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精進料理じゃないのね^^;)

Posted on 10月 21st, 2007 in 倉庫 by apj

 Yahooニュース経由、フジサンケイビジネスアイの記事より。

癒やしスポットお寺が人気!?
10月21日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 ■プチ修業、カフェ、僧衣ファッションショーなど斬新な取り組み

 お寺を若い世代の癒やしの場にしようと、斬新な取り組みが盛んになってきた。日帰りの座禅や写経体験講座の参加者は増え続け、お寺に併設したカフェが人気だ。12月には築地本願寺(東京都中央区)で、複数の宗派の僧侶が集まり、僧衣のファッションショーも開催される。

 ≪敷居を低く≫

 浄土真宗本願寺派(西本願寺)東京別院である築地本願寺で12月15日に行われるのは、日蓮宗をはじめとした各宗派の共同企画「TOKYO BOUZ COLLECTION(東京ボーズコレクション)」。宗派の垣根を越えた初の試みとなる。

 僧衣たちが、それぞれの宗派の僧衣を身にまとってファッションショーを繰り広げる。袈裟や法衣は、宗派によって色や形、模様は多種多様。それらが一堂に会する。

 また、ダンスとラップを組み合わせた法話会、1、2時間ほどで座禅、写経、写仏を行う“プチ修行体験”、永六輔さんらの講話なども開催する予定。浄土真宗には“修行”という概念がないため、日蓮宗の僧侶が取り仕切るが、築地本願寺で修行が行われるのも、従来では考えられないことだそうだ。

 無料で参加でき、「文化祭のようなノリで行う」(主催する東京ボーズコレクション実行委員会)という。

 築地本願寺は、12月末までの期間限定で「カフェ・ド・シンラン」を親鸞聖人像横に開いている。健康で環境に配慮したライフスタイル「ロハス」を提唱する月刊誌「ソトコト」編集部が企画・運営。築地本願寺が境内駐車場の一角を貸し、実現した。

 カフェメニューのほか夕方からはライトアップされた本堂を眺めつつお酒を飲み、築地市場の旬の魚などを使った料理が楽しめる。

 ソトコト編集部が築地本願寺に今春、カフェ計画を提案。京都の西本願寺に同意を取り付けるなど、半年がかりで準備を進めた。営業は午前11時半から午後11時まで。日曜祝日は休み。

 この27日には「カフェ・ド・シンラン」で“仏像ガール”こと、廣瀬郁実さんのトークショーも行われる。廣瀬さんは「いっきゅー」の愛称で活躍する、20代の仏像コラムニスト。「仏像をポップに伝えていきたい」という、わかりやすい解説が好評だ。

 ≪企業と連携≫

 高野山金剛峯寺(和歌山県高野町)が南海電鉄と組み、東京・青山で9月中旬に6日間限定で開いていた「高野山カフェ」もたくさんの人でにぎわった。名物の高野豆腐などの健康食材を使った「精進ランチ」などを提供し、写経や瞑想、法話の体験講座も行える。

 若い女性をターゲットにした全7回の体験講座は、いずれも初体験者らで満員。「心を無にすることができた」「文字に集中する体験ができた」と人気だった。

 “お寺カフェ”としては、東京・神谷町の光明寺境内の「神谷町オープンテラス」が先駆け。お寺を地域の憩いの場にしようと、2005年5月に始まった。普段は参詣者の休憩場所として開放し、特定の曜日に住職がお茶やコーヒー、和菓子などを出す。料金は、さい銭箱に「お気持ち」を入れるのが作法だ。

 リラクゼーションの場としても人気がでてきた寺院に、旅行会社も動き出した。

 はとバス(東京都大田区)は、東京と神奈川にある有名寺院をめぐる「四大本山めぐり 巡礼の旅」ツアーの販売を始めた。鶴見総持寺(横浜市鶴見区)、高尾山薬王院(東京都八王子市)、芝・増上寺(同港区)、池上本門寺(同大田区)の4つのコースがあり、僧侶指導のもと座禅や写経なども体験できる。

 20~30代の女性が自己を見つめるためや、団塊世代の新たな趣味として、座禅や写経体験で寺を訪れることが、数年前から静かなブームになっているが、“癒やしスポット”として、ますます人気が高まりそうだ。

 「本堂を眺めつつお酒を飲み、築地市場の旬の魚などを使った料理が楽しめる。」って、生臭まっしぐらではないのかと^^;)。いいのかなぁ……。
 まあしかし、平安時代あたりだと、若くて人気のある僧侶の説法を聴きに行くのが、今でいうなら芸能人のコンサートに行くノリだったという話もあるわけで、ある意味原点回帰なのか……?