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グロービートジャパン(ラーメン花月)・平和神軍事件名誉毀損事件で無罪

Posted on 2月 29th, 2008 in 倉庫 by apj

 yomiuri onlineの記事より。

ネットでラーメン店を中傷、名誉棄損問えず…東京地裁

 インターネットのホームページ(HP)で、外食店の経営会社を「カルト集団」などと中傷したとして、名誉棄損罪に問われた東京都大田区の会社員、橋爪研吾被告(36)の判決が29日、東京地裁であった。波床昌則裁判長は「ネット上の個人の表現行為については、従来の名誉棄損の基準を適用すべきではない」との判断を示した上で、「内容は事実ではないが、ネットの個人利用者として要求される程度の調査は行っている」と述べ、無罪(求刑・罰金30万円)を言い渡した。ネット上の名誉棄損について寛容な姿勢を示す新判断で、議論を呼びそうだ。

 判例では、事実に反し名誉を棄損しても、内容に公共性・公益性があり、加害者が真実と信じるだけの「確実な根拠」があれば罪にはならないとされてきた。

 判決はまず、HPの記載内容について「確実な根拠はなく、従来の基準では有罪になるとも考えられる」とした。一方で、「ネットでは被害者が容易に反論できるほか、個人が掲載した情報の信頼性は低いと受け止められている」と、ネットの特殊性を指摘。従来ほど厳格な基準を当てはめるべきではないとし、〈1〉わざとウソの情報を発信した〈2〉個人でも出来る調査も行わずにウソの情報を発信した――場合に名誉棄損罪を適用すべきだ、と述べた。

 橋爪被告については、経営会社の登記や雑誌の資料を集めるなど「ネットの個人利用者に求められる程度の調査を行った」とし、無罪とした。弁護人の紀藤正樹弁護士は「ネット上の個人の書き込みについて新基準を示した画期的判決」と評価した。橋爪被告に対しては名誉棄損訴訟も起こされ、橋爪被告に77万円の支払いを命じる判決が確定している。

 渡辺恵一・東京地検次席検事の話「判決内容を詳細に検討し、適切に対応したい」

(2008年2月29日21時39分 読売新聞)

 画期的な判決、おめでとうございます&お疲れ様でした>橋爪さんと弁護人の皆様。
 この裁判については、酔うぞさんが傍聴に行っておられたし、判決の日は傍聴席が埋まってしまって中に入れなかったらしい。出てきたマスコミの人が電話で無罪だと言っていたのを横できいて、電話で私に第一報をいれてくださった。酔うぞさんの方にもエントリーが上がっている

 年末のリンク忘年会でお会いした時に、橋爪さんから、「刑事被告人」という肩書きの名刺をもらったのだけどw、これで「元・刑事被告人」になるのだろうか。

 いずれ、判決全文はネットで読めるようになると思うが、ネット上の名誉毀損事件の裁判で、課される注意義務の範囲が、従来のマスコミと個人とでは違うという基準が示されたのが画期的である。
 もともと、名誉毀損の基準が出来たのは100年も前で、その頃は「公然と」表現するには、ビラや新聞や雑誌を配る、ラジオで放送するといった、マスコミしか使えないインフラを使わないと不可能だった。表現する側に調査能力もその他の(個人では持てない)力もあるという前提で判断されることになっていたわけで、それを、ネット時代の個人に適用すると、個人にとって過酷すぎる結果をもたらしてしまう。基準の方も見直しが必要なのではないか、ということは、紀藤さんをはじめ、ネットに詳しい人達の間では繰り返し問題点として指摘されてきていた。

 ところで、報道で、「外食チェーンの会社」が「グロービートジャパン(ラーメン花月)」で、「カルト」と呼ばれたのが「平和神軍」だと報じている記事がどれだけあるのだろうか。少なくとも読売の記事は、個人である橋爪氏の名前は出すのに、会社の方は特定していない。報道の姿勢として著しくバランスを欠くように思う。

 今のところ、もう少し詳しい話や議論は次のblogで読める。
弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版。写真入りで、左から紀藤弁護士、橋詰爪氏、山口弁護士。
弁護士山口貴士大いに語る
弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」

【注意】このエントリーでは固有名詞を書いたが、グロービートジャパン、ラーメン花月、平和神軍といったキーワードは、ネット上で書くだけで、削除要求がどこからかやってくる(笑)ということが起きていた。判決で状況が変わったかも知れないが、とりあえず、このエントリーの削除要求については、どういうルートできたものでも公開して対応することにする。
#過去に、前科十犯の脅しの言いなりになってエントリーを削除させた山形大学を信用しろという方がもはや無理なので 😛 。

江原啓之が大学で講義する件

Posted on 2月 27th, 2008 in 倉庫 by apj

 J-CASTニュースより。

江原啓之「大学教授」就任 スピリチュアルではなく「生命倫理」教える
2008/2/26
スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さん(43)が2008年4月から大学の「客員教授」として学生の前で講義する。お得意のスピリチュアル・カウンセリングの講義ではなく、科目名は「生命倫理」もしくは「コミュニティ福祉」あたりらしい。

客員教授として、90分の講義を年間2~3回する

江原さんが講義するのは、08年4月に新設される、旭川大学(北海道・旭川市)の保健福祉学部。同大によれば、江原さんは客員教授として、90分の講義を年間2~3回する予定。科目名は「生命倫理」もしくは「コミュニティ福祉への招待」になる予定で、具体的な講義内容などについてはまだ決まってないという。

しかし、なぜスピリチュアル・カウンセリングの江原さんが大学で講義するのか。
同大入試広報課の担当者は次のように説明する。

「大学側からお願いしたのではなく、江原さんサイドからお話があったようです。江原さんは旭川に縁があるようで、山内(同大山内亮史学長)が共通の知人を通じて、07年7月にお会いしました。江原さんは、看護士からの相談が多く、終末期の患者さんとの接し方などについて相談も多くあるようです。そこで、保健福祉学部が新設されることもあり、『機会があればどうでしょうか』という話になりました」
講義では「スピリチュアル・カウンセリング」について直接扱うのではなく、あくまで「看護婦や看護士の実態や対処の仕方」が主なテーマになるようで、大学側も「スピリチュアル」を扱った講義として広報することはないという。

市民からの反応は賛否両論

江原さんといえば、最近は何かと物議を醸している。

2007年7月28、29日に放送された「FNS27時間テレビ」では、江原さんが、秋田県の美容院経営の女性に対し、亡き父親からのメッセージを伝えてカウンセリングしたところ、内容に不満を持った女性から抗議され、放送倫理・番組向上機構(BPO)が08年1月21日に「人間の尊厳を傷つけかねない」と同番組を批判する事態にまで発展。さらに江原さんも自身の公式サイトで、「フジテレビの番組制作のありかたを遺憾に思います」「私自身はテレビにもしがみついているわけでもありません」と発言していた。

また、週刊文春08年1月24日号では、テレビ朝日系番組「オーラの泉」で、女優の壇れいさんを前に壇さんの父親を霊視したが、壇さんの地元では「父親は生きている」と疑問の声が上がっているとも報じられてもいる。

テレビ番組で人気がある一方、江原さんについては問題情報も取りざたされる中で、地元でも受け止め方は様々なようだ。

「市民の方から興味があるというお問い合わせもありますが、賛否両論といったところです」
と入試広報課は話している。

 例えば、芸術系大学の芸能学科のようなところなら、実際に売れているタレントの江原氏を招くのも有りだと思うが、保健福祉学部はどう見ても違うだろう。単に看護士からの相談が多いからという理由でもって、インチキスピリチュアルを売り物にしていた人物に講義をさせるというのは、受けた人生相談が多いからという理由で占い師を連れてきて倫理学の講義をさせるというのと大差ないし、スピリチュアルの蔓延と間違った権威付けに大学が荷担することにもなる。江原氏については、その芸能活動の欺瞞性が既に批判の対象となりつつあるわけで、この状況で「大学で講義しました」などという実績を与えることは、霊感商法の被害者を間接的に増やす効果しかない。
 江原氏の講義を単位の一部に勘定するというのは、ディプロマミルよりも悪質ではないか。
 また、江原氏が看護士からの相談をきちんと体系的に集めて整理し分析しているという話は全く無いわけで、江原氏が講義したところで、体験談の羅列以上のものにはならないだろう。一方、看護士のような医療系の現場で働く人には、体験談の羅列を受け入れるような考えを持ってもらっては大変に困る。インチキ健康食品や何とか療法を水際で食い止めてもらわないとまずいわけで、その意味からいっても、江原氏に講義をさせるというのは間違っている。

試験問題に使われた

Posted on 2月 25th, 2008 in 倉庫 by apj

 日本著作権教育研究会から書類が来たので、一体何事かと思ったら、「化学」2007年4月号に掲載された「水を取り巻く事象を考える」の一部を、倉敷芸術科学大学の生命科学部生命科学科推薦入試の問題で使ったので、ネットでも試験問題を公開したいという、二次利用の許諾の問い合わせだった。「水からの伝言」が蔓延しているということに対する批判を書いた部分が使われ、文章を読んで議論せよという問題になっていた。
 もちろん許諾しますと返事したが、初めてのことなので、ちょっと驚いた。

レッテルはちゃんと貼れ

Posted on 2月 23rd, 2008 in 倉庫 by apj

 digitalひえたろうさんの「「レッテル貼り」というレッテル貼り」より。

つまり「レッテルを貼ること」が問題なのではなく、レッテルがその内容をどう反映しているかが問題なのだ。

 
 比喩的な意味だけではなく、現実には、レッテルがいい加減だとえらいことになる。大学院生の頃、試薬廃棄処理の作業をしていたら、何やら怪しげな瓶に透明な液体が入っていて、レッテルに曰く「濃硫酸らしい」……orz。その「らしい」って何だよ一体。どうするんだこれ、って散々議論になったのを覚えている。「濃硫酸」と断言しておいて違うものが入っているのと、どっちがマシかというと、捨てる前に確認すべしという注意が喚起されるだけ「らしい」の方がマシではあるが。まあ、「レッテル貼るならきちんと貼れバカヤロー」とその場にいたほぼ全員が思っていたわけで。
 レッテルを貼ること自体は問題無いが、間違って貼るとか、曖昧なものを貼ると被害が発生するので、貼るならちゃんと貼れと。比喩的な意味の場合でも多分これは同じかと。

 ところで、どうして「レッテル貼り」がネガティブイメージを伴う言葉になったのかと考えてみた。思い当たるものとしては、「中身をよく見もしないで間違って貼る」「貼ったが最後訂正しない」「事情により中身が違ってきているのに、貼ってある”レッテルについて”の議論しかしない(わら人形論法の一形態?)」などがある。正しく貼った上で取り扱いも妥当であったならば、「レッテル貼り」にネガティブイメージなど伴いようが無いわけで。
 「貼り方」が妥当かどうかをを問題にしないで「レッテル貼り」などと他人を一律に非難するのはそもそも間違いであるばまりか、間違ってレッテルを貼ったりしたために「レッテル貼り」という言葉がよろしくない意味になってしまったということを、再生産する行為であるということになる。

弁護士に薦められると微妙な本(笑)

Posted on 2月 22nd, 2008 in 倉庫 by apj

 「弁護士いらず 本人訴訟必勝マニュアル 改訂新版」三浦和義著 太田出版
 私が、訴訟に興味を持っているのを見て、絵里タンが薦めてくれた本。絵里タンによれば、面白いって言うコメントだが、代理人が依頼人にこれを薦めると、暗に「次からお断り」を意味してそうでちょっとアレだ。
 薦められた私が慌てて「弁護士要るからねっ!絵里タン要るからねっ!」と叫んだことは言うまでもない。でも本は買ったけど。
 「書式と理論で民事手続」やら「不法行為法」やらの方が読む優先順位は高かったり。(って、リンク貼るためにamazonを検索してたら、「実務不法行為法講義」なんてのも出てるんだな。)なお、「書式と理論で民事手続」は、CD-ROM付きでかなり便利。本人訴訟をやりたい人は持っていた方がいいかも。

【追記】
 著者の三浦氏が、サイパン島で逮捕されたというニュースが。このネタ書いた翌日なんでちょっとびっくり。コメント欄に情報あり。

相談された

Posted on 2月 20th, 2008 in 倉庫 by apj

 午後の会議が終わって部屋に戻ったら、総務から電話が転送されてきた。またクレームかと思ったら(爆)、会社の方からの相談電話だった。
 山野井昇氏について私がウェブに批判を書いていたので問い合わせたということだった。
 以下、相談の内容。会=会社の方。
会「山野井昇氏は東大の先生なのか」
私「教務職員だったはず。研究室は持っていない。医用生体工学講座でも、メンバーのやっているような研究はしていなかったはず。今の身分は事務に確認すると正確にわかる」
会「今は助手になっている。電話もある。しかしいくら掛けても出ない」
私「電話があるかどうかと、教員かどうかは必ずしも関係ない。准教授以上は大抵電話付きオフィスがあるが、学生居室が電話付きのところもあるし、助手の部屋に電話が無い場合もある」
会「サトルエネルギー研究会で山野井氏が活動していて、本もたくさんある」
私「その研究会はニューサイエンスかニューエイジ系の集まり。少なくとも科学ではない。また、言論と出版は自由なので、本はどんな内容でも出せる」
会「微量元素と電子栄養学、などと言われると、科学と区別がつかない」
私「論文の有無で判断しないといけない。ただ、お手盛りの怪しい学術誌モドキもあるから、医学なら医学分野の専門家に、掲載雑誌がまともな学術雑誌かどうかは訊いた方がよい。継続的にどんな学会発表をしているかも参考にはなるが、どんな内容でも発表は可能なので、それだけでは信用できない。本と論文が違うところは、論文には査読があるというところ」
私「ところで、このような問い合わせということは、山野井氏の主張に乗った製品でも作って売るつもりなのか」
会「大々的に宣伝しようかと思っていた」
私「止めた方がよいと思う。特に、マイナスイオンは、根拠がないという批判が既になされているので、今からやるのはちょっと……」
会「マイナスイオンはニセだという批判があることは知っている」
私「それだけではなく、むしろ御社にとってリスクが大きい。もし、理屈がわからないが効果がある、という宣伝をしていたら、何かあって製造物責任を問われた時に、製品は関係ないという立証ができなくて裁判で負ける。科学的なメカニズムがある程度わかっていたら、何か被害が起きても、製品に関係無いという立証ができる。まだ起きていないケースだが、目端の利くクレーマーなら、科学でない製品の宣伝をねらい打ちにするだろう。とにかく気を付けて、変なものを信じないようにしてください」

 科学っぽい嘘を判別するのは、事業者にとっても難しいことがあるようだ。サトルエネルギーであれば、普通に自然科学の素養のある人なら変だと思うはずだが、そういう人が社内に居ないのだとすると、人材の分布も偏っているのかもしれない。

推理する医学

Posted on 2月 19th, 2008 in 倉庫 by apj

 ニセ科学対策の話題で、疫学の例えが出てきたので、疫学……というか公衆衛生学の一般向け読み物を紹介しておく。
推理する医学(1)」「推理する医学(2)」バートン・ルーチェ著、西村書店。
 私が買ってから、新装版が出たらしい。私は、学部の時に買って読んで、公衆衛生というのは、実は大変役立っているのだと知った。
 医学部では公衆衛生の講義もちゃんとあるけど、医学生や医者以外の人間にとっては、医学というとやっぱり自分が直接診察してもらう臨床医のイメージが強いから、印象がうすくなりがちなような>公衆衛生学。

レポートに縛りを入れてみた

Posted on 2月 18th, 2008 in 倉庫 by apj

 共通教育の科学リテラシー(化学A)のレポート。いつもは、自由課題に近い形で「身の回りの科学っぽい間違いを1つ見つけて、何がおかしいか議論せよ」のような出題をしているのだが、やってほしいことを箇条書きにして課題として出してもなかなか「何をすべきか」が伝わらず、書き方がまずいレポートが出てきていた。そこで、今回はちょっと工夫して、型にはめる方向で出してみた。
 まず、テキストに指定した「食卓の安全学」の2章と3章を、節ごとに要約したものを作る課題を出し、次に、「身の回りの科学っぽい間違いを1つ見つけて、「食卓の安全学」で示された判断基準をあてはめて判定せよ」とした。さらに、レポート製作例をプリントで配布した。ここまでやると、何を書けばいいかがきちんと伝わったらしく、指示したことができているレポートの割合が一気に増えて、平均点も上がった。
 それでも、本を要約する場所が全く違う(課題の説明聞いとったんかい!)とか、間違いの例をレポートに添付したはいいが議論するのを忘れているとか(課題が半分しかできてないんじゃ単位は出せないわな)という人がわずかながら居たりするんだけど。

昔を思い出した

Posted on 2月 17th, 2008 in 倉庫 by apj

 朝日新聞の記事より。

山陰、北陸中心に大雪 滋賀でJR北陸線がオーバーラン
2008年02月17日20時06分

 強い冬型の気圧配置となった17日、山陰、北陸地方を中心に大雪となった。各地の気象台によると、17日未明から午後8時までの主な市街地での最大積雪量は、滋賀県高島市63センチ▽同県米原市59センチ▽鳥取市41センチ▽福井市35センチ▽福井県小浜市35センチ▽京都府舞鶴市32センチ▽兵庫県豊岡市32センチなど。

 JR西日本によると、滋賀県内のJR北陸線で17日朝、近江塩津発米原行き上り普通電車が高月駅(高月町)と、4駅先の田村駅(長浜市)で停車位置を約110~140メートル過ぎて止まった。当時、両駅周辺では40~50センチの積雪だったといい、運転士は「ブレーキをかけたが、思ったより滑ってしまった」と話しているという。

 また滋賀県の湖西線近江今津駅(高島市)や北陸線近江塩津駅(西浅井町)などでは、ポイントにたまった雪が原因で切り替えができなくなり、運休や遅れが出た。

 滋賀県長浜市出身なので、何だか昔を思い出してしまった。
 中学の時は、すきま風入りまくり裏口はほとんどオープンな木造校舎だった。こういう寒波が来て大雪になった日、廊下にこぼれた給食の牛乳が凍っていたことがあった。余呉の方に住んでいる先生が2日ほど出勤して来なくて、どうにか出勤してきたら「もう帰れないので今晩は学校に泊まる」と言っていたことがあった。普段自動車通勤の先生が徒歩で来たので、どうしたのかと訊いたら、「朝、車庫の屋根の雪を降ろす方向を間違えて車庫入り口に向かって雪を落としてしまった。そのあと車を出そうとしたのだが時間切れで……」だそうで、笑い話のネタになった。
 高校の時は雪でも自転車通学だったが、この記事のような時には電車かバスを使うことにしていた。その電車(北陸線)が、ポイント凍結で朝8時頃になっても始発も出ていないという日があった。
 バスで行くと、除雪が間に合わず、幹線道路でもタイヤを雪にとられて動けなくなる車がちょくちょく出ていた。すると前後の車からみんな降りてきて押して動かす手伝いをして、また何事もなかったようにゆっくり走り始めた。
 強引に自転車で通学を試みたら、ママチャリの泥よけの部分に雪が挟まって凍り付いて段々タイヤが重くなったので、走りながら足で蹴飛ばしたらそのまま足を挟まれて転んだり、学校まであと数百メートルというところで挟まった雪が本当に凍り付いて蹴飛ばしてもとれなくなったので、すぐ脇のお寺の境内に自転車を置いて、徒歩で雪を突破し、遅刻して教室にたどり着いたらクラスの半分くらいが出てきていなくて、「雪のため午前中で休校にします」となり、こんなことなら家でさぼってた方がよかったと思いながら、自転車を回収して家までたどり着いたのも、今となってはいい思い出である。
 暖冬と言われる前には、滋賀県北部でも、4年に一度くらい豪雪になることがあって、屋根の雪下ろしが必要だった。学校でも、校内雪かきの時間が設けられたことがあった。

 年始の同窓会では、昔、雪で散々な目に会いながら通学した仲間の多くが、変わらず近くで暮らしていることがわかった。郷里の仲間に、豪雪お見舞い申し上げたい。

#東北地方在住なのに、山形はここ数日あんまり降ってないんだよなぁ。あちこち凍り付いてはいるけれど。

代休の筈が見事に潰れた……

Posted on 2月 15th, 2008 in 倉庫 by apj

 推薦入試の代休を今日にしておいたのだが、結局オフィスに出てくることになった。
 午前中は裁判所に行って準備書面を提出。
 午後から、向こうの掲示板の伏せ字処理のため、チャレンジャーさんと上司の常務氏がやってきたので2時間ちょっと話し合って、どこをどうするか詰めた。
シラバスの登録は今日が締め切りで入力しなければならなかったり、とりまとめが必要な分を作ってみたり。