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第10回

  • 怪しい科学の中でよく水が出てきますが、一体何が人を引き付けるのでしょうか?昔から身近にあるからでしょうか。
    日本の場合は、安全な水が安く手に入るので、インチキでもなんでも付加価値ぽいものを簡単につけられる。水自体が貴重で高価だったら、それ以上値段を上げるようなことはなかなかできないだろう。
  • ユタ大学の「クリーンかつ無尽蔵なエネルギー源を発見した」の話について、データも無いのに会見したりするなんて、話題性が欲しかったのか、と思った。先生はこの話についてどう思いますか?永久機関的なものは可能だと少しは思いますか?ホメオパシーの話、興味深かったです。最後のまとめは、将来必要となる知識としてしっかり記憶しておきます。
    永久機関的なものは、おそらく可能ではないだろうと考えている。従来の科学の枠組みを根底から変えるような何か別の発見でもあれば別だろうが、今手持ちの道具で何とかなる話ではないのではないか。
  • ”人をひきつけるにおい”とかがあるとTVでみました。…ありますか?(フェロモン的な)
    においの研究には詳しくないので、TVよりも確かな情報(論文など)があったら知りたい。TVの情報だけでは信用するわけにはいかないので。
  • いつ頃になると新型インフルエンザがくるのか。
    国立感染症研究所感染症情報センターhttp://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlの情報に注意。
  • 医学の世界の中に”ホメオパシー”という言葉があることを初めて知りました。ホメオパシーが世界中に広まれば、医学の必要性もなくなってしまうので、ホメオパシーがいいことなのかはとても疑問に感じました。
    誤解している。ホメオパシーには「気のせい」以上の効果はない。また、ホメオパシーが発生した当初はともかく、今のまともな医学の中にホメオパシーは無い。あくまでも「代替医療」だが、今の医療を代替できるかどうかさえ疑問。ホメオパシーを信じることで、まともな医療を受ける機会を失いかねないことの方がずっと問題。
  • 水が情報を記憶する…科学とか物理の世界はいろいろと難しいなあと思いました。実験の対象に意見があるわけでもなく、話してくれるわけでもなく、本当の正解を導き出すって、実際できないんじゃないかと思いました。
    しかし、近似の精度は上がっていく。  もし水が記憶を持つなら、ホメオパシーは……ホメオパシー http://hellsnewsstand.blogspot.com/2009/04/we-have-posters-too.htmlより。 水が記憶なんか持たなくて良かったと思うのだけどね。
  • どんなことをしても新しい発見がしたかったのだろうな…と思った。200年も前のホメオパシーが今でも使われているようですが、効果はないんですよね?
    効果があった気がする、ということならあるかもしれないが、エビデンスは無し。
  • 病的科学の発生には驚きました。因みに、ポリウォーターは利用価値ってないのでしょうか?こんな性質があるのだったら…。パンヴェニストの民間企業は、今でも活動を続けてるんですか?
    パンヴェニスト博士が亡くなったのが2004年だが、その後どうなったかは私も知らない。
  • 常温核融合の話で思い出したのですが、常温超伝導って可能なんですか?
    わからない。超伝導になる温度が高い物質を見つける競争が行われているので、未来にはできるかもしれない。熱力学の法則とは異なり、常温での超伝導を禁止する自然法則は今のところ見つかっていない。
  • 臭いのあるものって、質量が減っているのですか?
    飛び去った臭い分子の分だけ減るが、食品等ではその量は微量なので、普段の生活ではまず気づかない。衣類の虫除けに使う樟脳やナフタレン等は独特の強いにおいを出すが、固体のものを衣装ケースに入れて半年くらい経つと目に見えて減っているはず。
  • 熱って何ですか?分子がないところで温度は変化するんですか。あと浄水器で「電解」っていう原理でやっているらしいのですが、電解するとどうなるのでしょうか。
    熱はエネルギーの存在の仕方の一つ。分子がなくても温度は変化する(電磁波が存在するだけでも!)。「電解」は、水の電気分解をしているだけだから、講義資料に書いたことしか起きない。主な反応は水分子の分解による酸素と水素の発生、装置の構造によっては水素発生側から(弱)アルカリ性の水が得られる。なお、悪臭が気になるような水を電気分解すると、飲んだときにましになるという話はある。
  • 先生は野球が好きですか?私は大好きです。先生の話をきいていて…科学も一種の宗教のようですね。
    野球は好きでも嫌いでもないです。科学と宗教は別なので(科学は検証というプロセスが必須けど、宗教だと、例えばキリスト教だと、あなたの神を試してはいけない、と全く逆になっている)区別するように。
  • ホメオパシーとは訊いたことがありましたが、200年も前からあったことにちょっと驚きました。水に物質が記憶されていることを希釈という方法を用いて実証できることを知り、なんだか「なるほど…」と感動しました。科学も宗教的な信念があるのかな…とちょっと怖くなりました。
    実証方法が出されていたから、追試をやって、再現できないということも確認できた。科学の場合は、他人が確認するという過程を通して知識を共有するので、宗教とは全く異なっている。
  • 論文審査を行う科学者はボランティアでやっていることにおどろいた。先生は何かボランティアをやったことがありますか?
    まとまった活動はしたことが無いが、論文審査の手伝い(当時はもっと下っ端だったので)をしたりといったことはあった。
  • 地教の科学の某先生も常温核融合について話していたのですが、「非常に小さい確率でごくわずかな量が核融合することがあり、それを見まちがえた」と言っていました。これは正しいことなのでしょうか。(電気ではなくて圧縮するような方法だったと思います)。
    スタンリーとポンズのやった実験ではなくて、ミューオン触媒核融合の話ではないか。電気化学実験の方は、小さい確率で起きるという話すら無いはず。
  • 科学の間違え方で、病的科学(プロの〜)におどろいた。プロの科学者なのになぜ間違ったことを信じてしまうのかわからない。
  • ちゃんとした科学者でも大きな間違いをすることに驚いた。無意味な混乱が起きるので、大々的に記者会見を行う場合は、ちゃんと確証を得てからにしてほしいと思った。
  • 今日の話は分かりやすくて興味深いものが多かった。学術雑誌に出版されるまでの過程は初めて知りました。
  • 間違っているものを医療に携わっている人が信じているというのはとても怖い。
  • 希釈の方法はいつも悩んでいたのですが、今回イミが分かってよかった。
  • 特許は国ごとであることを覚えておこうと思った。この間母がダイエット器具のチラシを見せてきたので内容を読んでみると「…ということが学会で発表されている」という文章を見つけ、母に説明をして買うのをやめさせた。この授業を聞いていなければ話にのってしまったかもしれない。
  • 希釈手順を120回も繰り返したパンヴェニストの努力はすごい!のに、最後に曲がっちゃって残念です。今日の話はとても面白かったです。
  • 電気化学でそれなりに名が通った人でも怪しい実験をするんだなぁと思った。
  • 今日の講義を聞いて、しっかりした研究者でも一度何かを信じると明らかな間違いの指摘でも拒否してしまうんだなぁ、と思いました。又、雑誌に載るまでを聞いて、『学会で』というフレーズの根拠のなさがわかりました。
  • 太陽の光も核融合なら、核融合のエネルギーってものすごいんだろうなぁと思った。
  • 頭のいい学者でも誤りはあるんですね。だって人間ですもんね。ただ、誤りはしっかり訂正してほしいものです。
  • 頭のいい学者でも思いこみでまちがったりするので、将来科学者になったら気をつけたいと思った。
  • 医療にまでインチキな話があるなんて残念です。
  • マーティン・フライシュマンさんとスタンリー・ポンズさんの事例はおもしろかった。打たれ強い人たちだぁと思った。
    打たれ強くないと研究者なんかやってられないのではないかと。
  • 科学の納権を本当かどうか確認するのは、すごく大変なことなんだと思った。
  • 新発見したことが認められるためにはいろいろと大変なことなのだとわかった。しかし、間違いが広まらないようにするためには、このような仕組みは必要なのだと思った。
  • 科学者も一歩踏み違えると悲惨な状況になってしまうこともあるのだと、ちょっとびっくりしました。確かに、科学者なだけに一般の人が犯す過ちとはわけが違うのかもと思う。ホメオパシーに関しては時代の流れでさほど問題視されなかった。問題になるならないに関わらず、実験結果などのデータをしっかり提示する義務があるのだと思った。感染症をホメオパシーで治すなんて、このような言葉を信用する人が増えないことを願います…。
  • 科学者にとって誤解というのはすごく怖いと思いました。自分も工業系の研究者を目指す身なので十分に注意したいと思いました。
  • ホメオパシーはこわいですね。
  • ホメオパシーはダメだということがわかった。今、僕は1人暮らしで病気とかにはまだなってないけど、これからなったら、「お金がないから」とか「めんどくさいから」という理由で保険センターや病院に行くのをサボらないようにしようと思った。
  • 電解槽の破損で核融合したって考えたのは何かものすごい先入観があったからなのだろうか?そういえば、アメリカでの移植手術もだいぶお金かかってましたね。
  • 悪意あるエセ科学はさいあくだと思った。
  • 金持ちも貧しい人もちゃんとした医療を受けられるようにすべきだと思った。
  • 暑いですね!!もう暑さに耐えれません!!僕はもうどうしたらいいのでしょうか!
    教室にも生協にもエアコンが入っているし、それ以上の対策はちょっと……。後はアイスでも食べるしか無いのでは。
  • 先生のメガネに色が入っているのはオシャレですか?それとも、科学的に何かあるのでしょうか?
    晴れているとまぶしいので……。
  • 先生のHP見たいのですがHPアドレス教えてくれませんか。 http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/lab/ ここから、私が学外や他大学においている内容にもリンクしている。
  • 今回の講義も少し小難しい話でしたが、面白かったです。
  • レポートを頑張ろうと思います。