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バーチカル

Posted on 10月 20th, 2008 in 倉庫 by apj

 文房具を買ったついでに、BUN2というステーショナリーフリーマガジンをもらってきた。季節柄、手帳の特集だが、「人気のバーチカル」という小見出しがあって、バーチカルタイプの定着率が高くなっているとか。バーチカルとは、スケジュールの時間軸が縦方向になっていて、見開きで一週間の予定が確認できるもの。
 実は、いまからかれこれ20年以上前、大学に入った年に買った手帳がバーチカルタイプの(今は無き)「コンサイスダイアリー」だった。名前の通り、三省堂が出していた。その後、三省堂が手帳を出さなくなったので、他の手帳のバーチカルタイプを1年使った後、能率手帳エクセルのバーチカルタイプに移行、その後PDAを使い始めたため数年ほどは紙の手帳を使わなくなった。一昨年あたりから、仕事のメモをするためにデスクタイプのダイアリーを使い始めたが、やっぱりバーチカルタイプを選んでいる。
 大学に入る直前、「別冊太陽」という雑誌が2年連続で手帳の本というのを出して、いろんな会社の手帳の紹介やユーザーの取材をしていた。当時の流行は、システム手帳が流行り始めたころで、定番はいわゆる能率手帳タイプ(見開き左側に時間軸が横で1週間の予定、右半分はメモ)だった。輸入品を除けば、バーチカルタイプは数少なかった。コンサイスダイアリーは、小型で珍しいバーチカルタイプとして別冊太陽で紹介されていたので、入学の時だったか入試で上京した時だったかに入手した。それがバーチカルタイプとの付き合いの始まりになった。
 最近では……代理人弁護士の絵里タンのシステム手帳のスケジュールがバーチカルタイプだったので、何か同志を一人見つけた気分になった。
 今年もバーチカルのデスクタイプを1冊購入する予定。

 その別冊太陽だが、高校の頃に買った号のとあるページでコーハ(硬派)な大学生とナンパな大学生が登場していろいろ手帳について語っていた。そのナンパ学生の名前が何と吉岡平。アイドルの追っかけをやって写真をとって……という話が出ていて、その時は忘れていたのだが、10年ほどして読み返してみて、もしかしたらあの作家の吉岡平のデビュー前か、と後で気付いた。

質問と議論の技術

Posted on 10月 20th, 2008 in 倉庫 by apj

 日本共産党の志位委員長の衆院質問の画像がネットに上がっていた。派遣労働者の使い捨て問題を追及する質問。
 個別具体的な内容に踏み込んだ議論の説得力は圧倒的だという良い見本である。何を論じるにしても、理念とお題目だけではだめで、現実の方が重いということか。久しぶりに、いい追求っぷりを堪能した。議論はこうありたい。

 明後日は私も法廷で尋問される。地に足をつけた弁論をしたい。