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ロリポップの責任が絶賛発生中です

左巻さんのRikaTan読者サポートサイトが非表示にされて見る事ができなくなっている。後日のために、ぜひ見に行って、サイト全体が見えないことを確認しておいてほしい。

経緯は、NMRパイプテクターの会社が、RikaTanに出た批判的な記事を削除せよという仮処分を突っ込んできて、プロバイダであるロリポップは左巻さんに連絡を入れたのだけど、不運にもメールがゴミ箱に分類されていた(スパムフィルターに引っかかったものと思われる)ため、気づくのが遅れ、期限内に返答できなかったということらしい。

問題のRikaTanの記事は小波さんによるもので、こちらから全文公開中

この件については、左巻さん本人がfacebookに記事を書き、そのことをツイッターでも呟いている。ちょっと長くなるが、左巻さんのfacebookに引用された、ロリポップからの照会内容を引用しておくので必要に応じて参照してほしい。

日本システム企画株式会社が削除を求める仮処分を突っ込んでくるのは、まあ向こうにもそうする権利もあるわけだから改めて議論なり批判なりをするとして、問題はプロバイダであるロリポップの対応の方である。削除要求は、当然のことながら、RikaTanサポートサイトのうち、NMRパイプテクターに批判的なことが書いてある部分のみである。プロバイダからの問い合わせに対する回答が遅れたのは左巻さん側のチョンボでもあるので、削除要求があったページのみが一時的に見えなくされたとしても、それは仕方がないだろう。JICAですら引っかかるような商売の批判なのだから、プロバイダに正確な判断を求めるというのもまあ酷な話ではある。ところが、ロリポップは、独断で、削除要求とは関係のない部分まで巻き添えにして公開停止にしている。つまり、ロリポップが、削除要求に関係のないところを「人質」にして、記事を削除しないと再公開させないという圧力をかけていることになる。日本システム企画株式会社から袖の下でも貰ったか、弱みでも握られてるのかと勘ぐりたくなるような対応である。権利侵害が起きたから削除せよと言われていない部分まで独断で公開停止にしているので、現在進行形で左巻さんのRikaTan関連の業務妨害をしているわけで、目下損害発生中である。この分の賠償責任についてはプロバイダに対する免責は無いだろう。

プロ責法が運用されて随分経つのに、こんな杜撰な削除をやらかすプロバイダが営業しているとは思わなかった。日本システム企画株式会社以上に、ロリポップの方がヘンな問題企業という話になりそうだ。最初は、日本システム企画株式会社が狡猾だったのかと思ったけど、そうではなくて、ロリポップが予想以上に馬鹿だったというオチに見えて来た。

【追記】

JASRACのせいでロリポップのアカウントの停止された件」てのがあるので、昔からロリポップは、権利侵害だと言われていないページまで巻き添えにするプロバイダということらしい。みんなで責任追及しまくらないと改善されなさそう。あるいはとっとと使うのを止めて他に移るか。

町村先生のブログでも取り上げられました。「#パイプテクター からみで #ロリポップ が契約違反?」プロ責法の詳しい議論があります。

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【ロリポップ!】侵害情報の通知兼送信防止措置に関する照会

さて、この度、お客様が管理されていたウェブサイトから発信された情報の流通により権利を侵害されたとする方より、弊社に対する投稿記事削除仮処分命令申立事件(事件番号:令和元年(ヨ)第2513号)が東京地方裁判所にございました。

【掲載されている場所】
債権者は、以下の通り主張しています。
「http://www.rikatan.com/wiki.cgi」
「http://www.rikatan.com/NMR.pdf」

【掲載されている情報】
債権者は、以下の通り主張しています。
「*社会的ニーズが高いと要望がありましたコンテンツを無料で提供しています。
「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々←クリックでpdfファイルがダウンロードできます」
「「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々 小波秀雄」
「Rika Tan【理科の探検】2019年4月号の

【侵害されたとする権利】
債権者は、以下の通り主張しています。
「人格権」

【権利が侵害されたとする理由】
債権者は、以下の通り主張しています。
「(1)本件投稿2の本件記事において、債権者の取扱製品であるパイプテクターには防錆効果がない、科学的根拠がない等とするものである。
(2)また、本件投稿1自体、前述のとおり、「特集 ニセ科学を斬る!ファイナル」と題する本件雑誌(RikaTan【理科の探検】)2019年4月号とその目次を紹介する内容であり、本件投稿2の本件記事のタイトルである「「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々」を記載して本件記事を紹介し(疎甲6の1)、またリンク先から本件記事のPDFファイルをダウンロードできるようにしている(疎甲6の2、7の1、7の2)。
本件投稿1自体も、債券者の取扱製品であるパイプテクターは防錆効果がない、科学的根拠がない等とする記載である(疎甲6の1)」
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 見ていなかったので回答もせずにいたら、次に
【ロリポップ!】お客様のサイトを非表示にいたしました
というメールが来て、非表示にされていました。
 それでゴミ箱から上のメールを見つけ出したのです。

 回答しないでいたのは、ぼくのせいなのかもしれませんが、昨日次の回答をしました。
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ご利用状況 ロリポップ!ユーザーです
ご利用のURL http://rikatan.com
ご用件 その他
お問合せ内容
【ロリポップ!】お客様のサイトを非表示にいたしました 8/28 17:58が来たので、【ロリポップ!】侵害情報の通知兼送信防止措置に関する照会 8/23 18:51 を「ゴミ箱」に分類されて読めなかったので2019/08/29回答します。

2019/08/29やっと【ロリポップ!】侵害情報の通知兼送信防止措置に関する照会 8/23 18:51を見られたので回答します。
裁判所の判断が決定されたらその時点で裁判所の決定に従います。
それまで非表示にしないでください。
****************<回答フォーム>***********************************
[回答内容](いずれかに○)※
( ○ )送信防止措置を講じることに同意しません。
( )送信防止措置を講じることに同意します。
( )送信防止措置を講じることに同意し、問題の情報については、削除しました。
[回答の理由および本件に関する詳細な事情]
・小波秀雄氏は『RikaTan(理科の探検)』誌編集委員であり、物理化学を専門とする科学者です。
 編集委員会でも内容を検討していますが問題があるとの指摘はありません
でした。
 内容に小波氏は自信をもっており、ダウンロードして広く判断の材料にして
貰いたいと希望しました。
 内容はあくまでも科学的な検討です。
 その該当の製品企業は科学的な根拠を元に議論すればよいと思います。
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これへの返事は未だ来ていません(8/30 12時現在)。

総務部広報ユニットからの回答

 実は以前、削除要求が大学に来た時、総務部広報ユニットに問い合わせを出して、大学としての回答をもらったことがあります。2007年12月のことです。
 だいぶ前のことなので記憶がちょっと怪しいのですが、サイトに「なお、文部科学省や国大協にまでクレームを送りつけ、事務に電話をかけまくるという迷惑極まりないことをやってくれた(自称)某探偵事務所のようなケースが出てきました。こいつは、電話で「私の自宅に行くぞ」と言い、「来たら警察に連絡する」と言ったら「警察に連絡する余裕があればいいけどな」という捨てぜりふを言いました。この人物は、不倫復讐代行殺人請負詐欺の犯人として既に逮捕されました。今後、当サイトに対するクレームは、どこのお役所経由であろうと、いかなる形で届いたものでも手段を選ばず全力をあげて公開いたしますのでご承知置きください。」を掲載する原因となったクレームや、当時係争中だった磁気活水器の会社からの大学宛の削除要求が続いたため、切り分けをはっきりさせる目的で回答を求めたのでした。

 私が出した問い合わせは次の通りでした。

総務部広報ユニット 御中

 理学部物質生命化学科の天羽です。

 教えていただきたいことがあります。

山形大学ホームページ運用要項
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/common14/index.php?id=10
を見たのですが、教員が個別に研究室単位で開設するホームページが
どう扱われているかはっきりしません。

 各研究室のホームページの内容に法的責任を負うのは、最終的には
教員個人という理解でいいのでしょうか?管理者としての権利がある
のは結局誰になるんでしょうか?

 あと、内容にクレームがついた場合の対処は、どのようになって
いますか?個人で対処してもかまいませんか?

 これに対する回答は、2007年12月4日付けで、総務部広報ユニットから pdfを添付するという形で送られてきました。

教員が研究室で開設するホームページの位置づけについて(回答)

●各研究室のホームページの内容に法的責任を負うのは、最終的には教員個人という理解でいいのでしょうか?管理者としての権利があるのは結局誰になるんでしょうか?

回答:部局が提供するホームページを管理するための部局責任者は部局長となっておりますが、大学のホームページ以外で個別に開設しているものは、それが部局の提供するホームページとリンクされているものであっても、その内容については、基本的に開設者本人の責任になります。
当該ホームページの内容が犯罪、不法行為にあたる場合には、リンクしているということから、当該部局が幇助に問われる可能性があります。その意味で、部局に管理責任があります。それ故に、必要な場合、部局においてリンクを断ち切ることができます。

●内容にクレームがついた場合の対処は、どのようになっていますか?個人で対処してもかまいませんか?

回答:部局が提供するホームページの内容についてクレームがついた場合は、上記のように、部局責任者が、必要な措置を講ずることになります。なお、大学のホームページ以外で個別に開設しているもので、部局が提供するホームページにリンクされているものについては、個人の責任になります。

 外部からのクレームがあった場合、学部などのページからのリンクを削除する以上の対応はしないというのが総務部からの回答です。

 ですから、もし、大学に、大学の部局等が直接管理していないウェブサイトの内容についてクレームをつけた場合、部局等が回答に書かれた以上のことをすれば、総務部の回答と矛盾することになります。

ahare_asayakaこと(自称)近藤氏の「訴えてやる」の信憑性について

Posted on 11月 6th, 2012 in ネットワーク・ネットワーク法,事件 by apj

こんなメールが来ました」の経過報告。
 いろいろあるので、ざっと日付とこれまでの状況だけまとめる。
【2012/06/12】
 正体不明のahare_asayakaなる人物に向かってapj(天羽)が、「大学に連絡入れる阿呆がまた居たか」と発言。
 これは、KIN先生とのやりとりについてのコメント。やりとりはtogetterにまとめられた。
【2012/08/01】
 ahare_asayaka氏、天羽の勤務先も含めて発言を問題にすると意思表示のツィート。
【2012/08/02】
 ahare_asayaka氏、実名が近藤毅であると称して山形大学に対し、天羽を告訴&提訴するつもりである旨メール。
※この日付重要。告訴も提訴も相手を知った日から数える。告訴については、名誉毀損や侮辱の場合は六ヶ月なので、近藤氏が私を告訴できるタイムリミットは来年2月2日?
 同日、天羽は近藤氏からのメールを、ヘッダ情報も含めて公開。アメーバブログにも同内容を公開し、近藤氏に通知。
【2012/08/03】
 メール公開につき、近藤氏から「プライバシー侵害」だと主張(IPアドレスとメールアドレスの公開が該当するとのこと)→ヘッダ部分を削除。
【2012/08/06】
 大学に届いたメールに書かれていた住所に、天羽が配達証明付き内容証明を送る。この内容証明については、2012/11/06現在、回答なし。
【2012/08/08】
 配達完了。この数日後に配達記録が戻る。当該氏名の人物が当該住所に居住している証拠を得た。
【2012/08/22】
 KIN先生とのやりとりのtogetterが運営側によって削除される。
 印刷用に保存しておいた、削除の少し前までのpdfファイルをhttp://www.i-foe.org/kin_and_ahare_asayaka/index.html
にて天羽が公開。
 同時にpdfへのリンクを掲載したNAVERまとめを製作。
【2012/09/05】
 NAVERまとめが運営側によって削除される。
【2012/09/06】
 アメーバブログの近藤氏関連の記事が削除される。
 削除されたアメーバブログの内容とほぼ同じものをはてなダイアリーにて公開。
(はてなからは、2012/11/06現在、削除要求があったという連絡は来ていない)
【2012/10/02】
 天羽を告訴&提訴できないのなら近藤氏は大学に対して嘘をついたことを謝罪すべき、旨のことをtogetterコメントで天羽が発言。
 これ以外にも、9月から10月にかけて「提訴&告訴か、大学に謝罪か」の二択のツィートを何回かしている。
【2012/10/07】
 http://www.i-foe.org/kin_and_ahare_asayaka/index.htmlで公開中のpdfファイルについて、非公開にせよと近藤氏からメール。文言特定ののち、8月1日以前のものについては削除を拒否。以後のもの4件については見えなくする措置をとる。同時に、元の発言が今も公開済みであることを追記。
【2012/10/29】
 住所を教えろというメールが近藤氏から届いたので、警察から一般論としてストーカー化を警戒するように言われているので訴状は職場に送るように回答、職場の住所を伝えた。
【2012/11/02】
 私がやったこと(メール公開など)も全て含めて弁護士に相談。
 これ以上相手の質問に回答する必要はないということなので、この日以後の質問メールは保存はするが回答はしないようにしている。

■■現時点での観測結果など

  • 近藤氏は今のところメールとツィッターだけの存在でしかなく、書面は出せない模様。内容証明にも回答がない。
  • 提訴&告訴を予告しておきながら、内容証明(いつでも私の勤務先に送れるはず)による確認や要求は今のところない(警察もこのことを不思議がっていた)。
  • 九州大学の例から、電話をかけることはあるらしい。
  • 近藤氏は、作成者に理由を説明することなく運営側が削除してくれるサービスには気軽に削除要求を出すが、そうでないところにはなかなか出さない。本人確認の上で自分が権利者であることを主張しなければならなくなる状況を避けている?

■■私の役割
 近藤氏は私を提訴も告訴もできる程度に特定済みで、いつでも手続きができる状態である。近藤氏の質問や要求について、私は、8月1日以後の他人の発言を一部見えなくした以外、無回答か拒否を続けている。つまり、近藤氏側からみた場合、告訴や提訴の理由は消滅しておらず、今も継続して存在していることになる。さらに、私は、近藤氏に対して、告訴や提訴をするなと言ったことは一度もなく、常に「提訴しろ」「告訴しろ」「できないなら大学に謝罪」と一貫して主張してきた。
 この状況で私に対する告訴も提訴も行われない状態が続けば、近藤氏が他の人達に対してつぶやいた告訴&提訴は口先だけだろうということが徐々にはっきりしてくる。影響力があるからという理由でわざわざターゲットに選んだ私に対し、私がちゃんと提訴の理由を残してあるのに法的手続きがとれないのだとしたら、他の人に対してとれるはずがないだろう。
 近藤氏が訴状ではなくメールを送れば送るほど、「訴状が出せません」「告訴もできません」と白状しているに等しい。告訴&提訴すると宣言した相手に、そのようにしろと言われたのであれば、他の交渉など一切不要かつ無意味である。にもかかわらず、法的手続きに入らず、何の法的効力もないメールを送ってくるということは、訴訟する気が無い、あるいは、できないからメールで苦情を言ってくるのだ、と受けとめられても仕方がないだろう。
 今回の件については、私に告訴や提訴が行われない状況を見て他の人達が安心できるかもしれないという、謂わばプローブとなるのが私の役割ということらしい。

■■今後の日程など(近藤氏がメールを送るだけでまともな書類を作れなかった場合)

  • 2013/2/2あたりまでに近藤氏が私を告訴できなければ、近藤氏の「告訴してやる」が口先だけで、大学に対して嘘をついたということが確定する。
  • 2015/8/2あたりまでに近藤氏が私を提訴できなければ、近藤氏の「提訴してやる」が口先だけで、大学に対して嘘をついたということが確定する(私のどの行為まで含めるかで数日後に延びるかもしれない)。

■■職場との関連について
 Twitterの投稿の責任は本来個人にありますが、今回、最初に私の職場を巻き込んだのは近藤氏です(ここ重要!)。今更、近藤氏の側から職場に訴状を送るのは迷惑だとか公私混同だとか言い出すのはダブスタもいいところです。私の方は、既に、訴状が来るかも知れないことを職場に連絡済みです。私の方から警察に届け出た分についても、もし捜査ということになれば警察は職場を捜査することになりますので、その対応についても関係各位に連絡済みです。最初のメールで通知した範囲では、すでに職場も巻き込まれ済みですし、こちらもそのつもりで対応してますので、職場への配慮は無用です。