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永田議員@民主党は適格性を欠くので辞職すべきだ

Posted on 2月 26th, 2006 in 倉庫 by apj

 民主党の永田議員がライブドアの追求で、ガセメールに引っかかったらしい話。情報の世界を知らなすぎるというのは情けないが、それだけなら辞任しろという理由にはならない。不確かな情報でも国会での追求がきっかけとなって疑獄事件の解明に結びつくことだってあるから、ガセネタにひっかかったことだけなら、議員を辞める必要はない。もっと勉強して、次からは実際に効力を発揮する議論をやってくれというだけの話である。それよりももっと大きな問題は、ガセに引っかかったあと、批判が厳しくなると病院に逃げ込んだことにある。
 仕事の上での失敗なんて誰にでもある。そのへんのヒラのサラリーマンならともかく、大きな失敗をすればマスコミに総叩きされることくらい、政治家という職業を選んだ時から当然覚悟しているだろう。
 問題は、説明責任を果たすべき時に病院に逃げ込むというその態度、耐性の無さの方である。これは政治家としての適格性を著しく欠くと判断せざるを得ない。仕事上の大きな失敗をした後、真剣にリカバリーを考えるのならともかく、自分だけ病院に逃げ込むような人物に安心して仕事を任せられますか?今回の対応で、永田氏は「肝心の時に逃げ出す役立たず」であることを全国に知らしめたことになる。そんな人とは一緒に仕事をしたくないし、仕事上同じチームに居られても迷惑だと思うのが普通ではないか。もっとはっきり言うと、ややこしい決断でもしなければならず、通常の人以上に批判にさらされる政治家という職業は、簡単に入院するような人物にはそもそも務まらない。
 また、「永田氏は憔悴した状態」などと堂々と民主党の幹部が言っているセンスだって問題である。これでは、まじめに仕事をしない人間でもウチの党は認めます、と大声あげてるのと変わらない。批判が殺到してるらしいが、こういう「卑怯な態度」がむしろその原因じゃないかと思う。