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ビタミンK問題、読売新聞に詳しい解説

Posted on 7月 31st, 2010 in 倉庫 by apj

 YOMIURI ONLINEのyomiDr.に詳しい記事

[解説]「ビタミンK与えず乳児死亡」提訴

助産師の一部が代替医療、命への責任再認識を

 昨年10月、山口市内で生後2か月の女児がビタミンK欠乏症となり死亡した。女児の母親(33)は、出産を担当した同市内の助産師(43)が標準予防法のビタミンK2シロップを女児に与えなかったことが死亡原因だとして、助産師を相手取った損害賠償請求訴訟を山口地裁に起こした。

 要約

 ・来月始まる裁判は、助産師の行った代替医療が注目点

 ・死亡乳児への療法は、効果が疑問視されている

 ・助産師は、医療従事者の基本に立ち返る必要がある

 第1回口頭弁論は8月4日に行われるが、この訴訟が注目されるのは、助産師がビタミンK欠乏症予防として代替療法「ホメオパシー」の錠剤を女児に与え、ビタミンK2を与えなかったとされる点だ。代替医療は現代医学には限界があるとして患者の自然治癒力に働きかける治療法の総称で、ホメオパシーはその代表的存在。約200年前に欧州で登場、治療者によっては軽い頭痛から心臓病、がんなどまで対応する。

 一方、ビタミンK欠乏症は、新生児の4000人に1人の割合で発症する。生後1か月頃に頭蓋
ずがい
内出血を起こして死亡する症例が多いが、ビタミンK2を生後1か月までに3回与える予防法は確立している。厚生省(当時)も1989年、投与を促す指針を策定し、10万人当たりの発症率は平均18人(78~80年)から2人(90年)まで低下した。

 しかし、投与は義務ではないため漏れもある。この助産師もビタミンK2を投与したと母子手帳に記していた。日本助産師会の岡本喜代子専務理事は「ビタミンK2投与は当然行うべき基本的な処置。助産師はホメオパシーなどの伝統医学や食事療法などを妊婦のケアに取り入れる人が多いが、極端に偏った考えの助産師がいたことを重く受け止めている」と話す。

 特にホメオパシーについては、同会支部主催で講演会が開催されたこともある。今回の助産師もホメオパシー普及団体の認定資格者の一人。予防接種などを否定する傾向の強い普及団体に関係している助産師もいて、同会の中でも懸念する声があがっていた。

 ホメオパシーで使う錠剤は、様々な成分をその分子が検出できないほど水で希釈して砂糖玉にしみ込ませたもの。それ自体有害ではないが、現代医療を受けていれば助かったはずの命が救えない恐れもある。

 今年2月には、英国議会も科学的根拠に乏しいことを理由に保険適用の中止を求める報告書を出した。唐木英明・東大名誉教授(リスク管理学)は「代替医療は『自然』『安全』といった言葉で語られるが、治療効果の検証が不十分で、医療従事者が提供すべき医療ではない」と指摘する。

 助産師主体で行う出産は全出産数の約1%に過ぎないが、現代医療が濃厚に関与する出産とは異なる選択肢として、一定の支持を得てきた。助産師など医療従事者は存在意義を失わないためにも、その姿勢が患者の命を左右することを肝に銘じるべきだ。(山口総局 橋谷信吾 科学部 片山圭子)

(2010年7月31日 読売新聞)

 講義資料に使うかもしれないのでメモ。

東京新聞に水道水推奨の記事が

Posted on 7月 27th, 2010 in 倉庫 by apj

 東京新聞の記事。これで謂われのないクレームに悩まされてきた水道局の人達への援護になれば……。

品質向上 味わう水道水
2010年7月26日

 夏本番、冷えた水が欠かせない季節だ。節約志向や環境への配慮から、水道水が飲み水として見直されている。手軽に一工夫加え、おいしく水分補給をしよう。 (杉戸祐子)
 横浜市の会社員男性(34)は半年前、自宅の飲み水を市販のミネラルウオーターから水道水に変えた。市販のポット型の浄水器にくみ置いて炭を入れ、冷蔵庫で保管する。「ペットボトルの購入や再資源化のコストと手間をなくしたかった。水道水は想像よりおいしい」
 「明日の水は大丈夫?」(技術評論社)などの著書のある水問題のジャーナリスト、橋本淳司さん(43)は「地域にもよるが、一九七〇、八〇年代の水道水はカビ臭やカルキ臭などが強かった。最近は都市部を中心に『高度浄水処理』が導入され、改善された」と話す。
 「高度浄水処理」とはオゾンや活性炭などで行う水処理法。従来の、薬品を利用する「急速ろ過方式」よりもカビ臭や発がん性物質トリハロメタンなどを多く除去し、水質が向上した。東京都や大阪市などは高度浄水処理した水道水をペットボトルで販売している。
 利用者も実感しているようだ。「ミツカン水の文化センター」が今年、都市部の住民を対象に水道水を十点満点で採点してもらった調査によると、東京圏六・九点、中京圏七・七点などで平均七・二点。調査を始めた一九九五年の五・七点より評価は高まってきている。
 水道水をよりおいしく飲むには? 橋本さんは「塩素をどう取り除くかがコツ」と明かす。消毒に使われる塩素は、水道法施行規則により、水道水中に一定以上残留している必要がある。だが独特のにおいがあり、おいしさにはマイナスだ。
 塩素を取り除く二大方法は、くみ置きと煮沸だ。就寝前に水がめにくんで一晩置くと塩素は揮発する。透明なペットボトルに入れ、ふたをせずに三~六時間日光に当てても、紫外線で分解される。やかんで数分沸騰させて揮発させる方法もある。またレモンなどの果汁を加えると、ビタミンCで中和できる。
 橋本さんは「集合住宅などで水道水が貯水槽から出る場合、貯水槽の状態でおいしさは変わる」ともう一つの課題を挙げる。活用したいのが炭だ。
 くみ置きや煮沸の際に木炭を入れると、汚れやにおいを取りのぞける。冷蔵庫の脱臭剤に使われる粒状の活性炭も有効だ。使用後にアルミホイルに載せてオーブントースターかフライパンで約十分焼くと、吸着したにおいが取れるので、不織布パック(お茶パックなど)に入れて使える。塩素の除去にも有効だ。どちらも週一回煮沸消毒。効果を保つため月一度、木炭は天日干し、活性炭は焼き直す。
 水は冷やして飲む。「一〇~一五度が一番おいしい」と橋本さん。朝一番の水は飲み水に使わない。「夜間滞留した水なので、水道管内のビニールのにおいがついている。朝は一分間出しっぱなしにし、掃除や植木の水やりなどに使って」
 橋本さん自身は毎晩就寝前に、水がめに十リットルほどくんで炭を入れ、翌日の飲み水や煮炊き用に使う。「野菜や米を洗っても水の塩素でビタミンが分解されることがなくなったので、おいしさが増した」と意外な効果も。
 塩素対策をした場合、日持ちは落ちる。橋本さんは「くみ置いた水は一両日中、冷蔵庫でも三日以内に飲んで」と助言する。

 みんなでコスト負担をしておいしくしたのだから、使わないと損です。東京新聞GJ。

「助産院は安全?」ブログ、脅しにより移転

Posted on 7月 22nd, 2010 in 倉庫 by apj

「助産院は安全?」ブログに圧力がかかった模様。

今回、このブログに関してブログ運営会社の方に批判を受けている助産師の知人と名乗る人物から、
『名誉棄損や営業妨害で訴えるかもしれませんから、そちらの方で先になんとかしてください』
との要請が入ったそうです。

移転先で管理人さんが詳細を出して下さることだろう。
とりあえず、迷う人がいるといけないので、新しいURLをこちらに掲載しておく。→助産院は安全?

コメントについては移転できないけれども、管理人さんの方で保存済みであり、
引っ越し先にブログの過去記事は移せるのですが、引っ越し先のブログ会社の方針で、コメントは移せないのです。

出来ればこれからは新しい方へコメントください!
今までのコメントのデータはバックアップをとっておりますので、個別にお許し頂けた方から順に、私の方でペーストしていきたいとおもっておりますので、特に最近書き込んでくださった方には新しいブログの方へ「いいよー」とお知らせ頂けると有難いです。

というメッセージが出ている。

 ところで、名誉毀損されたと主張する本人であれば削除要求を出すなり訴えるといったことができるが、ただの知人には何の権利もない。従って、言うことをきく必要はない(∵知人では当事者になれないから、まちがって訴状が来たところで当事者ではないという理由で訴訟にならない)。従って、要求を出したのが知人であるかぎりそれは「脅し」でしかない。

腹筋崩壊した

Posted on 7月 16th, 2010 in 倉庫 by apj

【ニコニコ動画】ホメオパシー救急病棟

手かざしもキタ

Posted on 7月 15th, 2010 in 倉庫 by apj

 RKB LOCAL NEWSの記事より。

「2人交代で一日中“手かざし”」 07/12 19:56

信仰する宗教の教えから病気で衰弱した7か月の息子に手かざし療法を続け、死亡させたとされる夫婦の初公判が開かれました。

検察側は「危険な状態だと知りながら、2人が交替で、1日中、手かざしをしていた」と主張しました。

きょう初公判を迎えた福岡市の宗教法人・「新健康協会」の職員、高月秀雄被告と妻の邦子被告。

去年10月、生後7か月の長男がアトピー性皮膚炎などの悪化で衰弱していたにも関わらず、必要な治療を受けさせずに死亡させたとされています。

警察は2人を殺人容疑で逮捕しましたが、福岡地検は、殺人罪の成立は立証できないとして保護責任者遺棄致死の罪で起訴しました。

きょうの初公判で夫婦2人は、いずれも間違いありませんと述べて、起訴内容を認めました。

その後、妻の邦子被告は、ハンカチで涙をぬぐいながら、検察側の冒頭陳述を静かに聞いてていました。

検察側は犯行当時の状況について、「生後7か月の長男の体重は、平均の半分ほどの4,300グラムだった。(中略)医療行為を受けさせなければならない危険な状態だと分かっていたが、2人は交替で1日中手かざしを続けていた」

2人が勤務していた「新健康協会」には、「病気になっても『浄霊』と呼ばれる手かざしをすれば治る」という教えがあります。

検察側はこの浄霊について「教義では、医師の医療を可能な限り回避し…とあり、医療行為を受けるかどうかはあくまで信者の判断である。適切な治療を受けさせていれば救命は十分に可能だった」と主張しました。

一方、弁護側は、起訴内容は争いはないとしながらも、「浄霊という手かざしで病気が治癒したと信じことができる経験があったことなどから、教えを信仰していた。今では、手かざしで病気が治るというのが誤っていることを認識している」と述べて、情状酌量を求めました。

 これも講義の材料のためにメモしておく。ニセ科学というよりはむしろカルトなんだが。

夫婦別姓について鋭い指摘

Posted on 7月 15th, 2010 in 倉庫 by apj

 cyla_nonさんのツイートがあまりにおもしろかったので、こちらにメモ。

いいこと考えた! 選択的夫婦別姓じゃなくて、強制夫婦別姓にすればいいんだ! で、同姓名乗りたい人だけが、通称で同姓名乗ればいいんだ! だって賛成派は通称じゃ嫌、反対派は通称で充分って言うもの! 充分て言う人が通称使えばいいんだよ! #bessei #besseisansei

ホメオパシーに対する宣伝規制案

Posted on 7月 10th, 2010 in 倉庫 by apj

 医薬品でないものは効果効能を謳ってはいけない、という縛りがあるのに、まともな医療としての効果効能が期待できないもの(ホメオパシー)が、治療法として誤認されほうだいのまま宣伝が野放しというのはどう考えてもおかしい。本来なら、謳って構わない効果効能(つまりプラセボ分しか期待できない)を明記し、それ以外の効果効能を謳うことを禁止する、といった形で縛っておかないといけなかったはず。これは、ホメオパシー以外の代替医療でも同様。

 そもそも、「代替医療」という呼び方そのものが優良誤認だろう。現状の医療をまともに「代替」できないものが混じっていて、その部分の品質管理が抜けているのだから。

 ということで、こんなのはどうか。たたき台として作ってみた。

【ホメオパシーについての宣伝規制(案)】
(1)現在使用されている医薬品・治療法と誤認させるような宣伝は一切禁止する。
(2)効果がプラセボ効果のみであるということを明示しなければならず、かつこの宣伝のみが認められる。
(3)プラセボ効果とはどんなものであるかを一般人に分かりやすく説明しておかなければならない。

【許される宣伝の例(案)(ブラッシュアップ必要)】
 ホメオパシーの効果はいわゆるプラセボ効果のみで、現在使われている医薬品に期待されているような効果は一切ありません。
 プラセボ効果とは、実際には薬としての効果がないものを服用しても症状の改善が見られるという効果です。主に暗示の効果です。単なる「気のせい」も含みます。プラセボ効果は、レメディではない、ただのあめ玉や小麦粉を服用するだけでも生じます。
○こんな方にお薦めします
 副作用が怖いが、薬をのんだ気分に浸りたい方。
 病院で治療を受けているが、他に何かを飲むことで心の安定を得たい方。
 既に十分な検査と治療を病院で受けた結果、自覚症状があるのは「気のせい」だと言われてしまっている方。
 今日のように医学・医療が発展する前の時代に立ち戻って、自らの持つ免疫力を試したいという挑戦心溢れる方。
○注意事項
 ホメオパシーは各自のご判断でご利用ください。
 ただし、レメディには医薬品としての効果は全くありませんので、本当に医薬品を用いることが必要な病気にレメディを使用して医薬品を使った気分になっていると、手遅れになって重症化したり、最悪の場合は死に至ることがあります。病気が伝染性のものである場合は、ご家族や友人知人ひいては社会にまで感染を拡げてしまう結果になることがあります。他人への感染の危険のある疾病へのご利用は決してなさらないでください。

【許されない宣伝の例(案)(ブラッシュアップ必要)】
○医薬品あるいは治療法としての効果効能があると誤認させるもの
・△△に対する治療効果があります。
・△△に対する予防効果があります。
・△△の症状を軽減します。

 っつーか、厚生労働省はさっさと仕事しろ。

追記:ホメオパシー団体の自衛宣伝と混同されないための但し書き
 発想としては、特商法によるマルチ商法の規制と同じです。規制をきちんと守ったら儲けるのはほぼ不可能、という着地点を目指せばよいのではないかと。
 特商法があったってマルチは無くならないしネズミ講も出てくるんだけど、現状の野放しよりは、マルチ商法程度にホメオパシー(を含む代替医療)規制ができれば良いのではないかと。

kikulogのコメント欄より転載、個人用メモ

Posted on 7月 10th, 2010 in 倉庫 by apj

 助産師会ぐるみでホメオパシーを推進していた証拠物件の一例。元エントリ―はこちら

18. かいもの ― July 9, 2010 @13:22:33
気になったので助産師会HPをググッてみました。
専門家集団であるはずの助産師会がかなり関わっている・・・

http://jmat.jp/kanso.html
より引用(東京都助産師会HPに投稿された研修の感想)
『知識的な学びとしては、ホメオパシーのお産における
優位性を大いに実感させていただきました。』以下省略

http://kanagawa-josanshi.com/KENSYU/2007-11-19semi.htm
より引用(助産師会神奈川支部主催研修)
『妊娠・出産のホメオパシーセミナー』

http://www.chibashi-mw.net/kensyu.html
より引用(千葉市助産師会研修)
『平成20年11月10日(月)定例会時「ホメオパシーと私のお産」【講師】勝股智香氏』

http://www1.ocn.ne.jp/~kyotomw/page4.html
より引用(京都府助産師会研修)
『過去の教育委員会による研修会 2009年9月19日:はじめてのホメオパシー』

http://www.midwife-chiba.org/19/2008all.pdf
より引用(千葉県助産師会報告)
『4月総会時ホメオパシーの勉強会』

http://www.hiroshima-josanshikai.com/lecture7.htm
より引用(助産師会広島県支部活動)
『2008.11.29(土)アステールプラザ会議室A13:00~15:00出産とホメオパシー』

http://www.oct-net.ne.jp/~oita-jyo/kaiinkenshu.html
より引用(助産師会大分県支部イベント)
『ホメオパシーコーナー』

http://www.kokoro-jyosanin.com/cgi-bin/kokoro/siteup.cgi?category=1&page=0
より引用(助産師会茨城支部)
『状況に応じてホメオパシーや頭蓋仙骨療法などを取り入れています。』

http://www.homoeopathy.co.jp/sinchyaku_new/index.cgi?index=1573
より引用『本日、兵庫県看護協会新会館にて、兵庫県助産師会主催によるホメオパシー
講演会が行われ、由井先生、鴫原先生のお二方に講演していただきました。

 来週の講義資料に入れるか。
 薬事法になるのか医師法になるのか、死人が出た以上は取り締まってもいいレベルじゃないかな。

疑似医療で被害発生の例

Posted on 7月 9th, 2010 in 倉庫 by apj

 講義資料に使うかもしれないのでメモ。読売新聞の記事より。

「ビタミンK与えず乳児死亡」母親が助産師提訴

 生後2か月の女児が死亡したのは、出生後の投与が常識になっているビタミンKを与えなかったためビタミンK欠乏性出血症になったことが原因として、母親(33)が山口市の助産師(43)を相手取り、損害賠償請求訴訟を山口地裁に起こしていることがわかった。

 助産師は、ビタミンKの代わりに「自然治癒力を促す」という錠剤を与えていた。錠剤は、助産師が所属する自然療法普及の団体が推奨するものだった。

 母親らによると、女児は昨年8月3日に自宅で生まれた。母乳のみで育て、直後の健康状態に問題はなかったが生後約1か月頃に嘔吐
おうと
し、山口市の病院を受診したところ硬膜下血腫が見つかり、意識不明となった。入院した山口県宇部市の病院でビタミンK欠乏性出血症と診断され、10月16日に呼吸不全で死亡した。

 新生児や乳児は血液凝固を補助するビタミンKを十分生成できないことがあるため、厚生労働省は出生直後と生後1週間、同1か月の計3回、ビタミンKを経口投与するよう指針で促している。特に母乳で育てる場合は発症の危険が高いため投与は必須としている。

 しかし、母親によると、助産師は最初の2回、ビタミンKを投与せずに錠剤を与え、母親にこれを伝えていなかった。3回目の時に「ビタミンKの代わりに(錠剤を)飲ませる」と説明したという。

 助産師が所属する団体は「自らの力で治癒に導く自然療法」をうたい、錠剤について「植物や鉱物などを希釈した液体を小さな砂糖の玉にしみこませたもの。適合すれば自然治癒力が揺り動かされ、体が良い方向へと向かう」と説明している。

 日本助産師会(東京)によると、助産師は2009年10月に提出した女児死亡についての報告書でビタミンKを投与しなかったことを認めているという。同会は同年12月、助産師が所属する団体に「ビタミンKなどの代わりに錠剤投与を勧めないこと」などを口頭で申し入れた。ビタミンKについて、同会は「保護者の強い反対がない限り、当たり前の行為として投与している」としている。

(2010年7月9日 読売新聞)

 つまりはホメオパシーをやって子供を殺したということですね。希釈した液を砂糖玉にしみこませる、ってのでホメオパシーであることは確定かと。

ペリカン便なくなったのかあ……

Posted on 7月 2nd, 2010 in 倉庫 by apj

 YOMIURI ONLINEの記事より。

「ペリカン便」名称消える、「ゆうパック」に

 日本郵政グループの郵便事業会社は1日、日本通運との共同出資会社で運営していた宅配便事業「ペリカン便」を吸収統合し、新たな「ゆうパック」として再スタートした。

 33年間親しまれた「ペリカン便」の名称は消滅した。

 東京都千代田区の郵便事業会社本社での記念式典で、鍋倉真一社長は「宅配便業界は熾烈な競争下にあるが、厳しい環境を正面から受け、よりよいサービスを提供する」と述べた。

 CMに出演するフィギュアスケートの高橋大輔選手も登場し「遠征や合宿でゆうパックを利用したい」とあいさつ、早速、ゆうパックを使って長光歌子コーチにお中元の食器を送った。

(2010年7月1日21時19分 読売新聞)

 宅配便の会社を選ぶのに、特にこだわりはなかったのだが、ペリカン便の袋には一時期お世話になった。
 学生の頃、近くのコンビニに、ペリカン便発送用の手提げ袋が常備されていた。丈夫で長持ちして安いので、通学用のバッグとして愛用してたのよ。実家の近くで買った5000円くらいのデイパックを使ったら、2週間くらいで敗れて、カバン買う金も無かったから、ペリカン便の手提げに目をつけたというわけ。同級生は、なんでペリカン便?って不思議がってたけどね。防水も効いてるから雨の日も安心。重い本やノートを入れて下げて20分ちょっと歩いて通学していたら、半年ほど経った後、体育の授業で行われた体力測定で、握力が妙に上がっていたのがいい思い出^^;)。