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ネタ本購入

Posted on 10月 3rd, 2005 in 倉庫 by apj

「病気をその原因から治すホメオパシー療法入門」渡辺順二著(講談社α新書)を購入。科学リテラシーでも病的科学の例としてとりあげたパンヴェニストの実験を信じている内容だが、それ以上に、「好転反応」だの「波動」だの、香ばしい本。後期の講義資料として活用する予定。もちろん「反面教師」として使うに決まっているわけだが。
 まあ、西洋医学に限界があるからといって、もっとあやふやで根拠の乏しい方向に突っ走っても意味がないわけだが。この本を読んで信じたために、必要な時期に必要な治療を受けず、手遅れになった人が出たら、この著者も講談社も、一体どう責任をとってくれるのだろうか。


ここからは旧ブログのコメントです。


by のぶ at 2005-10-45 07:52:45
Re:ネタ本購入

その本面白そう。
ホメオパシーは、イギリスでは国を挙げてやっているとか、ベルギー(違ったらごめん)では、保険の対象になるとか、げにおそろしいのだが、やっている人たちは本気だからなぁ。

10の50乗(だっけ?)に薄めようにも、その頃には、他の不純物の方がはるかに多いだろうな。

ところで「ネタ本」って、「と学会用」という意味?


by apj at 2005-10-29 19:16:29
Re:ネタ本購入

 とりあえずは講義資料。ホメオパシー自体はそんなに笑うところではないし、と学会的には何て言うか予想の範囲の話だと思うんですよ。だからきちんと読んでみて、さらに別の意味で笑えるようならと学会でも使いたいですね。


by みかん at 2005-10-13 20:51:13
Re:ネタ本購入

ただ今育児中のみかんです。
いろんな育児HPで、ホメオパシーという言葉を知りましたが、一般のお母さんの中にも、ちょっとした病気は医者に頼らずホメオパシーで、とか、予防接種はホメオパシーの教義からいうと有害なので一切受けさせない、とかごまんといらっしゃるようです。(全体から見たら少数派だとは思いますが)
どうも、生真面目な人ほど信じてしまう傾向があるようで。ほんとに、子どもに何かあったらどう責任をとるのだろう。