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探索中:手品の本

Posted on 11月 20th, 2008 in 倉庫 by apj

 タイトルも出版社も失念してしまったのだが、確か数巻セット、1巻がそれなりに分厚かった手品の本を探している。
 20年くらい前に、神田の交差点から水道橋駅に向かう道に面した小さな本屋で売っているのを見かけた。同じ頃、東京ディズニーランドの土産物売り場のマジックの種とかを売ってるところにも置いてあった。当時は貧乏で買えなかったのだが、そのうち、と思っているうちに何だったか忘れてしまった。本には、日本図書館協会選定図書と書いてあった。
 どなたかご存じないでしょうか?教えて頂けると嬉しいです。

【追記】
 ターベルコースという高価なシリーズがあると教えていただきました。金額と装丁を見た限り、どうもこれらしいです。いろいろ情報をくださった皆様、ありがとうございました。昔から一度読みたかったものなので、ちょこちょこ買っていきたいと思います。不器用なので手品の習得を目指してもまず無理でしょうけど。


ここからは旧ブログのコメントです。


by がんのすけ at 2008-11-51 21:24:51
これじゃないかな?

日本図書館協会選定図書ということなら、岩崎書店の「マジック入門1~5」か「科学マジック入門1~5」ではなかろうかと思います。
http://www.tokyomagic.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=132&cPath=28
リンク先にある「次のアイテム」ボタンをクリックして行くと、これらのシリーズの絵柄が見られます。
全巻揃いの「トランプマンのマジックBOX」なら、bk1で購入できるようですね。↓は岩崎書店の商品紹介です。
http://www.iwasakishoten.co.jp/products/4-265-10326-X.html

でも「これはちょっとおおごとだぞ・ハードだぞ」とお思いでしたら、
http://www.frenchdrop.com/
↑にあります「書籍」欄で初心者向けを選んでもいいのではなかろうか、と思いますよ。


by がんのすけ at 2008-11-21 21:29:21
しまった!

ひとつめのリンク先が間違って「科学マジック入門」のほうになってました。
「マジック入門」の正しいリンク先は、こちら。
http://www.tokyomagic.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=127


by apj at 2008-11-29 21:58:29
ありがとうございます、でもちょっと記憶のと違う……

記憶していたのは、
・表紙の色は白
・表紙の図版は黒とか赤とか、2色刷って雰囲気。いろんな色を使ったカラー印刷ではなかった。
・32ページとかいう薄い本ではなかった。多分、200ページくらいはある、カラー図版はあったかもしれないがモノクロの本。
・1冊の値段が3000円以上
・翻訳だったかも
・つまりは完全に専門書
です。
 本買いまくりの私がすぐに買えなかったので、ひょっとすると1冊の値段が多分4000円近いとか4000円超とかいってたかも。


by がんのすけ at 2008-11-34 23:37:34
失礼しました

そういえば、トランプマンの本はページ数が少ないですよね。(^^ゞ

20年くらい前には、いまほどマジックの本は出ていなかったと記憶します。
「あそびの冒険」(復刊ドットコムで販売中)もありましたが、そんなに高くはなかったです。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~k-miwa/magic/magiccover.html
↑この三輪さんのページで、〈私の好きなマジック・本・ビデオ〉から〈抱きしめたいほど好きなトリック・本・ビデオ〉へと進んでください。本の紹介があります。

専門的なものでは、日本図書協会の推薦はないようですが、東京堂出版の「ロベルト・ジョビーのカード・カレッジ1~5」(けっこう新しい)とか、
白っぽい表紙のシリーズものでしたら、同じく東京堂出版の「奇術入門・シリーズ」(こちらは古いけど、価格はそれほど高くない)もありました。
奇術用品のメーカーであるテンヨーからは、たいへん高価な「ターベルコース・イン・マジック1~8」も出ていますが、「数巻セット」とはいいがたいですし・・・
http://www.tenyo.co.jp/magic/index.html
↑から〈製品紹介〉、そして〈書籍〉へと進んでください。

結局のところお役に立てなかったかも、ですね。ごめんなさい。


by おさむ at 2008-11-06 05:26:06
Re:探索中:手品の本

ターベルコースは書店売りはしない本なので違うかなぁと思います。

もしかしたら東京堂出版のシルクマジック大事典かなと予想。

今のところはこれぐらいしか思いつきません。「何の手品についてか」が分かれば、他に思いつくかも。


by apj at 2008-11-26 05:52:26
もしかしてターベルコースかも……

 表紙を見た感じで、一番近いのはターベルコースです。図書館協会選定の方が記憶違いで、こちらかもしれません。厚みといい装丁といい、ああいう感じでした。
 百科事典的にいろんな手品が網羅されていたはずなので、カードマジック限定というわけでもありませんでした。
 書店といっても、神田の古書店の1つで、一般の書店ではありませんでしたから置いていても不思議はありません。東京ディズニーランドの土産物売り場も一般書店とは言えませんし、マジックグッズコーナーに置かれていましたし。

 当時私が変えなかった値段ということを考えると、一番それらしいのもターベルコースです。学部学生で、一月の本代が2万円から3万円くらいで、生活費から何とか捻出していたという感じでしたから、6千円の本を買うのは、専門書であっても少し考えることになりました。


by KEN at 2008-11-19 19:48:19
ターベルコース

エントリーを読んで最初に頭に浮かんだのがターベルコースでした。昔の話ですが、私は日本語版が高すぎるので英語版を探して、かなり安く買いました(今も安く手に入るかどうか知りませんが)。

apjさんが、こんな本格的な本を買おうとするぐらい、手品に関心をお持ちであることを知ってなんとなく嬉しくなりました。


by apj at 2008-11-31 22:00:31
作る側を知りたいんですよ

 昔から、舞台でやってる手品を見せてくれるテレビ番組は好んで見ていました。
 種も仕掛けもありません、は単なるお約束として、注意して見たって物の見事にだまされるんですよ。そりゃもう気持ちよく。
 普段、合理的に考えるということをだまされない方向でやっているわけですが、だます方に使うとどういう考え方になるのか、手品の種を考える人達はどういう思考法をしているのか、といったあたりに興味があります。そうすると、ありきたりの入門書よりも、種を考える方に向かって訓練するようなものを読みたい、となるわけで。ターベルコースがこれに該当するかどうかわかりませんが、色んな人達の思考を辿ることはできるんじゃないかと思って、興味を持ちました。

 多分、種をある程度知ったからといってマジシャンの演技がつまらなくなることはないと思います。むしろ、プロの才能と訓練された動きの凄さを再認識することになって、より一層別の方向からも楽しめるようになるんじゃないかと。


by KEN at 2008-11-44 04:13:44
非合理現象の合理

>だます方に使うとどういう考え方になるのか、手品の種を考える人達はどういう思考法をしているのか、

仰るように、手品の種を考えることは、如何に合理的に非合理現象を生み出すかを考えるということですから、その体系を網羅したとも言えるこの本は最もよい選択だと思います。

特に4,5,6,7巻に解説されている mental や psychic 現象のマジックは素晴らしく、世に言われる「本物の超能力現象」が如何に「不思議さ」という観点でも貧弱かということがわかります。


by おさむ at 2008-11-56 09:36:56
おすすめは

そういう目的でしたら、私のお薦めは
『ジェイミーイアンスイスのクロースアップマジック』(ISBN9784490206418)です。最近発売された書籍で、書店で入手できます。

マジックハウスというショップでしか入手できませんが、GARY KURTZの『LEADING WITH YOUR HEADS(マジックの心理学的実践理論)』もおすすめです。こちらはタネについては書かれていませんが。

どちらも安くはないですが、ターベルコースよりは安いです。

あと関係ないですがプロジェクトアルファの話は面白いかも。

概説について書かれたサイトはこちら↓
http://www.skept.org/setsumei/debunk.html

細かく書かれたのはこちら(英語です)↓
http://www.banachek.org/nonflash/project_alpha.htm


by KEN at 2008-11-02 17:41:02
マジック大全

ご存じかもしれませんが、多数のマジックを演じることができるDSのソフト「マジック大全」は本当にすごいです。apjさんの目的にも沿っていると思います。

超能力でもないとあり得ないような現象を生み出すことが出来、またその原理にもうならされます。

こんなものが、簡単に誰にでも手にはいることが悔しいくらい。仮にこれが専門ショップで売り出す商品だとしたら、何万円の定価がつくと思います。


by apj at 2008-11-58 23:27:58
これですね

http://www.amazon.co.jp/dp/B000ICJDFS/

何か、随分安くなっちゃってますが……。
DSソフトは盲点でした。近くのゲームショップを覗いてきます。


by apj at 2008-11-01 03:02:01
中古で買いましたがトランプ欠品

DSソフトのマジック大全、近くのゲームショップに中古で出ていたので買いました。残念ながらトランプは欠品でしたが、値段は480円でした。


by KEN at 2008-11-58 05:34:58
Re:探索中:手品の本

手品ファンとしては480円は悲しくなってしまう値段ですね。

付属トランプ(裏からおもてがわかる、いわゆる”Marked Card”、手品売り場で入手可能)はあるに越したことはないですが、当然のことながら手品の本質的な原理はDS側にあるので、基本的な現象はできます。

われわれがコンピューターを使うときの常識(約束事)の裏をかいた巧妙な原理を知ったときは「やられた!」と思いました。「コンピューターを使った手品」だけでは不十分な表現で、「コンピューターを使わないとできない手品」ですね。