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apj_yamagataを名乗る私の偽者が出没していますが、こいつは「ふま」「比ヤング」という有名な荒らしで、私とは全く無関係です。ご注意ください。「ふま」っぽい投稿は削除します。また、他人のハンドル詐称を平気でやるので、他所様のblogや掲示板でapjを騙っている可能性もあります。
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一応「禁煙・減煙」目的の商品で、喫煙の習慣がない人は使うなと書いてあるが、大きなお世話だと思うので自己責任で使うことにする。説明書の注意書きを忠実に守って電子タバコを使うという目的で、これから改めて喫煙の習慣を身に付けるってのは、物凄く本末転倒だと思うし、体にもよくない。
電子タバコのニコチン・タール無しのものなら吸っても他人に迷惑はかからないし吸ってる本人の健康も害さない、習慣性も中毒になることも無いだろうし、部屋が臭くなったりもしないし、火の不始末による火事の心配も全く無いし、吸い殻散らかすと怒られることもない。とりたてて害があるとも思えないのだが……。
吸ってみた感じではそんなに悪くない。ミントについては、もうちょっと香りが強ければ、口臭軽減目的にも使えるかも。
ネットで調べたら、電子タバコのカートリッジには、バニラ味とかイチゴ味とかいろいろあってなかなか良さそう。
使用目的は……実は減量・ダイエット用。バニラとかイチゴとかレモンを選んで「煙草の量のコントロール」ではなく「食欲のコントロール」に使えないものかと考えている。吸ってみると、ミントの場合、数回でもそれなりに口の中や鼻の奥にミントの香りが残るので、これがバニラやイチゴやレモンなら、甘い物やおやつが欲しくなったときに香りだけで我慢する、というのに使えそうである。ニコチン中毒になる心配が無いので、安心してダイエットに使える。
20歳の頃の体重から10kg以上増えて、何とかした方がよい身にとっては、口が寂しくなった時にどう対処するかが切実な問題だったりする。これまではチュッパチャプスが定番だったがカロリー制限をやってる時には利用不可(というかこんなものを常用してたから後から減量が必要になったわけで……)。ヘルシー路線ということで、おやつ昆布という手を考えたが、咥えているところを他人に目撃されると間抜けなのでやっぱり利用に制限が……。それで、ノンカロリーの電子タバコで、食べ物に対する嗅覚と味覚だけうまいこと誤魔化してはどうかという手を思いついた。
難があるとしたら「禁煙だ分煙だとやかましく言われている今どき、煙草を吸ってるように見える」という点くらいだが……そこは妥協するしかないか。少々格好が悪いが、チュッパチャプスとおやつ昆布と電子タバコの三択だからなぁ……。
【追記】
よく見ないと本物を吸ってるかどうかがわからないため、ニコチン無しの電子タバコであっても、公共の場所では使用場所が限られるらしい。それならいっそ、チュッパチャプス型とか、三連のチロルチョコ(復刻版)型とか、クッキー型のものを作ると、人目を気にせず使えるかもしれない。電子タバコの場合はそもそもが禁煙目的から出発してるので、見た目もタバコだけど、ダイエット目的から出発すれば、食べ物を模した形にするというのも有りなんじゃないか。
posted at 2010/03/03 20:26:16
lastupdate at 2010/03/04 02:37:13
25時:言霊とミカン /宮崎まだ、「水からの伝言」から派生した「みかんに声かけ実験」を、義務教育の道徳で教えている教員が居るらしい。
ミカンに「ありがとう」「死ね」と話し掛け、変化の有無を観察する「言霊(ことだま)大実験」が昨秋、県南地域の中学校であった。言葉の大切さを考える道徳学習だという。
対象はビンに入れた3個のミカン。約2カ月後、生徒から悪い意味の言葉を掛けられた方が腐り始めた。良い言葉の方は変化なし。発案した教諭、そして多くの生徒が「言葉が伝わったのでは」と思ったという。
言霊とは、言葉が霊的な力を持つという信仰だ。そして人は、古くから森羅万象に魂が宿ると信じてきた。位田晴久・宮崎大学教授(野菜園芸学)は「園芸作物を育て、心の癒やしや安らぎを得る効果は間違いなくある。若い世代が事実の検証を重ねて不思議な現象を明らかにすることに期待したい」としたうえで、「植物に人間の言葉の持つ意味を理解する器官は確認されておらず、現時点で真理として教えるのは適切ではない」と指摘する。
大阪大の菊池誠教授(物理学)も「ミカンはただの物質で、言葉の影響を受けるとは考えられない。少数での実験結果は偶然に左右される。気持ちはわかるが勇み足だ」と疑問視する。
子供の理科離れが指摘されるなか、真偽不明の事柄をあたかも事実のように扱うことには違和感がある。心に平穏を与える宗教やおとぎ話を否定はしないが、世間には科学や善意のふりをしたまがい物が数多くあるからだ。
病気や美容への効果をうたう商品やサービスを巡る詐欺的商法は後を絶たない。中学生も数年後には社会人だ。「愛の言霊パワーを封印した限定商品をわずか10万円で」と勧められた時、冷静に判断できるか。健全な批判精神を養うことも、教育には必要ではないだろうか。【石田宗久】
私の方では、大学の共通教育で水からの伝言を取り上げて、「科学として間違いで国語としてもダメで道徳としては不道徳な内容」とやってるわけだけど、義務教育が未だにこれでは、当分この内容を教材から外せそうにない。来年度は、水だけではなく、ミカンやごはんの話も取り上げた方が良さそうでさる。
結局、大学までたどりついて(私の講義を履修した人には)「道徳でやった内容は実は大嘘で、話の内容は極めて不道徳だ」と教えることになる。健康への効果を謳う「波動関連商品」についても摘発の経緯を説明しているし、そのことと、声かけ実験道徳のベースになっているのが「波動」で、道徳の授業のはずが、インチキ波動商品を売ることに荷担する内容でしかないことまで説明している。詐欺の被害者が出るのを防ぐという意味もあるのだが、受講生には教員を目指す人だっているので、そういう人が、将来、この手の内容を授業でやらないように、ということも狙っている。
つまりは、義務教育で行われた道徳教育の嘘の尻ぬぐいを大学ですることになっているのである。この手の内容を道徳で教えるというのは、道徳的にはじゅうぶん非難に値する行動だと、今年からはっきり言うことにしよう。そろそろ、いい加減にしてもらいたい>小中高で道徳教えてる先生方。
posted at 2010/02/28 12:52:03
lastupdate at 2010/02/28 22:48:43
【学力考 いわての危機・上】社員に「引き算」研修
小学3年生用の計算ドリルや高学年用の漢字ドリル。これらの教材を、携帯電話などの関連部品を作る沿岸部のある企業では、新人研修で使っている。もう10年になる。「かけ算九九さえ満足にできない若者がいる」との悲鳴が以前から現場で上がっていたからだ。
「102―69=941」、「107―48=152」。研修の場で、小学校レベルの引き算ができない高卒の新入社員を見て、社長(63)は、あぜんとした。
研修では、できない社員に対し、上司が付きっきりでマスターするまで指導している。この社長は「学校は何をしていたのか。そう思わずにいられない」と、深いため息をつく。
「ゆとり教育」導入以後、全国的な問題となった子どもの学力低下。だが、本県の現状はとりわけ厳しい。
文部科学省が昨年4月に全国の中学生に実施した学力テストで、中3は、数学Aが全国ワースト3、Bが同4位となるなど国数2教科4科目中、国語A以外で全国平均を下回った。数学Aは2007年の全国学力テスト復活後、3年連続でワースト3に低迷する。
高校生はさらに深刻だ。
17日、花巻市内で県内小中高の教諭らが集まって開かれた県教育研究発表会で、昨春実施の大学入試センター試験の平均点が主要13科目中9科目で最下位かワースト2という結果が示された。
加えて、同じ場で、県教委の佐々木修一教育次長は、昨春卒業した東北6県の高校生の高校3年間の全国模試について、英数国3教科合計の平均偏差値がどう推移したか、民間業者が作った県別のデータを紹介した。
1年生の7月時点で、本県は47・1で最下位。5位の県とは1・7ポイントの開きがある。その後一時回復するが2年生の2月から下降し始め、卒業近い3年生の11月時点では45・5。
東北トップの県でも49・3で平均を下回っているが、トップから5位(48・1)まで1・2ポイント差でひしめき合っているのに、5位と本県との差は2・6ポイントもあった。
偏差値は、1ポイント違うと合格が見込める大学の難易度が一段違ってくるとも言われている。2・6ポイントの開きは、あまりにも大きい。
東北の残る5県からも引き離されている岩手の高校生の学力について、ある高校教諭は「『みちのく一人旅』だ」と自嘲(じちょう)気味に話す。
他方、小6は、昨年4月の全国学力テストで、算数、国語の2教科4科目とも全国平均を上回り、国語Aが全国12位、Bが同9位といずれも上位だ。本県の学力低迷は、中学から始まっている。
佐々木次長は「基礎学力は進学だけでなく、生きていくのに必要なもの。まず、中学の学力を何とかしないといけない」と、焦燥感をあらわにする。
◇
岩手の子どもの学力が危機的な状況になっている。現状と課題を問う。
(2010年2月20日 読売新聞)
続く記事はこれ。
【学力考 いわての危機 中】数学の理解 中3最低
54・4%――。
アンケートで県内の中学3年生が「数学の授業を理解している」と答えた割合だ。昨年4月の全国学力テストの一環で実施され、全国平均は64・9%だった。開きは10ポイントを超す。2007年の全国学力テスト復活以来、本県の中学生は、数学の授業が「わかる」あるいは「どちらかというとわかる」と肯定的に回答した割合が3年連続で全国最低だった。中学3年生のほぼ半分が、よくわからないまま数学の授業に臨んでいる。
このデータは、現場の数学教諭にも衝撃的だった。盛岡市立上田中の佃拓生教諭(40)は、07年秋、全国学力テストの結果が出るのを心待ちにしていた。手応えを感じていたからだ。だが、数学A、Bとも最下位クラスという順位に加え、理解度を尋ねるアンケートも最下位。佃教諭はがく然とした。
全国学力テストの結果を分析すると、正答率が低いグループと高いグループで、四則計算や文字式など小学校や中学1年で学習する基礎、基本を問う問題の正答率に大きな開きがあることがわかった。
そこで、佃教諭は、授業で、分数の割り算なら正解の出し方だけでなく、分数の仕組みも丁寧に説明するようにした。50分の授業中、10分は基礎の確認に充てる。そうすると今度は、授業時間が足りない。佃教諭は、「数学の授業時間は10年前より年に35時間減った。中学でやるべき数学の授業をなかなか進められない」ともどかしそうに話す。
県教委も、中学1年生でのつまずきをなくそうと、08年度、小学6年生と中学1年生向けに「中学校数学準備問題」という問題集を作った。昨年4月末時点の調査では、76%の小中学校が利用し、今後使いたいという回答は9割近かった。
また、小学校から、子どもたちに自分で知る喜びを知ってもらうため、積極的に辞書を活用し始めたところもある。陸前高田市立長部小は、昨年4月から、全児童95人に国語辞典を配り、全教科の授業中、わからない言葉を調べてもらうようにした。同校は読書も呼びかける。
授業内容の理解が進まない原因を県教委は、どうみているのか。佐々木修一教育次長は、「前回習ったことと、その日学んだことの確認は基本中の基本。だが、恥ずかしながら、できていない場合が多い」と授業の進め方に問題があると率直に認める。
(2010年2月23日 読売新聞)
その次がこれ。
【学力考 いわての危機】〈下〉家では「ながら勉強」
大船渡市に住む中学1年生のタカシ君(12)(仮名)は、学校が休みの土曜夜、自宅の勉強部屋にあるこたつでノートを広げた。兄(15)の勉強机もあるが、テレビが目の前のこたつが指定席だ。
テレビからは、お笑いタレントの大きな声が響き、机の上には読みかけの漫画本。視線はテレビとノートを行ったり来たりする。1日約30分勉強するというタカシ君は「いつもこんな感じ」と屈託ない。家族からとがめられることもあまりないという。
「ながら勉強」が、ごく普通になっている。昨年8月に全国学力テストに併せて実施された学習状況のアンケートで裏付けられた。「テレビを見ながら家庭学習をしていた」と答えたのは、「ときどき」も含め、県内の小学6年生で76・9%に上る。高校受験を控えた中学3年生でさえ、半数を超す57・4%だった。
家庭学習の時間も短い。中学3年生の1日あたりの家庭学習時間(平日)は、「1時間未満」の合計が、ほぼ2人に1人の46・9%で、全国平均の34・6%を大きく上回る。県内の小学6年生が34・3%にとどまるということは、中学に入ると家庭学習がおろそかになる子どもが100人のうち12人も増える計算だ。
では、質はどうか。
「自主ノート」や「自学ノート」と呼ばれる手法が、家庭学習で中心的な役割を果たしてきた。教諭は「2ページ分」などと分量を指示する程度で、科目や内容は原則自由だ。自主的な勉強習慣を身につけさせようと20年ほど前から広がり始め、教科担任が課題を指定する宿題に取って代わった。
ところが、県南部の中学校の数学教諭(45)は「自主ノートで数学をやってくる生徒は、ほとんどいません」と明かす。ノートに同じ漢字の書き取りを繰り返すだけ、という生徒も少なくないという。
実際、県立総合教育センターが昨年11月に実施した調査では、県内中学の教科担任の63・6%が、自主ノートの学習効果に疑問を感じていた。
こうした現状から、県教委は、宿題に再び目を向け始めている。北上市立和賀東中では09年度から各教科できめ細かに宿題を出し、生徒の取り組みを4段階で評価している。すると、授業で積極的に質問する生徒が増えてきたという。
8年前に全国で本格導入された「ゆとり教育」の目的の一つも、自主性を育むことだった。しかし、学習塾「M進」盛岡本校の高橋栄一講師(35)は、「最近の生徒は、自分から学ぶ姿勢に乏しい」と分析する。
「自主」や「ゆとり」という言葉は耳には心地良く響く。でも、その裏側で、見落としてきたものはなかったか。基礎学力の低迷という厳しい現実は、学校と家庭に自らを見つめ直すよう迫っている。
(この連載は、中島幸平、吉田拓矢、工藤武人が担当しました)
(2010年2月24日 読売新聞)
一部の進学校を除いて、学校、特に小・中・高が何をしてきたかは、はっきりしている。成績に関する「粉飾決算」をしていたの一言に尽きる。学習内容がマスターできていない生徒を進級させ卒業させて続けてきた。何も岩手に限った話ではない。
まともな学力試験を課す大学に進学する人達は勉強する機会があるから学力を向上させるチャンスがあるのだろうけど(それでも大学全入とAO入試の横行で危なくなっている)、粉飾決算成績判定&受験勉強の機会無し、なら、学力がどうなるかは誰にだって想像がつく。四則演算の補修を会社でしたくないというのなら、受験勉強を通過した大学生を雇うしかない。あるいは、高卒の入社試験に小学生レベルの算数の問題を課して選別するか、どちらかだろう。会社で無理にフォローしようとせず、出来の悪いのは試験で落として突っ返す方針でいった方が、教育現場に対して「何が問題か」をきっちり突きつけることができるはずである。小学校で学ぶべき事は小学校が責任を持って、習得するまでやらせなくちゃいけない。習得してない人を卒業させた結果、その次の学校が尻ぬぐいする羽目になるとうというのは間違っている。中学、高校についても同様。
また、数学が出来なきゃ就職できない、というメッセージを伝えることも大事なんじゃないかなぁ。数学は社会では役立たない、といった間違った偏見をただすためにも。
posted at 2010/02/27 01:21:55
lastupdate at 2010/02/27 01:30:18
これまで支援があったことの方が驚きだが、支援を止めるのは良いことである。プラセボのために保健の金を投じる余裕など無いだろうから。
それはともかく、ホメオパシーがプラセボ以上に効くという印象を与える行為はすべて患者への騙しだろう。世の中、騙されることに金を払って無問題な場合もあるが、それは、金を払う側がそのことを知っている場合だけである(フィクションを読んだり観たりするために金を払うなど)。ホメオパシーが「プラセボ以上の効果は何も無い」ことを患者に十分に説明し納得させた上で使われるのなば、患者に正しい情報を与えている(インフォームドコンセントが十分である)ことになるが、そうでないものは患者を誤認させていることになる。
posted at 2010/02/26 13:25:46
lastupdate at 2010/02/26 15:54:55
関係のない話題にフォローしている時点で程度が知れるわけだが、そのまま続けても話が混乱するので、こちらに引用して、コメントは削除する。
磁化水」計測に成功 (by 愉快犯)
http://www.minusionwater.com/magwatermeasurement.htm
なんていう記事が吉岡さんのサイトにありましたよ。
水商売ウォッチングの反論が楽しみ!
あんたの科学者の端くれならくだらんことばかりブログに書いてないできちんと科学者らしいコメントを述べよ!
at 2010/02/17 23:10:38
これについては、既に掲示板で話が済んでいる。
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/bbs01/showthread.php?mid=27577&form=tree
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/bbs01/showthread.php?mid=27567&form=tree
ソースが日刊工業新聞なのだけど、掲示板の方にも書いたように、この新聞のこの手の取材記事は、とんでもないものが出ることがあるので信用ならない。かつて、取材される側にいた時の経験からすると(当時の軽部研究室は、紙面が埋まらないと「話題ありませんか」と記者が来るような所だった)、マユツバとか話半分以下だと思う方がよい。私が遭遇したケースは、確かO157の食中毒が問題になって、検査法の開発が必要だという時の話である。同じ研究室の人がこれまで別のDNAについてやってきた分析方法でO157もターゲットにする計画を考えていた、程度の状態で、新聞に出た記事は、既に検出キットの開発が行われていて今にも実用化できる、ってニュアンスの代物だった。さすがにこれはまずいだろうと、取材に応じた担当者が青くなっていた。こういうことがあるので、日刊工業新聞の取材記事であっても、新聞記事はまずあてにならない。
問題の件は論文のアブストラクトは公開されていて、見ることができる(掲示板の議論の方にアブストラクトへのリンクがある)。それによると、使った水は"Sample water (public drinking water)"となっている。これでは、水の中にどういう不純物が入っているかわかったものではない。微小な効果の測定になればなるほど不純物のコントロールが難しくなるのだけど、著者がそのへんをどう考えているのかがまったくわからない。本文を見ないと何とも言えないのだけど、磁気水界隈では、実験に使う水処理の仕方を変えると結果が変わったという話もちらほらある。水の精製が足りないと、何を測定しているかさっぱりわからないということになる。
現状の磁場の水に対する効果の測定は、pure waterを使って、溶存酸素の濃度を制御するといった精度で行われている。飲料水などという曖昧なものでOKというやり方をとってはいないのである。
ついでに言うなら、研究者の1人は、昔はまともだったかもしれないが、最近は、気功エネルギーの研究をしていて、代替医療の怪しい方に首まで浸かっているように見える。普通に考えて、話をそのまま信用していいとは思えない。
それよりも何よりも、一番笑えるのは、吉岡氏がこの記事を得意気に出していることの方である。
特商法や景表法によると、商品の効果についての合理的根拠は、販売開始時に備えている必要がある。条文には書かれていないが、根拠の提出を認められてから提出期限までが短いので、根拠を求められてから実験したのでは間に合わないようになっている。従って、法は、販売開始時に合理的根拠を備えるよう求めている、と考えるしかない。
仮に、この論文がまともだった場合、吉岡氏のこれまでの販売が違法であったことを補強する証拠になるだけである。
「今回初めて論文になるような段階のものであった」=「それの論文が出るまで合理的根拠を示す方法がなかったし、かつ、その論文が出てもまだその検査方法等が標準的な方法と認められたわけではない」が成り立つので、論文が出る以前から売ってた吉岡氏は、合理的根拠もないのに思い込みに基づいて違法な販売をしていたという結論になる。
販売が合法であることを言いたいのなら、今頃新しく出た論文を紹介していたのではダメで、「販売する10年も前から論文レベルの話は終わって評価方法その他が確立してました」という顔をしていないといけない。まあ、出来ないだろうけどね。
つまり、問題の記事を引用することは、華麗に吉岡氏の首をしめることになるのだけど、自分で自分の首をしめている事実にご本人だけが気付いていないということになる。
posted at 2010/02/18 00:39:02
lastupdate at 2010/02/18 11:42:45
昨年3月の教授会で、私が申立人になった分の結果が出たので、教授会終了後1週間以内位に、確定した報告書について、保有個人情報の開示請求の申し立てをした。備え付けの書面で、窓口に行って手続きしたので、手続上の問題は無いはずである。
ところが、今に至るまで無視され続けている。情報開示もなく、遅れるという連絡すら無い。情報開示請求に対する対応としては、怠慢の極みである。もう十分待ったし、常識的に考えて、そろそろ訴訟をして情報をいただくことにしても良い頃だろうと思い始めていたら、金沢大の別の先生もトラブルに巻き込まれている模様。
情報を広く知らされることを望んでおられるようなので、URLを記載。ただ、安川氏の側で訴訟資料を整理したものが見当たらず、blogだけでは状況がよく分からないので、今の段階では私からは特にコメントはしない。
ご本人からのメールで、URLの紹介のみにしてほしいと言われたのでメール引用してたのだけど削除。私信だと言ってきたが、公開したいURLの内容以外にはプライベートなことを何も書いていないメールを面識のない人間に送っておいて、私信だと言うのはどうかと思う。
訴訟資料は公開しているので、私が書いた「ただ、安川氏の側で訴訟資料を整理したものが見当たらず、blogだけでは状況がよく分からないので」についても、事実に反すると言われてしまった。しかし、訴訟資料の整理については、事件報告スタートPを見ても、私が、実際によくわからなかったので、上記のように書いた部分の訂正はしない。訴状の写しを公開しているところを見ると「(つづく)」になってて、続いている部分がブラウザで見ると上の方に来るので全体を通して追おうとすると読みづらい。また、文章が続くのかと思うと、途中で証拠説明書が入っているので、ちょっと構造が見えづらい。
訴訟資料をまとめたページというのは、私のイメージではたとえばこんなのを想定してるので(←私が作った資料まとめのページの例)。こういうページを作ろうとすると手間がかかるのだけど、安川氏を応援している人も増えているみたいだから、ボランティアをつのってコンテンツ製作をして、一個所にまとめた方が、よりいっそう、後から来た人にとって状況の把握が楽になると思う。
http://blog.livedoor.jp/gardenursing/archives/1251002.html (最新P)
http://blog.livedoor.jp/gardenursing/archives/963456.html (事件報告スタートP)
これは一般論なのだけど、後の民事を見据えて、関係者に告訴可能な行動があったら、有無を言わさず刑事事件にしておくというのも一つの手だということも頭に入れておいた方がよい。相手の行動に依存するため、常に使える方法ではないが、検察庁にまで証拠を残しておけば、それなりの牽制の効果はあると思う。
泥仕合だろうと何だろうと、組織内にいる敵を倒さないと研究も教育も全うできないというのが現状なので仕方がないだろう。文句は先に手出しをした奴に言ってもらいたい。現場は戦場、武器は法である。
なお、上記のリンク先を見てもわかるように、心を病んでいる学生というのは、誰かを攻撃するのに利用しやすい道具として使われることがある。利用する側は笑顔で近付き、利用される側は最後まで気付かないのだろうけど。地獄への道は善意で舗装されている、って言ったのはマルクスだっけ?このフレーズは、こういう時にも使えるのかしら。
【追記】
安川氏には、「イェーリングの言葉を胸に刻め」というエールを贈っておきたい。
自分の権利が蹂躙されるなら、それだけにとどまらず、自分の人格までも脅かされる。権利のために闘うことは、自分自身に対する義務である。また、国家・社会に対する義務でもある。
学者だから云々とか教員だから云々という話ではない。学問以前のもっと基本的な、法治国家の一構成員としての立場での話である。法的紛争によって法に書かれている権利を本物にするということは、それが必要であり義務だからやるのである。
posted at 2010/02/17 15:46:57
lastupdate at 2010/02/23 11:30:03
某所某ブログで私と私の知り合いが罵倒されまくりらしい。まあ、私は添え物らしいのだけど。
これだけなら別に珍しい話ではないのだけど、罵倒してる人は海外逃亡中で、日本に戻ってきたら逮捕されるのだそうだ。
ところで、海外に居る間は、時効が停止する。
ネットで悪口を書きまくっている間は、海外に居ることが丸わかりになり、従って時効は停止しっぱなしということになるのだと。だから、今回のケースに限り、ネットで罵倒される=悪い奴の時効を停止させる、ということになり、「ただ罵倒される役を引き受けているだけで何故か世の中の役に立ってしまう」という、何だかなぁな状況が実現してしまった。
いやかなり予想外というか想定外というか。
posted at 2010/02/17 03:36:50
lastupdate at 2010/02/17 16:05:45
オタクの彼と付き合ったら、女の価値は下がりますか...彼氏がオタクと判明したら、私だって泣くぞ。もちろん、嬉し泣きに決まっている。
by ishikawa0021
投稿日:2010年2月 2日 16:14 JST
30手前の超奥手オンナです。
このたび初めて、男の人と付き合うようになりました。
4つ年下で、ルックスはどちらかというと童顔でかわいい感じ、
眉毛や髪型、ファッションに気を使っていて、オシャレです。
話す話題も音楽・映画・最近のトレンドネタが多く、とても物知りで、
そんなところに惹かれて自然と付き合うようになりました。
年下のかわいい彼ができて飛び上がるほど毎日が楽しかったのですが、
付き合って3か月くらいで、彼の本性が出始めました。
オタクなんです。秋葉原にいるような感じです。
見た目は変わっていないのですが、アニメやコスプレが好き。
そういうイベントにも実はこっそりと顔を出しているみたいです。
そして、、パソコンの壁紙が
ピンクや紫色の髪で巫女さんの格好?したキモチワルイ、アニメ絵。
これを見たときは、あまりにショックで泣きそうになりました。
私がアニメを快く思っていないのを彼がうすうす勘づいたのか、
今年最初の初詣は一緒に行ってませんし(彼は一人で行ったらしいです)、
お休みの日にたまに合うぐらいになってきました。
おしゃれな彼なので、友達にも紹介していたのですが、彼の本性を知るにつれ、
横にいる私も同じような人種に見られている気がして、怖くなってきました。
そもそもオタクだったら最初にあったときに言って欲しかったのに。
私、恋愛経験が少なくて不安なことばかりで・・・。
結婚も視野に入れているつもりなんですが。
彼は優しいし、好きです。でも彼の本性を友達に知られたときに、
私の価値も下がるような気がするんです。
オタクの彼と付き合っている女は、価値が低いですか?
posted at 2010/02/06 17:38:44
lastupdate at 2010/02/06 17:39:29
まずは、「その科学が成功を決める」リチャード・ワイズマン (著), 木村 博江 (翻訳) 、文藝春秋、978-4163721507。
」自己啓発本に対する批判本。実験心理学の研究結果が紹介されている。
実験I 「自己啓発」はあなたを不幸にする!見出しだけで判断すると、それもまた誤ったイメージを持ってしまうかもしれない。買って読めば、自己啓発本に毒された人向けの解毒剤になるかもしれないし、近くに自己啓発本マニアが居るような人にとっても、防衛方法の1つとして使えるかもしれない。
マイナス思考を抑制しようとすると、人はかえってその考えにとりつかれてしまう
宝くじに当たった人は、幸せではなかった
人間の幸福感のおよそ五〇パーセントは遺伝で決まっていて、変えることができない
実験II 「面接マニュアル」は役立たずだった!
弱点を最初にさらけ出してしまったほうが、好感度はアップする
あなたが思い悩むほど、他人は自分のミスを気にしていない
不特定多数に向けてお願いしても、誰も助けてくれない
実験III イメージトレーニングは逆効果
「プラス思考」の実践者は、ダイエットにも恋愛成就んも失敗する割合が高かった
「試験でいい点をとる自分」をイメージしつづけた学生は、逆にいい点が取れなかった
「ダイエット食品」を食べる人はむしろ太る
実験IV まちがいだらけの想像力向上ノウハウ
「集団思考」は想像力の欠如をまねく
人間の行動性向は簡単な暗示で大きく変わる
モダンアートを見るだけで、想像力は引き出せる
実験V 婚活サイトに騙されるな
ハードルを高くして「いい女」を装う術は、何の効果もなかった
マニュアル通りの会話をすると異性から最低の評価を下される
大勢の異性からよく思われようとすると、逆に異性は逃げて行く
実験VI ストレス解消法のウソ
大声で叫んだり、サンドバッグを叩いても、ストレスは増すばかり
不愉快な体験のプラス面を書き付けることで、怒りはおさまる
自分は健康だと思い込むと、本当に健康状態は改善される
実験VII 離婚の危機に瀕しているあなたに
いくら夫婦間で話し合いを重ねても、関係改善に効果なし
夫婦で一緒にゲームをするだけで、恋人時代の感情は甦る
ぎくしゃくした関係は、自分たちよりダメな夫婦を思うことで改善できる
実験VIII 決断力の罠
意思決定を集団で行うと、リスクの高い決断になりやすい
人間は「したこと」より「しなかったこと」で後悔する
正直者とうそつきを見抜く絶対的方法は存在しない
実験IX 「ほめる教育」の落とし穴
ほめられて育った子供は、失敗を極度に恐れるようになる
「がまんすること」を覚えた子供は、挫折しても立ち直れる
子供をおどして注意すると、逆に禁じられた行為をしたがるようになる
実験X 心理テストの虚と実
筆跡鑑定による性格判断は間違いだらけ
人間の性格は、ある程度まで生まれた順番に左右される
性格は指の長さにあらわれる
「代替医療のトリック」、サイモン シン (著), エツァート エルンスト (著), Simon Singh (原著), Edzard Ernst (原著), 青木 薫 (翻訳) 、新潮社、978-4105393052。

タイトルの通りの内容の本で、よくまとまっている。第1章が科学的考え方についての解説になっている。
第I章 いかにして真実をつきとめるか代替医療について批判を加える際の、基本的な文献の1つになると思われる。
壊血病、英国水兵、瀉血の臨床実験/科学的根拠にもとづく医療/天才の一打
第II章 鍼の真実
プラセボの威力/盲検法と二重盲検法/試験される鍼療法/コクラン共同計画/結論
第III章 ホメオパシーの真実
ホメオパシーの起源/ハーネマンによる福音/ホメオパシー------隆盛と衰退、そして復活/『ネイチャー』事件/臨床試験に付されるホメオパシー/結論
第IV章 カイロプラクティックの真実
科学的根拠にもとづくお茶/患者をマニピュレートする/骨接ぎ万能療法/注意してほしいこと/カイロプラクティックの危険性/代替医療の危険性
第V章 ハーブ療法の真実
ハーブの薬学/一番大切なのは、害をなさないこと/思慮ある人たちがなぜ?/実際に経験したのだから疑いようがないという心情
第VI章 真実は重要か?
プラセボ------罪のないささいな嘘なのか、医療として不正な嘘なのか/効果が証明されていない、または反証された医療を広めた責任者トップテン/代替医療の未来
付録------代替医療便覧
より詳しく知りたい読者のために
謝辞
訳者あとがき
posted at 2010/01/31 10:52:25
lastupdate at 2010/01/31 11:42:40
ところが、最近になって気がかりな話が伝わってきた。血液サラサラの写真を撮るためには、針などでわずかに傷をつくって(耳たぶや指など)血液を採取するといったことをするのだけど、この採血の器具を使い回ししていた業者が居たという話でである。ごくわずかの傷であっても、他人の血液に触れた器具を使うと、感染症の危険、例えばポピュラーなところでは、C型肝炎に感染する危険がある。
マイナスイオングッズ、及びその他の健康グッズの売り込みを受けた際に、業者に勧められて、医療機関以外で血液サラサラの写真を撮ってもらった覚えのある方は、医師の診断を受けることをお薦めする。
針等の使い回しをしていた業者が中には混じっていて、「マイナスイオンで健康に」などと言っている間に、C型肝炎に感染させられている可能性が否定できない。C型は放っておくと命に関わるので、早めに発見して手を打たなければならない。他の感染症についても同様である。
私のところで、具体的に証拠を押さえられないこと、血液サラサラの写真を撮るという販売手法は全国的に行われたために、他にも採血器具のずさんな管理をした業者が居たかもしれないことを考慮し、注意喚起ということでここに書いておく。もし、家族・親戚・友人知人で、過去に、マイナスイオン製品の販売業者や健康グッズ販売業者に、血液サラサラの写真を撮って貰った人がいたら、医療機関に相談するように注意を喚起してほしい。
この懸念は、実際に検査をされちゃった人に届かせる必要があるので、できれば、いろんなところで話題にして、必要な人に伝わるように協力していただければと思っている。じっくりでいいので情報を浸透させることを手伝って欲しい。
検査して異常が何も無ければハッピーなのだが、マイナスイオンの流行やマイナスイオン商法が原因で、知らないうち命に関わる感染症にかかったのでは、目も当てられない。C型肝炎についての詳しい情報は、「C型肝炎」にあるし、厚生労働省のページにもQandAがある。血液サラサラの大流行からの時関経過を考えるに、今ならまだ間に合うだろうから、早期発見に努めて欲しい。
宣伝目的で血液サラサラの話に乗っかるような科学的判断力の無い業者が、採血器具の管理の方は科学的(=医学的に)に安全な方法で行ったと考えるのは、いささか楽天的過ぎるだろう。とりあえずは疑ってかかるしかない。
【追記】
黒影さんのところで「血液サラサラ詐欺の被害者にウイルス性肝炎感染の恐れあり」がアップされました。過去に、医療機関でさえ採血器具部品の使い回しが行われていたことの記述や、採血器具の図入りの解説など、大変分かりやすく書かれています。このエントリーをごらんになった方は、ぜひ、黒影さんのところも併せて読んでくださいますようお願いいたします。
posted at 2010/01/21 22:51:58
lastupdate at 2010/01/25 13:26:10
水に感謝する云々、マイナスイオン云々、コラーゲン云々などなど枚挙に暇はありませんが、こうして名前がつくと対立構図がはっきりして、喧嘩しやすい状況ができるわけですね。じゃんじゃんやってほしい。まずこの部分が、さっぱりわからない。水に感謝云々が水伝のことなら、教育現場にオカルトかつ不道徳な内容が道徳を標榜して堂々と持ち込まれたことと、浄水器や活水器のインチキ検査法として使われたことが問題である。マイナスイオンについては、消費者被害を発生させて、行政処分をくらった業者が出ている。筆者のtaraさんが言ってる「喧嘩しやすい状況」てのが想像つかない。喧嘩になる時って、既に現実の被害が発生して、特商法違反だ景表法違反だ金返せ、と法的紛争に突入してたりする。「喧嘩しやすい状況」が、「速やかに提訴して金を返して貰いやすい状況」のことなら、多分、コミックサイエンス云々を持ち出したって実現しない。単に議論しやすい状況というだけの意味しかないなら、別にこれまでだって「喧嘩しづらい状況」でもなかったので、何が良くなるのかがわからない。
人間にとって何が大事かという問題なのです。もちろん、それが詐欺的に使わるのは良くないとは思いますが、霊感商法みたいに、科学的であろうとなかろうと詐欺が発生するのも事実。その線引きって、難しくて誰にもできないと思うよ。この部分も大雑把すぎて何が言いたいのかがわからない。人間にとって何が価値あることかというのは、そもそも線引きして決めるようなものではない。一方、詐欺のやり方や商材は様々で、その中にニセ科学が使われることもある、という位置づけになっている。
刑法上の詐欺罪の方は構成要件が決まってるし、民事上の詐欺は民96条の適用を考えることになる。どちらもこれまで裁判所で山ほど線引きした例があるので、「難しくて誰にもできない」というのは明白な誤りではないか。霊感商法の方は紀藤先生や山口先生(LINK総合法律事務所)を始め、他にも各地の被害対策の弁護団や弁護士さん達が活発に活動して被害者救済に動いているが、これだって裁判所で線を引くことになるし、引いてきた積み重ねがある。
でも議論って大事だから、コミックサイエンスという俎の上で喧嘩が繰り広げられるのは賛成。多分、現実の俎がどこかにあるとしたら、その俎のかなりの部分は、きっと裁判所までつながっている。
「コミックサイエンス撲滅宣言」には、次のような一節がある。
しかし、科学者や、そこに近い領域で生活している人たちは、ここで一度立ち止まって考えてみてください。科学者は、事実を前にしたときに、その事実に対して敬虔であるべきだということを知っているはずです。事実を尊重しなくてはいけないことを知っているはずです。科学とは、事実をさまざまな角度から見て、その背後に隠されている真理を理解することのはずです。私たちが、世の中に横行しているコミックサイエンスを黙認、許容することは、捏造、インチキ、擬似科学を受容することと何も変わりはないのです。確かに、「絶対にコラーゲンが肌に良い効果を及ぼさない」とは言い切れないかも知れません。しかし、「ほぼ間違いなく、良い効果は得られない」ことは知っているのです。そのことについて黙っていることは、事実に対する冒涜ではありませんか?そして、それを許容することは、自らの科学者としての存在意義を否定することになりはしませんか?まさに、私は、自分の研究分野が水・水溶液だったので、水について、ここに書かれたようなことを実行してきた。その結果、逆恨みされるは訴えられるは、こっちからも訴えるは、法的紛争を積み重ねることになった。母校が訴えられた訴訟では、私と私の師匠が独立当事者参加し、磁気活水器は師匠と折半で購入し実験までした。業者の請求は棄却され、判例時報と判例タイムズにも掲載された。
活性水素水に批判的な仕事をした研究者は、頼んだ覚えのない実験器具がいろいろ届くという、刑法上の業務妨害にあたるような嫌がらせをされた。その方には、警察に行って被害届けを出すように言った。
10年やってわかったことは、結局、業者の利益に反することを主張するのなら、嫌がらせで提訴されても和解などせず裁判所で徹底的に争うつもりでやらないといけないのだろうということだった。だから、若い大学院生やポスドクの人達が、私と同種の主張や活動をしたいと言った時に、私は「訴訟を受けとめられるだけの知識と人脈(弁護士とか)と経済的基盤を持つまでは、あまり踏み込んだことは主張するな。主張の仕方も直接業者と争わなくてもよいような形に工夫すべき」と助言してきた。ニセ科学を問題だとして活動してくれる人が増えることは嬉しいが、実行した場合に負うリスクを正しく理解してからでないと、結局、その人が不幸になってしまう。また、訴えられても勝てる範囲で書くというのも、知識や慣れが必要である。実のところ、私が何とかやってこれたのは、師匠の冨永教授の理解が得られたことと、私自身がもともと法律好きであったことが大きかったりする。大抵の場合は、科学者の言うことなどスルーして商品を売る方が利益になるのだけど、中には脅す方に情熱を燃やす人も居たりして、ひっかかった場合はそれなりに時間も金もかかることになる。
上の撲滅宣言の文章は(残りの部分も含めて)、何だか無責任に科学者をたきつけているだけのように見える。実際に実行した場合に科学者が負うリスクを見積もっての発言とは受け取れない。だから、読んでいてあまり気持ちは良くない。軽々しく一派を作る音頭だけとって、集まった科学サイドの人達に十分な説明なしにリスクを負わせる結果になりそうだからだ。
まあ、先に実践(ひょっとして実戦?)して、他の科学者に向かって「どんどんやるべき」と言い出せそうなポジションに居る人が、これまでそういったことを言わなかった理由というものを全く想像してないんだろうな、と。一派を作らなかった理由は既にpoohさんが考察してるけど、もう一つ別の理由としては、紛争に巻き込まれるリスクを考えると軽々しく人を誘えないってのがあるんだよねぇ。自発的に始める人は覚悟済みだろうけど。
【追記】
いざ紛争に入った時に、ニセ科学を問題にする側が争いやすくて勝ちやすい状況を作るというのも必要で、この状況は法律の実務家に届く方法で作らないといけない。このために、神戸の裁判では、単に原告の請求棄却の判決をもらだけじゃんくて、判例時報掲載や判例タイムズ掲載を狙っていた面がある。判例時報の方は、名誉毀損が成立しなかった判断の例として取り扱ってくれたし、判例タイムズの方は裁判所が当事者参加が認める場合の基準について解説してくれた(つまり所属組織に対して訴訟を仕掛けられても裁判所で防衛する道がついた)。これで少しは争いやすい(逆に、ニセだと指摘された側にとっては訴えづらい)状況を作ることに役立ってくれればと思っている。
【追記】
キーワードで検索して販売側よりも上位になったり、大体同じ順位でサイトが出てくるようになると、クレームが来ることが多いような気がする。これまでの経験によると、検索して自社製品の批判の方が先に出る、ということになると、販売側はかなり気になるらしい。だから、例えば「コラーゲン」で検索して、コミックサイエンスのサイトが結果の1ページ目の上位に来ると、コラーゲン関係を売ってるところから営業妨害だというクレームが出てくる可能性が高くなる。そこまで検索の順位を上げられれば活動の成果があったということだし、そのクレームをどうはねのけるかでその後が決まるんじゃないかなぁ。
posted at 2010/01/18 23:53:06
lastupdate at 2010/01/20 01:06:11
治療受けさせず乳児死亡 宗教信者の両親に殺人容疑
低体重で、アトピー性皮膚炎を患う生後7カ月の長男に治療を受けさせず、感染症で死なせたとして福岡県警は13日、殺人容疑で父高月秀雄容疑者(32)と、母邦子容疑者(30)=いずれも福岡市東区唐原=を逮捕した。県警によると、2人は福岡市に本部がある宗教法人職員で、信者。手をかざす「浄霊」と呼ばれる行為で長男を治そうとしていたという。
親が合理的な理由なく、子どもに治療を受けさせない問題は「医療ネグレクト」と呼ばれ、児童虐待に当たる。県警によると、両容疑者は「自然治癒能力を信じており、手かざしで治ると思っていた」と供述している。
逮捕容疑は、昨年2月に生まれた長男嘉彦ちゃんの体重が減り、アトピー性皮膚炎の悪化で感染症にかかりやすい状態だったのに医療機関を受診させず、同10月9日、細菌感染による敗血症で死なせた疑い。死亡当日は、嘉彦ちゃんが息をしていないのに秀雄容疑者が気付き119番。病院から「医療ネグレクトの疑いがある」と通報があり、県警が捜査していた。
西日本新聞の記事より。
宗教理由に長男治療せず放置 両親を殺人容疑で逮捕
2010年1月13日 20:01 カテゴリー:九州 > 福岡 社会
生後7カ月の長男に適切な医学的治療を受けさせずに死亡させたとして、福岡県警は13日、殺人の疑いで、福岡市東区唐原4丁目、宗教法人職員高月秀雄容疑者(32)と、妻の同、邦子容疑者(30)を逮捕した。2人はともに同区に本部がある宗教法人の長年の信者で、同法人は近代医療を否定している。県警は、宗教の教えを理由に子どもに必要な治療を拒んだ「医療ネグレクト」に当たると判断。関係者によると、児童虐待をめぐり、医療ネグレクトを殺人容疑で立件するのは異例という。
2人の逮捕容疑は、長男嘉彦ちゃんが発育不十分で重いアトピー性皮膚炎などを患っていたのに、法人が提唱する手をかざせば病気が治癒するという「浄霊(じょうれい)」をしただけで、適切な治療を受けさせないまま放置。昨年10月9日夜、自宅で敗血症により死亡させた疑い。
秀雄容疑者は「病院に行く判断が遅れた」、邦子容疑者は「今まで通りの育て方で治ると信じていた」と供述。いずれも容疑を認めているという。県警によると、嘉彦ちゃんは3400グラムで出生し、死亡時は4300グラム。7カ月児の平均体重の半分ほどだったという。
この宗教法人の顧問弁護士は西日本新聞の取材に対し「(法人は)近代医療を否定しているが、病院を受診をするかは個人の自由で強制はしていない」としている。
=2010/01/13 西日本新聞=
毎日jpの記事より。
殺人容疑:7カ月の長男受診させず 宗教法人職員夫婦逮捕
福岡県警は13日、衰弱した生後7カ月の長男を受診させず殺害したとして、いずれも宗教法人職員の福岡市東区唐原4、高月秀雄容疑者(32)と妻邦子容疑者(30)を殺人容疑で逮捕した。県警によると、自然治癒による回復を教えとする宗教の信者で、手かざしなどによる「浄霊」と呼ばれる方法で治そうとしていた。「医療行為を受けさせればよかったと後悔している」と、大筋で容疑を認めているという。
逮捕容疑は、アトピー性皮膚炎を発症した長男の嘉彦ちゃんに適切な診療を受けさせず、昨年10月9日午後8時ごろ、感染による敗血症で死亡させたとしている。
県警によると、嘉彦ちゃんは母乳などの食事は与えられていたが、アトピー性皮膚炎で衰弱し、食事がとれない状態だったという。県警は治療を受けさせなかったことが死亡につながったと判断し、殺人容疑での逮捕に踏み切った。
同10月9日夜、嘉彦ちゃんの意識がもうろうとしていることに気付いた秀雄容疑者が119番したが、搬送先の病院で死亡が確認された。死亡時の体重は通常の乳児の半分程度の4・3キロしかなく、アトピーで体の皮膚の多くがはがれた状態だった。病院が診療を故意に受けさせない「医療ネグレクト」の可能性があるとして県警に通報した。
秀雄容疑者は調べに対し「病院に行こうと思ったが判断が遅れ、見殺しにしてしまった」と供述している。邦子容疑者は「自分も母親に同じように育てられており、自然の力で絶対に治ると思った」と話しているという。
毎日新聞 2010年1月14日 0時20分
貧困の連鎖が問題になっているが、これは、「情弱の連鎖」とでも言うべきなのか。
nikkansportsの記事より。
乳児死亡で両親入信の「新健康協会」捜索記事を印刷する
福岡市で昨年10月、低体重でアトピー性皮膚炎の乳児に手かざしによる「浄霊」をし、病院での治療を受けさせずに死なせたとして殺人容疑で父高月秀雄容疑者(32)と母邦子容疑者(30)が逮捕された事件で、福岡県警は14日、2人が入信し、職員として勤務する福岡市東区の宗教団体「新健康協会」総本部を関係先として家宅捜索した。
県警によると、死亡したのは両容疑者の長男嘉彦ちゃん(当時7カ月)で、両容疑者は「手をかざせば治ると思っていた」と供述。秀雄容疑者は小学生の時から、邦子容疑者も中学時代からの熱心な信者で、両容疑者の親も信者だった。
ほかの複数の信者も嘉彦ちゃんに手かざしをしていたといい、県警は教義の内容や、死亡までの経緯の把握を進める。
新健康協会のホームページや捜査関係者によると、同協会は九州をはじめ北海道や関東、関西地方などに支部など70カ所以上の関連施設があり、約1万人の信者がいる。
一方、保健師らが市の家庭訪問事業で、両容疑者の自宅を2回訪ねながら嘉彦ちゃんと会えず、体重減少などの異常を把握できていなかったことも判明。親が子どもに治療を受けさせない「医療ネグレクト」は身体的虐待と比べ周囲が気付きにくく、ハイリスク家庭の把握には訪問事業が重要な機会で、今後に課題を残した格好だ。
福岡市によると昨年5月、乳児がいる家庭の育児相談のため民生委員が訪問。邦子容疑者から「赤ちゃんが泣いていて手が離せない」と断られ、嘉彦ちゃんの様子を確認できなかった。同9月には、嘉彦ちゃんが4カ月健診を受けていなかったため保健師が訪問したが留守だった。市の担当者は「結果として見逃してしまったことは残念」としている。(共同)
[2010年1月14日11時39分]
ニセ科学、特に医療分野のインチキは、財産的損害だけでは済まず、他人の命まで奪うのでシャレにならない。
posted at 2010/01/14 21:57:32
lastupdate at 2010/01/14 21:57:32
「がんに効く」ゲルマ温熱器を無許可販売、容疑の経営者ら逮捕製造費用40万円のものを345万円で販売とは……。詐欺ってやっぱりぼろい商売だなぁ。
「ゲルマニウムががんに効く」などとうたい、医療機器を無許可で販売したとして、兵庫県警生活経済課などは6日、同県尼崎市の医療機器製造販売会社「ルルドゲルマニウム」実質経営者・田中好信容疑者(59)(同県伊丹市)を薬事法違反(無許可製造販売)容疑で逮捕した。この医療機器を製造したとして、大阪市北区の同「プロテックフジ」社長・和田正記容疑者(55)(大阪府豊中市)も同法違反ほう助容疑で逮捕した。2人は「(国の許可が必要な)医療機器ではなく、健康器具だ」などと容疑を否認しているという。
ル社はホームページ(HP)で「腫瘍(しゅよう)や脳梗塞(こうそく)にも効果的」などと宣伝し、会社を訪れた客らに、約2年間で約40台(約5000万円)を売り上げていたという。
捜査関係者によると、田中容疑者は2007年9〜11月、和田容疑者に依頼して、厚生労働大臣の許可を得ず温熱治療器「Geジェネワン」3台を約40万円で製造させ、同年12月〜09年1月、68〜34歳の男女3人に計345万円で販売した疑い。
この治療器は、ゲルマニウムを患部に当てて、熱とマイナス電子を照射する仕組みといい、ル社は「疾患のがん細胞を死滅させ、細胞を正常にする」などと効果を説明していたという。ほかに、ゲルマニウムを使ったブレスレットなども販売し、約1700万円の売り上げがあったとされる。
厚労省が04年5月、ゲルマニウム食品の効能をうたった前身会社のパンフレットを見つけ、同法違反の恐れがあるとして県に連絡。県は同年7月に立ち入り調査するなどして、再三指導したが改善されず、09年9月、県警に通報した。
県警は翌10月に同社などを捜索。厚労省は県警からの問い合わせに「同治療器は健康器具ではなく、医療機器に該当する」と回答している。
国民生活センターによると、ゲルマニウム関連の商品やサービスの苦情は多く、「こりの緩和」「血行の改善」などとPRしたアクセサリーに関する相談は、04年4月からの約5年間で約2300件。内容は「効果がない」「皮膚がかぶれた」などが多かった。
同センターは「現時点で、ゲルマニウムの治癒効果に科学的根拠は認められない。購入の際は、健康への効果を期待しないよう注意してほしい」と呼びかけている。
(2010年1月6日 読売新聞)
posted at 2010/01/07 01:09:00
lastupdate at 2010/01/07 01:09:00
今年の年末年始は実に平穏でした。裁判所に走る必要もなかったし。とりあえず某所に引きこもって過ごします。
posted at 2010/01/01 14:28:14
lastupdate at 2010/01/01 14:28:14
posted at 2009/12/22 18:54:14
lastupdate at 2009/12/22 18:54:14















