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研究委託の仕事で走り回る

Posted on 3月 7th, 2006 in 倉庫 by apj

 研究委託された仕事であちこち出かけた。昨日山形から東京に出てきて、午前中に委託元企業の人と新橋で待ち合わせて、昼までお台場の某社であれこれ打ち合わせと試料回収。その後新幹線で宇都宮まで出かけて実験の続き。昼食は移動中の新幹線の中、夕食は社員食堂で「お客様用食券」を出してもらって済ませた。撤収は20:00で、再び都内に戻る。
 大学の研究室を維持するには校費だけでは足りず、科研費もそう当てにならないとなると、外部資金獲得のためには営業するしかないのである。おかげさまで何とか干上がらずに済んでいる。
 まあ、がんばった甲斐あってデータの方はそれなりに期待できる結果であることが確認できて良かった。
 委託を受ける側は一定期間一定の仕事をして結論を出せば終わりだから、「駄目でした」って結論でも、次年度が期待できなくなるだけで、それ以上の影響は実質上ない。しかし、委託する側の担当者はずっとその会社でこれから先も働くわけで、それを考えると、いい結果になるように一緒にがんばりましょう、って気分になる。インチキ企業のお先棒を担ぐのは嫌だが、まともな企業とお互いの利益になる形で組めるならうれしい。
#発表OKになるまで具体的な事が書けないので……^^;)。

一体どういう分析してるんだか

Posted on 3月 6th, 2006 in 倉庫 by apj

 日経BP「応募者との関係、その1 ~「働く実感」を持ちえない新入社員たち~」より。

 とにかく「何でもかんでも聞く」のです。分からないことを聞くのは恥ずかしいことではありませんが、「自分で少し考えてから」でも遅くないはずです。

 ここ数年、毎年私が経験するのが、クライアントの新入社員研修の場面での同じ質問です。「ここはどう考えればいいのでしょうか?」「これでいいですか?」と答えをたずねてくるのです。このような場面では、いつも同じ返事を返します。「自分で考えてみて、その考えでよいかどうかを確かめたら」と。

 どうしてこういうことになるのでしょうか?

 いろいろな原因が考えられますが、「テレビやゲームの影響によるイマジネーション力の欠如」は否めないと思います。

 最近のテレビ番組は大変親切で、お笑い番組などでも、セリフが画面下にテロップで流され、それを読んで“予定調和”的に笑わされます。またドラマでも、以前であれば「この主人公の今の気持ちは……」と見る側が想像力を使っていたのが、丁寧に登場人物の「心理描写」までセリフとなっているものがあります。

 コンピュータゲームも、作られた世界観・枠組みの中を粛々とプレイするので、自分で「不足した世界(観)を埋めるイマジネーション」の必要がありません。

 働く実感のない学生たちは、「働くとしたら、自分はどんなことをしたいだろう?」「自分の興味ややりたいことを踏まえると、どんな企業と相性がいいんだろう?」という、そんなちょっとしたことをイマジネーションする、あるいは考える機会が少ないといえるのではないでしょうか。

 普通に考えて、限られた時間で最大限情報を引き出そうと思ったら、聞いた方が早いんじゃないか。下手の考え休むに似たりって言うし。
 テレビ番組のテロップは、あれは親切でやってるのか?単なる映像表現だったり、発音がはっきり聞き取れないから出してたりするものではなくて?
 コンピュータゲームをやって不足した世界観を埋める必要が無いって……ゲームの二次創作同人が大量に出てるのを知らんのか?世界観埋めまくりはみ出して暴走しまくりだと思うが。
 で、こういうことと「働く実感の有無」は何の関係もないだろうと。働くことに実感がもてるかどうかはこれまでどんな仕事をしてきたかで決まるわけで、テレビのテロップともゲームとも関係がない。
 

ミスの向こう側

Posted on 3月 6th, 2006 in 倉庫 by apj

 埼玉大の合格発表のミスについて。

埼玉大学は6日、同日行った入学試験(前期日程)の合格者発表で、ホームページ(HP)の合格者一覧に不合格だった受験生5人の受験番号を誤って掲載するなどのミスがあったと発表した。同大は午前10時の発表から30分後に正しい内容に差し替えた。

 大学には定員があるわけだが、きっちり定員だけ合格させると、辞退者が出た場合に定員が充足できずに問題となる。一般的な対策としては、数人多めにサバを読んで合格させるか、辞退者が出た場合の追加合格者を何人かあらかじめ決めたりすることになる。この記事を見て、埼玉大の5人というのは、実は追加合格者だったんじゃないかと思った。順位何番までを合格、何番までを追加合格とする、といった形で判定をして、ウェブ編集者への情報伝達の過程で合格者のラインと追加合格者のラインを間違えたのではないか。その日のうちに発表までこぎ着けてるということは、試験が終わったあと採点して判定会議やって教授会にかけて承認して事務方に発表作業を依頼して……を一気にやったということで、きっとすさまじい勢いで作業をやったんだなぁ、と。他大学のことながら修羅場が思いやられる。

永田議員問題:前提が違うのでは

Posted on 3月 4th, 2006 in 倉庫 by apj

 酔うぞの遠めがねより。「情報提供者が誰かは一切話せない by 民主党」だそうだが……。保護が必要なのは「情報提供者」であって、今回のガセメールをつかませた奴は、ネタは提供したかもしれんが情報は提供しとらんのではないか?情報提供者として保護する必要が一体どこにあるのかさっぱりわからないのだが。

アンバランスというか身の程を知れというか……

Posted on 3月 4th, 2006 in 倉庫 by apj

 ソースは日経新聞から。

財務省は大学生などに貸し出す奨学金の金利上限(現行年3%)を撤廃するか大幅に引き上げる方向で検討に入った。金利の引き上げ余地が小さいままだと、市場金利が上昇して資金調達コストが膨らんだ場合に、国からの補助金が必要になりかねないためだ。

奨学金は国債を中心に調達した財政融資資金などを原資に独立行政法人日本学生支援機構が学生に長期の固定金利で貸し出す制度。在学中は元利の支払いが猶予され、社会人になると返済義務が生じる。2006年度末の利用者は63万人、貸出残高は約5300億円になる見込み。

こいうことをしておいて、その一方で、『「高等教育無償化」条項留保撤回を国連が勧告 無償化条項の留保は、日本、マダガスカル、ルワンダの三国だけ』(ソース:しんぶん赤旗)ってことをしている。

 自国民の高等教育すらまともにサポートする気がないくせに、ODA出しまくりとか、国連の常任理事国入りしたいとか、何寝ぼけてるんだか。国連の勧告にも従えないような国が常任理事国になりたがるなど、悪い冗談にしか見えない。少しは身の程をわきまえてはどうか。
 国連やら海外やらで何かしようと考える前に、国内を先にどうにかしろと思うわけだが、誰もこれを指摘しないのはなぜだろう?

卒業研究配属決定

Posted on 3月 3rd, 2006 in 倉庫 by apj

 本日、4月からの卒研生の配属決定が公開された。

 当学科では、卒業研究配属は完全成績順となっている。教員は17名居て、学生は自分が配属を希望する研究室の教員の名前を1位から17位まで書く。それを成績順に並べ替えて、成績優秀者から順に教員に貼り付けていく。一人の教員は最大三人まで学生をみることができる。成績上位者の1位から4位までがA先生を希望した場合、1-3位の人はA先生に決まり、4位の人は第二希望のB先生のところに配属される、という仕組みである。成績は、専門科目の取得成績で、優・良・可それぞれを3・2・1点と読み替えて合計点の順にする。合計点が同じ場合は、平均点や取得した科目数の多い方を優先する。おそらくこれがもっとも公平で、かつ、よけいな票読みをしなくていいやり方だろう。つまり、各自が自分の希望順位を正直に書くのが、もっとも幸せになれる行動ということになる。
 以前は、成績順に、第一希望で争って、決まらなければまた成績順に再度決定する形だった。これをやると、成績上位者の1位から4位までがA先生を希望した場合、4位の人は2回目の配属手続きで決まることになる。ところが、最初の手続きで4位の人の第二希望だったB先生のところに3人配属されてしまうと、4位の人は、希望順位の低い先生のところに行くことになってしまう。これでは、がんばった4位の人が非常に不利である。すると、4位の人は、周りの状況を見ながら、第二希望は無理でも1回目で第三希望あたりに入れるように票読みをすることになる。どうすると自分が一番幸せになれるか、今ひとつはっきりしない。
 それよりもっと前は、学生の自由な話し合いに任せていた。すると、どうしても声の大きい人の希望が通ってしまう。はじき出された気の弱い人は、希望と違う研究室に配属されて、めげてしまって途中で大学に出てこなくなるといったことが頻発した。さらに、所属学生0人の研究室ができることもあった。
 こんないきさつで、去年から完全成績順と決まった。これなら、専門科目が始まる時に周知されていれば、不公平感を持つことは無いはずである。

 さて、化学の王道はなんと言っても有機合成だし、最近はバイオも超人気である。私の所属する複雑系物質学研究グループは要するに物理化学であり、化学科だと何人かはマニアックにはまる人がいるが、それ以外の人からはむしろ敬遠される分野である。講義が数式使いまくりになるのだが、化学に来る人はもともと物理や数学が好きではない人が多いということが理由の1つである。ウチの学科に限らず、私の母校の化学科でもそんな感じだったから、どこでも似たような状況なのではないか。だから、教員一人あたり2人の配属だろうなと予想していたのだが、なぜか今年は一人あたり3人、合計9人がやってくることになった。希望順位は訊かなかったが、どうも第一希望の人も結構いるらしい。例年、ウチのグループに第一志望で来る人はほとんどいないので、ちょっと嬉しいかも……。

やっとパスワードきたよ……

Posted on 3月 2nd, 2006 in 倉庫 by apj

 「東京サテライト」で話題にした山形大の研究者データベースだが、やっとパスワードが配られていた。でも、入力は今月6日から1週間でやってくれ、とか、評価に使うとか何とか言ってる。
 結局、工学部のデータベースは、パスワードをもらってから一度も入力できないまま、新らしい方を使うことになりそうである。

 大阪から戻ったらfaxでたれ込みが届いていた。山形のマイナスイオン装置会社の(株)ケイエイアイが、名前を(株)オサリティと変えて、ほとんど同じ商品(外見は一緒、商品名が違うだけ?)を販売しているという連絡で、宣伝用パンフがfaxで届いた。相変わらずマイナスイオンマンセーな非科学宣伝をやっている。以前、(株)ケイエイアイのことが出た新聞記事に出ていた電話番号が、(株)オサリティの電話番号と一致しているので、同じ会社が名前を変えただけと考えて良いだろう。会社所在地も同じだ。こんなんで別会社ですって主張しても、まあ世間では通用しないわなぁ。
 まとめておくと(株)ケイエイアイは、ウチの学科の先生が善意で装置のお試し測定をしたら、山形大の名前を出してしっかり宣伝に使った前歴がある。しかもそのときは、製品販売に都合の悪いコメントは黙って削除して利用していた。私は以前からマイナスイオン批判をしていたので、「お宅の教員が一枚かんでるって一体どゆこと?」と(財)山形県企業振興公社の方からメールが届いたので、ことの次第をウェブで公開したら、(株)ケイエイアイの社長がクレームをつけに来た。その後動きが無かったのだが、今回、社名だけ変えて相変わらず内容の変わらないことをやっているので、念のため新会社の固有名詞を上げておく。まあ、普通なら、今後は大学の名前をいい加減に使ったりせず、基礎を調べるなら最後まできちんと調べるとか、製品販売に不利なコメントでも削除しないとか、まあ多少は改善してくれることを期待したいのだが……残念ながらあまり期待できそうにない。パンフレットの内容が、ウチにクレームをつけに来たときからちっとも進歩していないように見える。
 ちなみに、マイナスイオンは非科学、せいぜい良く言っても未科学だということは、私以外にもいろんな方が指摘している。たとえば「マイナスイオンはインチキか」「「ニセ科学」入門」など。

 まあ、ニセ科学と向き合うと地元企業の社長と着任早々もめる、ってことで、春の物理学会のネタにするかな……。私のテーマは「覚悟のススメ」だし。

後を託して戻ってきた……

Posted on 3月 1st, 2006 in 倉庫 by apj

 午前中は阪大で実験。CS2のシグナルが出ていることを確認。試料を水に変えて、レーザーを調整してたらパルスが出なくなって、ばたばたしていたら戻る時間になってしまったので、修士の院生に後を託して山形に戻った。
 まあ、入試なので仕方がない。本当なら最後まで実験室に居て測定の状況を見たかったのだが。

大阪に出張中

Posted on 2月 28th, 2006 in 倉庫 by apj

 修士の院生と実験しに阪大へ行くため、本日は大阪出張中である。実験は明日からだが、あさっては院試なので、院生に後を頼んで私は大学に戻る予定である。
 ところで、大阪出張で便利な宿として、「ホテル関西」を愛用している。梅田地下街の泉の広場から徒歩10分、繁華街の真ん中にあり、便利な立地条件なのに一泊4500円からと安いのがまた良い。
 最初にここを使ったのは修士課程在学中に阪大豊中が会場になった物理学会に参加した時である。このときは、なぜかその年の学年が学会参加ツアーをやって、一泊目は畳の大部屋で布団を並べて修学旅行状態、二日目はホテル関西に移動だったような……。多分、安さで最適化したらそうなったのだと記憶している。
 さて、繁華街=風俗関係のお店多数、の真ん中だから、客引きのねーちゃんが道角ごとに立ってたり、その手の店のおじさんがプラカードを持って立っていたりする。当然、近くをうろつく人々はそういうところを使いたい客層ということになる。
 私の同級生は、「何が悲しくて泉の広場でサラリーマンにナンパされにゃいかんのだーっ」と叫んで脱力していたし、リュックしょって歩いてた私はおじさんから「女性の裸の写真が出ているサービス券」を手のひらに押しつけられたorz。お茶の水女子大学の大学院生も、梅田の繁華街パワーにかかればこんなものである。
 その次に利用したのは、やっぱり研究会か何かの時だった。そのときは、チェックインした後、(家にはテレビが無いので)珍しいからテレビでも見るかぁ、と思って適当に民放を選んだら、やっていた番組が警視庁24時とかそういう類のものだった。市民の安全を守り犯罪を取り締まる警察に密着取材、というコンセプトで、しばらく見ていたら客引きのねーちゃんを取り締まる場面が出てきて、その画面にしっかり今泊まってるホテル関西の案内看板が(汗)。今映ってるこの道ってどう見てもさっき通ってきた道だよなあ、と何だか複雑な気分になった。
 今回は特にそういうハプニングもなく普通にチェックインして使っている。
 唯一の不満は部屋に湯沸かしポットが装備されてないので、ホットコーヒーを淹れられないこと位かな。まあ、出張のついでに繁華街ではねをのばしたいビジネスマン達は、そんなことにはきっとこだわらないのだろうけど。

apacheのチューニングとか

Posted on 2月 27th, 2006 in 倉庫 by apj

 山形の方のサーバ不安定激重で、帰宅後blog更新できず。
止まる直前、swapの嵐になっていること、blogの更新をして、トラックバックを打ってる最中にswapinfoで見るとswapの量が跳ね上がったりしてることから、どうもこのblogのPHPが負担になっているらしい。んで、もちっとチューニングできないか情報を探してみた。とりあえずlinux用だけどメモ。http://www.atmarkit.co.jp/flinux/index.html
 httpd.confのコメントの日本語訳はここ。ちょっと様子見ながら考えることにする。