「やる気があります」「がんばります」が信用を落とす場合がある

 初等中等教育で、関心・意欲・態度を評価することについて、たとえばこんな資料があって「中村先生からは「関心・意欲・態度」を一時的に表出した行動や態度(提出物のチェック,忘れ物の回数,私語の有無,授業態度,挙手の回数)で評価するのでなく,生徒がワークシートに記載することで,育った姿(育てた姿)を記載内容から読み取る評価方法を紹介していただきました。」とある。ここに書かれたように、一時的に表出した行動や態度での評価が全く行われていないのであれば良いのだけれど、どうもそうでもないらしい話を聞いたので念のため書いておく。
 どうもそうではないらしい、というのは、授業中に挙手するという積極的な態度を求めるあまり、わからないのに手を上げて指されると「わかりません」と堂々と答えてもポジティブ評価されているという話を聞いたからである。大学内で教員から聞いたので、どうも、入ってきた学生から、そのような授業を受けてきました、という話が出て来たのではないかと思われる。
 もし、わからなくても手を挙げることを推奨するような教育を小中高で受けてきたのなら、それは間違っているので即刻考えを改めてもらいたい。理由は次の通り。
 以前に比べて数は減ったけれども高卒で就職する人はいるし、専門学校や大学に行ってから就職する人も大勢いる。仕事場で会議や打ち合わせをやっている時に発言を求めて「わかりません」だけしか言わなかったらどう評価されるか。会議に参加する積極的な態度をポジティブに評価されることはまず無い。そのかわりに、無能と思われるか、会議進行の邪魔が目的と思われるか、何も考えてないお調子者かつバカ者と思われるかのどれかだろう。少なくとも、次からコイツをメンバーに入れるのは止めよう、と会議を招集する側に思わせるには十分だろうということだ。
 仕事場でやらかしたらまずもって相手にされないかバカにされる行動を学校で推奨するというのはどう考えてもまずい。関心・意欲・態度の評価を表面的にやった場合、してはいけない行動を学校で強化してしまうおそれがある。

 表面的な「関心・意欲・態度」が悪影響を及ぼしうる場面として、面接試験がある。私が経験したのは、大学への推薦入試と大学院への面接試験の二種類である。このような試験の場で「関心・意欲・態度」を表明するのは全くかまわないのだが、それが実績を伴わないと学力だけではなく人格や人間性にまで疑義が生じる。疑義が生じるのは例えば次のような場合である。
 面接で「化学に大変興味があってもっと勉強したいです」と主張する人の化学の成績がぱっとしなかったり、授業内容以外に積極的に化学について自分から何か調べて勉強した形跡が全く無い場合。興味もやる気もあるのに成績がダメというのは、そもそも能力や適性をまるで欠いていることの証左にしかならない。やる気と態度だけで何かを成し遂げられるわけではないので、成績に見合わない「やる気」の主張は、面接する側からしたらむしろ危険信号である。「これからがんばります」という意味だと解釈しても、それならなおさら、そのやる気があってなぜこれまでできていないのかの説明がつかない。この人物の本質は実は大変にズボラなのではないかと疑うことになる。受け身のままでも得られる授業内容以外に自分から積極的に何かをした形跡がなければ、「関心・意欲・態度」の表明で嘘をつく人物だという評価になって、その場さえ切り抜ければいいという人間性の持ち主だと判断することになる。
 大学院受験の場合だと「もっと研究や勉強がしたいです」といったものが面接時の定番の台詞となる。ペーパー試験や普段の成績評価が良好であれば「化学に取り組む意欲があるのね」と判断するから、この主張をきいても何の違和感もない。ところが、ペーパー試験無しに卒業研究の内容等で面接する場合には問題が生じることがある。例えば、研究室滞在時間が随分と短かかったり、英語の成績が著しく悪かったり、発表した研究テーマの仕事をするにあたって当然知っていなければならないことを知らなかったり、わからないことをそのままにしていたことが質疑応答でバレた場合である。理系の実験を主体とする研究室の場合、時間のみで仕事を測れるわけではないとしても、あまりにも滞在時間が短いと話にならない。毎日大学に出てくるのが当たり前である。それをしないでおいて意欲だけ表明すれば、面接している側としては、進学後の仕事ぶりに期待が持てないばかりか、その学生がいい加減な人物であるという印象が強くなるだけである。理系の場合、必要な情報は英語で書かれた論文やテキストから得るので、英語の成績があまりに悪いとやる気だけあっても仕事は進まない。そのことは学部の講義でも強調され、論文を読んで発表するといった演習型の講義もある。にもかかわらず受験の時期まで英語について放置したとなると、やはりその意欲は口先だけだという判断にならざるを得ない。研究テーマについては指導教員が与えるとしても、その研究の過程で疑問に思ったことを解決するために積極的に動いた形跡が無いとかそもそも疑問すら持たなかったと思われる場合、主体的に研究をするのはまず無理で、指導教員の手足以上の存在になれないのは確実である。この場合「進学してもっと研究したい」という主張は「もっと誰かの手足のままでいたい」という意味にしかならない。つまり、大学院に来るべき人材ではないことを自ら示してしまうことになる。いっそのこと「もっと研究がしたいです」の代わりに「進学の目的はモラトリアムです」とでも宣言してくれた方が、主張内容と現実に一貫性があるので、正直で実直な人間とみなせるし、自分を客観視できているという意味では好感が持てる。

 一般論として、何かを教えつつ一緒に仕事をする人を選ぶ場合、その場限りの調子のいい事を言ったり自分を客観視できなさそうな人物は望ましくない。表面的な言葉よりも、主張内容のギャップの方が判断材料としては重要である。

 ペーパーテストであれば、デキが良くても悪くても、学力の指標以上の意味は持たない。人間性とは切り離して評価ができる。しかし、「関心・意欲・態度」を評価する場合は、表明された「関心・意欲・態度」と実際の学力やそれまでにしてきた行為とのギャップが大きければ、人間性まで疑わざるを得なくなる。「関心・意欲・態度」を安易に表明することは、マイナス面の方が大きくなる場合があることを知ってほしい。一方、「やる気があります」「がんばります」は言わずに、これまで何に興味を持って何をしてきたか、内容をきちんと語ってくれれば、やる気や意欲は自ずと伝わる。もし、語る内容を持っていないのなら、面接よりもペーパー試験で通る方が、多分向いているし有利である。
 全員がここに書いたような基準で審査するわけではないだろうけど、学校では一般に「良いこと」とされている「関心・意欲・態度」の表明が足を引っ張る可能性も考えた方が良いと思ったのでこのエントリーを書いた。自分がどっちの試験(ペーパーか面接重視か)で通るのが有利か、よく考えて、希望の進路を叶えてほしいと思う。

 書きながら考えたのだけど、面接型の試験で「関心・意欲・態度」を見ようとすると、人間性の評価とか人物評価になってしまうことが実は必然なのではないか。「関心・意欲・態度」への言及をお互いに意図的に避けて(つまり志望動機など一切問わない)、科目内容や研究内容についての口頭試問のみにすれば、人間性と切り離した評価ができるが、それならペーパー試験で測るのと何が違うのかということになりそう。大学入試で人物をもっと重視せよという話が出てきているけど、必然的に人間性の評価と一体となってしまうのなら、ペーパー試験で輪切りよりも落ちた人には救いが無く苛酷なのではないか。

御堂岡啓昭が亡くなった件

 御堂岡啓昭氏がが亡くなったことが公表されました。御堂岡氏がやっていたお店のウェブサイトhttp:azi.toで告知されています。
 御堂岡氏の名前で検索すれば、彼がどんな悪行を積んできたかはすぐに出てきます。
 私の友人である、悪徳商法マニアックス管理人のbeyond君も、御堂岡氏から酷い嫌がらせをされたので訴訟して勝訴判決をもらいました。しかし、御堂岡氏は賠償金を払わずばっくれたままでした。熊本でお店をやるくらいには金があるのに賠償金を踏み倒したままお亡くなりになりました。
 嫌がらせの具体的な内容については、「御堂岡啓昭、死んだってよ」にさらっとまとめてあります。
 御堂岡氏の常套手段は、掲示板に何千件も嫌がらせの投稿をする、直談判のために理由もないのに出かけていって長時間粘る、個人情報をバラ撒き続ける(ターゲットの住所とかだけじゃなくて実家の住所までばらまいて親族全部トラブルに巻き込もうとする)、といったものでした。
 以前、御堂岡氏は、私にマイミク申請を送ってきたことがあります。興味も関心も違うので、とお断りしてマイミクにはしませんでした(当たり前だ)。beyond君に執拗な嫌がらせをしておいて、その友人にマイミク申請して受け入れられると思っていたのだとしたら、どんな脳内お花畑だって話ですわ。ターゲットの周辺は全員警戒してて当たり前です。
 なお、この時は、心配してくれた別の友人がわざわざ電話をくれて、御堂岡がどんな人か語ってくれました。「事件を解決するといって紛争介入するが(有資格者でもなくその能力もないので)当事者に嫌がらせをすることしかできずに紛争をこじらせて収拾つかなくさせる、つまりは有名なネットゴロ」ってな内容でした。
 Twitterの方は、メインのアカウントでは御堂岡氏を早々にブロックしたのですが、サブ垢(ちっとも使ってない)air-apjを作った途端に御堂岡氏からフォローされました。一体何の嫌がらせかと。勿論アカウントごと放置しておきました。
 ところで、beyond君の方には変なジンクスがあります。彼に執拗な嫌がらせした人ってなぜか不幸になったり早死にしたりするというものです。とはいっても御堂岡元気じゃん、と思っていたのですが今回早死にの仲間入りしたようです。なお、beyond君本人によると、

田中三郎→敗訴判決1ヵ月後に死亡
I氏→告訴した4年後に急死
O氏→嫌がらせ電話の1年後に逮捕
御堂岡→敗訴判決から5年後に急死
脅迫年賀状 NEW!

だそうです。まあ、ただのジンクスなので、因果関係も相関関係もありません。私も上記事実を述べるか、ジンクスとしてしか話題にしていません。もし、このジンクスから「嫌がらせしたから早死にした」といった因果関係を言い出す人がいたらそいつはホンモノの馬鹿ですのでご注意ください。「水道水の塩素消毒をしたらガンが増えた」以下のインチキ話です。
 ついでに、御堂岡氏のケースについて「故人の悪口を言うな」などと主張する人は、故人が抱えて死んだ賠償金を肩代わりしてから発言すべきです。お店をやるだけ金があるのに5年も賠償金を踏み倒したまま死んだのだから、そりゃお悔やみの前にあれこれ言われるのは当然でしょう。御堂岡氏が反原発に関わる以前から嫌がらせされっぱなしだった方も、何人もいらっしゃるようですし。

 この話から得られる唯一の教訓は「賠償金は生きてる間に支払わせろ」です。そうはいってもbeyond君ですら御堂岡に踏み倒されてるわけで、そのへんは法の不備が原因ではないかと思います。民事執行法の財産調査や差し押さえがもっと便利に使いやすく強力になれば、取りっぱぐれは減るはずです。執行法が使いにくかったら、せっかく勝訴判決をもらっても絵に描いた餅ですので、もうすこし取りやすくする方向で金融機関にも協力させるような改正を望みます。

 賠償金踏み倒しが1件だけとも思えないので、あと何人居るかわからない債権者達のために、御堂岡死亡の話はとりあえずここでもネタにして公開しておきます。御堂岡氏にどれだけの財産があるか知りませんが、相続のタイミングが次の回収のタイミングでしょうから。

井本剛司氏は大学に何をやらせたのか

 井本剛司氏によるクレーム続報。
 井本氏が、プライバシー侵害を口実にしながら、私とのメールの全やりとりを誰でもダウンロードできるサイトに置いた上、そのURLを記載したメールを私の職場の関係ない学部の関係ない先生多数にばらまき、その後も同様の方法でクレームを出した結果、研究室の全サイトが現在学外に移転しています。井本氏の行動は、とてもプライバシーを守りたいものであるとは思えませんが、その話はまた別途するとして。

 井本氏がどういうクレームを大学に出したかはっきりしないのですが、大学の反応を見る限り、どうやら関係ないことまでさせたようです。

 さて、移転前かつエントリーを1つ削除する前のこのブログには、井本氏から削除要求があったこととその理由を説明した記事を載せていました。それを削除しろと井本氏が自分からプライバシーを丸見えにして多数にクレームを出しまくったわけですが、その時、このブログの印刷物も資料の中に入っていました。その資料の最初の記事は、
クレームにより記事訂正
でした。タイトルだけ見ると井本氏と関係ありそうに見えますが、内容は全く関係がありません。浄水器・活水器などの水処理装置の非科学宣伝を取り上げた「水商売ウォッチング」の記事に対し、事実と異なることが書かれているという指摘があり、その指摘に対応して過去の記事を修正したという記録です。

 ところが、学部長経由で本部の判断として私に口頭で伝えられたのは、「クレームにより記事訂正のページを学内に置くな。学内の他のページからもリンクをするな」というものでした。
 井本氏からのクレームへの対応のはずなので、井本氏がファイルを公開した件や、ファイル公開の件の続きをどうにかしろと言われるのなら予想の範囲です。しかし、リンクするなと言われたのは水商売ウォッチングへの訂正記事でした。さすがに信じられず、「これ井本氏とは関係ないですよね」と念押ししたのですが、関係なくてもダメだ、ということでした。
 その根拠になっているのが、山形大学通信・情報ネットワーク管理運用に関する規定の第9条

YUnetは、教育、研究及びそれらを支援する業務並びに事務用以外の目的で利用してはならない。

だそうです。
 さて、「クレームにより記事訂正」の内容は、これまで作って来た「水商売ウォッチング」に対する訂正情報ですから、「水商売ウォッチング」の一部です。V2logに書いたのと同じ内容は「水商売ウォッチング」の方にも載せておくべきものです。
 つまり、規則第9条に基づいて公開どころかリンクもするなと言われた内容は、「水商売ウォッチング」の内容の一部そのものということになります。情報というものは中身が大事なのであって、レイアウトは関係ないでしょうから、大学本部の判断は「水商売ウォッチング」の内容そのものの一部を公開もリンクもするなと決めたことになります。
 さすがにこの判断では、危なくて学内にコンテンツを置いておけません。いつアクセスを切られるかわからないからです。情報は読んで使ってもらえてナンボであって、どこに置くかというのは二次的な問題に過ぎません。ですから、早々に、以前から準備していた避難所に全部移動させたわけです。

 「水商売ウォッチング」がこれまでどのように教育・研究に関わってきたかを以下に述べます。まず、学術雑誌への掲載。

  • 水商売ウォッチングLIVE! 天羽優子 物性研究 76 5(2001) 644-683.
  • 水に関する誤解 天羽優子 化学と教育 49 11(2001) 692-695.
  • 「水のクラスター」の誤解と真実 天羽優子 うちゅう 18 9(2001) 4-9.(大阪市立科学館友の会の会誌)
  • 「水商売ウォッチング」から見えたもの 天羽優子 物理教育 54, No.3, (2006)225-229
  • 水を取り巻く事象を考える 天羽優子 化学 62, No.4, (2007)27-29
  • 水の製品の説明にはニセ科学がいっぱい 天羽優子 RikaTan 理科の探検, 2007年8月号 47-50
  • 「怪しい水・怪しい水製造器の見破り方」、「”水商売”にだまされない!」(対談)、RikaTan 理科の探検2013年夏号

 高校の化学資料集への記載。

  • ニセ科学に惑わされない! 天羽優子 改訂版スクエア最新図説化学, 第一学習社、2008年44-45

 第一学習社さんからは、この次の版の改訂でも原稿依頼を戴きまして、最新版は水から離れて身近なニセ科学の話題に変えました。
 さらに、

    日本物理学会 第61回年次大会 物理と社会シンポジウム 「ニセ科学」とどう向きあっていくか?
    水商売ウォッチング」から見えたもの

で発表しています。
 本務校の基盤教育「科学リテラシー(化学A)」の講義資料の一部にも、「水商売ウォッチング」と、掲示板の過去ログを使用しています。放送大学の面接授業でも一部を使っています。学生がレポートを書く参考にするため見に来たりもしています。
 社会貢献活動の一つとしては、怪しい浄水器を売りつけられた被害者の方の救済のため、弁護士からの依頼で、宣伝のどこが非科学かを指摘する意見書を書いて裁判所に提出したりしています。
 このように「水商売ウォッチング」を元にした記事は、理科教育関係の雑誌に何回も掲載され、物理学会でも発表し、現に学内でも教材としても使っていて、学外では社会貢献もしているのです。この内容を、規則第9条を根拠として、教育にも研究にも関係無いから大学に置くな学内からのリンクもするな、というのが、今回、井本氏のクレームによって出てきた本部の判断ということになります。本部には是非とも、山形大学で教員が行う教育と研究の定義についてきちんと説明してもらいたいところです。

 一応本部の名誉のために書いておくと、これは初見での判断だということです。こんな判断で本当に良いのか疑問なので、現在、ウェブの内容を検討してもらうため学部長に提出する資料を準備しています。読めるフォントの大きさで印刷を始めたところ、A4で2500枚ほど印刷してもまだ終わらず、規則第9条を運用するのも大変だなあと、A4コピー用紙1箱を埋め尽くした印刷物を前に溜息をついていますが。

 問題の所在は、規則第9条のような、主観でどうとでもとれる条文をそのままにしていることにあります。
 かつて、お茶の水大がウェブ規則を決める事になったとき、この手の曖昧な規則は排除すべきだと、師匠に伝えたことがあります。理由は簡単で、人が変われば判断基準がぶれるような規則はトラブルの元だからです。国立大学法人ですから、例えばエロサイトを作ったり、金儲けの為のショッピングサイトを作ったりするのは論外でしょう。そういったものを例示列挙し、かつ、条例と法で禁止されている行為も禁止、と学外の規律に接続し、人が変わっても判断がぶれないようにすることが絶対に必要だ、というのが、当時の私の主張です。そうでなければ規則の安定した運用は不可能だろう、と予想しました。これが2003年頃のことでした。
 今回、見事に十年前の予想が的中したことになります。
 現に、上に列挙したような教育活動の中心となっているコンテンツを、規則9条を理由に教育とも研究とも関係がない、と本部が判断してしまったわけですから、運用の失敗は明らかだと私は考えます。勿論、山形大学が、上記に書いたような雑誌に書くことや学会発表することや講義資料の一部に入れる資料をウェブコンテンツから作ることを教育でも研究でもないと言い張るならば話は別ですが。

 こうなるのは、立場を少し変えてみれば想像がつくことです。私は政治や歴史についてはずぶの素人です。一方、学内には、政治や歴史を専門とする人文の先生がいます。仮に、人文の先生のどなたかが今のセンシティブな話題、たとえば尖閣や竹島の問題について意見表明をして、学外からクレームが来て、私が規則第9条の判断をしなければならなくなったとしましょう。どこまでがその先生の個人的な趣味の範囲の意見表明でどこからが研究・教育かを正しく線引きできるか、というと、甚だ疑問です。正直な話、できる自信は全くありません。
 規則第9条のようなものは、どこの大学にでもありそうな規則です。管理する側が何でもできるように入れたくなる規則であることは確かですが、実際に運用しようとしたら、管理する側にとってはむしろ地雷です。容易に判断を間違えうる上に、間違った判断をしたら大学における教育研究とは何ぞやという価値判断が問題視され、学内コンテンツが気に入らないクレーマーに対しては条文の曖昧さに乗じて際限なくクレームをつけることの根拠を与えるからです。何も考えずにこの条文を作ることを決めたのだとしたら無自覚に過ぎますし、正しく判断できると思っているなら思い上がりでしょうし、現場が運用できると思っているのなら買いかぶりすぎです。まずは、そのことを自覚すべきと考えます。

 さて、現実の解決策ですが、いくつかありそうです。
 規則第9条を変えて判断がぶれないようにした上で、これまで通りyamagata-u.ac.jpに教員個人のサイトも抱えるやり方がありそうです。逆に、yamagata-u.ac.jpは本部や各種委員会が完全管理することにして研究室のサイトは置かない、というのも1つのやり方です。この場合、ドメインを2系統にして、 yamagata-u.netのようなものを1つ作って本部と委員会以外は全部こちら、という棲み分けをしたり、研究室毎に外部サーバにコンテンツを置くが管理費用を校費で支払うかわりに純然たる私的なコンテンツは置かない、という緩い管理方法もとれそうです。でも、ドメイン2系統案は人が集まらないと難しいでしょうね。どうするのが良いかは私にもわかりません。

 ところで、この大学の反応を見ていると、井本氏が何を要求したのかが少々気になりますね。自分のプライバシー問題を口実にして、関係ない別ページの削除要求まで含めて出したのではないかと、私は疑っています。

業務連絡:削除要求のあったファイル、実は残ってます

 研究室の公式サイトもろとも全コンテンツを大学内のcm.kj.yamagata-u.ac.jpから、cml-office.orgに移動させました。
 以前のcml-officeの内容を新しいサーバに移転させ、そこにcm.kj.yamagata-u.ac.jpのコンテンツを収容するという作業を行いました。
 この結果、pplogというプログラムで運用し(後にpplogpに乗せ替えた)数年前のブログ「事象の地平線過」が見えなくなっています。pplogpで作っていた2番目のブログArchivesも同様です。多分、設定ファイルを置いていた旧サーバとディレクトリ構成が若干変わったためと思われます。制作者に尋ねようかと思いましたが、制作者のサイトを見たところ、ここ2年ほどソフトウェアのバージョンアップも滞っていて開発停止してるのかな?という状態です。これ以上は、私がphpスクリプトを解読してどこでエラーが出ているかを調べないとできません。一応、ブログシステムのスクリプトとデータは全部新サーバに移転させてあります。
 で、まあ、こんなこともあろうかと、pplogp版「事象の地平線」とpplogp版「Archives」の全データは、このWordPress版「Archives」に統合済みです。トラックバックやratingの情報は失われましたが、コンテンツ本文と戴いたコメントは全部入っています。

 さて、井本剛司氏からはpplogp版の「事象の地平線」過去ログのコメントに対して削除要求が来ています。ところが、サーバー側の事情でpplogp版の「事象の地平線」が見えなくなってしまいました。これは、意図的に削除したものではありません。おそらく、削除要求があったのと同じ内容が、内容を引き継いだ方の「Archives」には入っています。
 ということで、削除したと思い込まれてしまい、実はあったとなると、後のトラブルの元ですので、しっかり残っているということをここに書いておきます。つまり、状況は何ら変わっていないということです。

総務部広報ユニットからの回答

 実は以前、削除要求が大学に来た時、総務部広報ユニットに問い合わせを出して、大学としての回答をもらったことがあります。2007年12月のことです。
 だいぶ前のことなので記憶がちょっと怪しいのですが、サイトに「なお、文部科学省や国大協にまでクレームを送りつけ、事務に電話をかけまくるという迷惑極まりないことをやってくれた(自称)某探偵事務所のようなケースが出てきました。こいつは、電話で「私の自宅に行くぞ」と言い、「来たら警察に連絡する」と言ったら「警察に連絡する余裕があればいいけどな」という捨てぜりふを言いました。この人物は、不倫復讐代行殺人請負詐欺の犯人として既に逮捕されました。今後、当サイトに対するクレームは、どこのお役所経由であろうと、いかなる形で届いたものでも手段を選ばず全力をあげて公開いたしますのでご承知置きください。」を掲載する原因となったクレームや、当時係争中だった磁気活水器の会社からの大学宛の削除要求が続いたため、切り分けをはっきりさせる目的で回答を求めたのでした。

 私が出した問い合わせは次の通りでした。

総務部広報ユニット 御中

 理学部物質生命化学科の天羽です。

 教えていただきたいことがあります。

山形大学ホームページ運用要項
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/common14/index.php?id=10
を見たのですが、教員が個別に研究室単位で開設するホームページが
どう扱われているかはっきりしません。

 各研究室のホームページの内容に法的責任を負うのは、最終的には
教員個人という理解でいいのでしょうか?管理者としての権利がある
のは結局誰になるんでしょうか?

 あと、内容にクレームがついた場合の対処は、どのようになって
いますか?個人で対処してもかまいませんか?

 これに対する回答は、2007年12月4日付けで、総務部広報ユニットから pdfを添付するという形で送られてきました。

教員が研究室で開設するホームページの位置づけについて(回答)

●各研究室のホームページの内容に法的責任を負うのは、最終的には教員個人という理解でいいのでしょうか?管理者としての権利があるのは結局誰になるんでしょうか?

回答:部局が提供するホームページを管理するための部局責任者は部局長となっておりますが、大学のホームページ以外で個別に開設しているものは、それが部局の提供するホームページとリンクされているものであっても、その内容については、基本的に開設者本人の責任になります。
当該ホームページの内容が犯罪、不法行為にあたる場合には、リンクしているということから、当該部局が幇助に問われる可能性があります。その意味で、部局に管理責任があります。それ故に、必要な場合、部局においてリンクを断ち切ることができます。

●内容にクレームがついた場合の対処は、どのようになっていますか?個人で対処してもかまいませんか?

回答:部局が提供するホームページの内容についてクレームがついた場合は、上記のように、部局責任者が、必要な措置を講ずることになります。なお、大学のホームページ以外で個別に開設しているもので、部局が提供するホームページにリンクされているものについては、個人の責任になります。

 外部からのクレームがあった場合、学部などのページからのリンクを削除する以上の対応はしないというのが総務部からの回答です。

 ですから、もし、大学に、大学の部局等が直接管理していないウェブサイトの内容についてクレームをつけた場合、部局等が回答に書かれた以上のことをすれば、総務部の回答と矛盾することになります。

おうちに机が届いた件

 今年の1月に注文した机がやっと届いた。人生できちんと机を買ったのはこれが3回目である。

 最初の机は小学校に入る時に親が買ってくれたいわゆる勉強机で、引き出しや本棚がついているもので、高校卒業まで実家で使った。
 2つ目の机は大学に受かって下宿する時で、学習机は移動が大変なので持って行かず新規購入した。千葉の(今は無き)セントラルプラザで、キャスター付きの使わない時は折りたたんで収納できる白い机を選んだ。天板を支える角度を3段階くらいに変えられるようになっていた。
 引っ越しに備えて折りたためばすぐ運べるものを選んだのは正解で、その後寮住まいの2年間は実家で保管したことがあったが、結局今までずっと使ってきた。

 ところが、最近になって狭い上に不安定で仕方がなくなってきた。

 およそ三十年前に机を買った時は、パソコンがやっと普及し始めた頃で、ノートパソコンはまだ無く、パソコンは専用のパソコンラックに入れることが多かった(それをせずこたつの上に置いていた友人は熱暴走に泣いた)。学生時代にパソコンを買った時は、パソコンラックも同時購入して収納した。机には、本とノートとペン立てとスタンドが置ければ十分だった。しかし最近は、パソコンがすっかり文房具と化して常時机の上にあるのが当たり前になってしまった。ノートパソコンを使うことにしても、本来、B5ノートとA5の本くらいしか広げる予定のなかった机の上で常にA4程度の面積をとられるわけで、どうしても手狭になる。作業を楽にするために大きなディスプレイをつないだり、ゲーム用の別のディスプレイを置いたりしようとすると、もっと狭くなる。ついでに本自炊のためのスキャナまで机の上の面積を要求する。
 さらに、ほかの作業の時は一時的にディスプレイの位置を変えたいので、エルゴトロンのディスプレイアームで机に固定したら、重心が上がって不安定になった。静かに置いておく分にはいいが、ちょっと揺れると机ごとひっくり返りそうになる。震度4くらいで惨事になりそうだ。しかもさすがに古くなって、足を載せる板がたわんできている。
 これは狭い上に危険だということで、新しい机を探して購入することを決めたのが、今年の新年早々だった。
 条件は、現状で使っているものよりは大きいものであること、どの方向からでもクランプでアームを固定できること、ディスプレイの位置を変えた時に不安定にならないこと、キャスター付きの机であること。
 大して難しい条件をつけたつもりはなかったのだが、条件に合うのがなかなか見当たらなかった。
 大きさとクランプで固定できる条件を満たすものは、プラスやらコクヨやら内田洋行などオフィス家具のカタログにたくさん見つかったのだが、キャスターが無いものばっかり。たまにキャスター付きパソコンデスクが見つかると、幕板のところにケーブルを収納するためのあれこれがついていたり、天板をささえる枠があってクランプ取り付けと干渉しそうだったりでやっぱりダメ。ネットを探しまくったら、GARAGEというオフィス家具の通販ショップでfantoni MEというシリーズを見つけた。

 構造を見ると、テーブルの内側から斜めに脚が出ている感じで、天板のほとんどは板のまま、つまりクランプ固定し放題という素敵な仕様。製品紹介の写真はキャスター無しのものばかりだったが、サイズや天板の種類、サイドテーブルなどのオプションパーツを好きに選べると書いてあって、私が見た時はキャスター付き脚を選べると記載されていた。それで購入を決定した。
 ところが、購入申し込みしようとするとキャスター付き脚が選べない。そこでお客様センターに電話したら「ちょっと前まではキャスター付き脚も売ってたのだけど販売を中止する」ということだった。私が見たキャスター脚オプションのページは、販売変更に伴ってサイトを変更していたのが直って無くて見えていたということだった。「キャスター付きが欲しくて散々探してやっと見つけたので残念だ。キャスター無し脚で買って自力でどっかに工作依頼して頑丈なキャスターを取り付けられそうな脚の構造ですか?現物どっかで見れますか」などと粘ってみら「イタリアではキャスター脚を作っているから受注生産で輸入は可能」とのこと。それで、キャスター脚・天板白色・幅160cmのものを注文した。
 イタリアから船便で送るので届くのに3〜4ヶ月はかかる、と言われた。4月下旬に、GW頃に届くことを期待して「その後机どうなってますか」と電話してみた。ところが、折り返し担当者からの電話は「キャスター脚は無事に届いたんだけど天板の確保忘れてたテヘペロ」。担当者は恐縮していたが、私の方は、何だその絵に描いたようなベタな展開は、と、電話で話しながら爆笑してしまった。天板は国内販売品と共通パーツだし、即納できるって書いてあったので油断していたら、どうもたまたま売り切れたらしい。イタリアに発注はかけているということで最大2ヶ月待ちくらいだという説明だったので、3ヶ月待った商品が多少延びてもどうってことないので待つことにした。
 こんないきさつで、部品が全部揃って発送できますという状態になったのが6月下旬。連休の作業の方が何かといいので本日届くように手配してもらっていた。

 天板と脚が別々に梱包されて届いたのだが、やたら思い。天板は引きずるのがやっと。組み立ての注意事項として「重量があるので2人以上で組み立ててください」。カタログによると、キャスター脚じゃない方の同サイズのもので総重量45kg。ふざけんじゃねえ実験物理学者舐めんな、ってことで、古い机を拭いて畳んで片付けて部屋の床を空けてから天板を引っ張りこんで脚を取り付けた。逆さま向けて脚を取り付け、90度回すまでは楽勝。天板側にスペーサーを入れて、手が入るようにしてから気合いで立てたら何とかなった。足の上に倒してたらほぼ確実に骨折だろうし、安全靴が欲しいところではある。これで怪我したら恥だが、無事に作業終了。
 昨日買っておいたビニールのテーブルマットを載せて、クランプでディスプレイ2つ、ノートパソコン1つを固定。さすがにこの重量だとびくともしない。ScanSnapを置いても余裕の広さ。安心して使える。しかし部屋は狭くなった(←当たり前だ)。
 さて、部屋を広くするため自炊作業を進めるか……。
 

名前呼びをめぐるあれこれ

 書き始めてから時間が経ってしまったのだけど。いろいろとひっかかることがあったのでまずは引用。

「がんばれニッポン」が控えめにした五輪熱」より。

 私は、フィギュアスケートの浅田真央選手を応援している。
 がんばってほしいと思っている。
 が、そう考えている一方で、彼女に対して、「真央」ないしは「真央ちゃん」と、名前呼びで語りかけるカタチの放送に、いまだに慣れることができないでいる。
 あれはアスリートに対する態度ではないと思う。

 安藤美姫選手は「美姫」と表記される。あるいは「ミキティ」と呼ばれる。
 この呼び方も私は好きになれない。
 安藤選手と、普通にそう呼んでほしい。

 スポーツメディアの中では、いつの頃からなのか、女子選手に対して、名字を省略することをもって「美人選手認定」とするみたいな、異様な風潮が定着している。
 名前で呼ばれる選手は、それだけ国民に愛されていて、親しまれていて、娘のように扱われている、と、そういうことになるようなのだ。

 で、私は、このマナーどうしても好きになれない。どうしてスポーツをパパ目線で見なけりゃならんのだ? ばかばかしい。

姫は城を出て母になる」より。

 もうひとつ、私が違和感を持つのは、

「美姫、出産していた」

 みたいな見出しの付け方だ。
 一人前の女性をつかまえて、「美姫」と呼び捨てにしている。
 そもそも、こんなデタラメな距離感で、マトモな記事が書けるはずがないのである。
 
 このこと(スポーツマスコミが、女子選手を下の名前で呼び捨てにする傾向=娘呼び)については、以前、当欄でも触れたことがある。

 私は、今回の安藤美姫選手の出産が、過剰に問題視されていることの背景には、この「娘呼び」が介在していると考えている。

 安藤選手は、25歳になる大人の女性だ。
 とすれば、誰と交際しようが、どんなカタチでいつ出産しようが本人の自由であるはずだ。

 なのに、その妊娠について、あれこれ言いたがる人が多いのは、結局のところ、これまで、長い間、われわれが女子選手に、「娘」としての役割を担わせてきたことの反作用なのだ。

 「浅田選手」、「安藤選手」ではなく「真央」「美姫」という見出しの付け方は、記事を書く人々が、彼女たちを「娘」ないしは「身内の子供」として扱っていることを意味している。

 整理部のデスクは

「いや、文字数を節約したいということで、他意はありませんよ」

 と言うかもしれない。
 しかし、私は信じない。他意は、明らかに、存在している。

 名前呼びの違和感というのは強烈にありまして。
 名前呼びされても許せるのは、親、兄弟、叔父叔母従兄弟などの親族(名前呼びしないとお互いに姓がかぶってるもんだから誰が誰だか混乱する)、あとは子供の頃からつきあいが続いている友達とか(つきあい始めた時からお互い名前呼びだから今更変えても)。それ以外の他人から名前で呼ばれると、どうも人間関係の距離感が狂った気がしていただけない。
 大学の体育会でも女子学生は名前呼びのところがあって、どうにも近寄りがたかったなあ。

 恋愛小説で、作中の描写が、男性は姓を記述女性は名前になってるのが多いのは、やっぱりなにがしかのジェンダーなんでしょうかね。

マスコミの仕事は権力者の監視であって個人の出産の監視ではない

 あまりにひどいのでこっちで。
 週刊文春WEBが「緊急アンケート!安藤美姫選手の出産を支持しますか?」なるものを公開している。

 フィギュアスケートの安藤美姫選手が7月1日の「報道ステーション」で4月に女児を出産していたことを公表しました。また、競技に復帰し、来年のソチ五輪を目指すことをあらためて語っています。

 この突然の告白に対し、出産を祝福する声が上がると同時に、まだ結婚しておらず、父親が誰かも明かさないことへの疑問や、子育ても競技も中途半端になるのではないかなどの批判もあります。そこで、下記アンケートへのご協力をお願いいたします。

1)あなたは安藤美姫選手の出産を支持しますか?
2)子育てをしながら五輪を目指すことに賛成ですか?

各質問にお答えいただき、理由も併せてお答えください。

 そもそも個人の妊娠出産は、他人が支持不支持を表明するような対象じゃない。父親が誰かが重要な問題となるのは、養育費を誰が負担するかという問題の当事者である生まれてきた子供本人にとってのみであり、他人がとやかく言うことではない。子育てが中途半端になったら、子供が母親に大クレームを出してしっかりお返しするだけの話。競技が中途半端になったら、即本人の成果に跳ね返るのだから、結果は本人が引き受けるだけのこと。結果が出せなければ五輪を目指したところで出られないだけで、そんなことは本人が一番良くわかっている。
 大体この選挙の前に文春は一体何をやっているのか。個人のプライバシーを土足で踏みにじるような出産の支持不支持のアンケートじゃなくて、各政党の政策の支持不支持のアンケートでもするのが本来の仕事だろう。とっとと本業に戻ってもらいたい。

【追記】
 週刊文春WEBのTLが案の定大炎上してアンケートは引っ込めた。

 現在、「週刊文春」メルマガ読者の皆さんにお願いしている「緊急アンケート 安藤美姫選手の出産を支持しますか?」について、抗議のご意見を多数いただいております。

 女性の出産という大変デリケートな問題にもかかわらず、設問を「出産を支持しますか?」「子育てしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」としてしまったために、出産そのものを否定したり、働きながら子育てをすることを批判しているような印象をあたえてしまいました。その点については、編集長の私の責任です。このアンケートに関して不快な思いを抱かれたすべての方にお詫び申し上げます。

 今回のアンケートは中止させていただきます。ご回答をいただいた皆様にお詫び申し上げます。

「週刊文春」編集長 新谷 学

 問題は、個人の出産に対して支持不支持のアンケートを行うという発想自体にあるわけで、アンケートの文言だの印象だのといった末節の部分にはない。「その点については」とあるが、じゃあそれ以外のどの点については責任が無いと言いたいのだろうね?
 直接の被害者は安藤美姫さんとそのお子さんなのだから、謝罪は真っ先に安藤さんにしなければいけないのに、単にアンケートを見てゲスな内容だと思った人とターゲットにした安藤さんを同じ扱いで済まそうとしているのは、誰に被害を与えたか此の期に及んでちっともわかってないってことだよね。なんで最初に安藤さんに謝罪しないの?
 というか、https://twitter.com/takuramix/status/353002379525885953

電話して、意図を確認しました。このアンケートによって暴力的な言論、安藤美姫さんへのバッシングが強まる可能性については検討の上で、そのような事が起きても週刊文春としては構わないという判断で開催されたアンケートだという事でした。愕然…

てことは、メディアの力を利用して特定の個人を攻撃するために大勢を煽るということを故意にやってたわけだよね。このことについてスルーしてるってことは、反省してるとはいえないんじゃないの。

業務連絡

ploneに脆弱性が見つかったので、パッチが出て対応できるまでの間、メインのウェブサイトを停止します。ploneではない掲示板や通常のコンテンツにはアクセス可能です。11日にはパッチが出るということなので、説明読んで適用して……今週水曜日くらいには復活の予定。

パッチ配付が1週間ほど遅れることになったから、サイト復活も週明けになることにorz。

情報募集

 ツイッターアカウント ahaare_asayaka(この他の別アカあり)、本名は近藤毅と名乗っている人物から、ツィッターやブログ等の発言について、「提訴してやる」「告訴してやる」旨を告知された方は、差し支えなければこのエントリーのコメント欄に状況を書き込んでいただけないでしょうか。掲示板を立ててもいいんですが、ちょっと最近忙しくて充分管理できそうにないので、とりあえずコメント欄で。
 なお、近藤氏本人と思われる書き込みは削除します。

 昨年8月に近藤氏は私の勤務先の学長や学部長等に、告訴や提訴をする予定であるというメールを送りました。その後放置され、告訴の期限の六ヶ月はとうに過ぎたのに何も起きず、民事の訴状も来ないという状態です。送達先として勤務先を指定し、勤務先送達で訴訟を開始できることを近藤氏の居住地の裁判所の書記官に電話で確認して訴状受理のOKまでもらってそのことを公開しているにもかかわらずです。つまり、近藤氏は私の勤務先に嘘をついたということになります。勿論、近藤氏に削除を求められた内容はそのまま公開中です。

 その後、私以外の人にも同様のことが行われていると伝え聞いております。
 伝え聞いた状況の例などから、私は、近藤氏の目的が金銭にあると考えるようになりました。その理由の1つは、近藤氏が弁護士に相談した形跡が全く無いことです。本人訴訟は可能ですが、相談すらしないというのは、相談料をけちっている、つまり元手はかけたくないということではないかと思うのです。10万円を要求するだけなのに弁護士に相談していては、手にできる金額が減るか、下手すれば赤字になるのは明らかです。また、最初に支払いやすい少額の要求、その後金額を上げて提訴、というパターンだと、(相手が訴訟を面倒だと思えば)最初に要求された少額の金を渡して決着、というケースが出てくるかもしれません。

 この推測を裏付けるための情報を集めたいというのが主な目的です。
 情報が集まれば、今後同様なことをされた人にとっても参考になるかと思います。

 なお、この人物に訴訟をちらつかされても絶対に先に金を払わないようにしてください。手続き無しに金を手にできるということになれば、ますます同じ事を繰り返しかねません。