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二次元絵の規制には反対だが……

Posted on 7月 8th, 2009 in 倉庫 by apj

 それ以前の疑問として、一応メモ。
 なんで、「日本ユニセフ協会」がのさばっているのかの方が疑問。報道されている内容を見る限り、まともな話が通じそうな相手に見えない。資金源はどこだ?

 現実の被害者が居るものだけ取り締まれば、あとは従来通りのわいせつ物の取り締まりの範囲でやってればいい、というのが私の立場ね。それもむやみに対象を広げるべきじゃない。
 最近の児童ポルノの規制の動きを、いきすぎた部分については「非合理」として撃った方が良いと思い始めたのだけど、その前に情報収集しないと……。

コメントはまともだなぁ

Posted on 7月 8th, 2009 in 倉庫 by apj

 msn産経ニュースの記事より

神戸大法科大学院でネットいじめ、処分検討 掲示板に実名「自殺に追い込め」
2009.7.7 14:05
このニュースのトピックス:殺人事件
 神戸大法科大学院(神戸市灘区)の特定の学生の実名を挙げて誹謗(ひぼう)中傷がインターネット掲示板「2ちゃんねる」に大量に書き込まれ、同法科大学院が学生の所属するコースの学生らに「発信元を調査し個別に事情を聴く」などと警告を行っていたことが7日、わかった。同法科大学院は「法曹を志す学生として情けない。書き込んだ学生には懲戒処分も検討している」と憤っている。
 書き込みは、同法科大学院法学研究科実務法律専攻の1年次生の特定の学生をターゲットに実名を挙げ、「ストーカー殺人をしたことがある」「自殺に追い込め」などの誹謗中傷が大量に書き込まれていた。被害者の学生から6月29日に相談を受け、同法科大学院側が調査を始めた。
 同じコースに所属する学生でなければわからないような授業内容や欠席者なども細かく書かれていたことから、同法科大学院では一部の書き込みを同じコースの学生によるものと判断。今月3日、山本弘法学研究科長名で「名誉棄損罪・侮辱罪および民法上の不法行為に該当するものが多数含まれている。ハラスメント事案として全学委員会による調査が行われる可能性もある」などとして、書き込みを繰り返さぬよう呼びかける警告文を学内の掲示板に張り出した。
 同法科大学院では「書き込みは見るに堪えない内容で、大変失望している。人権を尊重しながら紛争解決する法律家を目指す学生が、顔の見えないインターネットで人権侵害を行っていたのは誠に遺憾。個人面談を含め、調査をして処罰も検討したい」としている。
 神戸大学法科大学院は、毎年全国トップレベルの司法試験合格者数を誇る名門。

 勉学に集中しないと将来があやうくなる筈のロー生にしては、ネットで低レベルの人権侵害書き込みをしているなど情けない限り。しかし、研究科長の発言はさすがにまともで、教育的配慮(笑)でごまかしまくりの京都教育大とは違う。ハラスメントは、教員と学生が居たら都合4通りの組みあわせで考え得るということもちゃんとわかっているし、どの法に触れるかも、刑事と民事を分けて言及している。こういう発言を見るとちょっとほっとする。
 処罰は当然だろう。非常識な数学者とか非常識な物理学者なら(褒められたものでないにせよ)成果さえ出すなら人類の知識の発展に益をもたらすから存在意義があるが、非常識な法曹というのは、社会にとって、害をもたらし益はない。

私はアニメ・同人関連の板の住人なんだが

Posted on 7月 7th, 2009 in 倉庫 by apj

 渋研Xさんのところのコメント経由、「ゴミクズ野郎の独り言(3)」より。

以前、「2ちゃんねる」の天羽スレで
素朴な疑問を書いたら
袋だたきにあったことがある。
別に中傷でも何でもないよ。
「毎日、ブログを書く時間がよくありますね」と
書いただけだ。
そしたら、そんなに羨ましいのか、とか
お前も悔しかったら天羽先生のようになれというような
コメントがズラーッといくつもついた。
初めから喧嘩腰だ。
それも続々書き込まれて薄気味悪くなった。
(中略)
その一方で、毎日ブログを更新する天羽は
スケプティクスの口先だけ偉いセンセー方とはあまりにも
違うから、いったいそれはどういうことだろう
ということを知りたかっただけなのだ。

 そりゃ、ただ単に書いた場所が悪いし、尋ねる相手を間違っている。私のblogの更新頻度について疑問を持ったのなら、2ちゃんねるに書き込むのではなくて私に直接訊くべきだ。その質問をして、仮に、喧嘩腰でない「実は○○だから更新できている」というもっともらしい答えが匿名の連中からいくつも得られたとしてだ、その信憑性って一体どうなんだ。誰が答えたかわからない噂でしかないだろう。

※私は2ちゃんねるについてはアニメや同人関連の板は見るけど、自分に関するスレには興味がないし、特に用が無い限り見る気もないし、実際見てもいない。自作自演はしていない。ってか、下手に自作自演をやって、それがバレて、「普段からこんなことをしてる奴です」とか、裁判所で出された場合のリスクを考えると、逆にうかつなことはできない。他人をぼろくそに書くならきっちり実名でやって、出てきそうな(出せそうな)証拠も最初から見当がついている状態で、書いた内容についての責任を負う方がずっといい。

だから回答次第では、
筆者は彼女を同会の役員に
推薦するつもりだった
しかし、そういうことがあったから
気持ち悪くなって
そんな気は失せてしまったんだよ。

 私が直接コントロールできない他人の(勝手な)振るまいを理由にして、私に対する扱いを変えるというのは、非合理な考え方だろう。ところでジャパンスケプティクスの役員って、「blogを更新する頻度が高い人」が求められていて、推薦されるかどうかは「そいつがblogを高頻度で更新できている理由を匿名の不特定多数の他人が冷静かつ合理的に説明できること及びその説明された内容」に依存していたのか?
何じゃそりゃ……。

もっとも、上記の書き込みが天羽自身のジサクジエンなら
また話は違ってくるのだが(笑)

 ジサクジエンなら、「2ちゃんねる工作員」として役員に推薦したとかそういう話?何だかなぁ……。

 ただ、これが本当なら顔も名前も知らない2ちゃんねる住人のおかげで私は助かったことになる。本業(教育と研究)があってプライベートもあって、ニセ科学関連やネット関連では訴訟もしなきゃいけなくて……というのを限りある時間でやっているのだから、この上役員仕事なんぞ回されたら、blogを書く時間は其の分だけは確実に減ったに違いない:-P。

さくらインターネットに返事

Posted on 7月 7th, 2009 in 倉庫 by apj

 一応、さくらインターネットに返事を出した。内容は次の通り。

 お世話になっております。
 ご連絡いただきました削除要求について回答いたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 指摘されたURLによって表示される文書には、
(1)「悪徳商法?マニアックス」の記事の引用
(2)私の意見論評
(3)第三者のコメント
が含まれております。
 この中には、相手方とは関係のない私個人の裁判についての
経験を書いた部分や、紛争一般について書いた部分も含まれて
います。

 これらのうち「事実と異なる」のが具体的にどこであるのか
特定がなされていません。
 また、「私の人格権に基づく名誉権が侵害されている。」とありますが、
該当する文書のどの部分の表現が名誉毀損であるかの指摘もありません。
 従ってこのような曖昧な削除要求には応じられません。

 相手方には、名誉を毀損している文言を具体的に特定した上で
削除要求を出すようにお伝え願います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 コンテンツ公開の停止は行わないで下さい。
 表現が名誉毀損であるかどうかは、最終的には当事者同士で裁判所で
争って決着させるものであるところ、訴訟の前に公開停止にされてしまうと、
訴訟をする機会そのものを失うことになってしまいます。

 あとは、メールアドレスをこのblogの左の方に画像で出しておいた方が良いかな。旧blogでは出していたのだけど、こっちに移ってから出すのを忘れていた……。

【追記】
 名誉毀損で争う場合は、1つの文章のどの部分が名誉毀損なのかを細かく指摘した上で、その表現は事実摘示か意見論評か、という振り分けをしながら争うことになる。まあ、文書全体から受ける印象が、という場合もあるが、普通は、どの部分かを決めてから争いになる。ということは、最初の削除要求があった段階で、表現のどの部分で争うつもりなのかをできるだけはっきりさせておいた方が、紛争に備えるという意味でも役立つことになる。
 URL××で表示される内容の「○○○……」の部分が、という程度に特定してからでないと、何をどう攻撃防御したらいいかがあやふやなままになってしまって、争うに争えない。

自分でできる調査は自分で……

Posted on 7月 6th, 2009 in 倉庫 by apj

 まず、スレッドランキングのドメイン所有者。IPドメインsearchの結果。

Domain Information: [ドメイン情報]
[Domain Name] BBSNEWS.JP

[登録者名] Yoshimoto
[Registrant] Yoshimoto

[Name Server] ns1.value-domain.com
[Name Server] ns2.value-domain.com
[Name Server] ns3.value-domain.com

[登録年月日] 2004/10/27
[有効期限] 2009/10/31
[状態] Active
[最終更新] 2008/11/01 01:05:04 (JST)

Contact Information: [公開連絡窓口]
[名前] バリュードメイン登録代行サービス
[Name] VALUE-DOMAIN.COM
[Email] info@value-domain.com
[Web Page] https://www.value-domain.com/
[郵便番号] 541-0059
[住所] 大阪府大阪市中央区博労町4-7-5
本町TSビル 6F
[Postal Address]
[電話番号] 06-6241-6585
[FAX番号] 06-6241-6586

whois情報検索

指定ドメイン => 「 bbsnews.jp 」
  取得ホスト名 => bbsnews.jp
  取得IPアドレス=>  70.85.186.114 (IPv4)

……あれ、70.85.186.114がどこに割り当てられてるかがたどれないな……。

竹村龍二から削除要求が来ました

Posted on 7月 6th, 2009 in 倉庫 by apj

 竹村龍二から削除要求が来た。
迅速に削除してるのに平気で提訴した竹村龍二」に対するもの。

 プロバイダからのメールは次の通り。

Subject: [重要:要返信] さくらインターネット株式会社abuse対策チーム
■ご連絡日 [2009/07/06]

平素は弊社のサービスをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
 さくらインターネットAbuse対策チームの○○と申します。

ご利用の弊社サービス「さくらのレンタルサーバ プレミアム」で運用されて
おりますコンテンツにおける掲示内容につきまして、竹村龍二 様より掲示内容
削除の要請がございましたのでご連絡いたします。

-----------------------------------

 タイトル
 迅速に削除してるのに平気で提訴した竹村龍二

 URL
 http://www.cml-office.org/archive/?logid=396

 削除を要請する理由
 現在の掲示内容は事実と異なる内容である。私の人格権に基づく名誉権が侵害
されている。

-----------------------------------

 弊社では事の真偽について存じませんが、上記申し立てに対しコンテンツ管理
者として至急ご確認いただき、ご対応いただきます様お願いいたします。
また、対応後に弊社までご連絡くださいますようお願いいたします。

 尚、本件につきましては2009年7月13日 正午をご対応の期限といたします。
同期限までに何らかのご返答がいただけない場合、誠に遺憾ではございますが、
ご対応の意思が無いものと判断し、コンテンツの公開停止措置等を取らせていた
だく場合がございますので、予めご了承ください。

以上、宜しくお願いいたします。

不明点・お気づきの点などございましたら、弊社サポートセンターまで
お問い合わせください。

[さくらインターネットカスタマーセンター]
URL: http://www.sakura.ad.jp/
Email: support@sakura.ad.jp

 中1日の調査で削除したのに提訴するのはヒドイのではないか、という意見を書いたし、この意見を公表することは、常識的に考えて権利侵害でも何でもないと考える。ということは、「削除が中1日かかった」という部分がどこまで本当かで話が決まるのだろう。

 削除までの期間について立証可能な見通しが立てば、削除に応じず、竹村氏と争う方向で問題を処理したい。中1日の調査で削除したのに提訴するというのは、濫訴だと考えるからである。
 とりあえず、beyond氏にもうちょっと詳しく事実確認をしてみる。

 先日の口頭弁論は擬制陳述だと事前に知らされており、裁判所に出向いてもbeyond氏には会えないことがわかったので、傍聴には行かなかった。

【追記】
 メールのやりとりと訴状はゲット済だった。添付ファイルがうまくたどれなくて見えてなかった(汗)orz。メールフォルダをコピーすると、時々、メールと添付ファイルのつながりがぶっちぎれるんだよなぁ。
 現在、beyond氏と竹村氏の間のやりとりが、今持っているものだけで全部かbeyondさんに最終確認中。本当に今見ているものだけで全部なら、削除に応じたりせず、訴訟に突っ込んで、濫訴を考えるの方の題材にした方がいいかもしれない。
 確認がとれたらさくらインターネットに1回目の返事を書く予定。

波動に根拠はありません:東京都による波動関連商品の調査結果

Posted on 7月 2nd, 2009 in 倉庫 by apj

 「波動・情報転写による効果・性能をうたった商品」の表示に関する科学的視点からの調査結果について、が公開された。pdfファイルはこちら

2 調査結果の概要(詳細は別添資料参照)
(1) 情報転写水や波動水により、自己回復機能や自然治癒力などが強化され、健康をサポートするようにうたっているが、効果・性能に関する資料の提出がなく、客観的な根拠に基づくものとは認められなかった。
(2) 「有害波動・異常波動」の中和、バイオレゾナンスセラピー(波動調整)、乱れた波動の矯正などをうたっているが、表示の根拠として提出された資料からは不明確であり、客観的事実に基づくものとは認められなかった。

3 消費者へのアドバイス
今回、調査した「波動・情報転写による効果・性能」をうたった商品の効果・性能表示は、客観的事実に基づくものとは認められないものでした。事業者からの情報だけをうのみにせず、一見、科学的な根拠に基づくかのようにみえても、多角的に情報を収集したり、東京都消費生活総合センターに相談するなどして、商品やサービスを合理的に選択するようにしましょう。

 業者名と商品名を出して欲しいところだけど、出したら出したで、リストに載ってない業者が「ウチは大丈夫」などと言い張る可能性もある。ここは、リストに名前が無いのをいいことに「おたくがこのリストに該当する業者じゃないとは言えないでしょ」と、偶然目こぼしされた業者の波動関連製品を却下するのにも使うと良いかもしれない。