、見てみたいなと思いました(特に16面体!!)
→鍋は捨てる必要無し。中身を捨てて水で洗って洗剤やキッチンハイターで洗う。むしろ洗うスポンジの方を使い捨てにした方がいいかも。
- サイエンス誌曰く、STAP細胞を証明する論文には問題があったが、実際に複製されたマウスは存在するとのことでした。STAP細胞はあるのでしょうか。
- エントロピーは熱力学における重要な尺度だと思うのでもう少しだけ突っ込んで解説していただきたかった。似非科学への批判は合理的で痛快です。STAP現象でも情緒的になっている人が多くいて非常に驚いていました。笑い話で済んだら良いのですが、思考停止している人の数の多さに恐さも感じています。STAP現象についての先生の意見を詳しく教えて頂きたい。(医学部の生物の教授が「たぶんSTAP細胞はあると思います。」と発言)
→将来どこかの誰かが何か新しい方法でSTAP現象を見つけるかもしれない、という意味ではSTAP細胞はあるかもしれない、というより、この先存在しないだろうとは言えない、と思います。が、今回の理研での実験でSTAP細胞ができていたかというと、できていなかったんじゃないかと見てます。理由は、小保方さんの実験ノートがあまりにも杜撰で、実験そのものが行われた形跡自体が乏しく、もはや、後ろに一日はりついて実験操作本当に最後まで出来るんだろうな、と疑ってチェックしないといけないレベルだからです。理研にマウスが残っているとしても、切ろうが杜撰すぎてどの実験由来のものなのかはっきりさせることも困難なのではないかと。
- 化学(特に新発見のために)は危険と隣り合わせだと思うのですが、ある程度「危険を避けるために発見があえてされていない」という物質または現象・反応などはあるのでしょうか?リスクを帯びながら研究することはどこかでやっているのでしょうか?
→単離すると爆発するので研究論文がほとんどない、というケースがあるときいたことはありますが、避けているわけではないかと。隠したっていずれ誰かが見つけるでしょうし。
- よく地球温暖化に関する番組で北極・南極の氷が崩れ落ちる動画が流れますが、異様に青い(ガリガリ君ソーダ味くらい)氷があります。あれは何故ですか?
→水は赤色の可視光をわずかに吸収するのでたくさんあれば太陽光のもとでは青く見えます。おそらく氷も同じでしょう(水と同じところに基準振動があるので)。
- ふつうの氷とアモルファス氷、見た目上の違いはあるんですか?
→ありません。アモルファス氷は少量しかつくることができないので、小さな氷のかけらに見えます。
- 水より氷の方が電気伝導度が大きいとあったのですが、水と氷のH+、OH-のイオン濃度はどれくらい違うのですか?また、これは電気伝導度の大きさに影響はあありますか?
→手元の文献を調べたのですが純粋な氷についての濃度は出ていませんでした。微量の不純物を入れたDoped iceというのを作ると欠陥ができて、H3O+の量が増えます。電荷移動を担うものが増えれば伝導度は増えます。
- 先生の好きな元素はありますか?
→特に考えたことはないです。
- バナナの傷んでいる部分(黒っぽくなっている部分)を食べても害はありませんか?
→腐敗に至っていたら良くなさそうではあるし程度問題。
- 片付け忘れて偶然見つかったBZ反応(?だったと思うんですけど…)発見したのが地元の高校だったので、質問の所に書いてあったのを見て少しテンション上がりました(笑)。メタンハイドレートについてもう少し詳しく教えてください!そして、私は道徳の授業ものすごく嫌いでした(うさんくさくて)
→メタンハイドレート資源開発コンソーシアムのサイトが詳しい。 http://www.mh21japan.gr.jp/mh/02-2/
- 氷に電気を流したら溶けませんか?
→溶けるほどは流れないです。
- 酸素や水素に大きな圧力を加えると金属酸素や金属水素になるようですが、水などの化合物でも同じように金属のような性質を示すのでしょうか?
→具体的に何だったかは忘れましたが、圧力で金属と非金属の転移を起こす現象は他にもあったと思います。
- 水は電離度が低いらしいのでいくらH+とOH-による移動が速いとしても電気を通す媒体として利用するのは難しくないですか?そうすると結局電解質を溶かさないと電気は通らないのでしょうか?
→純粋な水はほとんど絶縁体です。伝導度の実験は、電気を通す媒体としての実験ではなく伝導のメカニズムがHを交換することで行われているということを知るためのものになっています。実用的な程度電流を流すには電解質が必要です。
- 水素原子は本当に目に見えないのでしょうか。
→1個1個がちいさいので判別は無理です。
- 除湿器を使ったとしても、部屋を密閉しない限り室内外の水の分圧は変わらず、湿度は下がらない期がします。完全に密閉されていない部屋でも除湿器は意味があるのでしょうか。
→そこそこ空気の出入りのない部屋なら、除湿器を動かして、取り除く水>入ってくる水蒸気、になれば湿度は下がります。
- 最近、日本近海に大量のメタンハイドレートが存在しているのではないかと気体されていますが、もしそれを取り出してしまったら地盤が崩れることは起こりうるのでしょうか。
→地層変形を調べる研究も行われています。http://www.mh21japan.gr.jp/mh/07-2/
- その人が得た感情からその現象を一方的に解釈している人が、きれいな言葉をあげつらって広めて、周りもそれを信じて勘違いが大きくなっていると思った。言葉に惑わされないように冷静に判断していきたい。
- 食事をする時、動物も植物も生きてるのだから残さず食べようと思いますが、植物も生きてるのだから話しかけると答えてくれるというのは疑問に思います。道徳と科学では何をもって生きているとするのかが違うのかなと思いました。プリント6の左上の反論はとても納得できました。自分もこのように深い所まで考えたいと思います。
- 学問にとって情緒が毒あるものだという事は自分にとってとても斬新だった。私生活と学問の切り替えが大事だと気付けてよかった。
- 情緒に流されずに生きたいと思った。
- 私はいつも道徳の授業は無駄だと思っていた。本当にいい文学作品を読んだ方が精神的にも豊かな子供が育つと思う。
- 研究は、国家・世界をめぐることで恐ろしく責任あることだと思います。
- 毎回、水につて新たな発見があり、他の身近な物質についても調べてみたいと思います。小学校で習った「道徳」とはなんだったのかと思いました。
- ガスハイドレート(メタンハイドレート)はエネルギー源としてこれからどんどん活用されると思っていたが、問題があることを初めて知った。これからもエネルギー問題については議論や試行錯誤がなされていくだろうから注目していきたい。
- 科学にもいろいろ問題点があって研究するのは大変なことだと感じた。
- 情緒が持つ毒に気を付けたい。
- 科学と情緒を切り離して考えないと、科学に対しての間違った知識が広まってしまうんだなと思いました。
- 科学に人の感情を介入させると、恐ろしいことも起こりうるんだなと思った。
- 動径分布関数のグラフの縦軸の書き方を初めて見た。
- 身の回りにはインチキ商法が本当に沢山あるんだな、と思った。きちんと勉強してだまされないようにしたい。
- 小、中学校の教材でエセ化学のものが使われていたことがあるのにおどろきました。水にありがとうの実験以外でも深く考えずに信じているエセ化学はたくさんありそうです。他にもあったら授業で取り上げてほしいです。
- 科学の知識が足りないと間違った考えを引き起こすという事実は、これから注意すべきだと感じた。
- 科学的に問題のある驚異行くが学校でなされていると知り、大変驚いた。今後はともかく、幼い頃から批判的にものごとを考えることが必要だったのだと思った。
- 科学のふりをしているものにだまされないように心がけたいと思います。水の結晶がきれいになるからいい言葉だというのはおかしいことだと思います。道徳の授業を何気なく受けていましたが、講義で取り上げたような内容の授業を受けたかもしれないと思いました。今考えてみるといい加減だなあと感じました。情緒は危険だと思いました。
- 質疑応答の部分で、水道で温かい水を出したときに白濁するのは私も気になっていました。薬かな…?と少し不安だったので、気泡と聞いて安心しました。
- 氷の構造を高度な観点から見ることができた気がする。情緒の毒には注意したい。。
- 化学k的ではないが水に「ありがとう」という話は確かに道徳を教える上で役立ちそうだなと思った。モラル教育しっかりやってほしい。
- 水の電気伝導について、プロトンの移動で起こっていることが面白いと思った。
- 水だけでこれほどまで深く学んだのは初めてだったので、前回引き続き新鮮でした。水というのは簡単な物質でありそうで、実は多機能を備えており、とても興味深いものがありました。
- 科学に情緒は不要なんですね。
- 後半の話は特に気をつけようと思った。
- 情緒は入れこまないように注意します。
- だんだんとエセ化学がわかってきました。
- 水に「ありがとう」ということに関して、よく考えればおかしなことだと思いますが、小さいころは本当に信じていました。「心のノート」は使った覚えがあります。その中にもおかしな内容がたくさんあったんですね…。
- 本来は大学生になるまでに感情を切り離して物事を判断する力をつけるべきであり、今の時代の教育にはそういう点が欠けているように思う。
- エセ科学が義務教育で用いられていたという点におどろいた。影響を受けやすい子供に対してこと正しい物の見方考え方を考えるべき。
- 水って見た目ただの液体なのに、この授業を受けてから本当はただの液体じゃないんだと思うようになり、不思議なかんじです。
- 小中の教材などで今見たらおかしなところがあると思うので、見てみたいと思った。科学的に見ると、おもしろかった。STAP細胞はメディアgもちあげすぎたと思う。しかしおぼかたさんもメディアを利用しすぎた。涙という女の武器を駆使していた。
- 氷との距離の話は興味深かったです。正直に申し上げると、「水からの伝言」にちいての先生の見解は必要なかったかなと思いました。問題点を列挙して最後のまとめの結論で「こんな内容は学校で教えてはならない」とありますが、そんなことは誰でも先生の話を聞けば分かると思いました。よって少し触れるだけてよかったかと。確かに僕も道徳と理科を絡めるのはアホかと思います。情緒と科学は切り離されるべきだと思います。
- 水の結晶と道徳の話で、水に「ありがとう」というラベルを貼るときれいな樹枝状結晶ができるという話は、さすがにバカげているなと思った。いくら道徳として授業で使うにしても、科学として明らかに違うことを授業で扱うのはどうかなと思いました。
- 氷の電気伝導は水より速いというのがおもしろかった。
- 今日やった1.4の項目のクラスレートという項目で、「ゲスト分子」という取り込まれる分子の働きがとてもおもしろいなと思いました。ゲスト分子との相性で構造が安定するかどうかが決定することも興味深かった。
- 高校の頃から、水分子は化学の基本であって、授業ではもちろん、問題演習の中でも多用してきたけど、今日初めて知ったことがたくさんあった。あと、クラスレートという概念は難しく感じたけど、ガスハイドレートの構造図は少し興奮しました。
- 今まで、植物に声をかけるとよく育つ、といったことを結構信じていましたが、お話を聞いて納得しました。小学生の頃、「心のノート」を使っていたので、少し衝撃的なお話でしたが、確かに、と思いました。私は情緒を持ってしまうタイプなので、気をつけたいと思いました。
- 教材を作ったり、選んだりするのは大変なんだと思いました。先生たちはそういったことに力をそそいでいることもなんとなくわかりました。
- 水の電気伝導の話がとても興味深かった。はじめ「移動度が大きい」とはどういうことか分からなかったが、話を聞くと確かにそうだと思う。密度のことは中高と意識しながら勉強してきたが、このような所で現象として表れると、おもしろいと思った。また、最後の具体例として出されていた話への考え方も自分の考え方を持つための良い機会になったと思う。
- 番外の水の結晶と道徳の話が面白かった。
- 水は答えを知っている、といううさんくさい本を母がもっていました。捨てろと注意しておきたいと思います。
- 道徳と科学を一緒にしてはダメですね。
- 科学と感情を切り離すのは必須です。
- もうすぐ夏ですね。夏といえば私は夏色えがおでいてJump!が好きです。
- 「ありがとう」
- ありがとうございました。
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