卒業研究配属決定

 本日、4月からの卒研生の配属決定が公開された。

 当学科では、卒業研究配属は完全成績順となっている。教員は17名居て、学生は自分が配属を希望する研究室の教員の名前を1位から17位まで書く。それを成績順に並べ替えて、成績優秀者から順に教員に貼り付けていく。一人の教員は最大三人まで学生をみることができる。成績上位者の1位から4位までがA先生を希望した場合、1-3位の人はA先生に決まり、4位の人は第二希望のB先生のところに配属される、という仕組みである。成績は、専門科目の取得成績で、優・良・可それぞれを3・2・1点と読み替えて合計点の順にする。合計点が同じ場合は、平均点や取得した科目数の多い方を優先する。おそらくこれがもっとも公平で、かつ、よけいな票読みをしなくていいやり方だろう。つまり、各自が自分の希望順位を正直に書くのが、もっとも幸せになれる行動ということになる。
 以前は、成績順に、第一希望で争って、決まらなければまた成績順に再度決定する形だった。これをやると、成績上位者の1位から4位までがA先生を希望した場合、4位の人は2回目の配属手続きで決まることになる。ところが、最初の手続きで4位の人の第二希望だったB先生のところに3人配属されてしまうと、4位の人は、希望順位の低い先生のところに行くことになってしまう。これでは、がんばった4位の人が非常に不利である。すると、4位の人は、周りの状況を見ながら、第二希望は無理でも1回目で第三希望あたりに入れるように票読みをすることになる。どうすると自分が一番幸せになれるか、今ひとつはっきりしない。
 それよりもっと前は、学生の自由な話し合いに任せていた。すると、どうしても声の大きい人の希望が通ってしまう。はじき出された気の弱い人は、希望と違う研究室に配属されて、めげてしまって途中で大学に出てこなくなるといったことが頻発した。さらに、所属学生0人の研究室ができることもあった。
 こんないきさつで、去年から完全成績順と決まった。これなら、専門科目が始まる時に周知されていれば、不公平感を持つことは無いはずである。

 さて、化学の王道はなんと言っても有機合成だし、最近はバイオも超人気である。私の所属する複雑系物質学研究グループは要するに物理化学であり、化学科だと何人かはマニアックにはまる人がいるが、それ以外の人からはむしろ敬遠される分野である。講義が数式使いまくりになるのだが、化学に来る人はもともと物理や数学が好きではない人が多いということが理由の1つである。ウチの学科に限らず、私の母校の化学科でもそんな感じだったから、どこでも似たような状況なのではないか。だから、教員一人あたり2人の配属だろうなと予想していたのだが、なぜか今年は一人あたり3人、合計9人がやってくることになった。希望順位は訊かなかったが、どうも第一希望の人も結構いるらしい。例年、ウチのグループに第一志望で来る人はほとんどいないので、ちょっと嬉しいかも……。
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