放射能関連商法に騙されないために

最終変更 2026年05月12日

はじめに

 震災による福島第一原発の事故で、原発由来の放射能が広く環境中に出てしまった。このことについては、既にいろんな方が測定結果をまとめておられる。震災と併せて被害地域が広範囲であったことから、行政の対応も後手に回っている部分も多い。その隙間を狙って、放射能を除去するとか分解するとか、人体に対する放射の悪い影響を防ぐという触れ込みの、ニセ科学に基づいた悪徳商法が出てきつつある。そこで、そのような商法を見抜くための考え方をまとめてみたい。

 この文書の目的は、放射能に効果があるとされる商品の売り込みを受けた人に、立ち止まって考えてもらい、より正しい方法を選択してもらう手助けをすることにある。

放射能とは何か

普段よく目にするものは何か

 私達は、普段の生活でいろんな「変化」を経験している。

 人間がずっと食べ過ぎると(一般に)太るし、植物に肥料や水をたっぷりと与えるとよく成長する。除草剤を使うと雑草を枯らすことができる。色のついた布や品物を日光があたる所に長時間おいておくと色があせる。けがや病気の治療で薬を飲んだり、痛み止めを使ったりする。食べ物を適切な条件に置くと発酵させることができるし、一方そのまま放置するとカビが生えたり腐ったりしてしまう。