「魔法使いの弟子」問題
とおりすがりさんのコメントにひっかかったのでエントリーに上げておく。
ここのコメント欄のやりとりを見て apjさんのエントリー
「『本物』の科学を手にしていないとニセ科学を批判してはいけないのか?」が見落としている大きな問題点(似非科学批判側に愉快犯が紛れ込み、誠意ある科学者を背後から撃つ危険性)を感じた。
「魔法使いの弟子」問題と言ってもいいかもしれない。魔法を知らない弟子が似非魔法叩きで味をしめ、自身に他の魔法使いの真偽を裁く能力があると勘違いしてしまう悲喜劇
という指摘が、ムペンバ効果についてのエントリーのコメント欄に書かれた。
実は、一つ間違えると水素水がこのパターンに突っ込みかねないので少々気を遣っているところだったり。
一般の人には「とりあえず太田教授の研究を静観せよ」と言い、太田教授には「これまでのヘンテコ水商売に出てきたナンチャッテ学者に見られるような紛らわしいことをするな」と言わなければならない。その上、太田教授の仕事を我田引水しまくってインチキ宣伝をしたがっている人達がいっぱい居そうな状態。
何だか、私は、童話に出てくるコウモリになったような気分なのだが……。
「魔法使いの弟子」問題といえるような状態が目立ったケースってあるのだろうか。これまではそんなに問題ではなかったと思うのだけど。
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