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zorori (2008/05/15 18:49)
apj (2008/05/15 20:45)
Kei (2008/05/07 21:23)










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【ニセ科学が広まることの弊害】
・ニセ科学が広まることそのものによって、判断を間違える人が出てくる。ニセ科学の方が頻繁に目に付く状態が実現してしまうと、正しい情報にたどり着くのが難しくなる。
・ニセ科学が企業の宣伝にも入り込む。あるニセ科学宣伝が一旦蔓延してしまうと、消費者が信じてニセの方を望んだり、企業のトップがニセの方を信じて製品を作ったりして、さらに広まる。マスコミが取り上げることで一気に蔓延し、企業が内心そんなものは売りたくないと思っていても、ニセ科学宣伝で製品を売らないと競争に負けることになったりする。これは多分健全な経済活動ではない。
・ニセ科学宣伝をする方が、まっとうな製品開発をするよりも楽で利益をあげやすい。まっとうな会社がニセとの競争に負けて、市場から撤退すると、今度は消費者がいい製品を手に入れられなくなる。
・ニセ科学のロジックは、予備知識を要求しない二分法であることが多い。そういう判断の方法が社会に蔓延することによって、社会全体の思考力や合理的判断をする姿勢の低下が起きる。ニセ科学の方が科学っぽいと思われてしまう。
・まっとうな企業が知識不足からニセ科学を信じた場合、自社製品の試験をするのにニセ科学理論の内容を確認すれば十分であると誤解し、本当に必要な試験などがおろそかにされる。また、ニセ科学に従い、意味のない試験にリソースを投じたりする。これは、隠れた損失である。さらに、自社製品の宣伝において、意図せずに消費者を騙す結果が生じる。
・まっとうな企業が最終的にはニセ科学を選ばなかったとしても、ニセ科学宣伝によるあやふやな製品の売り込みは受けるし、窓口あるいは上司の誰かが少しは信じるかも知れない。すると、「この話は本当かどうか検証せよ」といった業務が現場の技術者に発生する。技術者としては、話の内容から明らかにその製品や理屈に何一つ期待できなくても、業務命令であれば時間とコストをかけて試験をしなければならない。企業にとって無駄である。
・企業には、製品開発の技術について、通常より厳しい注意義務が科されている。ニセ科学宣伝をする製品の説明は、大抵の場合、伝聞だったり今の科学の内容と明らかに矛盾したり情報が少なかったりする。もし、利用者が「製品を使った結果被害が発生した」とクレームをつけた場合、「会社の製品のせいではない」ことの立証ができない可能性が高い。結果として、会社が製造者責任を認めて損害賠償を払うことになる。ニセ科学を受け入れることは、訴訟対策という意味で、会社にとって危険である。
・研究費のリソースがニセ科学に与えられるケースがある。幸いにして文部科学省関連の資金で、ニセ科学と争うことになるケースは殆ど起きていない。そのかわり、経済産業省関連の企業向け補助金事業では頻繁に起きている模様。
【広めているのはどんな人か?】
・最初から騙す意図がある(実はそういう人は案外少ないのではないかと感じている)
・単なる無知。判断力不足に起因する。儲けたい人と善意の人の2種類。
・夢がある部分、いい話である部分で信じる。その夢が自分の信じたいことだから信じる。実は科学かどうかはどうでもよい。
・一発逆転狙い。科学では自分の望みがかなえられないから、ニセの方を信じることに救いを求める。(もともと、科学は人に現実を認識させるものだから、現実を直視することに耐えられない人がニセの方に行くことがある)
・発見者になりたい、物知りとして他人に教える立場に立ちたいが、現実の学問はハードルが高いので手っ取り早くニセに走る(このネタは三等兵logを参考にした)。
【批判する理由】
・「正義」ではない。ニセ科学を批判することを裏付ける「正義」は、今のところ思いつかない。利害である。ただし、個人の存在と社会はつながっているから、この場合の個人の利害は自ずと公共性を持つ。個人の利害と社会は対立概念ではない。
・合理的な考え方でお互いが意思疎通できる社会を私は望む。ニセ科学はその障害となる。
--研究費審査で役人がニセの方を信じるようでは困る。
--科学に対する理解が歪められても困る。
--ニセ科学が蔓延する社会は、例えばニセ経済学だって蔓延するに違いない。幸い、科学の一部について、私は批判できる知識を持っているが、他分野のニセナントカが蔓延すると私だって騙されるだろう。これは嬉しくない。全ての分野において、ニセナントカの蔓延が起きないような社会であってほしい。
・ニセ科学の方が多くなり、まともな情報や製品を入手するコストが上昇するのは困る。
【追記ってか修正】
せっかくいただいていたトラックバックを誤操作で消してしまったので、こちらから直リンさせていただく。何せエロサイトからの宣伝が多いもんで、クリックしてるうちに間違えたらしい。clausemitzの日記さんところより、
「ニセものを放置すると本物がつぶされる」でした。





posted at 2007/06/21 23:10:36
lastupdate at 2007/07/03 18:38:58






ここなんですがね。
星占いを「信じる」OLさんは、世界の1/12の人たちが同じ運命を辿るとは思ってないでしょうし、キリスト教徒さんに「あなたは創造論を信じているのですか?」と聞くと逆切れされたりはぐらかされたりするわけで、こういう人たちの言う「信じる」は、apjさんとかが想定する「信じる」とはそもそもその言葉の意味からして違う気がします。こういう人に対し論理的に「だったらこれこれはこうなのか」とか詰め寄ったって、相手が納得することはないし、ギャラリーの中の同種の人も「いじめられてる」的な感想を持ってレッドパージだの何だの言い出すだけでしょう。
だからどうすればいいかと言われると私も困るのですが、こういう人たちやギャラリーを説得する手段として「論破」だけではいかんだろうと時々思います。

宗教をどう扱うかはまだ整理できていないのですが……。
同じ「信じる」でも、濃さの違いというか、程度の問題があるのではないかと思います。新聞や雑誌の片隅に出ている占い記事を楽しみにし「○○座のあなたはイタリアレストランに行くといいことが……ラッキーカラーは赤」などと書いてあるのを違和感なく受け入れるというのは、軽い方の「信じる」。頻繁に高額の占いの料金を払い、占星術師に観てもらい、日常生活の行動のかなりの部分を星占いに基づいて行う、などということになったら重い方の「信じる」。
それなりのお金を投じて何とか健康グッズとか浄水器を買うというのは、中間からやや重い程度の「信じる」かもしれないが、市場をゆがめる可能性があるし、科学を勘違いさせるという別の効果も発生するから社会的影響は大きい。
「信じる」の濃さと、社会的影響度の違いによって、方法を変えないといけないのかもしれません。今のところ、社会的影響度の見込まれるものが、主に批判の対象になっていると思います。

これをわたしは「技術をブラックボックスとして使うことに不安や疑問がない」考え方なのだろうな、と思うのです。
そこで「技術」を「科学用語」に置き換えて見ると、水伝なんて話を疑問無しに受け入れるというのも現状の表れなのだろう、と思うようになりました。
この場合、問題は「ブラックボックスで知らないままで良いのか?」と「ブラックボックスだから知らないでも信じてください」という、いわば消極的に悪いことと、積極的に悪いことに分かれるように思います。
もちろん、積極的に悪いというのは詐欺やカルト宗教に直結しているわけで、これは断固として遮断するべきでしょう。
一方、消極的に「知らなくても使えるから便利」というのも、消費者側にとってはOKでしょうが、これを供給者側が特にビジネスとして盛大にやると、温泉爆発事故になったりするわけです。
いろもの物理学者氏が体験された例などは、教師が消費者側なのか供給者側なのか、によって評価は全く違うわけですよね。
そして、教師という仕事は基本的に供給する側なんですよね。
結局は「供給者としてどうなのよ?」と言うことなのかな?

ニセ科学フォーラムが、ニセ科学の間違いを指摘するという対処療法的なものから、一歩前に進み、良きリソースを提供する場となっていってほしいと感じております。

広い意味で、正しい科学を普及させようと考えたとき、ニセ科学批判はおそらくその活動の一部分でしかありません。
正しいリソースは、多分それぞれ専門の学会や研究会の発表と、その後で出される学術論文の中に見出されることが多いのではないかと。ただ、内容が専門的なので、わかりやすく伝える人が必要になります。 今さかんに言われているサイエンスコミュニケーター養成がうまく機能してくれるといいのですが……。

サイエンスコミュニケーターが育成されたとして、どのように活動するのか、が問題であろうと思います。メディアの中に入れば、当然、メディアバイアスが掛かるでしょうし、現在の新聞社にいる科学部の記者とどれほど違うのか、という気も致します。
食品安全情報blogを発展させたようなものが、サイエンスコミュニケーターによって、第三者的に運営されるようになるのも一つの方向性としてあるように感じます。
では

自分がいいと思っていたことがニセ科学だとわかったとき、大抵の人はガッカリ(…というのは適切な表現ではないかも?)します。ニセ科学を批判する側の思惑に関係なく、受けて側にニーズがあるはずです。

・かまって君。ニセ科学やってるとニセ科学批判の人達にかまってもらえるから。

>「正義」ではない。
ここに違和感があります。
はじめは、「ニセ科学批判は正義ではない(悪である)」と誤読しました。
それはそれとして、ここで正義を取り上げる必要があるのでしょうか。正義や大義の虚飾に気がつき、自由と公共の福祉に価値をおくことにしたのが、戦後の日本であると思っていました。ナデシコの「どこにでもある『正義』」とかは一般的な考え方ではないのでしょうか。
最近は違うのかもしれませんね。「うつくしいくに」とか。

>ここで正義を取り上げる必要があるのでしょうか。
あります。ってか念のため、かな。
>正義や大義の虚飾に気がつき、自由と公共の福祉に価値をおくことにした
ところがこれがわかってない人が意外に多いみたいなんですよ。批判した相手から「正義を振り回すな」とか「正義だと思ってやってるんだろう」とか、しばしば言われるわけでして。だから、わざわざ正義じゃなく利害だと明言する意味があるんですね。

ふむ。で、教師が小学生に嘘を教えるのは、教師が強く信じていると考えられるし社会的影響度も大きいからダメである、と。
うーん、「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」という嘘はどうなるんだろう。


>「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」
幼児に対してのみそれなりに有効でしょうね。でも、それ自体がウソっちゃーウソなので、ある程度大きくなったら、なぜそんなことを言ったのか、ウソをついてはいけない理由はどうしてか、を教えないといけないでしょうね。で、さらに、ついていいウソだってあるとか、そういう人間社会の機微みたいなものも言わないといけない。難しいですね。
名無しのごんべえ
>6/30に京都女子大で左巻先生ほかの方々とともに講演される
おかげで、同じ時間帯に東京で行われるトンデモ本大賞に今年は行けません。せっかくチケットとったのに譲る羽目に。日程調整の時のチェックが甘かった……orz。ぶっちゃけ、笑える量はトンデモ本大賞の方が多いと思いますので、腹の皮がよじれる思いをしたいという方はぜひ東京のイイノホールの方へ。

さてどうしたものか・・・ということがあり、ヒントを頂ければ幸いです。
科学の分野でも、非常に競争の激しい領域であれば、批判の応酬も普通でしょうし、低レベルの研究内容であれば、誰も相手にしませんし、そうした人が学会内で力を持つこともないでしょうし、ちょっと待ってよ、というような内容のことに関わることもないのではないかと思います。
ところが、そうではない領域ですと、関わっている人は非常に狭い世界となり、主要な人は皆顔見知り、という状況になります。また、その対象領域において、各専門分野はそれぞれ分かれますから、さらに、狭い世界となります。研究内容は低レベルでも、同種の研究をやっている人が少なくなりますから、チェック機能は働きにくくなります。
こうした研究の世界の僻地ともいえる場所で、研究機関と民間が、行政予算を狙って、それはちょっとないでしょう・・・というレベルの内容のことをしようとしたら、一体、どうしたらいいのでしょう。
科学はプロセスを守らなければならないはずです。欧米ではある一定の質をもって既に運用実現されているけど、日本では行われていない、あることあります。それを、始めるには、事前にどのような条件が最低限整わないとならないかは、既にわかっています。データの蓄積も人材の育成も必要です。
ところが、そうした段階を踏んだステップを飛ばし、とりあえず「やります」という説明会を開いてしまい、メディアを読んで、記事書いてもらって、「内容はともかく始めてしまえば」ということが行われようとしていたら、どうしたらいいのでしょう。
自分で批判しろ、という意見があるかと思いますが、市井の人間では、他のニセ科学の議論と同じように、土俵に上がることができない(門前払い)となります。では他の研究者はといえば、上記のように、頼りにならないわけです。前向きな話なんだからいいんじゃない、という感じです。
いや、そうじゃなくて、前向き云々ではなく、その中身の質の問題あるのでは? という話なんです、といっても、話が通じない。なんで素人が専門家を説得しなければならんのか、というところなわけです。
公開質問状でしょうかねぇ・・・。

具体的に何の話か書いていただかないと、議論も始まりません。どこの業界の何の話かぼかさずに書いてください。
ただ一つ言えることは、「低レベル」と「明らかにニセ」とは違うということです。「低レベル」「わけわからん」から新発見が出てきたことなんて、科学の歴史を振り返ればいくらでもあります。超伝導の発見だって、実験としては「単にただひたすら温度を下げるだけ」でしたから。まわりの人達は「そんなことして一体何の意味があるんだ」とバカにしていたわけで。

簡単に例えると、公的な天気予報を出すのに
気圧と温度だけで、天気予報ですよ、といっていいのか、
という話です。
100年前じゃないのだから、天気予報と名乗るなら、
最低限しなければならないことは
十二分にわかっているはずなのに
そうした手続きを無視している、というところです。
そして最低限のラインを無視しているだけでなく
そうした内容ゆえ、とても信頼性が低いものになっていることを
隠している、なぜなら、信頼度が低いことがばれると
みんなに信じてもらえなくなるから。
でも、きちんと教育受けた人間なら、その木訥な内容は
見抜けるのですが、それを避けるため、今度は
その情報の元となっている基礎データを公開しようととない。
厳密にいえば、ニセ科学ではないのかもしれない
でも、研究者の倫理としては、十分ニセ科学の領域に
足を踏み込んでいる、と思っているわけです。
7月に入ってすぐ会合があり、その内容をふまえて
具体論を書くかは考えます。すみません。

そのような方々が増えるのもある意味重度の問題と言えるのではないでしょうか。まぁ気休めや「ちょっと見ておく」ぐらいの人もいますが。


これは良い纏めですね。
ニセ科学批判には「利害」が関わるという部分、その通りだと思います。私も、自分が興味ある事が不合理な理由で非難されているという所から、ニセ科学に興味を持った、という人間ですし。
下手に「正義」等を掲げると、却って独善に陥ったりする危険性も、あると思います。
ニセ科学批判を批判する人は、ニセ科学の問題が、社会全体に関わるものであるという部分についてナイーブだと、考えています。中には、ニセ科学がどういうものであるかに、全く無知であったりも…。