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名古屋で講演

Posted on 6月 7th, 2005 in 倉庫 by apj

 (財)科学技術交流財団主催の、第5回「医療用水・排水のアクティブ循環処理と応用研究会」にて、「‘水’に関するトピックスと水のレーザー分光」というタイトルで話をしてきた。私の前に話をしたのが、名古屋大の大峯先生で「水の多様性とその発現機構」。大峯先生の最近の話をきくのはひさしぶりだったので、水の揺らぎについてよくわかって勉強になった。
 私の方は、低振動数ラマン散乱とレイリーブリルアン散乱の話を前半にやって、後半はいろんな書籍から持ってきた図で水の基本的な性質を簡単に紹介し、あとは巷の怪しい水に対する調査結果やコメントなど。質疑応答になると、研究の方にはちっともコメントがつかなくて、怪しい水の話にばっかりコメントがついたのは、ちょっと釈然としなかったり。
 岐阜薬科大の葛谷先生が、怪しい水にかなりツッコミを入れている方だとわかった。ネットではやっておられないのだが、白畑教授の活性水素についても、おかしなネーミングをするなというクレームを出されたとか。
 思いこみに基づいて「実証のための試験をしてくれ」という依頼が企業間でもあるようで、無茶なことを頼まれて正しいことを説明しても分かってもらえないという苦労をしているケースもあるようだ。
 INAXの方がみえていたので、そういえば軽部研時代にINAXの人と一緒だったという話をしたら、軽部研に来ていた人と一緒に仕事をしているということが判明。その節はお世話になりましたとお伝えください、なんてことになった。

ちょっと動けません

Posted on 6月 6th, 2005 in 倉庫 by apj

 中西準子氏の応援企画の件。絵里タンのメールアドレスと法律事務所の連絡先を教えてもらったが、メールアドレスは変更になってるようで、エラーで戻ってきた。改めて電話入れてからfaxしようかと思っているが、明日の名古屋行きの準備に追われててその余裕がありません。今週中には連絡入れるようにします。

トンデモ本大賞2005

Posted on 6月 4th, 2005 in 倉庫 by apj

 本日、トンデモ本大賞2005に参加。まあ、会の様子やら大賞受賞作へのコメントやらは他の人たちが出すだろうから、買った本などのメモだけ作っておく。
<会場販売の同人誌>
・と学会誌13
・と学会誌14
・本家立川流 第六号(立川流トンデモ落語の会)
・古代中国にUFOは飛来していたか?ー中国トンデモUFO本の世界ー (中京大学教授 明木茂夫著)
・開田裕治と開田あやのローレライ追跡記
・D-猫津波 オタクダイエット
・さらば談話室滝沢
・「犬のがまんの物理学」を含む作品集ー藤倉珊化学論文集ー 増補版
<書籍>
「と学会年鑑Rose」楽工社 4-903063-00-3 1350円

 と学会誌を見て早速ダウンロードしたのが、「SFと科学技術におけるテレイグジスタンス型ロボット操縦システムの歴史」(大山英明、他著、pdfファイル)。ジャンボーグAの評価がなされているというのがダウンロードした理由である。実はリアルタイムで見てたんだよな、これ(全部じゃないけど)。
 人間が人型ロボットに乗り込むという考え方を普及させたのは、永井豪氏原作のアニメ「マジンガーZ」であることは確かだが、調べてみると、Z放映開始から約一ヶ月後にジャンボーグA(特撮、円谷プロ)の放映が始まっている。パイルダーという小型の機体を操縦し、ロボット本体と合体後、航空機や自動車を操縦するような感じで巨大ロボットを操縦するのが、マジンガーZの操縦法である。一方、ジャンボーグAは、飛行機がロボットにメタモルフォーゼし、内部にいる操縦者の手足がワイヤーのようなものでロボットにつながっており、操縦者の体の動きと同じようにロボットが動く。人間がロボットに一体化するという点では両作品は同じだが、操縦方法が根本的に違っている。2種類の全く違う操縦方法が、ほとんど同時にTVというメディアを通して広まったというのは、なかなか面白いと思った。その後のSFロボットアニメ・特撮の操縦法は、ほとんどがこの2種類のいずれかに分類できるだろう。

 ところで、3次会で原田氏が、バベッジのディファレンシャル・エンジンについて、「蒸気機関を利用して機械を動かすというのは、そもそも人間の筋肉の延長上にあるものだったが、それを演算すなわち脳の代用品にしようと考えたところがすごい」と言っていた。じゃあ、筋肉を動かすタンパク質を使った演算素子はできないのか?という話になった。こうなってくると、「脳ミソ筋肉」という揶揄は、案外事実を正しく表現しているのかもしれない。

 ともかく、今回は入会して最初のイベントだし、入会が直前だったので状況がわからないから特に裏方の手伝いはせずに、普通に参加し、終わった後の2階席のゴミ拾いだけひそかにボランティアでやってきた。ところが。会場で配られていたウチワがちょっと……。「Yes!高須クリニック」という病院の宣伝なのだが、何と書かれていたかというと、

【表】私がむきます この道一筋
【裏】6月9日は包茎の日 克弥が夜来てむくよ。

 一人一枚はまあしょうがないかなと思ってたんですが、ゴミ拾いした結果、このウチワをさらに4枚回収しましたよ。こんなに持っててもしょうがないので、どうしましょうかと運営の人に訊いたら「全部お持ち帰りください」。この情報が必要な人が世の中に存在することもわかるんですけど、でも、ボランティアして少し後悔したのは後にも先にもこの時だけだです、ハァ。結局これを手に持って電車に乗って2次会会場へ行きました。今も手元にあって、頭抱えてます。ウチワなんかそもそも使わないし、書かれている情報は私にはちっとも役立たないし、内容が内容だけに大学に戻って研究室で配ったりしたら下手すりゃセクハラだし。一体どーすりゃいいんでしょうね。

本が届いた

Posted on 6月 2nd, 2005 in 倉庫 by apj

 科学リテラシーの参考資料ということで、「チョコレートを食べても太らないってホント?」「シュワルツ博士の「化学はこんなに面白い」―知っているようで知らない日常の化学のはなし 」を買った。いずれも、カナダでのインチキ健康法やオカルトをとりあげて解説している。それだけではなく、化学の発見とか、化学を使った手品の話も出てくる。
 掲示板の方で紹介されたので衝動買いしたのだが、やはり傑作なのはプロローグで浄水器を売りつけられるシーン。一応、次亜塩素酸がとれるものが持ち込まれ、セールスマンはインチキ電気分解とオルトトリジン法で塩素の恐怖を煽りまくって、シュワルツ博士に逆に講義されるわけだが、最後に家の外に出たセールスマンが次行く前にタバコを吸うという……。塩素の害よりそっちの方がよっぽどやばいってw。
 ところで、この本、2冊とも主婦の友社から出ている。主婦の友社といえば、「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス」を出していたりする。私が子供の頃は、母親が買ってた雑誌「主婦の友」の方が馴染みだし、出してる本も料理や手芸の本というイメージがあったのだが、どうも最近は、海外発の疑似科学批判本というジャンルを確立しつつあるような。

マイナスイオンの別の話

Posted on 6月 1st, 2005 in 倉庫 by apj

 昨日の教養の講義では、「マイナスイオン」批判をやったが、その中で紹介したネタ。ある会社が、野菜だか果物だかのいい保存方法を開発したが、他社に真似されないようにするため、「マイナスイオンの効果」を謳って宣伝した、という話。又聞きなので私も詳しいことまでは知らない。で、学生には「知識が無ければ、同業他社の宣伝に乗せられて、マイナスイオン効果を探し求めることになり、競争に負けることになる。生き残りたかったら流行にも宣伝にもとらわれず真実を見抜けるように正しい知識を身につけろ、そのためには勉強しろ」ってのが学生向けの説教なんだが。
 まあ、だまされない姿勢を身につけるのは、消費者としても大事だけど職業人としても大事だよっことで。
 他に言ってることとしては、「ここを出た人たちは結構地元のお役所に勤めたりすることもあるが、企業がトンデモ申請書で補助金申請をしてくることがある。文系の人でもちゃんと科学の知識の使い方を知らないと、税金を、ふれこみだけは立派だが成功の望みのない事業に出すことになるよ」ってのも言ってる。
 これで少しは用心するようになってくれればいいのだが。

T字管

Posted on 5月 31st, 2005 in 倉庫 by apj

 火曜と水曜は午後ずっと学生実験なので、ほとんど何もできない。担当は物理化学実験だが、なぜかガラス細工があって、学生は、ガラス管を使ってT字管を作らなければならない。低融点ガラスを使っているのだが、コツを早く飲み込める人とそうでない人の差がでるのがこのテーマである。
 加熱して接合したら、もうバーナーから出さずに、接合部分の肉厚のところが完全に赤くなるまであぶって、軽く吹く、ということをしなければならない。焦ってもだめだし、思い切りもよくないとだめである。溶かしたい部分が熱くなるのを待てないと、いつまでも接合できないし、太い火にいれていると関係ないところまで溶けて柔らかくなって形がくずれる。うまくいってるだろうか、と途中で火から出してのんびり眺めていると、次に火に入れたときヒビが入って壊れる。
 こんな具合に、毎回苦労する学生さんが出るのだが、今日あたったグループはとても優秀で、初日にほとんどの人が課題を提出してしまった。

 私も学部の頃に、学生実験でT字管を作らされた。途中で火から出してはいけないということに気付くまで何回か失敗し、結局時間外に出てきて作って提出した。ところが、同級生の一人は、とうとう最後までできず、ゴミ箱に捨ててあった先輩の作品を拾って提出した。そいつが理論に行って、私が実験に行ったのは、何となくわかるような……。

中西準子氏の訴訟続報

Posted on 5月 30th, 2005 in 倉庫 by apj

 中西準子氏の名誉毀損訴訟続報。ライブに行った人が居たようです(児童小銃、というブログより)。ただ、この記事、しょっぱなに「中西準子氏の第一回公判行ってきました。」とあるけどこれは違う。民事訴訟だから「第一回口頭弁論」が正しい。「公判」というのは刑事訴訟手続きの用語なので、区別しないといけない。(向こうのブログに修正が入ったのでこちらも修正。ただ、他のサイトでも、中西氏の訴訟で「公判」という記述を見かけたので、見え消しにしておく)

 民事訴訟の常として、口頭弁論は書面の確認と交換で終わったようである。ところで管轄裁判所が横浜地裁だというのが気になった。原告の松井教授は京都大学所属だから、京都府あるいは京都大学への通勤圏のどこかが住所になるはずである。不法行為で訴えるときの管轄の裁判所だが、民訴5条9号により、「不法行為があった地」が適用される。じゃあ、今回のようなネット越しの名誉毀損発生の場合どこになるかというと、不法行為は松井教授の勤務地と解されるのではないか。私も遠隔地の相手に対する名誉毀損訴訟の原告をやろうという案件を抱えており、裁判管轄について弁護士に相談したところ、私の勤務地の裁判所に訴状を出すように言われた。地方都市間の移動は大変だし個人の争いなので便利さを考慮して東京地裁を使うつもりだったんだけど、「山形地裁に移送されるよ」って言われちゃいました。
 ただし、民訴12条で、第一審で被告が管轄違いの抗弁を提出しないで弁論した場合は自動的にその裁判所が管轄裁判所になることが定められている。普通は、訴訟実行の便利さを考えて、原告住所地で提訴し、その後移送請求を出したりして管轄をどこにするかやり合ってから弁論になると思っていたのだが、今回は最初から横浜地裁に提訴したということなのだろうか。
 原告代理人の弁護士の事務所の所在地が東京都港区である。普通、素人が民事訴訟を起こすときは、自分の住所地の近くの弁護士に仕事を頼むものである。訴訟で勝つつもりがあるなら弁護士とのコミュニケーションは欠かせない。遠隔地の弁護士に依頼したら、打ち合わせに必要な時間と金が跳ね上がる。京都の人が横浜の人を訴えるのに東京の弁護士を使うというのは、無いとは言わないが希なケースではないだろうか。
 そうすると、この間このブログでも書いたように、本件訴訟が訴訟を隠れ蓑にした言論封鎖ではないかという推測は、やっぱり当たってるのではないかと思う。裁判管轄を考えると、本来は京都地裁あるいはその周辺の地方裁判所に提訴することになるが、もともと弁護士主導で作りだした訴訟だから、打ち合わせの旅費と手間は弁護士的には省きたいだろうと。だからといって、管轄の合意なんざあるわけもないから東京地裁は使えない。とすると、横浜地裁しか選択肢がない。被告住所地であれば、アクセスに便利だから、まず100%被告側は移送請求せずそのまま応訴して、口頭弁論が始まるだろう。東京の弁護士事務所から横浜に出掛けるのは、京都近辺に出掛けるよりずっと楽でもある。横浜地裁で始まったという情報からは、こんな構図が透けて見える。
#移動の労力をいとわないなら、いっそ京都に移送してやれば面白いことになったのに……ってこれじゃ単なる消耗戦か^^;)

 この話題、食品安全情報blogでも取り上げられた。

今回の件では中西先生の勝敗が心配なのではありません。
「訴訟をおこされたら面倒だから、何も言わず、問題があっても関わりにならない方が賢い」と考える科学者や関係者が増えることが最も恐れることです。

とあるが、全くその通りであると思う。私も、別に中西氏のシンパではないが、「水商売ウォッチング」などというコンテンツをやってる以上、他人事じゃない。怪しげ企業の御用聞き学者を堂々と批判することだってあるわけで、これに対してセンセイから名誉毀損訴訟を仕掛けられる可能性は充分にある。だからこそ、中西氏に下手な負け方をしてもらうと困るのだ。広い範囲で萎縮効果をもたらす可能性があるから。

打ち合わせでちょっとすべりました……

Posted on 5月 27th, 2005 in 倉庫 by apj

 委託研究を持って来てくれた会社の人と、打ち合わせのついでに世間話をしていた。で、この間、と学会で発表した「こころのノート」の話をしていて、「見開き1ページに「ありがとうって言えますか」って書いてあって、しょぼい(はい/いいえ)ボタンが印刷してあるんですが、見た人から、18歳以上ですか(はい/いいえ)みたいってツッコミが入ってウケましたよぉ」って言ったら、
会社の人「いや~私、18禁好きなんですよぉ」
 思わずリアクションに困って、
私「……ウチの周りじゃ逆に18歳以上禁止にしろって意見が出てたりしますよ。子供図書館なんですけど、特撮アニメの資料あさりにくる関係業界の大人ばっかりで……」
 この間別の所で仕入れたネタを言ってみてから、そーゆーマニアなオタクネタ振ってどうする、と自分ツッコミいれたわけだが。
 実際、昭和50年代の子供向け雑誌は、ウルトラマンヲタと仮面ライダーヲタとロボットアニメヲタの三つどもえの血みどろ争奪戦を繰り広げるから、オークションで値段が跳ね上がってたりするわな。

 でも、この担当者の方とは、以前にもアレな会話してたことがある。会社の方に打ち合わせに出かけて、駅まで送ってもらう途中で
担「私、UFO見たんですよ」
私「へ?」
担「あれに乗りたいなあと思いまして」
 ここで科学的な議論したってそれは野暮というものだろうなあ……。で、思わず
私「乗るのはいいとして、後で請求書回されたらどうするんです?駅から御社までのタクシー代とはケタが違うことになりそうですけど。地球上が世知辛い資本主義なのに、宇宙の彼方が理想的な共産主義だとは思えませんが」

 仕事は順調、打ち合わせ内容も堅実で、非科学で怪しげなところは全くありません。念のため。ただ、一般向け接客用セールストークは、逆立ちしたって私にゃ無理だとしみじみ思いました。

オカルトに対する予防策?

Posted on 5月 26th, 2005 in 倉庫 by apj

 オカルトとか神秘主義に引き込まれそうになったときに読むとよさそうだと思ったのが、「本当にあった嘘のような話 「偶然の一致」のミステリーを探る」。帯を見ると

・タイタニック号の悲劇が起こる14年前に、事故に酷似した内容の小説「タイタン号の遭難」が書かれていた。
・10歳の少女ローラ・バクストンがパーティーで飛ばした風船は、260キロを漂い、同じ年齢、同じ名前、同じ種類の犬を飼う少女の家の庭にたどり着いた。
・ブルガリア人女性、マーサ・マーティカは、落雷により、夫ランドルフを亡くした。その後、マーサは二度の結婚をするが、その二人の夫も落雷により亡くなった。

 生きている限り偶然には出会うことがあるが、偶然は楽しむだけにしておけ、といったところか。そこから超自然的因果関係の存在を信じるても、あんまり実りはなさそうだ。

教養の授業で波動と水結晶をとりあげた

Posted on 5月 24th, 2005 in 倉庫 by apj

 きくちさんのところのブログでも取り上げられているが、「水からの伝言」を使って道徳の授業をする話。私がやっている教養教育でも、先週とりあげた。ただ、単に批判するだけでは講義として科学の部分が少なくなってしまうので、氷の結晶多型の話や相図の話をし、中谷宇吉郎の仕事も紹介した上で、何がヘンかを議論した。同時に、「心のノート(3,4年生)」の自然との関わりについて記述した部分が、ほとんどネタと化していることの指摘も行った。
 今学期の学生さんは、去年とくらべてたくさんのコメントや質問をしてくれる。この水結晶の話についてもいろんなコメントがついた。

○わたしは、その「言葉によって氷が形をかえる」という本をみたことがあり、すごく感動したのを覚えている。まさかそれがインチキだったなんてショック。
○水の結晶と道徳で、科学の現象を道徳(情緒的)な目で見るのは本質的におかしいと思いました。この講義を受けて、科学で一番大切なのは冷静な目で現象を見て、それが正しいのかどうかを調査なり実権なりで調べることだと思います。道徳の教材のみが悪いとは思いませんが、今のように様々なインチキグッズが堂々と並べられているのにいは、そういった背景もあるのではないかと思いました。
○道徳の教材に使われているものを、ちゃんと科学的に見ていくと、インチキがいっぱいで、おもしろいと言っていてはならないのかもしれないけど、興味深かったです。
○私は、学校の先生への道も考えているので、今日は特に余談の道徳について考えさせられました。氷の話からこんな話に発展するとは!!
○余談がおもしろかった。教育学部の友達に読ませてあげたい!

 と言った具合であった。実際に、そういう授業を受けた学生さんもいた。学生に配っているプリントのウェブでの公開も考えたのだが、市販のテキストの図を使っていたりするので、権利関係の処理がはっきりしないとそのままでは載せられない。ただ、どんな内容をやったかという項目の箇条書きと、学生さんからのコメントや質問を載せるということを計画中である。

 さて、きくちさんのブログには、なかなか深刻な問題が含まれている。

上の文章のうち「江本氏の研究の科学的信ぴょう性などは、これからなのだと思いますが」というくだり。ここが我々の認識と大きく食い違っています。「水からの伝言」の主張に科学的信ぴょう性などこれっぽっちもありません。結晶は本物ですが、それが言葉に反応するというのはまったくのでたらめ。

という部分で、それは全くその通りなのだが、この判断基準を教えるには、科学・非科学・未科学の区別をしっかり教えるしかないのだろう。雪結晶の成長の話は既に科学でカタがついているから、科学以外の枠組みで説明する余地はいまのところないし、再現性の精度においても科学側が圧倒的に勝っている。未科学に分類されることがらであれば、「科学の信憑性はこれから」「立証されていなくてもいい」と言えなくもないのだが。