磁気処理水資料室

文献を利用するときは必ず原典にあたること。ここに書いてある要約を一人歩きさせないように!
カテゴリ 印刷物
資料名 Title: The effect of magnetic water treatment Test on the effect of the POLAR PD 15 on the incrustation in water heaters
Author: Hans Kristiansen
SO: NIVA-REPORT, Norwegian Institute for Water Research NIVA (P.O.Box 33, Blindern N-0313 Oslo 3, Norway Phone:(47 2) 23 52 80 Fax: (47 2) 39 41 29)
Report No.: 0-87164
Serial No.: 2272
Distribution: Limited
Date: 5.9.1989
要約

 同じボイラーを2つ用意し、それぞれのボイラーへの給水パイプを分岐させ磁気活水器をとりつけた。ただし、一方の活水器は磁性体を磁化させてあるが、もう一方の活水器は磁化させていない。 ボイラーを59日間動かし、その後それぞれのボイラーから水を抜き、内部のスケールの付着具合やスケールそのものの違いを観察した。また、ステンレスの試験片を入れて錆の出方を観察した。試験に用いた水のpHやその他の不純物の濃度をあらかじめ測定により求めた。ノルウェーの飲料水なのでカルシウム分が多い条件となっている。

 結果をまとめると以下の通り。

  • ヒーターへのスケール付着は、磁場を通った水を用いた方が少なかった。
  • できたスケールの粒子サイズは、磁場を通った水を用いた場合の方が大きかった。
  • しかし、スケールの結晶サイズは、磁場を通った水の方が小さかった。
  • ステンレス試験片の錆び具合(表面の色を観察)では、磁場を通った水のときに錆が抑制された。
コメント

当ページのトップで情報募集していた、対照実験を含む磁気処理効果評価試験の報告書。
同じ循環系を2つ用意し、それぞれに同じ磁気処理装置を組み込んでいるが、片方は磁化させてもう一方は磁化させていない。また、これは結果のみの報告であり、なぜこういう結果になったかについては一切触れられていない。この報告書のコピーは日本セルポ株式会社からいただいた。




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