話し合いがついた

 着任した直後に、大学の名前を使った宣伝がなされていると通報されて、ネットで事情を公開していた(株)ケイエイアイ(現・オサリティ)の大城社長と話し合い。
 宣伝パンフレットを見たら、まだマイナスイオン大流行の影響が残っているが、「健康にいい」といった類の宣伝はすっかり姿を消し、装置の製造元も変更され、放電型の空気清浄機として販売していることがわかったので、ウェブサイトの方を書き換えた。まあ、一部表現がまずいところは赤を入れてパンフレットを返したのだけど。
 もう大学の名前が使われることはないだろうし、ネット販売のルートで測定結果が出回って別会社に使われる可能性もほとんどないと思われる。
 暫く会わない間に、危険でない微量のオゾンが出来ることは別途測って確認していたし、オゾンの作用で脱臭効果や抗菌効果があるという宣伝になっている。血液サラサラの話も無くなっていた。まあ、健全に商売してくれるのなら、地方大学の職員としては地元企業が活発にやってくれる方がいいわけで、まったり見守りたいと思う。
 1つ面白いと思ったのは、湿気の元になるような水を入れたコップなどを置いて十分時間が経ってから湿度を測り、その後コロナ放電装置を動かすと、湿度が40%程度に上昇するという話である。また、放電型の「マイナスイオン発生装置」は、ある程度湿度が無いと動作させてもイオン測定器にカウントが出ないということだった。自分で実験したわけではないので何とも言えないが、本当であれば、空気あるいは飛んでくる水蒸気を帯電させることで、空気中に滞留する水の量が変わるということになるなので、面白い現象だと思う。これについては、乾燥対策には有用だろうが、原理については無理に説明しようとするとウソになってしまうので、きちんと測った測定結果だけ使って宣伝してはどうかと提案しておいた。イオン発生量が湿度に依存するのであれば、加湿器のみで静電気対策をして部屋全体を湿っぽくしてしまわず、湿度をコントロールしながら放電装置を動かすという方式による静電気対策というのも有りかもしれない。