【水伝警報発令】女性校長会で水伝

 経緯は、ほたるいかのかきつけさんの『教育現場に水のメッセージを』(『Hado』9月号)というエントリー、それから、PSJ渋谷研究所Xさんの校長先生たちに「水からの伝言」講演会【末尾に追記】というエントリーを読んで戴ければわかる。

 関東地区の公立小・中学校の女性校長会で、わざわざ江本を呼び寄せて水伝講演会をやった(7月4日)。
→東京都以外の関東地区6件の公立小・中学校の女性校長が、全校集会等で水伝の講演会をやる可能性が高い。

 水伝はただのオカルトで、科学ではなく、道徳としても失敗作なので、相手にしてはいけません。たとえ、校長先生の言うことであってもです。水伝を真に受けて生徒に話しをしたとしたら、それは単なる校長先生の不見識に過ぎません。集会で水伝の話を校長先生から聞いた人は、そのことをどんどん投稿してください。ウチの掲示板あるいは、kikulogのエントリーあたりにコメントすれば、ある程度情報を集約できます。

 解毒薬(?)としては、
○「水からの伝言」を教育現場に持ち込んではならないとかんがえるわけ(菊池誠、大阪大学)
「水からの伝言」を信じないで下さい(田崎晴明、学習院大学)
○「TOSSランド」(教育技術法則化運動)へのコメント「波動」系水商売を斬るー量子力学の正しい理解のために「水からの伝言」江本氏の主張(天羽優子、山形大学)


ここからは旧ブログのコメントです。


by もとエスペ at 2008-09-05 22:44:05
リンクミスのご連絡

○「水からの伝言」を教育現場に持ち込んではならないとかんがえるわけ(菊池誠、大阪大学)

のリンクが効いていません。URLのおしまいに「/」が入っているためのようです。
修正方お願いします。


by apj at 2008-09-30 00:50:30
修正しました

もとエスペさん、
 修正しました。ご指摘ありがとうございました。


by Cere at 2008-09-23 04:38:23
リンクミスのご連絡

「水からの伝言」を信じないで下さい
へのリンクも間違ってます。
URLのはじめの方に余計な「http//」が混ざってるのが原因ですね。


by apj at 2008-09-36 06:16:36
修正しました(><) 間違い多すぎです、自分(><)
直しました。


by complex_cat at 2008-09-21 00:44:21
3点セット

セットのリンク先,改めて披瀝有り難うございました。
実際笑い事ではなく,数年前,長男のクラスで水伝授業がありました。先生は,とても熱心な先生で,我ら親子入学時からとても恩義のある方だったので,すぐに,この3点セットの幾つかを出力して長男に持たせました。研究熱心でも,ネット無縁で生活しておられる先生も,今時ですが,お出でになります。
 失礼とかではなく,大事に思う担任の先生だったので一瞬の躊躇はありましたが,それまでに構築した信頼関係もありましたし,それ故なんだと自分に言い聞かせました。
 結果的に,先生方の練りに練ったテキストに救われました。

 あと,ご存じのとおり,文系分野からのアプローチによる批判も秀作が多いのですが,案外そちらの方が,小学校の先生当たりには有効な場合が多いような気がします。中には理科教育方面を極端に苦手とする先生もお出でですから。

http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/126513/113185/16762734

以上,息子の小学校で水伝バスターズをやった経験から。


by Mokichi at 2008-09-28 01:25:28
「理科教育方面が極端に苦手」で小学校教諭が務まるのか?

>文系分野からのアプローチによる批判も秀作が多いのですが,案外そちらの方が,小学校の先生当たりには有効な場合が多いような気がします。

文系分野からのアプローチも取り込んだ方がより説得力が増す,というのはなるほどなぁ,と思うところもありますが,

>中には理科教育方面を極端に苦手とする先生もお出でですから。

・・・って,小学校って担任が全ての教科の授業をやるわけですよね。「理科教育全般を極端に苦手」としていては,とても務まる物ではないような気がするんですが・・・。

実際の教育現場って,この程度のお寒い状況なのでしょうか?
だとしたら,水伝に嵌ってしまう教員が出てくるのも,理科嫌いの子が増えてしまうのも仕方がないですね。
やはり教員養成課程とか,教員になってからの定期研修制度とかを真面目に考え直さないといけないような気がします。


by たまに見てる人 at 2008-09-12 09:38:12
Re:【水伝警報発令】女性校長会で水伝

小学校における理科教育については、私が見てる限りではこんな記事がありました。

http://d.hatena.ne.jp/filinion/20080912

信用性の判断や一般論として成立するかについては、読まれた方にお任せします。


by 憂鬱亭 at 2008-09-21 18:13:21
Re:【水伝警報発令】女性校長会で水伝

 おはようございます。

 Mokichiさん。
>実際の教育現場って,この程度のお寒い状況なのでしょうか?
 教育の世界が寒いのは、社会の状況が寒いことの反映に過ぎません。「水伝」もいまだに波及がやまず、血液型別性格の本が地方ではベストセラー上位を独占し、滅亡予言をテレビで堂々と放映するこの社会の反映ですよ。

 現場の小学校の教員は、毎日書類作成に追われて、ニュースを見る暇さえなく、自宅で持ち帰り仕事をこなしてます。
いつ研修をすれば良いのですか?出張研修を管理職から命令されても、研修報告書の提出とそこで出張した分の授業の回復等でさらに持ち帰り仕事が増えるのです。
 定期研修制度を作るなら、数年間に一度じっくり研修するために、交替で1年有給研修ができるようにでもしないと難しいでしょう。(無給なら、研修は誰も選ばないでしょう)
 「そんなゆとりはない」と財務省に言われそうですが。


by 新井 at 2009-02-39 00:42:39
新水伝

 昨日の朝、東京のラジオ文化放送で、ゴルゴ何とかという女子プロレスラーが次のように話していた、と出演者が語っていた。

 「水を入れた3本のペットボトルのうち1本に例えば「きれい、だとか愛してる」と書いた紙を貼り、別の1本に「汚いとか嫌い」などと書いた紙を貼り、残りの1本には何もしないでいたら、何もしなかった水が最初に腐り、次に汚い言葉を書いた水が腐り、ほめことばを書いた水は腐らなかった」そうだ。
新しい水伝である。もっとも、これは以前からいわれていたことで、私が知らなかっただけかもしれない。

 ペットボトル入りの水が何日で腐るのか分からないが、真夏でもかなりの時間を要するだろう。因みに、私は大地震などの非常時に備えて、2入りのペットボトル6本に水を入れ、その水を先入れ先使用で日常飲用にのみ使用している。1日に大体1本使用するので一巡するのに6日ほどかかるが、真夏で室温が30数度になるような場合(私はクーラーは使っていない)でも、6日間では水は腐らない。

↑のような実験を誰がしたのか知らないが、ご苦労さんな事だ。水は人間の感情に応じて凍結時の結晶のみならず、腐敗現象までも影響を受けるらしい。たぶん江本勝氏か、彼の説の信奉者が実験したのだろうが、その人は水が腐るとはどういうものか全く知らないようだ。

 このブログの読者ならご存知だろうが、水が腐るとは水に含まれている有機物が腐敗する事であって、水自体は腐敗しない。それを、人間の感情に応じて水が腐るとか腐らないとか言っているという事は、普通に言われている「水が腐る」という現象がいかなるものであるかを全く知らない愚者のタワゴトであり、このことからも水伝が誤りである事が裏付けられる。

 なお、06年にロシヤで製作された「Water」という映画があるそうで、水伝で商売をしているアイエイチエムのサイトにその映画の予告編が動画でアップされている。映画には水伝の提唱者である江本氏も出演して、水伝について説明したり、江本氏の会社での実験の様子が移っている。
 
 ところで、江本氏のブログに

>WATER余聞  1月27日(火)

僕はこの映画が出来たことを知らなかった。

云々とあるが、

>結果的にロシアには昨年(2008年)の4月に行くことが出来  中略 私が2005年の秋にスイスで取材を受けたフィルムが「Water」というタイトルで完成し、それがロシアで各種の映画祭で金賞を取り、映画館で上映され、テレビで放映されて、なおかつそのDVDがミリオンセラーになっていたのです。 中略

私は  外務大臣パヴロフ氏にお会いし、その時に外相は、その映画のことを家族全員で見て、皆で貴方のファンになってしまったんですよと言ってくれたのです。

# by emoto-hado | 2009-01-27 18:16 <

と書いてあるので、江本氏は映画の事は08年4月には知っていた筈だのに「僕はこの映画ができたことを知らなかった」
というのはどう解釈したら良いのだろう。 同氏は詐欺師などと呼ばれてもいるので、数行前に書いたことと全く違う事を書いても平気なのだろう。


by 新井 at 2009-02-28 01:35:28
新水伝 2

 なお、江本氏の会社の海外事業部長に根本泰行君という人が居るようで、その根本氏は

>東大大学院博士課程を卒業して理学博士の称号を持ち、奈良女子大、東京農工大、ハワイ大学、マイアミ大学などで助手、訪問研究者、講師などを歴任している、正真正銘の科学者なのです。

だそうです。東大出の自然科学者がなぜこういったエセ化学にのめりこむのか分からないが、本当に信じているのだろうか。もっとも、オウム真理教にも東大理系出の秀才がいたし、超能力や超科学を信じている自然科学者はいくらでもいる。

 たとえば、私の知っているだけでも、東大を出て通産省の工業技術院の総裁をやった後藤以紀工学博士とか、同じく東大出の工学博士で電子技術総合研究所の部長から九州大学の教授になった駒宮安男、東工大出の工学博士で電通大教授であった関英男、電通大出で電子技術総合研究所の室長をしていた工学博士猪俣修二等、超能力や超科学などのエセ科学にのめりこんだ博士号保持の自然科学者はいくらでもいる。

 しかも私の知っている限りでは、イギリスに起源を持つその種の超能力や超科学にはまった自然科学者は、国内国外ともに電気系の学者が多数を占めており、機械系の科学者はほとんど居ない。

 その理由としては、電気工学では人の五感では感得できないが、現実には電子あるいは電磁気作用で働く現象を日常扱っているので、念写とか、念動力とか、テレパシーなどの現象が、感得できない何ものかの作用で行われると考える洋になり、その考えが拡大して人体浮上だとか水伝が実在すると考えるようになるのではないかと推測される。それに対して、機械工学者は、歯車・車輪・シャフト・クランク・ピストンなどの具体的なものの作用で、動きが始終全部見えるものを日常扱っているので、超能力といった幽霊のようなものは信じないのではなかろうか。


by 新井 at 2009-02-56 05:44:56
新水伝 追加など

 最初の新水伝の「何もしなかった水が最初に腐り、次に汚い言葉を書いた水が腐り、ほめことばを書いた水は腐らなかった。」 の後に「その理由は、何も書かれなかった方の水は無視されたという事で、悪口を言われた水よりも深く傷つけられた。」ので最も早く腐るという事だそうだ。

 また、2の方の工業技術院「総裁」は「院長」の誤りです。

 なお、超科学・超心理学の分野で著名なのは一昨年なくなった橋本健という方です。この人も東大電気工学科出の理学博士で、著書も何十冊もあり、また特許権を数百件取得、商売も上手で、例えばアルファ波を人の脳内に強制的に発生させるコイルなるうものを発明して大々的に売り出しているそうです。

 ともあれ、インチキくさいものに手を染める科学者というものは、かのニュートンを初めとしていつの世でも尽きないようですが、騙されないようにしたいものであります。


by apj at 2009-02-37 18:55:37
ニュートンは違うのでは

新井様

 一点だけ。
 ニュートンが神学の研究に熱中していたのは事実でしょうけど、当時は今ほど自然科学と哲学と神学が分離していなかったので、いまの基準で評価はできないかと。