Archive for 6月, 2020

postheadericon LibreOfficeによる内容証明用のフォーマット

TeXによる内容証明フォーマットを作ろうとしたがなかなかうまくいかない。genko.styとかでもできるけど、禁則処理がうまくいかず、句読点を行頭に送れないため、20字×26行で設定するとはみ出すところが出てくる。内容証明としてはこの字数行数以内ならいいので、はみ出しを考慮して最初から19字×26行に設定すると1ページについて何文字分か損をする。

Wordでもできるが、無料のLibreOfficeでできる方法もあるのでメモ。まず、設定→LibreOfficeWriter→全般、で、「文字の罫線に正方形のマスを使用する(原稿用紙モード)」にチェックを入れる。次に書式→Page Style→ページ、で、左右余白2.5cm、上下余白2.0cmに設定。書式→Page Style→行数と文字数、で、ページ単位の行数20、行単位の文字数26に設定。1文字の最大サイズ17pt、ルビ文字の最大サイズ15ptに設定。グリッド線Cにすると原稿用紙のマス目が出る。グリッド線は表示はするが、「グリッド線を印刷する」のチェックははずしておく。

ルビ文字のサイズがでかいのが気になるが’(笑)、行間がルビ文字のサイズで決定されるので、この程度が良い。どのみち内容証明ではルビは使わないから無問題。

句読点のぶら下げは切っておく必要がある。メニューからスタイル→スタイルの管理、を選ぶ。右側にスタイル一覧が出るので、一番下のユーザー定義スタイルを選ぶ。何も定義していなければ空欄になる。なんでもいいので原稿用紙に全角文字を適当に入力し、選択した状態で、選択部分から新規スタイルを作成し、「内容証明スタイル」とでも名前をつけておく。これを選んで、二本指クリック(か右クリック?)で編集画面にする。タブから「日本語の体裁」を選び、「句読点のぶら下げを行う」「…禁則処理を行う」「…文字間隔を調整」のチェックを外す。