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水戸二高で講演

Posted on 11月 8th, 2007 in 倉庫 by apj

 ホテルでちょっと遅めの朝食をとっていたら電話があって、昼食を準備するので水戸二高には正午に来て欲しいということだった。
 1時間ほど暇になってしまったので、すぐ傍の水戸地裁へ行って時間をつぶす。開廷中のものもいくつかあったが、時間が上手く合わず、傍聴できそうなものも無かった上に、旅行の荷物を抱えていて見とがめられる可能性が高かったので(∵傍聴の注意の1つに、大きな荷物を持ち込むなというのがある)、入り口の小窓から覗き見するだけにした。
 水戸二高に着いて、校長先生や担当の先生方と簡単な打ち合わせの後、体育館に行ってプロジェクターのセッティングとテスト。椅子がたくさん並んでいた。引き受けた時はそんなに意識していなかったが、全校生徒の前で話をすることになった。
 毎年、授業公開などの企画をやっていて、去年は物理学会の会長が来て講演したということだった。物理学会会長の格調高い講演の後が、私みたいなヤクザな講演でええんかいな(大汗)。
 講演タイトルは「ニセ科学にだまされないために」だったので、ニセ科学の定義と日常生活における実例、水関連の実例、因果関係を信じやすい性質や、科学が必要な理由といったことを話した。後の質疑応答では、家に還元水の装置があるという話が出たり、水伝の話にはすっかり騙されたが今後新たなニセ科学に騙されないようにするには?といった質問があった。
 後は、SSHのクラスで、簡単に懇談で、質問の続きやら今の仕事に就いた経緯を話して終了。
 山形大学の推薦入試の募集要項とパンフレットは、進路指導室に置いてきた。水戸二校からは、何人か山形大学を受験していて、今年も希望者が居るらしい。理学部が改修工事中で、入学すると4月からきれいな校舎で勉強できるはず、と営業活動してきた。

 いや~しかし女子高生は元気がいい。昔は、水戸一高が男子校、水戸二高が女子校だったが、今は制度上は共学になっている。しかし男子受験者が居ないため、女子生徒のみなのだそうな。確かに、男子生徒が受験して、一人だけ女子生徒に混じるようなことになったら、ちょっと大変そうではある。実質も共学化するなら、一クラス単位くらいで集団で男子生徒に受験してもらうようにしないと難しいかもしれない。