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議論その4(白畑教授に連絡)

 メールアドレスを林博士に教えてもらったので、白畑教授に直接メールで連絡してみた。問い合わせの内容は、

  • 第13回日本動物細胞工学会国際会議予稿集の購入申し込み
  • 電解質の中の化学種について調べた文献は存在するか
  • 来年の溶液化学シンポジウムで発表していただけないか

である。これらについて、白畑教授より、

  • 予稿集は別途購入可能である。
  • 現在、電気化学反応でできる物質の活性を調べて実証することを目指している。系統的にそのようなことを調べた文献は知らない。
  • 電解水の陰極液が、還元作用を持つこと、in vitroおよび細胞内で活性酸素を消去すること、ガン細胞の性質を正常化したり、筋肉細胞への糖取込を促進することがわかった。還元電解水中には水素分子ガスが過飽和状態で溶解する。活性水素ができるためにはミネラルの作用が必要である。活性水素を高感度で測定する方法を開発した。現在、論文発表と特許の申請を準備しているので、それが済むまで詳細は公表できない。

ということであった。陰極側に生成する弱アルカリ性の水については、酸性水に比べると化学種の確定が確かに遅れている。

 シンポジウムの話についてはコメントがなかったので、プライオリティを取ったあとの研究を進展させるためには、ぜひ化学系の学会で報告を、とメールにて送った。

 どうやら、白畑グループの特許と論文のアクセプトが出るまでは、この件については進展はなさそうである。特許と論文が通ってプライオリティがとれれば、他グループによって追試可能な情報が公開されることが期待されるので、それを待つのが最良ということだろう。(2000/10/17)