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第6回
質問とコメント
- あるある大事典は、納豆(だっけ?)などでも問題を抱いた有名な番組だったと思いだした。公共の電波を使っているのだから、信用できる番組をつくってほしい。ところで電波って資源なんですか?石油みたいに有限なものなのでしょうか?どうやって出来るのでしょう?
→電波は、周波数によって何に利用できるかが割り当てられていて、現在かなり混み合っている状態。通信に使える範囲に限りがあるという意味では資源。「周波数帳」という本が毎年出ているので見てみたらどうか。
- マイナスイオンは静電気を防ぐ程度しか効果がないことがわかった。水でよくアルカリイオン水があるがこれも効果はないのですか。
→アルカリイオン水の効果として、腹部愁訴については、10人に1人程度は普通の水を飲んだ時よりも改善する。一方、ただ単に水を飲む量を増やしただけで10人に6人ちょっとが改善したという試験結果がある。アルカリイオン水だとさらに1人分増えるということ。
- レントゲンやMRIなど放射線をたくさん浴びている人はガンになりやすくなるのか?
→なりやすくなるので、被曝量は規制している。問題になるのは、X線撮影とX線CT,PET検査。MRIはラジオ波しか使わないから問題が無い。
- 銀イオンというものがありましたが、あれもマイナスイオンと同じなのでしょうか?人生どんな知識を使うか分かりませんね。知識は多い方が吉。
→重金属に接触していると菌の増殖が抑えられるということはある。塗料などに混ぜて使うなら意味があるかもしれない。ただ、銀イオンをヒトが摂取していると、肌の色が青っぽい感じに変わってしまって一生戻らなくなる。
- ミクロの世界に関連しているかはわかりませんが、美容室でマイクロナノバブルというシャワーのようなものを見ました。これはただ泡が小さいという意味なのでしょうか?何か科学的な効用があるのでしょうか?今日の講義で知らないことはこわいことだと改めて感じました。
→どういう効果効能を謳っているかによる。単に、洗った時の肌触り(?)が違うことを狙っているのなら、普通にありそうだ。
- 冬になると人がドアノブや人に触れると静電気を感じますが、他のもので静電気を感じますか?
→ほとんど何でも感じることがある。下敷きで髪をこすっても静電気、冬場にセーターを勢いよく脱いでもパチパチいってるはず。
- 「装置を金属で覆ってアースする」ということはどういうことか教えて下さい。
→装置に、例えばアルミホイルなどをかぶせて、アルミホイルにクリップとリード線をつなぎ、リード線の先を、コンセントのアース端子に繋ぐ。装置の意図しない場所に電位が出てしまうことを防ぐ。
- 今日の授業、特におもしろく、ためになりました。トルマリンから放射線が出るということは、トルマリンは体によくないことがあるということですか?
→微量なのでほとんど影響は無いはず。出している放射線の量が多ければ、線源として管理対象になる。
- この前、新聞の広告で「水素水」がありました。「人には水素が必要だから水素水」みたいなことが書いてありましたがインチキっぽいのですが。
→まだヒトに対する効果の実証は不十分で、どうなるかわからない。慌てて飛びつく必要はない。歴史的理由で水素水の話はかなり錯綜している。
- 今日、先生の言った視点から、化学技術を利用したようなインチキ化学の商品を見抜けそうな気がする。先生は最近、これがあやしいと思う商品はありますか?
→あまり広告を見ないのだけど、最近だと、水素水の装置をマルチ商法で売ってるところから説明会に誘われた、ってな相談があった。
- チタンはマイナスイオン効果より肩こり、腰痛に効果があるという方がイメージが強いが、これもデマであるのだろうか?
→エビデンスがあるという話は出ていない。体験談だけではダメである。
- 私はマイナスイオンが出るドライヤーを使っているが、本当に効果があるか疑問である。
→製品によって千差万別。本当に放電しているものなら静電気防止効果は期待できそう。
- 血液さらさら効果は様々な商品でうたわれちるので、今度見るときは嘘かもしれないという目で見てみようと思う。
→そもそもさらさらなら良いのかという根本的な問題がある。血液の粘度を下げたら、脳梗塞が減って脳出血が増えたという話もあるわけで。
- よく耳にする宣伝のための言葉にもワナがあるようなので気をつけたい。
- 世の中あてにならないことだらけだなあと思いました。嫌な世の中だなあ…。
- 企業が戦略的に”マイナスイオン効果”をうたってる事には驚いた。
- 今日の語で、マイナスイオンの話がでてきて、「ああ、本当に身近なことをやっているんだなあ」と思いました。
- 身近な話が多くてとてもおもしろかった。
- マイナスイオンを取り込む方法については、日常生活においてとても参考になる。滝壺付近がさわやかだからマイナスイオンが発生すればさわやかである、なんて推論からマイナスイオンが流行ったなんて少し残念。電化製品の会社やテレビはもう少し真実を追究すべきだったのに…。
- この講義を受ける前まで、自分はマイナスイオンは少なからず良い効果があると思っていた。そうした
誤った認識を改めることができた。
- 私の家でもマイナスイオンのドライヤーを使っているが、私自身はマイナスイオンは信じていない。実際、体にいいといえるマイナスイオンとは何ですか?チタンは静電気除去でよく見るが、ききめがないときき少しショックだった。
→マイナスイオンの化学物質としての実態がはっきりしないままなので、体に良いとか悪いとか言える状態ではない。
- 他の講義でマイナスイオンについての新聞記事を読んだので、興味深い話を聞けてよかった。私自身がマイナスイオンに釣られたことはなかったけれど(中学の理科の先生のおかげです)あれだけ宣伝されれば効果があるように感じるかもしれないですね。「マイナスイオン」が日本だけの名称ということでしたが、マイナスイオンが流行(?)したのは日本だけなのでしょうか?
→空気イオンの効果をうたう製品がアメリカで流行したことがある。人に対してわずかな影響はあるが、費用をかけて装置を作って応用するほどのものではない、という結論が出て終わっている。
- マイナスイオンがサリンの有効濃度よりも低く微量だと聞いて、完全にマイナスイオンはでたらめだなと思った。今まで、でたらめだと聞いても、頭でわかっていても”もしかしたら…”と思っていたのだが。手首や首につけるチタンは効果があるのか?以前流行っていて私も買ったけど…。あまりにも世の中にインチキが多すぎるよなぁ、と思った。この先、マスコミでも何でも疑ってかからないと、絶対損する。
→消費者は飛びつかなくても損をしない。
- 祖母がチタン製のブレスレット(健康にいいと言われていたものです)をしていたんですが、何か出てるというのがデマで少しショックでした。傷つかないのはまあいいのですが、会社の技術を守るために、実際の技術と違うことを述べたりすることがあるなんておもしろいですね(消費者もだまされているわけですが)。
→プロ同士なら、ある意味、見抜けない方が間抜けだけど、消費者には嘘を見抜くことを求めてはいけないので、不実証広告は規制されている。
- マイナスイオンの嘘にもうだまされません。でも、滝のそばに行くとなんだかすがすがしい気分になるのはどうしてでしょうか。
→そりゃ、都会の空気の悪いところを離れてのんびり遊びに行っているわけだから、気分も良くなるのではないかと。あと、夏だと滝のそばは涼しいし。
- オウム真理教の幹部でサリンを生成した土谷や遠藤は有名大学出身で頭はすごくいいと思いますが、志望者も出さずにサリンを生成したのはすごいですね?
→合成屋さんにとってはそんなに難しい話でもなかったらしい。ただ、あのへんが全員しょっぴかれたため、その後の教団アーレフの科学知識のレベルダウンが著しかった。
- セルミに立ち向かっていった先生はすごいなと思います。堀口氏が医療器の会社をしていたのに宗教法人を立ち上げるとは、あきらかにインチキだなと思った。逆にあきれますね。
→別に会社社長が宗教法人を作ったって構わないのだけど、法律を守って商売するとか、学術団体に見せかけるような行動をしないようにしてもらいたい。
- 一度行政処分にされてもあきらめない堀口氏に笑いました。そんなにインチキ機器ってもうかる物なんでしょうか。あと「神道聖観音教会」って、神道なのになんで仏教の観音様が出て来て、しかも「教会」なんだか。名前からして怪しすぎる……。
→元の宗派を問わずに信者を集めたいとか?よくわからない
- 「マイナスイオン」のインチキ説は、こうした講義を受ける中で嫌というほど知りましたが、それでもなお「マイナスイオン」という言葉に魅力を感じる人がいることに驚きです。「トルマリン」は微量でも被曝するとのことですが、放射性同位元素が入っているかいないかの見分けはつくのですか?それから、宝石の材料になるようなきれいなトルマリンが圧電性・焦電性を示すとわかり、ただきれいで済ませられないのだなと思いました。私は、情報をすぐうのみにするので、科学的視野で見ていける目を養いたいです。
→ガイガーカウンターを近づけてみればよい。
- マイナスイオンにはとても興味があったので楽しく聞けました。マイナスイオン関係の商品以外にもよく「特許申請中」と書かれているのを見かけるので、注意しなければならないと思いました。「特許」というと、なんかすごいもののような気がしていたので…。
- 疑似科学広告には気を付けたいと思いました。
- 疑似科学広告に気をつけようと思った。日常生活にも役立つ講義でとてもありがたいです。
- 世の中の思い込み、誤った価値観はこわいと思った。もう少し1人ひとりが疑ってみるべきだと思う。
- ハチとかって人間と見える色が違うって聞いたことがあるけど、人が見えない波長が見えたりもするのだろうか。最上川もマイナスイオンたっぷりですかね(笑)。
→人が見える波長と違うものを見ている生物は居るが、具体的にどれだったかまでは覚えていない……。最上川は、参加してレポートを出せば1単位なので行ってみてほしい。
- 小難しい科学の話よりインチキの話の方がおもしろいから、もっと紹介してほしい。インチキの話だけの講義をしてほしい。
→そういう態度でいると騙されると思う。自分で考えるようになるには知識も必要。
- 団体が自由に作れることに驚いた。疑似科学広告の4条件に注意したい。
- 発生方法や写真を見る時に既に持っている知識で十分、嘘が見抜けると分かった。堂々とと載っていても、う飲みにしないようにしたい。
- 高校のレベルでもインチキ商品を見破れることにおどろいたし、うれしくも思った。他にも高校のレベルで分かるのなら見破りたい。
- マイナスイオンに少し詳しくなれてよかった。本当にはっきりしないものだと思った。
- マイナスイオンと一口に言っても、活性酸素なども含まれるのは気が付かなかった。正しい知識を身に付けてだまされないようになろうと思う。
- マイナスイオンの何が本当で何がウソなのか、わからないことがたくさんあると思った。気休めに雨上がりに換気するのも良いと思った。
- 今までのマイナスイオンのイメージと異なりすぎていて少しショックだった。ヘアアイロンなどで、マイナスイオンがキューティクルを守るというのもやっぱり嘘なんですよね?
→嘘というか、不正確過ぎて評価しようのない話。
- 生のタマネギを食べると血液がサラサラになるという話を聞きました。あれも嘘ですか?
→話だけでは信じる理由にはならない、エビデンスが必要。このあたりの判断の仕方も後でまとめる予定。
- 物理化学でh/λの式がでてきたんですけど、この式の意味がぜんぜんわかりません。先生の研究室はどこにあるのですか。先生の服はいつもどこでかっているんですか。
→シャツは、アウトドアショップで買う事が多い。東京に行った時に池袋とか新大久保あたりで買う。研究室は理学部2号館1階。式は……ド・ブロイ波の話じゃないかと思うけど、多分、高校の物理の教科書を見た方が丁寧に書いてあるかも。もし、高校物理を履修していないのなら、そこからやらないと難しいと思う。講談社ブルーバックスの「新しい高校物理の教科書」がお薦め。
- この前、自転車をこいでいる先生を見てしまいました。マウンテンバイクですか?
→普通の通勤用の自転車。生活習慣病予防のために自転車通勤しているので。ただ、あの自転車は今入院中(修理に出している)。ので、ここ数日は代わりの自転車を借りている状態。
- ウエストポーチはやめちゃったんですか?
→私は前からショルダーホルスターを使っている。ウエストポーチは邪魔になるので使わないのだけど。
- マイナスイオンのなぞがとけた。マイナス要素だけではなくメリットもあったことに驚いた。先生の肩についていたリュックのひもみたいのはなんですか?
→ショルダーホルスターで、スケジュール管理用のiPod touchと、ICレコーダーを入れている。
- どんな質問にも答えてくださる先生が好きです。期末のレポートは水についてのものしかダメなんでしょうか?
→特に制限はしていないので何でも良い。ただし、自分できちんと議論できるネタにすること。ネット上の情報の丸写しは発覚したら大幅減点。
- 先生のつっこみ、おもしろいです。特に「とないせえっちゅうねん」っていうところ。先生は関西人なんですか?
→関西の辺境あたりで過ごしていた。
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