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北朝鮮って一体……?

Posted on 8月 4th, 2006 in 倉庫 by apj

 ZAKZAKの記事より。 

「日本の攻撃には断固反撃、万端の準備できた」と北
北朝鮮の朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は3日、日本政府が米軍の最新鋭の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の沖縄配備を決めたことや、敵基地攻撃能力保有に関する議論が出ていることに反発、「もし日本の軍国主義者が攻め込んでくれば、断固とした反撃を加える万端の準備ができている」と警告した。

 同紙は、「日本のわが国への再侵略は時間の問題となった」と警戒感を示す一方、「再侵略は自殺行為となることを悟るべきだ」と主張した。(共同)

 どこまでおめでたい国なんだろうな北朝鮮は。まあ、大口叩く前にこれまでに日本がやった支援の代金を支払ってもらいたい。第一、放っておいたら勝手に自滅しそうな国にわざわざ軍隊派遣する馬鹿が一体どこの世界に居るのか?軍事力は持つだけで金がかかるが、ドンパチやればもっと金がかかるってのをわかって言ってるんだろうか。
 最後の一行には別の意味で同意する。うっかり日本が北朝鮮を侵略なんかしたら、もれなく大量の難民(反日教育済み)が付いてくる上に、インフラ整備で日本の国力が吸い取られて、国が傾くのはほぼ確実だから、確かに自殺行為だわなぁ。

追試終了

Posted on 8月 3rd, 2006 in 倉庫 by apj

 朝イチで基礎化学演習の追試終了。他の科目やレポートの提出ピークが過ぎて余裕ができたのか、さすがにまずいと思ってちゃんと練習したのか、レポート+2回の試験で類似問題を出しまくったのがそろそろ効いてきたのか、ほとんどの人が合格した。さすがに少し慣れてきたのだろう。
 今回落ちた人は、来週補習を受けてもらい、その後もう一度追試をする予定。1年次の専門必修だから、これを落とすと後でめちゃくちゃキツいことになる。

 まあ、苦手だったり面倒だったりすることも、大学1年のうちなら何とかできるだろうと思っている。みんな若いんだし^^;)。年をとるほど頭の柔軟性は無くなるし、記憶容量も落ちまくるから、こっちは残りカスみたいな脳細胞で商売してるわけで、それはそれでアレなんだが……(大汗)。

 あとは……チームでやってる実験レポートの採点と、教養のレポートの採点(これが数が多いのよ)が来週に集中する見込み。その間に秋学会の用意とか講義がない間しか出来ない「他所行って実験」とかいろいろしないといけないわけで、貧乏暇無しを実感する今日この頃なのだった。

磁気活水器の会社の方の訪問

Posted on 8月 2nd, 2006 in 倉庫 by apj

 磁気活水器の会社の代表取締役社長と技術顧問の方が訪問してこられたのでいろいろとお話する。磁気活水器をスケール防止装置として使うというもので、純水では磁場の効果がなく、電解質やらその他不純物が入っていることが前提であること、結晶成長や管表面の電気化学反応といった界面での効果に対して影響しているだろうということで、まともな方に進んでいるように見えた。体にいいとかおいしいといった話は全く無かったし、水そのものを変えるという話にもなっていなかった。
 水クラスターの話は間違いだということはきっちり説明したが、そういう説明はしていなかった。ただ、浸透圧を変えることで微生物の繁殖を変えるというものが宣伝に出ていたので、本当に浸透圧なのか、それとも磁場を通したことによる不純物組成の変化の効果なのかを実験的に確認しない限り、宣伝に載せるのは危ないのでは、という話をした。その部分はまだ自社でデータを押さえておられず、アメリカの製造元の主張を使っているらしかった。

 科研費の水と磁場の相互作用の研究は、バルクの水ではなく、ナノ粒子や表面に構造があるものと水と磁場の相互作用に舵を切ったようで、こちらも納得いく話である。2年前の研究会でも、バルクの水には効果がないが、何かの表面の影響を受けている水では磁場の効果が出やすい(でもまだはっきりしない)という話があった。この報告書が出ればいろんなことの見通しが良くなるのではないかという話をして終わった。

 同業他社でトンデモ説明をしている会社が山ほどあるが、あれは本気で信じてるのか判断できないのか最初から騙すつもりなのか、何か情報がありますかと訊いたら、そういう会社と接触しようとしたら断られたり相手が行方不明になったりで、同業であるにもかかわらずまだまともに遭遇していないのだという。何か業界内でもいろいろあるみたいです……。

府中市中小企業技術講習会

Posted on 8月 1st, 2006 in 倉庫 by apj

 18時から20時まで、府中市工業技術情報センター主催の府中市中小企業技術講習会で講師をしてきた。話をしたテーマは「製品開発における科学とニセ科学」。物理学会でやった内容を一部変えて、先日学内でやったサイエンスセミナーの内容も使って、全体を作ってみた。
 まず、ニセ科学とは何かという説明をし、いくつかの怪しい話(マイナスイオンとかポリウォーターとか)がどうやって出てきてどういう経緯をたどったかを紹介し、最後は一般的な傾向と対策をまとめた。
 今回、声をかけてくださった方は、遠赤外線の怪しい話でだいぶあちこちとやりあった方であることがわかった。
 主催が府中市なので、ほとんどが都内の企業やジャーナリストの方だったが、大阪から来てくださった方もいてビックリした。水商売ウォッチングの方を読んでくださってるとかで、会社が怪しい方にいかずに済んだとお礼を言われた。

 会社間でも科学っぽいヘンな話はいろいろ持ち込まれたり飛び交ったりしてるようだが、きちんと本物を見分けて、地に足を着けた開発をしてもらわないと困る。また、そういう企業が儲かる社会でないと消費者も困る。変な話に惑わされてそっちに研究リソースを投入するとそれは明らかに損失なので、うまく情報判別をするお手伝いが出来ればと思った。