2003年の更新履歴

2003/12/31

「株式会社エッチアールディ」へのコメントを修正。水和電子とESRについて,掲示板の方でいくつかコメントをいただいたので,但し書きをつけるなどして対応しました。

吉岡氏とのやりとり−4に追加。既に世間話モードか?

2003/12/25

「株式会社エッチアールディ」へのコメントに情報追加。「(新作の)研究会の報告が出てるが,科学的記述がわからないので見て欲しい」というメールが私宛てに来たのでちゃんと読んでみた。以前に,高校の化学を勉強しろとコメントしておいた会社なのだが,報文の中身は,今度は大学の化学になっている (^-^)。しかし,よく読むと,エネルギーを投入しないのにESRが起きるという主張になってるあたり,熱力学第二法則を真っ向から否定する内容だったりして(書いた人は気付いてないのかもしれないけど),ある意味素朴に間違っていた以前の宣伝よりもトンデモ度が上がっている。

2003/12/19

マイナスイオン関係の情報に「善意が宣伝に利用されるとき」を追加。

2003/12/11

吉岡氏とのやりとりー4」を追加。正確にいうと,来たメールを読んで,内容が科学の範疇ではない上に,あまりにも脱力したので返事を出すのをやめたから「やりとり」じゃないんだが。コメントをウェブで公開してしばらく放っておくことにする。

2003/12/10

吉岡氏とのやりとりー3」を追加。売れ行きは議論の本筋じゃないそうだし,社会規範の議論はやめるということなので,磁場をかけた水の性質そのものについての話だけになった。磁場で水が変わると主張するのは勝手だけど,その主張が既存の実験事実をどれだけ広い範囲でひっくり返すものかということを少しは考えて欲しい。それが本当なら,磁場の強い方ではこれまでに行われたNMRの(特に生化学関係の)実験は全滅,病院のMRIの検査に重大な副作用の可能性を意味することになるし,磁場がそんなに強くない方では,どこの研究室でも使っているマグネティックスターラーでかき混ぜた溶液を使った実験は全部信用ならないということになる。もちろん,こんなことを支持する実験結果は皆無である。だからこそ,磁場で水が変わるという主張には,研究者を軒並み有無を言わさず納得させるだけの決定的な証拠が必要なのだ。

論文が掲載されたので冨永教授の業績リスト私の業績リストを更新

2003/12/09

TeX関連の周辺情報として,「EndNote for Palmを使う」を追加。文献管理ソフトのEndNote7では,ハンドヘルドと文献リストの同期をとれる機能が追加されたのだが,日本語環境ではインストールすらできなかったので・・・。

I(IR0YO@7@━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!!!ということで,「吉岡氏とのやりとりー2」を追加。ウチのサイトの内容の信用は作者の私によるものじゃなくてお茶の水大の名前によるものだという主張を送ってきました。お茶の水大が公開停止にしたらアクセス数が倍増したけどお茶の水大にコンテンツを戻した時はさほど変わらなかったし,相談件数はお茶の水大に追い出されてから増えたし・・・・ってことで,追い出されたことで信用度がアップしたとしか思えないんですが何か?

2003/11/25

何だかよくわからないメールをいただいたので,お返事とともに公開。「磁気水へのコメントに対する批判と回答」。メールをくれた方の仲間だけでマイナスイオン水ユーザが10万人いるとか来年は20万人とか書いてあるのに,ウチのコメントで中小企業の製品が売れなくて困ると言われても,その人数ユーザーがいるのならそれは十分売れてる気がしますが何か?としか言いようがない。

2003/11/14

雑記帳に「(通称)コピーガードキャンセラー導入の顛末」を追加。画像安定装置(通称:コピーガードキャンセラー)を使うと,プレイステーション(PS2じゃなくPS)のゲームの画像(疑似NTSC信号)をパソコンでキャプチャできるようになるという話。ビデオ信号を直接入力できないディスプレイを使ってゲームをするにはこれしかない。

水商売ウォッチングの磁気処理水に「グレースユニオン株式会社」へのコメントを追加。いつも思うのだが,どうして間違ってる話をわざわざ自社製品の宣伝にくっつけるのだろうか。

2003/10/01

科研費マクロのアナウンスです。科研費マクロマスターサーバにて2003年版が公開されました。基盤ABC一般,若手AB,萌芽,特定と申請カードのサポートが行われています。申請書フォーマットの変更が大きく,締め切りがいろんな大学で例年より早くなったため,対応に難航したようです。科研費マクロ掲示板を用意しました。去年の掲示板がなぜか動かないので,急遽かわりのものを作りました。マクロMac版パッケージは明日には作って当サイトで公開します。

2003/08/18

還元水について,白畑教授へのインタビュー記事が毎日新聞に載りました。全文をメールでお知らせくださった方がいらっしゃったので,本当のところをコメントしました(「毎日新聞の白畑教授へのインタビュー記事について」)。また,この記事について,実際に毎日新聞社にクレームを出した顛末が掲示板に投稿されたので,そちらも再録しました(「毎日新聞の白畑教授へのインタビュー記事にクレーム」)

マイナスイオンを利用した医療機器を病院に配っていたセルミ医療器(株)が,薬事法違反で香川県によって業務停止処分にされました。これだけならウチのテーマじゃないんですが,調べてみると,マスコミに頻繁に登場するマイナスイオンの「権威」堀口昇氏が代表取締役であることを隠そうとしているふしがあったり,そのくせ中立に見える研究機関の長という肩書きで登場して製品にお墨付きを与えているような宣伝が行われたりしていました。これは,権威を利用して商品を売るという,水商売にも共通の手法であるので,検証記事を「マイナスイオン医療機器行政処分:権威はこうして作られる」にまとめました。「医学博士が」「本が出ている」「テレビや雑誌で」「全国の病院で使われて」といった宣伝文句がどうやって作られていくのかという実例です。

2003/07/31

4月に,新しいウェブページ運用マニュアルができたので,それに沿ってウェブコンテンツの復帰申請をしていたところ,いくつかの修正を条件に復帰が認められたので,コンテンツを元のatom11に戻しました。このいきさつを,「新規則制定@お茶の水大」「復帰申請」にまとめました。ここに至るまでの話は,「情報発信をめぐる問題とその対策」にまとめています。1年以上に渡ってコンテンツをおかせてくださった阪大の菊地・阿久津・時田先生方に感謝いたします。

新しい運用マニュアルでは,研究室において公開するページはすべて「研究室ページ」として扱われることになりました。学内から発信されるウェブページを大学としてどう扱うかがはっきり決まったわけですから,「非公式案内」というのはちょっと適切ではなくなったので,当サイトの名称を「冨永研究室びじたー案内」に変更しました。共同研究者である天羽が主に編集していることと,冨永研究室を訪れる人への案内という意味です。

2003/05/27

水商売ウォッチングに,「白畑教授による水素ラジカル検出法の公開公報」を掲載。どう見ても,白金触媒を使って水素ガスと試薬を反応させる話である。原子状水素は白金に結合した状態で存在するって,そりゃ普通,反応するには分子内の共有結合をはずさなきゃ出来ないし,その反応の途中で他のものと結合した状態で原子状になるのは当たり前じゃないか・・・・。読めば読むほど,電解還元水が体にいいとか,活性水素で活性酸素を消去といった俗説には結びつかない内容でした。

2003/05/21

水商売ウォッチングに,「ジャパンスケプティクスのニュースレター」を掲載。ジャパンスケプティクスに紹介された記事の紹介(笑)。磁気活水器資料集に徳島地方裁判所 平成12年(ワ)第73号 損害賠償請求事件 判決を追加。活水器で養殖ヒラメが全滅した事例。十分な分析なしに磁気活水器が体にいい水を作るなどと主張するのは脳天気の極みじゃないかと。ホワイトリストに,(株)エイムを追加。逆浸透膜を使った浄水器と水の販売会社。

実際には上記コンテンツを上げたのは10日ほど前なんですが,さてトップを更新,と思ったらいろんなことの締め切りが重なって身動きとれず,今になってしまいました。ということで,見てる人は既に見てる情報ですが一応更新しましたってことで,トップページに反映させます。

2003/04/25

情報発信をめぐる問題とその対策に,諮問に関する通知(茶女大企第52号->諮問第484号)(2002/12/21)文書開示請求(第54-1,2,3)(2002/12/25)開示決定通知&延期(茶女大企54-1,2,3)(2003/01/23)口頭意見陳述申立(諮問第484号)(2003/2/19)開示決定通知(茶女大企第54-1,3)(2003/2/21)口頭意見陳述の通知(府情審第498号)(2003/2/28)口頭意見陳述(2003/03/14)補足説明提出(2003/03/14)答申書の写しの送付(諮問第484号)(2003/0415)を追加。しばらく更新していなかったのですが,今月半ばに情報公開審査会の答申が出て,これで一区切りなので,忘れないうちにまとめました。今回,私の異議申立てはほとんど認められたのですが,答申は,前例を重んじるお役所らしくきわめて慎重な書き方をしています。もうちょっと広く使える前例が出るかと思ったのですが,やっぱり官庁のガードは堅い^^;)。今回の更新は,紙の文書を見ながらひたすら入力するというものだったので,終わった時には疲れ果てました。誤字脱字は,きっといっぱいあるだろうなあ(汗)。

2003/04/15

水商売ウォッチングに,「ジャパンスケプティクスで講演」を追加。

2003/04/03

雑記帳に「債権回収詐欺キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!!!」を追加。流行の債権回収詐欺メールが,やっと私のところにも届きました。

マイナスイオン関連に,「ハインズ博士の空気イオンの話」を追加。

2003/04/01

こんな裁判はイヤだ!2chバージョン」を追加。バカな文章も日頃から書いておくものだ...って何を教訓にしとるんじゃ>自分。あまりに忙しくてエイプリルフール対策を立てる時間もなく4月1日を迎えてしまった。

2003/03/26

日本機能性イオン協会の山田氏投稿に関するコメント」を追加。安井氏を批判するのも結構だが、そのロジックがおかしい。

2003/03/07

冨永教授が2月に行った,「マイクロ波応用技術研究会」での講演の講演資料を公開。新たに「講演資料」コーナーを作ったのでこちらからどうぞ

ネットワーク器機更新のため,3月14日は,お茶の水大は終日外部との通信が途絶します。当コンテンツは阪大にあるので,阪大方面のネットワーク事情に依存するのですが,冨永教授や私宛のメールは到達しないかもしれません。

2003/03/01

論文が通ったので冨永教授の業績リスト私の業績リストを更新。

当サーバの受け入れ先の先生である菊池教授が,大阪府研究職員研修会で「ニセ科学」についての講演をしたときのレジュメが公開されています。

2003/02/03

水商売ウォッチングに「TOSSランド」(教育技術法則化運動)へのコメントを追加。水が情報を記憶するとか,人の気持ちがわかるとか,それが結晶の形を見て判定できるとか・・・・・波動な人々のオカルト話が,義務教育に忍び込みつつあるようです。

2003/01/31

水商売ウォッチングに「パイネット」へのコメントを追加。ACMπウォーターを扱っているのだが「水に情報を記憶させる」は完璧な誤りだ。

2003/01/27

年末に訴状を提出した情報公開訴訟ですが,事情により取り下げました。冨永教授に何を訊いても頼んでも,学内の情報が全く理解できず公開停止の問題の解決は半年以上に渡って何一つ進まず,かといって私がお茶大と直接交渉しようにも学外者のためルートがなかったので,私としては(大学に対して非合法な要求はできないから)法的手続をとるしかなかったのです。裁判所からの送達と期日指定があって初めて,お茶大の担当者と交渉窓口が判明しました。

2003/01/24

昨年山口大学で開催された「マイナスイオンを考える」の講演資料(pdf file 1.5 MB)ですが,濃度計算に一部間違いがあることがわかったので訂正しました。さらにホウ素の測定結果を追加しました。モデル水溶液の組成を再検討し,トルマリンや備長炭の水溶液により近い酸化還元電位とpHにすることができました。

2003/01/17

「株式会社フリーデン」へのコメント(元ネタ:日経プレスリリース)追加。振動云々の記述は,水の振動分光屋としては到底看過できないものがあります。

2003/01/16

「1分でできる!!『女の冷え性対策サイト』」へのコメント追加。トルマリン入浴を薦めているが,理論的根拠は例の「固体物理」の報文に基づいているらしく,ほとんどが間違っている。

2003/01/01

新年ということで,更新履歴を更新しました(笑)。2002年度の履歴を別ファイルに分けました。




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