医療機関に雑誌があっても信用ならない例

 毎日新聞の記事より。

薬事法違反容疑:「がんに効く」と無許可販売の社長逮捕
毎日新聞 2014年02月19日 18時38分

 ◇7万人に販売、28億7500万円を売り上げ

 医薬品販売業の許可を受けずに「がんに効く」と効能をうたって健康食品を販売したとして、神奈川県警生活経済課と南署は19日、東京都目黒区の健康食品メーカー「シャブロン」社長、荻野珠理(じゅり)容疑者(48)=東京都杉並区浜田山=を薬事法違反容疑で逮捕した。県警は、2005年10月〜13年12月末に全国の約7万人に販売し約28億7500万円を売り上げたとみている。

 逮捕容疑は許可を受けずに12年11月〜13年10月、横浜市や川崎市、東京都の38〜68歳の男女5人に「副作用なくがん細胞が自滅」などと効能・効果をうたい、健康食品「CBプロポリス粒」など4種類を医薬品として計26万9475円で販売したなどとしている。

 県警によると、「CBプロポリス粒」は1本(約300粒入り)1万5750円。購入者は60〜70代が中心で、多くが本人か家族ががん患者だった。健康被害は出ていないという。同社は、医療機関に置かれる無料健康雑誌に広告を出していた。【高木香奈】

 病院の待合室に行くと、病気や治療についてわかりやすく解説している冊子が置いてあったりしますが、今回は健康雑誌が狙われた例。病院に置いてある健康雑誌だから内容があてになるだろう、などと思っていると騙される。無料、ってことなので、病院側も気軽に置いてしまったのではないだろうか。