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生き物として何かがおかしい

Posted on 2月 16th, 2006 in 倉庫 by apj

 ウサギ殺し運河に捨てる=少年3人「ゲームのつもり」-警視庁

東京都江東区の小学校で飼育されていたウサギをけり殺し捨てたとして、警視庁少年事件課は15日までに、動物愛護法違反などの疑いで同区の無職少年(18)を逮捕、別の窃盗事件で逮捕されたいずれも18歳の無職少年2人を同法違反容疑で追送検した。
 3人は公園で約15分間、ウサギを取り囲み、逃げようとするとけって虐待。「ゲームのつもりで、サッカーのようにけっていてエスカレートした」と話している。2人はこの小学校の卒業生だった。
 調べによると、3人は昨年5月8日早朝、同区立辰巳小学校に侵入、飼育されていたウサギ1匹を持ち去り、同区の潮見運動公園で殺害。石を入れたポリ袋に入れ、運河に捨てた疑い。 
(時事通信) – 2月15日13時1分更新

 この少年達の倫理観やら動物愛護の問題やらを云々する以前に、生き物として根本的な部分が壊れているのではないかと思う。他の生き物を殺して良いのは自分が食べる場合か自分に危害が加えられた場合に限られ、食べる量以上に無闇に殺さないというのが、生き物としての基本ではないか。
 こういう事件が報道される度に、「これまでどれだけ殺すこととまともに向き合ってきたのか?」と訊きたくなる。
 子供の頃は殺すということも生きるということもまだよく理解できないから、平気で他の生き物に残酷なことをすることがある。虫を捕ってきて羽やら足を取ってみたり、蛙をつぶしてみたりといったことは、さほど珍しくない。ただ、二度と動かなくなった生き物を前にして喪失感を味わい、決して元に戻せないということを悟って、命を奪うということの意味を実感するものである。
 もし、自分の手で別の生き物の命を奪う経験を全くしたことが無かったとしたら、殺すことに対する歯止めは生まれてこないのではないか。

 そういえば、以前バーベキューをしたとき、でかい肉の塊や骨付き肉を前にして、「気持ちが悪い」と言った奴がいたのを思い出した。おそらく、死体を連想したに違いない。まさに死体の一部なのは確かだが、自分がこれから食べる物に対して気持ちが悪いというのは、極めて失礼な言葉である。食べるために別の命を奪っているのだから、感謝しろとまでは言わないが、嬉々としていただくのが筋というものだ。これも、自分で殺して食べるという経験をしていないから出てきたことではないかと思う。
 スーパーに行けば肉はパックになって売っている。殺すところはいつも誰かに任せきりにして、「私食べる人」というだけだと、他の命を奪って自分が生きているのだという実感など何もわかないだろう。

 骨付き肉を見て気持ちが悪いと感じるセンスと、遊び半分に他の生き物を殺す感覚は、根っこの部分で同じものではないだろうか。

 遊び半分に生き物を殺してはいけない。殺す時は真面目に殺せ。その後は食べろ。それが、生き物としての基本だと思う。

記事を書く時間とアリバイ証明(笑)

Posted on 2月 15th, 2006 in 倉庫 by apj

 夏休みの宿題の日記は、休みに入った最初の一週間はそれなりに付けるが、あとは最後の日にまとめて書く羽目になるというパターンで過ごしてきたが、blogになってもそのパターンがついつい顔を出す。子供の頃の情けない悪癖は大人になっても直らないという好例だろう。ここも、その日のうちにその日の内容を書けないことが半分以上あるような(汗)。まあ、そもそも夜更かしが嵩じて、「就寝すると日付が変更される」という「俺様標準時」で生活してるから、実感としてはその日のうちにやってるつもりでいる時もあるわけだが……。それでも、一日二日ならいいや、と、エントリーの日時が出るにもかかわらず「書くはずだった日付」で更新を続けている。下の方に目立たないサイズで出るだけだしまあいいや、なんて思っていた。ところが、mixiの日記で外部のblogを使うという設定にしておくと、実際に記事を出した日時が日記の更新日としてでかでかと出る(汗)。ごまかせなくなってしまってちょっと困っている。このエントリーも、5分遅れたので、表示日付が一日ずれてしまったorz。

バレンタイン・デーにはろくな思い出が……

Posted on 2月 14th, 2006 in 倉庫 by apj

 本当は昨日アップするはずだったんだが、なんだか忙しくて忘れていた。バレンタイン・デーの話である。
 理学部、それも物理学科なんかに女性が進学すると、研究室に配属されてみたら女性が他に誰も居ないといいうことが起きたりする。最近では、理学部物理学科に進学する女性の数も増えてきたようだが、私が学生の頃はまだそうではなかった。定員35人のうち女子学生ゼロの学年も珍しくはなく、女子学生が4人居た私の代が前後数年でもっとも♀の数が多かった学年だったりする。
 さて、私も4年生で卒業研究で研究室配属されたが、女子学生は私のみということになった。で、年も明けて卒論の最後の追い込みの頃にやってくるのが、バレンタイン・デーである。
 私が在学していた当時、クラス全員でやる卒業研究発表会は無かった。研究発表らしきことをするかどうかは指導教官に任されていた。私が指導を受けていた研究室では、発表日を2月15日に決めてくれた。すると、2月14日は、まさに追い込みの修羅場の真っ最中ということになる。ラジオなどかけながらみんな卒論を書いたり発表用のトラペを作ったりしていると、世間はバレンタイン・デーで盛り上がりまくっている内容の放送がかかる。音楽からアナウンサーの台詞から全て。
 「義理でもいいから欲しいよなぁ」とか、過去の研究室におけるバレンタイン・デーのチョコ配布の様子とか、教官まで一緒になってぶつぶつ言っていた。私は当然無視して作業続行。あのな、お前ら、義理でもチョコが欲しいんだったら卒業研究発表を2月13日にしろよ!こんなスケジュールじゃ買い出しにも行けねーよ!つか連日の追い込みで、バレンタイン・デーの話なんかどっかにすっ飛んでたよ!研究室の都合で発表日を決めていいんだから、日を選べ日を!いやまあとにかく、義理チョコの一つも配れない事態に陥ったのはひとえに指導教官の計画性の無さが原因だということで、私としては納得しましたよ、ええ、しましたとも。

 さて、修士課程に進学した先は女子大だった。バレンタインシーズンになって、コンビニに行ったらグリコの巨大なアーモンドチョコを売っていた。チョコ一粒にアーモンドが5粒くらい入っているやつで、一箱千円くらいして、寮暮らしの貧乏学生だった私はチョコが大好きだったので随分奮発したつもりで買ってきた。それを研究室の机の上に箱ごと置いて、毎日食べるのを楽しみにしていた。そうしたら、阪大出身のくいだおれ人形そっくりの助手が研究室に入ってきて、その箱を見つけた。で、「バレンタインデーだし、1つもらってもいいよね?」と箱を開けて、唖然としている私の目の前で、巨大な一粒を持っていった。バレンタイン・デーって「食い物の恨み」を発生させるイベントだったっけか?

ご当地戦隊?

Posted on 2月 13th, 2006 in 倉庫 by apj

 おみやげ物や地元PRのために「ご当地戦隊」が日本全国で企画されているが、形だけ便乗してみただけ?というものを見つけてしまった。まず、徳島県のご当地戦隊?らしき「徳島限定 ナルトトクシマン」携帯ストラップ。パッケージの説明では、

今ここに新たな伝説が始まる…
四国の自然を守るため
そして何より
全国に徳島を自慢するため
ナルトトクシマンが現れた!!
四国戦隊みやげんジャー参上!!

となっている。しかし、戦隊といいつつ、頭にナルトを載せたレッドだかピンクだかわからないコスチュームの人形が1体だけ。戦隊なら最低三名、標準なら5名、追加メンバー1名くらいは用意してくれないと……orz。また、もっと細かい設定や商品展開があるのかと思って、土産物屋を確認したが、ストラップ以外に何もない。四国戦隊なら、もしかして、愛媛・香川・高知にそれぞれ限定で一体ずつ違うのが居て、4人合わせて四国戦隊とかそういう事になってるのだろうか。
 もう一つは、「果物戦隊フルーツレンジャー」で、「全国を飛び回る仲間を探せ!フルーツレンジャーストラップ」と書いてある。各県に1つ特産の果物を選んでキャラクター化して、全国展開してるのだろうか?
 それにしても、他のお菓子などの商品展開が何もないので、何だか流行にのってまねしてみたけど戦隊物のお約束がちっともわかっていないだけに見えて仕方がないのだが……。誰かこのシリーズで、他の県でも同時に展開しているという情報をお持ちでしたらぜひ教えてください。

ハイゲインがダメなら……w

Posted on 2月 12th, 2006 in 倉庫 by apj

 今朝メールを取り込もうとしたら、妙にこのサーバが重い。仕方がないのでrebootすることにしたのだが、ログインでsshを叩いてプロンプトが帰ってくるまでに3分近く待たされる状態。それでもなんとかsuしてshutodwonできたので、これが書き込めるようになった。実はお茶の水大のatom11も落ちてて、ログインしようにもこちらはプロンプトも戻ってこないから手の出しようがない。研究室の誰かに頼んでrebootしてもらおうかと思ったが、電話しても誰もつかまらないのでどうにもならない。
 つい先日、はやぶさflashで、「ハイゲインがだめなら1bitでもいい……」なんてフレーズを見たばっかりなのだが、何だか1bitで遠くの相手とやりとりしているような気分をちょっぴりだけど味わった。

トンデモ本大賞2006

Posted on 2月 12th, 2006 in 倉庫 by apj

 だーむすたちうむ天羽@と学会員、です。
 宣伝を頼まれたので。今年もトンデモ本大賞2006が開催されます。前売りチケットの発売が始まりました。ぜひ参加してください。つか、自分も前売り券買わないと……。

 去年は、サイバラ画伯(笑)の「包茎治療の高須クリニックの宣伝ウチワ」が会場限定で配られて、4枚も手に入れてしまい、うかつに大学に持っていくわけにも行かず、ここで希望者を募って配布しました。今年は何が配られるか、楽しみでもありちょっと怖くもありますねぇ……。

宣伝に使われるヨカーン:浴室抗菌バスピカリ

Posted on 2月 11th, 2006 in 倉庫 by apj

 週末から留守にするので、教養のレポートを採点しつつ4年生の卒研発表予稿に手を入れているわけだが。
 レポートの中に面白いものがあった。山形大学北辰寮に入っている学生からのもの。何でも、浴室の改修作業が終わった後、怪しい洗面器が置かれていて、使用禁止とされていたとのこと。モノは、三恵精機製作所の「浴室抗菌バスピカリ」という製品とのこと。アルミに銀をコートさせた抗菌洗面器と称している。一体どういう経緯で持ち込まれたのだろうか?
 学内の人もここを見ているらしいので、とりあえず、この洗面器が持ち込まれた経緯を知ってる人が居たら情報提供してほしい。あと、「山形大学で使われています」という宣伝文句がこの先登場するかどうかも生暖かく見守る必要がある。

怪しい買い物

Posted on 2月 10th, 2006 in 倉庫 by apj

 研究費で買って後から事務でチェックが入った買い物の例。
スノコと布団袋(気密)ってのがあったな。これは、使わない装置をシリカゲルと一緒に布団袋に入れて密閉し、スノコに載せて保管するために買ったもの。

 私が買ったものとしては、麦茶クーラー、熱帯魚用ポンプ、フライパン、おたまのセットてのがあった(爆)。怪しさ満点だが事務からのチェックは無かった模様。
 麦茶クーラーを細工してシリカゲルを詰めて、熱帯魚用ポンプで空気を通すことで乾燥空気を測定装置に連続供給したのだった。乾燥窒素までは必要ではないし、実験中に無くなっても困るので、色が変わってくるシリカゲルの方が予測がついて良い場合がある。フライパンとおたまは、水を吸ったシリカゲルをもう一度火であぶって再生するために必須の道具である。

そろそろ名誉毀損事件として民事もやっとくか

Posted on 2月 9th, 2006 in 倉庫 by apj

【ご注意】ここに出てくる日下部某は、岐阜県高山市在住の人物です。全国の同姓同名の皆さんとは関係ありません。
 山形地方検察庁から配達記録で郵便物が届いた。平成16年の3月頃から5月頃にかけて、私が管理している掲示板を荒らしまくり、私に対して「変態助教授」などと書いたウェブサイトを作った日下部鎮一こと日下部洋一に対する刑事告訴の手続きをしていたのだが、その後の連絡があった。警察の捜査はこの年末年始だったらしい。

刑訴第260条、規定第58条
処分通知書
山形検第35号 平成18年2月8日
(検察官の氏名捺印略)

貴殿から平成16年10月28日付けで告訴のあった次の被疑事件は、下記のとおり処分したので通知します。
    記
1 被疑者   日下部鎮一こと日下部洋一
2 罪名    名誉毀損
3 事件番号  平成18年検第1ー116号
4 処分年月日 平成18年2月8日
5 処分区分  岐阜地方検察庁高山支部へ移送

今回は、誰が見ても中傷文であることがはっきりしている。何が名誉毀損なのかとても分かり易い。誰かの名誉毀損とは大違いである。そもそも、刑事告訴状は民事よりも内容を絞らないと受け付けてもらえない。民事では訴える理由になったり名誉毀損が認められる内容でも、刑事告訴にまではならない場合もある。まあ、刑罰を伴う手続きである以上当たり前だが。

 さて、この日下部については、のびのびになっているが、私が原告になって民事訴訟をやる予定もある。そろそろ訴状を出さなければいけない。日下部はこれ以外にも、お茶の水大に対して私が不正アクセス禁止法に違反したなどと事実無根のことを言っており(これは今も言ってるが)、嫌がらせのメールを20通ほど送ってきて(内容はたとえばこのページの最後のようなもの)、掲示板を荒らした(アク禁にしたらプロバイダを変えてまで書き込んで荒らした)。あげくに、「安全のため」と称して私に金を払えと要求してきた。掲示板の方は、アク禁措置でいろいろ手間を取られて業務も妨害された。従って、名誉毀損・業務妨害・しつこい嫌がらせによる精神的苦痛の三点セットで訴状を作ることにする。まあ、私に要求した金額の10倍以上の請求額を訴状に書いてあげるのが、この場合の親切というものだろう

 ところで、山形地検から送られてきた封筒の表に、

平成21年5月までに裁判員制度がはじまります!
詳しくは法務省ホームページ
http://www.moj.go.jp/SAIBANIN
を御覧ください

という、ゴム版で押したのか後から印刷したのか、青色のインクで記載があった。国民へのPRをしっかり行っているようである。

レポート採点基準等に関するメモ

Posted on 2月 8th, 2006 in 倉庫 by apj

 登録受講者190人ほどの教養のレポートと格闘中。課題は「自分で身の回りの怪しい宣伝ネタを選んで、どこがどう怪しいか、自分ならどう考えるか、どんな情報があれば判断できるかといったことを議論せよ」というもの。枚数の指定はないが、選んだネタの出典は明記することとしている。ところが、講義の感想を書いただけのレポートの体をなしていないものが入っていて、さすがにそれは求めた課題に対する答えになってないので不合格にしたい。
 っつーことで、採点基準をメモしておく。どういう採点基準なら一番うまくいくか、ここ数回やってみて見えてきたので、今回これでやってみてうまくいくなら、blogではなく講義案内の方に掲載するつもり。

(1)選んだネタが具体的に提示されているか
 たとえばマイナスイオンを選んだ場合、マイナスイオン一般についての評論を書いたのではだめだが、具体的に製品を特定するとか、個別の情報を自分でまとめたという作業が入っていればOKとする。
 本のネタでもいいが、原典を読んで引用しているかをチェックする。伝聞で判断しないのが基本だから。
(2)判断するために必要な科学的知識が提示されているか
 ここの部分は、専攻によって大きく差があるし、一般向けの教養講義なので、全員に対して一定の水準を満たせという要求は敢えてしない(知識の水準を満たすことが目的なら試験をすればいいので)。
(3)自分の意見が書かれているか
 単に、疑似科学批判サイトを読んでまとめました、というのはダメ。批判サイトを引用するのはかまわないが、批判サイトに対する自分なりの評価をしていないと意見が書かれているとはみなさない。
(4)全体として議論の流れに飛躍や矛盾はないか

 それぞれを25点満点として評価し、合計点を得点とする。
 結論は、真偽を決める形で出さなくてもよい。ある情報が判明するまで保留、というのでもよい。ウェブサイトのパクリレポートは、発覚したら大幅減点とする。

 次年度にマニュアルとして私から提示すべきことは、上記採点基準に加えて
(1)フォーマット
 表紙の付け方、表紙無しの場合のタイトル、氏名の入れ方。用紙の指定
(2)論理展開の訓練
 既にシラバスには期末のレポートで評価、と書いてしまったのだが……。
お手本として「議論のウソ」あたりを指定するか。一度、全員に対して全く同じテーマを何か与えて、議論をさせるという訓練をした方がいいのかもしれないが。レポートの書き方の練習を彼らはどこでやることになるのだろう?