パーソナルツール
現在位置: 講義サポート / 古いサポート情報 / 科学リテラシーレポート作成ガイド(2007年度まで)

科学リテラシーレポート作成ガイド(2007年度まで)

2007年度まで参考資料として公開していた、「科学リテラシー」レポート作成ガイド。 2008年以降は、講義の終わりの方を1回使って、レポートの書き方を教えるようにしたため、この文書の必要はほとんど無くなった。

講義の狙いをふまえて

受講者は、文系の学生も理系の学生も一緒の、大人数対象の講義である。当然、化学(科学も)に関する知識はまちまちである。それぞれの知識の量に応じた「判断の方法」を鍛えることが最終目的である。

例年のレポート課題

 科学的に怪しいと思うネタを1つ探して,
  • なぜそう思ったのか
  • どうすれば怪しいこと(あるいは,まだ現状では判断できないこと)を確認できるか
科学的な考え方に沿った議論をしてください。  ネタは,新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・ウェブなど,何からとってもかまわないが,フィクションは除外する。新聞・雑誌・ウェブなどを使った場合は,印刷物あるいは印刷物のコピーをレポートに付けて出してください。テレビ・ラジオの場合は放送年月日と番組名を示し,内容を要約してください。

何を求めているか

資料を元にして、自分なりの情報の取り扱いの基準や、やり方を示すこと。 まあ、世の中、流行のナントカとか、インチキ学説を振りまく博士・教授などのなんちゃって学者とかがいっぱい居るわけで。そういう「権威」(肩書きだけじゃなく、世の中で単に流行っているとかみんなが言ってるとか)を自分なりの基準で却下する経験を積んでほしいと思っている。高等教育の目的の一つは「王様は裸だ」と言える人材を作ることにあるわけで、この場合の「王様」というのは、世の中の多数が認めているナニモノカでである

書き方のハウツー及び注意点

  • 資料の引用はどこまでか、資料を単にまとめた部分はどこかをはっきりさせる。そのとき、必ず出典を明記する。
  • 自分の意見を述べる部分と、資料を提示する部分を分けること。調べたことと自分の考えの区別がはっきり書けていないと減点の対象となる。
  • 大学に入ったばかりだから、知識の絶対量が足りないのはこちらも承知の上。だから、判断のもとになる知識を、別の情報源からとってきてもいっこうにかまわない。情報同士を付き合わせて、自分なりにどう考えたかが書いてある部分をちゃんと読んで採点する。
  • 引用がどこまで必要かについては、内容で判断している。ネタを持ってきてネタ元を示していないのは減点対象。そのネタについて議論するとき、議論の内容からみて別の資料が必要なのに資料を引用していない場合は減点。議論の内容が高校から大学初年級の理科の知識で足りる場合は資料無しで議論しても減点しない。(引用の仕方が不備で点数が下がってる人が結構います)
  • 普段の生活において、ネタに気づく注意力を要求している。
  • 本やサイトをまとめて感想を書いただけのレポートは配点が低い。
  • 特に、私が作っているウェブサイトの内容をまとめただけのレポートは大幅減点の対象になる(狙ってやったのか、私の作ったものだと気づいていない単なる天然ボケなのか定かではないが、過去に2,3人そういう人がいた。考え方を身につけようという趣旨の講義なのに、他人の出した内容のコピーで済ませるのはいかんわなあ)。
  • あからさまな手抜きは不可。レポートの枚数制限はしていないが、何回かやってみた限りでは、必要なことを文章でまとめると、最低でもA4で1枚程度にはなっている。これに、資料などを添付したりするので、全体の枚数はもっと増える傾向にあるようだ。まあ、長ければいいというものではない。

フォーマット

  • 表紙はつけてもつけなくてもいい。ページの最初に学籍番号、学部学科、氏名を忘れないように記入すること。
  • A4サイズの用紙を使用。
  • ワープロの使用可。手書きも可(但し読める字で)。
  • 資料を添付する場合、小さいものならレポート用紙に貼り付け、大きいものは適当に折りたたんで端を貼り付けるかホチキス止めする。