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9.11陰謀論とUFO

Posted on 9月 26th, 2007 in 倉庫 by apj

 kikulogで9.11陰謀論者と批判派で随分盛り上がっているのを生暖かく見守っているのだが、それはそれとして何だかデジャ・ヴなんだよなぁ。宇宙人ビークルとしてのUFOとかロズウェルの騒動がダブって仕方がない。UFOの場合、最初に全ての情報を開示したわけではなかったことも確か(というか黙ってた部分もある)なんだけど、NASAや空軍は宇宙人が地球に来ているのを隠しているという説がどんどん広がりまくって、後から全部本当のコトを言っても、一部の人にはもはや信じてもらえない状態になってしまった。歴史は繰り返すというか……。
 「陰謀に気付く(気付いたと思う)」のも「エイリアンに誘拐される(されたと思う)」のも、多分その人にとっては特別なことなんだろうなあ、というのが議論を眺めた感想だったり。「自分(と少数の仲間)だけが陰謀を知っている」というのと、たとえば「自分だけがエイリアンから地球の危機を知らされ救う使命を与えられた」ということの間には、そんなに大きな隔たりって無いのかもしれない。あくまでも印象なんだけど。

徹底的にベタに書く

Posted on 9月 25th, 2007 in 倉庫 by apj

 一つ前のエントリで、法的判断もアナログで二分法じゃだめだってことを書いたのだが、今度はメタ議論とベタ議論というところから。参考になるのはpoohさんのこのエントリとコメントのあたり。
 実際に準備書面を書く立場になれそうなので、書証を集めて書き始めたのだけど、作業を始めてみるとこれがまた徹底的にベタな内容になりつつある。裁判所でやる主張としては、たとえば、表現の自由云々といったメタな部分だけで弁論すると多分非常に弱いんだろうな、と。結局、事実をどれだけ裁判官の前で説得力のある形で提示できるかにかかっていて、事実というのはベタそのものなので、事実について説明する文章を書けば当然ベタなものになる。各々の条文自体は抽象的なので、きちんと判決をもらおうと思うと、条文に当てはめができるだけのベタなものを書かないといけない。
 そういえば、民法の問題を考える時は九十条は最後に使えということになっている。公序良俗違反について定めているのだけど、抽象的で一般的な内容の条文だから、まず具体的に当てはめられる条文があればそっちで処理してしまえということである。紛争の世界はどうもベタ優先、メタは最後かオマケ程度じゃないかという感触を得ている。ってか、メタを全面に出した準備書面って、提訴すること=市民運動、と思ってやっている一部の人達を思い起こさせる。
 まあ、書いた書類を絵里タンがどう修正するかを見てからでないと何とも言えないので、これは今の段階での私が抱いている印象なのだけど。
 理念の方はというと、法理学やら法哲学といった教科書がいくつも出ていて、そっちに書いてある。共通の理念が括り出せるようになった背後に膨大な現実の問題解決やら利害調整やら紛争があったのだろう。括り出された理念に頼ってしまったら、やっぱり条文に当てはめられるようなベタな話は書けないように思う。

やっぱり二分法じゃダメ

Posted on 9月 22nd, 2007 in 倉庫 by apj

 私が編集している、大学に置いたウェブサイトについて紛争が起きた件。
 議論を見ていると「個人のページか、大学のページか」「大学の責任か、個人の責任か」といった二分法が出てきているが、事がそう簡単なら、ウェブに関する学内規則も不要だし訴訟参加の可能性も最初から無いわけで……。
 二分法で議論している人達は、学内にウェブサイトを置くということが、大学側からの評価に関わってくる、個人の営業の工夫という面があることを完全に見落としている。また、紛争になったときの責任の切り分けは紛争ごとに多種多様で、だからこそ争うことに意味があるということも見落としている。まあ、今回は訴訟自体が濫訴じゃないかと思うし、筋の悪い訴訟であることは確かなんだけど。
 ニセ科学批判で、二分法で判断するのは良くないって話をしてるけど、法的な判断はもっとアナログだってことを、法律リテラシーとして知ってないとまずいんじゃないか。

ブックカバー

Posted on 9月 21st, 2007 in 倉庫 by apj

 買った本にはブックカバーをかけることにしている。10年近く前に、A5ハードカバーと単行本ハードカバーに対応した、粘着材付きの薄い透明ブックカバー(ソフトカバーの教科書用にありがちな感じのやつ)を、まとめて買って使っていたのだけど、無くなってきたので追加購入しようと思い、製造元に連絡したら製造中止だとわかったのが多分1年くらい前。コレクトが特注品対応してるよって話を酔うぞさんからきいて、見積もりを取ってみた。
「1枚約30円ですが、ロットは一万枚単位になります」
1つのサイズだけで、さ、さんじゅうまんえん……( ロ)゚ ゚
「個人で使うのでそんなに要らないんですが、破れたりして取り替えるのを考えても1000枚とか2000枚とか」
「それだと1枚あたり倍程度の値段になります」
「えーと」(汗)
とりあえずボーナスの頃にもう一回検討して決めますね、と返事をした。ついでに、ハードカバー対応で薄手のものは、どこにも売ってないので、本気で企画して製品作ってくれませんか、とも頼んでみたんだけど、望み薄だななぁ。販売ルートを持ってる業者さんと共同購入とかでもいいんだけどなぁ。でもやっぱり売れないかなぁ……。tanomi.comには出ていたはずなんだけど。
 一万枚も買ったら、自分で使う分だけ手元に残し、あとは100枚単位くらいでヤフオクに出品して捌くしかなくなるんだけど、それこそ「ご商売は?」と突っ込まれそうだし。

りこうなハンス

Posted on 9月 20th, 2007 in 倉庫 by apj

 『ウマはなぜ「計算」できたのか 「りこうなハンス効果」の発見』を買ったので読み始めた。計算ができると言われている馬が、実は計算はしていないかわりに飼い主の反応を読み取っていたということがわかった、ということについて、調査および実験室での実験で確認したという話が書かれている。
 馬に読み取れる人の変化は、人にも読み取れる。これについては気がかりな話を教員の方から聞いた。「馬は自分が計算しているかどうかを知らないが、人はそれを知っているから悲劇だ」と。
 もう少し具体的に言うと、いわゆる受験勝ち組の小学校に入ってきた生徒の中に、「りこうなハンス効果」で行動している人が居るという意味である。人に対する反応が非常に良いので、一見優秀で教師の(そして多分親の)覚えはいい。しかし、抽象的なことを考える能力が高いわけではないので、小学校の勉強の内容にはクレバーハンスメソッドで対処できても、中学から高校にいくとついて行けなくなる。「小学校の頃はあんなにできが良かったのにどうして成績が落ちたのか」と周りを不思議がらせる人が、実はクレバーハンスだったということである。これは周囲の期待を裏切る結果であり、本人も傷ついてしまう。多分、別にケアが必要なケースで、教育学が解決すべき問題なのだろう。

教授会が……

Posted on 9月 19th, 2007 in 倉庫 by apj

 理学部の改修工事があるので、普段は大会議室でやるはずの教授会が、共通教育の教室で開催された。講師の席が学部長で、残りの教員はみんな三連作り付けの椅子と机に適当に座った。
 何だか講義を受けてるようで、会議という雰囲気が(私の主観では)薄かった……。

書評書いた

Posted on 9月 18th, 2007 in 倉庫 by apj

 「科学」から頼まれた書評書いた。「私の読んだ一冊」ということなので、「理工系物理学」鐸木康孝著(開成出版)を選んだ。
 私が千葉大学に入学したとき、鐸木教授は既に交通事故で亡くなられていて、教わることはできなかったのだけど、本と、学内紀要に書かれた教程試案をコピーした束を卒業するまで使っていた。
 この本がきっかけで、数学が苦手のくせにフランダースの「微分形式の理論」やら、シュッツのトポロジーの本やらに手出しし、楽しみつつ悪戦苦闘したのがいい思い出だったり……。ド下手糞のくせして、今でも時々微分幾何を勉強したくなって困る^^;)
 先週、都合により急いで書いてほしいと連絡があったので、今日書き上げてメールで送った。間に合えばいいのだけど。

【業務連絡】出入り禁止2人目

Posted on 9月 15th, 2007 in 倉庫 by apj

blogのコメント欄についてですが、アク禁というかもう相手にしない人の2人目です。
 kikulogのナノイーイオンのエントリーより、この場所でもSSFSさんについては投稿があっても削除します。
 SSFSさんは、マイナスイオンだかナノイーイオンだかを擁護してきましたが、1000件を越す議論のやりとりの中で、批判派を納得させるだけの証拠を出せないうえ、議論のスリカエを繰り返してきました。さらに、atom11サーバの掲示板でも同じことを繰り返そうとしました。kikulogと大差ない投稿が繰り返されそうだったので、削除したら、他の場所に書き込むぞという捨て台詞を残して去っていきました(これも削除しましたが)。
 これは、荒らしをするぞという予告に他なりません。
 以前から、SSFSさんには、ご自分でサイトを作って存分に主張を展開するべきである、という意見が出されていましたが、何故か、他人の管理するサイトに書き込むことに異常に執着しているようです。
 ここでkikulogで起きたのと同じことを繰り返すつもりはありませんので、SSFSさんについてはコメントがあっても無条件に削除します。ここを見ておられる方も、もし、書き込みがあっても、相手にしないようにしてください。
 同時に、他の掲示板管理者やblog主の方には、あらかじめ他所を荒らすという予告があったことについて、注意を喚起しておきたく思います。
 勿論、SSFSさんがご自身でサイトを別の場所に作り、kikulogで出されたもろもろの議論に対してスリカエをせずにきちんと回答すれば、また普通に論客として迎え入れるつもりです。

amazon.comのused bookって

Posted on 9月 14th, 2007 in 倉庫 by apj

 amazon.com(本家)の方のused bookって、版の違うものが平気で混じっている。
検索して出てきたのが最新版で、そのページに出ている古本リストを選んで購入すると、1つ前の版が送られてきたぞ……。ISBNで区分けすれば、版の違うものが同じリストに並ぶはずがないのだが。分類がいい加減なのか狙ってやっているのか。もちろん、第何版と明記して出している本屋さんもあるのだけど。

訴訟資料公開

Posted on 9月 13th, 2007 in 倉庫 by apj

http://www.i-foe.org/h19wa1493/index.htmlにて、訴訟資料の一部を公開。