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プリズンツアー

Posted on 7月 17th, 2007 in 倉庫 by apj

(ネット接続がぼったくり料金のため、書きためた分をアップします)

 夕方、学会主催のExcursionで、フリーマントル刑務所のトーチライトツアーに。入り口で小さな懐中電灯を受け取り、ドラッグ所持の検査はこうやった、と実演付きで説明されたあと、内部のツアーへ。屋外シャワー施設の後や、運動場の跡などを見学した。内部は4階建てで、建物の真ん中が吹き抜けになっていて、両側に部屋がある。トイレは蓋と取っ手付きの缶だそうで、見本があちこちに置いてある。思わず蓋を取ろうとして止められてしまった。
 観光資源ということもあって整備をしているのだが、外から見た感じでは、
ウチの職員宿舎よりずっとキレイで立派
だった。ウチの場合、特に、古い方の職員宿舎なんか、検査してみたら姉歯物件も裸足で逃げ出すような有様だったわけで……。
 でもって房の内部を見学。
どう見てもウチの職員宿舎よりきれいなんですが……。天井も高いし。
「そういえば亀田先生のところに泊めてもらったことが……」
と言い出した人が居たのできいてみた。
「こっち(監獄)の方がキレイでは?」
「ちょっとここでは答えられない……」
即座に否定はできないと、まあそういうことかいなorz。
 別の独房を見る。
床面積、私が昔住んでたお茶の水大の寮の部屋と変わらないんですが……。
 更に別の狭い、ベッド付きの独房。小さな机みたいなのもあって、ここに引きこもると勉強できそうだなぁ、と。どうしてそれが日本人教員の一致した意見になるんだ。
ところで、河合塾の寮はもっと狭いですよねぇ……。(私は河合塾寮生活の経験は無いが、知り合いの人に訊いた限りではFremantleの独房の方が広い。一緒に会議に来ていた院生の一人が河合塾の寮の状況を知っていて、確かにその通りだという話だった)

 絞首台のある部屋も見せてくれた、2階建てで、天井附近の梁から縄が下がっている。縄に首を突っ込んだ状態で、手前のレバーを引くと扉になっている床が開いて死刑執行となる。刑務所作ってからこれまでに44人が死刑になった、という説明はまあいいとして、日本じゃ年間3万人が自殺してるわけで、縊死してる人の数、1年で44人なんてもんじゃなさそうなんですが…… (汗)。それ以前に、現役の大臣まで首吊ってるし。

 案内の人の話では、ホーンテッドな場所だということだったが、見れば見るほど何だか惨めになってくるのは何故だ?(泣)。

 トーチライトツアーのロゴの入ったミニライトはお土産品だそうで、もらって帰ってきた。なかなかに面白かった。