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弁護士は腕力が必要

Posted on 10月 22nd, 2008 in 倉庫 by apj

 代休を充てて、神戸の裁判所で尋問されていた。
 原告吉岡氏、参加人の天羽&冨永で3人、代理人弁護士が藤原(原告)、井口(お茶大)、弘中(参加人天羽)、壇(参加人冨永)の4人。
 3人の当事者について、それぞれ主尋問1人(当事者の1人の代理人)反対尋問3人(それ以外の代理人)が行われることになって、午前中が吉岡氏、午後が私と冨永教授の尋問だった。
 内容については、そのうち裁判所から調書が来るのでそちらをアップすることにしたい。見ていて思ったのは

 弁護士は腕力も必要

ということだったり。今回の訴訟は、Lサイズのファイルがほぼ一杯になる、つまりA4サイズの書証の厚みが10センチくらいになっている。これを手に持つとかなり重い。証言台は裁判官の正面つまり法廷の真ん中で、代理人の席は法廷の両サイド。質問は、代理人の席からするのが基本なのだが、当事者は、メモも資料も持って行けない。すると、弁護士が書類を示すしかない。質問で「甲第○号証を見てください」などと言う度に、分厚い書類を持っていって中央の台の上に載せて、ページをめくって、質問が済んだらファイルを閉じて元の席にもどる。尋問の間中、分厚いファイルを持ったまま、証人の席と代理人の席の間を弁護士が歩き回ることになる。
 予想していたのとは別の意味で、尋問は、弁護士の体力勝負なイベントだということがわかった。

 ローカルネタ。山形大学の大学病院の周辺特に西側の方から入る道路がわかりにくくて、行けそうで回り込めない理由がわかった。昔、周りに何もない頃に大学病院&医学部を作って、便利なように周囲をとりかこむ道路も造ったら、それが珍走団のサーキットと化したので、1周できないように一部道をなくしたということらしい。確かに、入院患者も居る建物の周りを爆音を立てて暴走されたのではたまったものではないわな。