Feed

関連本2冊

Posted on 4月 4th, 2006 in 倉庫 by apj

 「と学会年鑑YELLOW」「トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS」を購入。
 ……いやあ、買って良かった。特に、RETURNSの方。
 中学生の時、学校の図書室にハードカバーのSFシリーズが2種類入った。昔のことなので出版社2社がそれぞれどこだったかを忘れてしまっている。当時はもっぱら乱歩や正史にはまっていて、SFというジャンルそのものが珍しかったので、勉強もほったらかして、順番に借りて読みまくった。その中で特に面白くて記憶に残っているのが「宇宙船ドクター」(ハリー・ハリスン)ともう一つ、人類全部が失明する話だった。「宇宙船ドクター」は、大学に入ってから古本市を回っていて見つけたので購入し、その後原著もネットで探して購入した。「少年少女向け」に原作が簡略化されてるのかな、と思っていたが、ほぼ原作通り翻訳されていることがわかった。失明話の方は、誰のどういう作品だったか忘れてしまい、どうやって探したものかと思っていたのだが、RETURNSに出ていた。ジョン・ウィンダムの「トリフィドの日」で、映画化されたときのタイトルが「人類SOS」。ずーっと引っかかっていたのが解決したのでちょっとうれしい。


ここからは旧ブログのコメントです。


by 山本弘 at 2006-04-26 19:22:26
Re:関連本2冊

 お役に立てて光栄です。
 apjさんがお読みになったのは、あかね書房「少年少女世界SF文学全集」の中の『怪奇植物トリフィドの侵略』だと思います。記憶に残っている人が多いらしく、「怪奇植物 トリフィド」で検索すると、感想ページがたくさんヒットしますよ。


by apj at 2006-04-53 23:54:53
Re:関連本2冊

山本弘さん、
 ご教示ありがとうございます。時期、シリーズからいっても、おっしゃるものだと思います。なにぶん前のことで、「トリフィド」というキーワードを失念していたため、検索もままなりませんでした。
 とにかく、読み終わるまで物語の中に引き込まれっぱなしになった最初のSFがこの2冊だったので、どう探せばいいかわかって何だか落ち着きました。


by nomad at 2006-04-06 11:03:06
Re:関連本2冊

えーと、昔の小説って、いろいろタイトルが変遷するんで、アレなんですけど「トリフィドの日」「怪奇植物トリフィド」「怪奇植物トリフィドの侵略」と、いくつかのバリエーションがあるんですね。
(マイフェイバリットは「トリフィドの日」)

そういやソラリスも。虎よ虎よ、も。


by 内山荘平 at 2006-04-33 20:08:33
Re:関連本2冊

こんにちわ。

「宇宙船ドクター」懐かしい。「黒い宇宙船」のような、いくらなんでもそれは無理だろう、というストーリー展開ばかりだったジュブナイルの中で、オトナの世界を見せてくれた傑作でしたね。まあ、最後に遠心分離器で特効薬が出来てしまうあたりはちょっとでしたが。

最近はいきなりライトノベルなので、SFマインドより萌えが先行してしまって、子供たちも可哀想な気がします。(余計なお世話だなあ)


by sigito at 2006-05-53 19:14:53
Re:関連本2冊

はじめまして (ずいぶん遅れたコメントで失礼します。)

「宇宙船ドクター」!!! 小学生の時に徹底的にはまったSFです。(内緒ですが、昨年末、◎中の廃棄物から拾って、ようやくGET。)天沢退二郎の「光車よまわれ!」とこの本が、自分のSFとファンタジーの原点だったので、感激。「トリフィドの日」は、筒井康隆の「SF教室」あたりで知って、「トリフィド時代」(創元)で読んだのがはじめかな? 中学校あたりではまったペリー・ローダンは未だに続いてますね・・当初の翻訳がもと山大の先生ということで、友達を介してサインをいただいた記憶があります。

遅ればせながら、このサイトには初めておじゃました新人ですので、自己紹介。山形の某中学校に勤務する理科の教員です。このページは、「水商売ウォッチング」「野尻ボード」や科教協などの流れから自然に漂着。他は森博嗣さんのサイトなどが巡回先です。自分のサイトはしばらく更新していませんが^^;とりあえずの自己紹介は載せています。
今後とも、よろしくお願いします。


by apj at 2006-05-20 07:49:20
Re:関連本2冊

sigitoさん、はじめまして

「宇宙船ドクター」のファンをまた一人発見できてうれしいです。原著はamazom.comを探せば手に入りますね。向こうでも、junior high school向けだったようです。易しい英文なので日本人にはちょうどいいかも。
 ペリーローダンシリーズは、今更手出しをするにはちょっと多すぎなので日和っています。

 あとは、中学生くらいではまったのは、コバルトから出ていたSFアンソロジーの文庫「ロマンチックSF傑作選」とか、堀晃さんの文庫や新書になったものが好きでした。

 今後ともよろしくお願いいたします。