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ちょっとびっくり

Posted on 6月 6th, 2007 in 倉庫 by apj

 唐沢俊一氏の新作『新・UFO入門―日本人は、なぜUFOを見なくなったのか 』の中に、他所様のblogと酷似した部分があるという指摘が、このエントリのコメントについた(赤ガエルさん、情報ありがとうございます)。この本、数日前にmixiで話題になって、結構売れてるということだったので、本やタウンで注文したが、新刊の新書にしてはなかなか来ない。そうするうちにパクリ疑惑が持ち上がってしまった。
 あとから本やタウンに注文した(発行部数も少ないはずのむしろ専門書な)「イタリア文解読法」の手配がさっさと終わったというメールが飛び込んできたので、もしかしたら入手しづらい状況かもしれないと思って、ダブり覚悟でアマゾンのマーケットプレイスの古本の方に買い注文を入れた。
 オリジナルの文章の主のblogも見たが……きちんと引用すれば良かったのにねぇ。


ここからは旧ブログのコメントです。


by 都立U高校卒業生 at 2007-06-42 01:28:42
Re:ちょっとびっくり

 サイトを検索する限り、今でもUFOを見ている方はおら
れるが、日本のマスコミが日本のUFO観測家を相手に
しなくなった結果そう言われるようになったのだと思います。
 ところでその理由について、以下書きます。
 日本の場合、一般市民やマスコミへの天文学普及活動
の仕組みが、星空はきれいであるが未開発の外国に比べて
バブル期の箱物作り行政の結果「異常に」充実しているのが
原因かと思います。天文学会に「宇宙人は以前の予測より
も居そうもない」という空気があると、伝わるスピードが、田舎
と大きく違います。
 「発見された太陽系外惑星の、公転軌道の離心率が0
に近いとは限らずかなり大きいという、20年前には
予想もしなかった、太陽系外固体表面の天体での生命
発生阻害要因」が見つかり、「宇宙人発見前夜啓蒙」は
そのため、「発生源」そのものがやや消極的と、個人的
に認識しています。
 UFOの話も、浄水器のご利益同様、もともとは天文学
者の話を、有る事無い事大きく広げて、話を作り上げたと
いう構造をなしていると思っています。以上の認識から、
御紹介の本に、太陽系外惑星の公転軌道の天体力学
に関する議論でもあるようなら、個人的に読む価値が多
少あると思いますので、できれば有無で御返事ください。
 無しなら私には無縁な本と見られます。お手数ですが
まあ暇なときにでも、以上お答えよろしく御願いします。
 (都立U高校卒業生)


by hrgy at 2007-06-27 04:23:27
Re:ちょっとびっくり

近くの本屋に2冊ありました.
1冊,ゲットしました.


by apj at 2007-06-52 11:00:52
Re:ちょっとびっくり

 マーケットプレイスの方は発送したとメールがきました。本やタウンの方は音沙汰無しですな。


by 赤ガエル at 2007-06-47 08:41:47
Re:ちょっとびっくり

近所の本屋で購入しました。騒ぎに乗ずるような気もしてためらわれたんですが、少し立ち読みしてみて買ってもよさそうだなと判断しました。

読んでみてなかなか面白かったです。問題の「疑惑」の章も含めて。
考えてみれば自分も「矢追特番世代」だし(やおいではないが)、学校で前夜の特番をネタにわいわいやってたのを思い出しました。
当時のUFO業界?内部の路線や主張の対立といった歴史的記述も興味深かったですし、ある意味でその後の社会問題の先取りまでしていたような状況があったと知り、社会現象としてのUFOという側面を考えることができました。
変な騒動を起こさなければ、この本を知ることもなかったかも知れませんが、思わぬ棚ボタだったかもしれません。


by hrgy at 2007-06-24 07:00:24
Re:ちょっとびっくり

この本を読んでみました.昔活躍した,UFO信者的
カルト団体の人たちが,亡くなりつつあるし,日本で
下火になると思いました.

「水伝」だって,中心的ビリーバーたちが,他界すれ
ば下火になるんでしょうなあ...!?

ニセ科学の世代交代が「うつろいかわる」ということ
でしょ.


by apj at 2007-06-42 09:28:42
Re:ちょっとびっくり

 読みました。ただ、ニセ科学の流行というのとも少し違うんじゃないかと。

 82ページの最後の方にある「人がこれだけUFOにのめりこむのは、それがその人間にとって”全てを変える”、危険な存在なのだからだ」が、教訓として正しいかな、と。つまりカルトと変わらないという指摘。
 それから、165ページに出てくる「UFOを信じる人は知能指数が高い」という項目。これだけ引用すると誤解されそうなので補足すると、当時の若者の間では「UFOは伝統的な迷信やオカルティズムではなく科学の一部(になりうる)もの」という位置付けだったらしい。現実にはトンデモ話の方が多かったのだけど。だから、UFOを信じることは、新しい科学を受け入れる側にいる、という一種の優越感を共有できるということでもあったらしい。
 まあ、移ろい変わるといえばその通りなんだけど、「信じることで自分が(手軽に、努力や積み重ねなしに)変わる」「科学の一部である」という思いこみの部分は、ネタが変わっても共通ということなんじゃないかな。


by apj at 2007-06-12 09:36:12
Re:ちょっとびっくり

そうそう、結局本やタウンからは未だに返事無し。新書新刊としてはちょっと考えられない状態です。
 山形市内の本屋でも、同時に出た他の新書は見かけるけど、この本だけ無い。ただ、山形大の生協が頑張ってくれて1冊入れてくれていたので、新品も今日ゲットしました。これで2冊確保したので、今後出回らない事態になって1冊紛失しても安心。

 CBAに興味を持ったので、文献として挙げられていた「全宇宙の真実」「それでも円盤は飛ぶ」をマーケットプレイスで衝動買いしました^^;)。
「地球ロマン」のドキュメントCBAは、さすがに国会図書館あたりへ行かないと入手できないかも。


by hrgy at 2007-06-42 20:47:42
Re:ちょっとびっくり

宴会になると,何やらごそごそ,UFO関係の専門雑誌を
出してきて,楽しそうに話し始めた,本郷の物理学科の某
教授...趣味的に楽しんでみたいであった.

退官されて久しいはずです.w