メディア・バイアス

 松永和紀さんの新作「メディア・バイアス」を送っていただいた。今日届いたのだが、今日は朝から2コマ講義、会議、理学部イベントと多忙のため、なかなか読めない。それでも、目次といくつかの項目を読んだ限りでは、ニセ科学報道がどうやって行われているかということがよくまとまっている。来年度の講義の教科書か参考書に指定しても十分使えそうな本である。新刊なので本屋の店頭にあると思うので、ぜひ一冊買って読んで欲しい。
 何となく実感がこもっていたのが、「フリーのライターの懐具合は……」という部分で、「努力して優秀な科学ジャーナリストを目指すより、トンデモ情報を垂れ流すライターになる方がはるかに”儲かる”、いや、そうでないと”食ってはいけない”のが現実なのです」というところ。研究者も同じで、怪しい商売に名前と肩書きを貸して、宣伝に登場する方が手っ取り早く儲かる(その代わり信用は落ちまくるが)。批判する側に居ると、クレーム対応の手間がかかるし業績にはならないし、直接の旨味は無いわけで……^^;)。
でもまあ、まともな科学ジャーナリストが居てくれないと困るので、そういう人達を支える仕組みを作れないものか。
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