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明日のために……

Posted on 2月 24th, 2007 in 倉庫 by apj

 今晩は大学に泊まりでつ。明日、前期日程のため早朝から招集をかけられているんだけど、バスが遅れたらアウトなので。
遠方にお住まいの偉い先生は、大学となりの付属宿泊施設瑞樹荘をとって泊まるので、昨日辺りから完全に満室になっている。私は下っ端の上、金払ってまで泊まるのはちょっとなぁ、なので、研究室にエアマットとシュラフ持ち込みで過ごすことにしている。今年は雪が少ないので自転車で出てきてもいいんだけど、朝起きたら積もってたり凍ってたりすると遅刻が確実になってしまう。まあ、泊まりになるのは冬場に数日だけ(入試関連と卒論修論発表会くらい)だしいいかな、と。
 でも、本来なら土曜日で休みの筈なので、研究室に出てきたけど仕事は休みにして、入手したてのマジンカイザーイタリア語版を鑑賞中。字幕を、イタリア語、ローマ字表記の日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語から選べるのだけど、とりあえずイタリア語音声+イタリア語字幕で、聞き取りの訓練開始。ところが、字幕と台詞が完全には合ってないし、出てくるタイミングがずれることもあるので、油断してると違うものを聴くことになって、常に緊張して見ることに。でもまあ、内容の半分以上は字幕通りにガチでネイティブのスピードとアクセントでイタリア語が流れてくるので、耳を鍛えるには結構いい教材ではないかと。極端に難しい単語や言い回しは出てこないし、ヘタなCD付き参考書よりは使えるかも。市販の語学教材は、やっぱり一般にしゃべりが遅いんだよなぁ(東進ブックスの「今すぐ話せるイタリア語」シリーズはネイティブのスピードでやってくれるが、他の本の付録CDは間延びして聞こえる)。とにかく、イタリア語文法ハンドブックと、ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典を見ながら画面にかじりついている。もはやアニメを楽しむって状況ではなくなってる気が……。
 イタリア語で見終わったらドイツ語字幕に切り替えて、久しぶりに第二外国語の復習をしようかな。Wolfgang HohlbeinのOPERATION NAUTILUSのペーパーバックがもうじき揃うはずなので、できれば楽に読みたいし。


ここからは旧ブログのコメントです。


by たざき at 2007-02-35 06:51:35
Re:明日のために……

あもうさーん、今夜も大学ですか? Y さんがメールのお返事を待ってしびれをきらしていらっしゃいますよ。


by ちょ at 2007-02-09 23:09:09
Re:明日のために……

はじめまして
ここに質問を書いたものか迷ったのですが、もしよろしければコメください。
身内に水商売をしているものがいるのですが、最近になって型番RW-2という装置を扱いはじめました。
トリムのものから電極周りを多少チューニングしたもののようです。
本人は九大白畑教授の信者で、未だに原始雲状水素を信奉しております。
熱しやすく冷めやすい性格なので今までもいろいろ手を出しては頓挫し、良くも悪くも他人から何か言われるほどの規模で事を成してはいなかったのですが、都度、私が釘を差さないと暴走しがちです。
今回お聞きしたいのは上記製品のセールスデモとして、

1.茶の色が濃くなる。
2.ポドピンヨード液が透明化する。
3.ミニトマトを晒すと水が黄色く染まる。
4.生米を晒すと水が黄色く染まる

ということをやっておりまして、1はアルカリシフトでそのような現象があることを貴殿サイトで拝見しております。
2は実際に還元によって起こっているのだろうと思っていますが原理が判りません。
問題なのは3と4でして曰く「農薬などの有害物質の溶出と出力水の反応の結果である」としております。
この反応についてお心当たりや、別の方法による再現などで反証とできる情報がありましたら、ご教授いただけますと幸いです。
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by apj at 2007-02-25 03:59:25
Re:明日のために……

ちょ、さん
3,4は1と同じ種類の現象ではないでしょうか。色素の発色は一般にpHに依存します。
トマトは、少しでも傷があると色が出てくるはずです。
重曹水で同じ事をして結果が同じならいいのですが……。
ヨードの色ですが、還元水に含まれているのは普通の水素ガス(分子)なので、ヨード水に水素ガスを吹き込んで現象が再現すれば水素ガスの効果、塩基の含まれた溶液を加えて再現すればpHの効果、ということになると思います。
 実験の詳細はわかりますか?ヨードの濃度とか調整の方法はどんなふうになっていますか。


by ちょ at 2007-02-06 09:06:06
Re:明日のために……

お忙しいところ早々のお返事ありがとうございます
実はトマトや米の実験については、まだ私自身も確認できておりません。
前例があれば…とも思ったのですが、どうやら新しい手口(苦笑)なのでしょうか。
身内なので何とか機嫌を損ねずにやっていることにネガティブなことを言わなければならず、難しいところです。
で、あとで一通りのデモ実験をやらせることが出来そうなので、その後お話しさせていただきたいと思います。
私、化学に関する知識は学校で勉学を怠っていた上、さらにそれも古となっているためいろいろ歯がゆい話もあるかと思いますがよろしくお願いしますというか、してもいいですか?
なお、phによる変色については先日大ざっぱなことを試しております。
内容は市販のポドピンヨードうがい薬(有効ヨウ素7mg/ml)を約30倍程度(非常に曖昧ですが濃い番茶か薄めた醤油ぐらいの色)に水道水希釈し、件の機械の出力水とほぼ同量で常温混合攪拌したところほぼ色が消えました。
同じものを約100ccに茶さじ1杯重曹を溶かしたもので同様のことをしましたが、希釈以上の変色が起こっているようには見えませんでした。
また、それぞれについて市販の緑茶飲料(PET入)で変色状況を観察したところこちらは両方に変化(濃変)がありました。
米とトマトについてはそれらの水では反応が出ず、聞いてみたところ、ある程度ゆっくり(濃く)と取水し経時減衰の無いうちに使わないと期待する結果が得られないと言っておりました。
トマトの傷についてですが、ミニトマトをヘタごといれて試験しているようで内部の果汁がしみ出すような状況ではないようです。
ヘタの葉緑素等との関連も確認できていないので、これも後日試験で検証したいと思います。
正直申し上げまして、貴殿の本サイトの内容を読んで、100%理解できてはいないレベルですが、もし、お話におつき合いいただけるようでしたら、そちら様にメールさせていただいてもよろしいでしょうか?


by と at 2007-02-51 18:57:51
Re:明日のために……

ヨウ素の反応の場合、ヨウ素I2が還元されてヨウ素イオン2I-になると色が消えるというのが基本です。
ただし、この反応はpH9よりアルカリ側になると
I2 + 2OH → IO- + I- + H2O
3IO- → IO3- + 2I-
となり、勝手にヨウ素イオンとヨウ素酸イオンになってしまいます。なので酸化還元を議論する時はpH5~9で反応を行う必要があります。
(解説薬品定量分析 第六版を参照しました)

今回使用されているのは水道水なので、次亜塩素酸の酸化力が残っているかもしれない分、重曹水の分が悪かったのかもしれません。

まあ、実際にやったわけではないので参考まで。


by と at 2007-02-36 21:57:36
Re:明日のために……

訂正
>I2 + 2OH → IO- + I- + H2O
I2 + 2OH- → IO- + I- + H2O
ですね。


by apj at 2007-02-11 23:08:11
Re:明日のために……

ちょ、さん
 直接メールしていただいてもいいのですが、いろんな分野の人が見ているという面からは、掲示板
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/bbs01/list.php
に書き込んでいただいた方が、得られる情報が多い場合があります。


by ちょ at 2007-02-08 08:58:08
Re:明日のために……

と さまコメントありがとうございます。
apj さま、そのようですね。
とりあえず、今日3,4やってみました。
ミニトマトを7~8個浸漬、確かにレモンティーぐらいの色が出ました。
重曹のほうは今回精製水で溶かしたものを使用しました。常温だとなかなか溶けてくれないのか、多少溶け残り気味の上澄みで試しましたところ、かなり薄いのですがこちらも色が出るようなのでphによるもののように見えました。
米も色は付くのですが出力水でも出る色が非常に薄いので重曹では無理でした。
お茶の変化もほぼ比例した感じで色が変化しました。
段取りが悪くて重曹水は計れなかったのですが、ph計(精度がイマイチですが)が精製水7.5ぐらいに対して9.9を示していたので重曹水よりかなり強めのアルカリ水になっていたようです。ヨードについては「と」さんの仰るphの範囲外になっている可能性が高く、後半部の式の状態になっていることが予想されますが、これって色が消えるのでしょうか?
一応、本人には「アルカリ化による現象だと思うよ」ということで、まあ納得はしてないみたいだけど無茶なことは言わないだろうといったところでとりあえず落着の感じでした。
ちなみに手品のレパートリーはまだあって、フェノールフタレインを染めてから食パンを入れて中和?させたあと再びアルカリ水を入れて染め直すことで体内がアルカリ化(還元だといってましたが)するイメージとか、油を浮かべて乳化させるなんてのもありました。
見かけはただの水の割に、確かにある意味強力なようですが、ちょっと怖い気もします。
急な私事で明日からネットにアクセスできるか判らない状態なので尻切れになりそうですからとりあえずご報告かたがた…
まずは、ありがとうございました


by と at 2007-02-50 17:02:50
Re:明日のために……

>ちょ さま
>これって色が消えるのでしょうか?
色はI2由来のものなので、反応が進めば消えます。