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プロホームアドバンスとの交渉再開の試み

背景

 2001年の10月頃からプロホームアドバンスとのやりとりをしていたのだが、その途中で手違いが生じて、プロホームアドバンスが、交渉相手を私(天羽)から大学に変更した。このため、大学が問題を評議会で出し、年末に広報委員会を開いた。お茶大執行部の委員会であるから、この委員会の結論を無視して動くことはできなくなったので、その旨プロホームアドバンスに連絡をした。一方、冨永教授を通して、ホームページ運営委員長の森先生あてに、会議の結果の通知と、プロホームアドバンスにそれを書面で知らせることの2点を何度かお願いした。しかし、連絡がないままに4ヶ月が過ぎ、年度が代わって開かれた広報委員会で、お茶大のatom11サーバーの公開停止が決定した。冨永教授の話では、”広報委員会は冨永教授が責任を持って対処するという結論を出した”と言っているらしい。しかし、冨永教授が会議結果を知らせるように頼んだときには、その行動につき、会議の結果を誤解しているぞ(=交渉は冨永教授に一任されているから先に話をまとめろ)というフィードバックはなかった。さらに、広報委員会からプロホームアドバンスに対し、12月の会議の結果の「冨永教授が責任を持って交渉する」という報告文書を出したかどうかも不明である。

 こういうちぐはぐな対応の結果がどうなったかは、トップページに書いた通りである。

 現在、当ページは阪大理学部に移転したので、お茶大の管轄から外れた。さらに、冨永教授と天羽とは共同研究者であるから、冨永教授から業務命令を受ける関係にはない。つまり、冨永教授は、研究室の利害に関係することや通常の人間関係を通してしか、私に何かをさせることはできない。

 ということなので、最終的な交渉相手は、コメントを書いた私(天羽)が行うことにする。プロホームアドバンスも、大学など巻き込んでも、待たされるばっかりで何もいいことはないというのが、今回のことでよくわかったのではないかと思う。さらに、移転騒ぎで当ページのアクセス数は急増しており、ということはプロホームアドバンスの名前も知れ渡ったと思われる。これが望む結果かどうかは、私には知るよしもないのだが。まあ、いずれにしても、当事者が増えれば増えるほど不確定要素が増えて、話がややこしくなるということだろう。

プロホームアドバンスに交渉開始のメールを送る

次のようなメールを送って、論点の整理とこれからの協議について交渉を呼びかけた。
株式会社プロホームアドバンス ** 様

 今週は研究会で留守にしていて、十分な対応がとれませんでした。一段落したので、4ヶ月以上も中断していた交渉を再開したいと思います。

 まず最初に、御社が大学との交渉にこだわっておられるのか、訳がわからないのですが・・・・。むしろ、これ以上大学を巻き込んでも無駄なだけに見えます。これまで待たされたんで、責任を追及したい気持ちはわかるんですけども。
 大学の責任を追及すること自体に意味を見出しておられるのであれば止めませんけど、以下に書いたように、それをやったとしても、多分望む結果にならないと思いますよ。私も、お茶大の曖昧な規則に振り回されるのはもうまっぴらなんで、お茶大側がよっぽどウェブページの規制について明白な基準を出して細則まで定めて、大学といえども自分の決めた規則に従う、という姿勢を出さない限り、ページの内容をお茶大に移すつもりはありませんから。

 交渉再開が遅れたことをお詫びします。が、遅れた原因の1つは、御社が大学に相談すれば何とかなると安易に考えて、大学を交渉相手に選んだのがそもそもの判断ミスだったということでもあるので、この点は了承してください。お茶大の意志決定の速度と内容については、私は関与できる立場にありませんから、責任もとれません。

 まず、現在の当事者の関係を整理しておきます。ウェブページの全内容は、お茶大側の公開停止処分を受けて、阪大に移転しています(ウェブページのアクセス人数がそれなりに多いこと、公開停止が本業の研究内容の情報発信にまで及ぶこと、公開停止の期間も明記されておらず公開停止のお知らせすら出せない文言の通達がきたのでは、移転するしかありませんでした)。お茶大は、既に、コンテンツの内容に対して責任を持てる立場ではありません。また、私と冨永教授の関係ですが、業務命令を出される関係にはありません。通常の人間関係で共同研究をしているだけですから、教授が私に対し何かを強制するのは、(法的手続きを踏まない限り)不可能です。お茶大が阪大内のページの公開停止を要求する場合には、大学間の関係になりますから、どういう根拠に基づいて行うかが問題となります。阪大理学部と私の関係ですが、まずは、受け入れ先の菊池・阿久津・時田の3人の先生方との話し合いになります。阪大内のコンテンツについては、阪大の理学部あるいは理学研究科のガイドラインに従うことになります。お茶大が直接私に対してコンテンツ公開を差し止める場合は、法的手続きが必要になります。現状では、ページ内の「お茶の水女子大」は、単なる住所書き以上の意味がありませんので。

 こういう状態なので、冨永教授を間にはさんでも、伝言ゲームになるだけだと思います。そもそも大学を巻き込むきっかけとなったミラーサイトについては、私やお茶大が作ったものではないことは、以前にお伝えいたしました。大学を交渉相手に選んだりすると、さんざん待たされた挙げ句に、処分をしたこと自体でさらに注目を集めたりして、かえって収拾がつかなくなるということが、これではっきりしたと思います。当事者同士で交渉するのが一番簡単だと思いますが、どうでしょうか。お茶大広報委員会の判断を待つ必要も無くなりましたので、迅速に話が進むと思います。

 メールでのやりとりは、菊池・阿久津・時田の3人の先生方と冨永教授に配送するようにします。代理を入れるつもりはないですが、関係者の情報の共有は必要だと考えます。また、これ以後のやりとりは、ウェブページに全て公開します(担当者氏名は伏せ字で対応)。何か要求がある場合は、第2トップページhttp://wwwacty.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~atom11/index2.htmlの新着情報のところからたどれる掲示板もご利用下さい。私が編集するページで公開を行うことが公平さを欠く恐れがある、とお考えでしたら、御社のウェブページでそちらの流儀で並行して公開を行ってくださってかまいません。こちらのページからはリンクを貼ることで対応します。

 さて、これからの議論のたたき台として、私の方で、論点とその現状についてまとめます。異議がある場合は、番号ごとにお願いします。また、項目が抜けている場合は、そちらで追加をお願いします。「」内が御社の主張をまとめたものです。

1.「昔のプロホームアドバンスのウェブページに基いて書いたコメントの削除要求」
 会社名と商品名を削除して、古いコメントコーナーに移動させた。現在、誰が読んでもプロホームアドバンスとは何の関係もない、単なる作文になっている。この状態で、プロホームアドバンスの営業には、古いコメントは影響しないはずである。

2.「コメントを読んだ人が企業の宣伝と勘違いするので、宣伝ではないということを明記するべき」
 プロホームアドバンスの主張を受け入れ、コメントの各頁に注意書きとして明記した。また、企業のページへのリンクをクリックすると、別ウィンドウを開いて表示するようにし、別サイトであることが意識できるようにした。(編集ミスでそのまま開くものもあるかもしれないが、大部分は新しいウィンドウに出るはず)

3.「現行のプロホームアドバンスに対するコメントのうち、不純物の沈殿を促進する写真について、不純物が何であるかは別ページで書いてあるから、何かわからないとコメントするのは正しくない」
 写真の説明の部分に何が入っているか書いた方が読者に疑問を残さない。プロホームアドバンスのページの該当部分を読んで直ちにわかるようであれば、その旨コメントに反映させる。

4.「http://www.makani.to/akutoku/mirror/mizu/atom11.phys.ocha.ac.jp/index.htmlに残っているミラーについて」
 プロホームアドバンスとは無関係の理由によって1年以上前にできたもので、デザインも現行のものとは違っている。私は、プロホームアドバンスの要求通りに古いコメントを私の管理しているサイトでは処分した。裏で古いコメントをわざとに残したままにするつもりなど全くない。もちろん、お茶大も全く関知しないし管理権限もないミラーである。悪徳商法マニアックスの作者(beyondさん)によって作られたミラーかと思い、更新あるいは削除の依頼を出したがその後連絡はなかった。公開されているメールへの返事によれば、www.makani.toはbeyondさんの作ったものではないとのことだ。今のところ、このミラーの作者が誰であるか私も知らない。ミラーの所有者の連絡先がわかったら、更新あるいは削除の依頼のメールを、私かあるいは冨永教授の名前で出すということで了承してほしい。現時点で、誰がこのミラーを管理しているか判明していない。そちらでミラー所有者の連絡先を突き止めて私に通知してくれれば対応する。

5.「水商売ウォッチングについて、製品のことを調べずにコメントを書くのは無理ではないか。企業に取材して書くべきだ」
 この点についてはおそらく最後まで合意に達することはないだろう。私は一貫して、製品評価を書いているのではなく、水や液体そのものに関する理論や説明に関する議論を書いていると主張している。その議論は、企業が自ら公開している情報に基づいているわけで、勝手に情報を公開しておいてそれに対する批判を制限するのは傲慢というものだ。プロホームアドバンスが私のコメントをどう読もうが自由だが、正直言って、他人の読解力まで責任は持てない。書き手の側でできることは、誤解を減らす努力をするだけである。また、どういう企画やスタンスでコメントを書くかは私の自由であり、プロホームアドバンスに一般論として指図されるいわれはない。

6.現行のコメントに関するその他の修正について。
 掲示板に書き込んで、具体的にどこが誤りか指摘してほしい。掲示板上で反論なり確認なりをしてから対応する。明らかな誤りについては修正するが、それ以外については何を書くかは私の自由なのでそのままにする。公開して衆人環視のもとで対応するので、私に変な要求をすると御社の評判にかかわるし、逆に御社のまともな要求に対応しなかったら私の信用が落ちるんで、まあ考えながらやりましょう。

7.お茶大に送った最初のクレームについて
 内容を列挙してコメントする(ただし、上記の3以外)。特に、八戸工大の水溶液の研究がクラスターモデルの根拠として引用されているが、研究内容の理解そのものが間違っていると思われるので、問題点について議論する。

8.12月にプロホームアドバンスから私宛に送られてきたメールについて
 広報委員会の結論が出るまで動けず、そのままになっていたが、広報委員会の縛りが無くなったので、近日中に処理する。

9.悪徳商法マニアックスで公開されている、プロホームアドバンスが送ったメールの中で言及されている冨永教授の発言内容について。
 冨永教授が言ってない内容を言ったことにされているので、これについては教授の名誉のためにコメントしておく。


 上記に含まれない項目があれば追加してください。項目内容の修正がある場合は、番号を指定して具体的に書いてください。

 私の認識では、1、2、4については争いがなく、3、6は調整中、5は全面的に争う項目、7、8、9は私の側からの主張をまずは述べることになる部分です。これについても、違っていたらその旨お知らせ下さい。

このメールについて、以下のような返事をいただいた。

2002年5月20日
天羽 優子様

株式会社プロホームアドバンス
担当者:□□□□

メール拝見しました。
今月はなかなか時間が取れないと思いますので、少しずつの対応となるうと思います
がよろしくお願いします。

大学との交渉にこだわっていると思われているようですが、そんなことはありません。今回の処分に対する理由説明を求めたのは、お茶の水大学側との交渉のけじめをつけるためです。当社としては放っておいても何ら問題は無いのですが、それでは冨永教授がお困りだろうという配慮もあります。

また、9についてですが、冨永教授が言ってない内容を言ったことにしているということはありません。冨永教授との電話でのやりとりはあまりにも話がかみ合わなくて、すごく印象的であったので今でも良く覚えています。私としても、本当にその内容がその場しのぎでなく、責任ある言葉として言われたのか不審に思いましたので、電話の内容について確認のメールを送ろうと考えていたほどです。

先日いただいた二度目の電話にしてもおかしいと思っていることは多々ありますが、問題が本筋から外れますし、現状では冨永教授がこれ以上交渉に直接関わって来ることは無いと思いますので、この項目は除外した方が良いのではないでしょうか。

ということで、じっくり交渉再開ということになりそうである。