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永井豪先生の還暦祝い

Posted on 9月 24th, 2005 in 倉庫 by apj

 漫画家の永井豪先生の還暦お祝いパーティーに行ってきた。年末にファンクラブの人たちと顔を合わせて、年度がかわったあたりから会に出るようになったのだけど、とうとう御大のお姿を拝むことができた。もともとはマジンガー系のファンから入ったのだが、まあ、永井豪のマンガとアニメで育った世代ではある。
 子供の頃、1つ上とか下の男の子が回りに多くて遊び友達だったのだが、みんながウルトラマンのソフビを買ってもらっていたとき、私だけデビルマンを買ってもらったのを覚えている。母親は「悪魔」の外見に難色を示してウルトラマンをすすめたが、私はデビルマンに拘ったのだった。多分、キューティーハニーとデビルマンのアニメを見たのが、永井豪作品に触れた最初だったと思う。その後、マジンガーZを再放送も含めて何回か見た(でも通しては見ていない)記憶があり、なぜかグレートマジンガーがすっぽり抜けて、グレンダイザーがやたら印象に残っている(こちらはほとんど通して見た)。これと並行して、マンガの方で「ハレンチ学園」に爆笑し、「手天童子」の謎めいた雰囲気に魅せられた。短編読み切りの「ススムちゃん 大ショック」は、価値観というか先入観をひっくり返される鮮烈さがあった。これも雑誌でリアルタイムだったと思う。まあ、アニメばっかり見て他のバラエティやドラマはまったく興味がなかったので、ハレンチ学園のドラマが放映されたことや、当時のPTAがさんざんクレームをつけていたことは、ずっと後になって知った。
 その後、親が邪魔したので永井豪のマンガ購入が滞ったわけだが、その時期に筒井康隆を読んでやっぱりタブー破りの異様なパワーに惹かれるものを感じた。それで、だいぶ前から機会があるごとに「永井豪と筒井康隆は天才だから、あの二人だけは差別表現やら公序良俗云々でクレームをつけずに何書いてもいいことにすればいいんじゃないの」なんて言ってたのだが、最近になって、永井豪ファンクラブの初代会長が筒井康隆だったときいてのけぞった。
 今回初めてお会いすることができ、握手してもらって、出席者に配られた豪ちゃんマーク入りの袋にサインまでもらってしまったため、当分手を洗う気がしなくなった上、袋はその場で宝物に決定したわけだが。「楽しい時間をありがとうございました。これからも本買います」って挨拶した。
<独り言>
 ところで豪先生、ここ数年、マジンサーガの続きが気になって仕方がないのですが、続きはいつから始まるのでしょう?あと、CBキャラワールドのDVD化の予定はないのでしょうか?
</独り言>